本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート149」だ。
諸君、昨日の引き続きです。
子路(しろ)答えて曰く、「無論おれは異存はない! ただし・・・」
バイザー京華(きょうか)、子路、顔回(がんかい)、子貢(しこう)の三人に会釈をして学而の間を出ていった。
子貢曰く、「『ただし・・・』何ですか?」
子路曰く、「回(かい)、子貢、口の堅いお前たちこのことだが、孔子先生や他の門人、それ以外の誰にも言うなよ! 約束できるか?」
顔回曰く、「先輩が『言うなよ!』と言われることは、この顔回、愛宕白山に誓って誰にも言いません!」
子路曰く、「口巧者(くちごうしゃ)な子貢、お前はどうなんだよ?」
子貢曰く、「先輩が嫌だと言うことなら言いませんが、せっかくの回さんの晴れ姿ですよ。 それに孔家一門のメンツがたったんですから・・・ たかが記念撮影じゃないですか。」
顔回曰く、「子貢君、たかが記念撮影とは何ですか! 私にとっては命がけのチャレンジに成功したんです。」
子路曰く、「回さん、すいません。 つい口がすべりました。」
顔回曰く、「わかっていただければ許します。」
子路曰く、「お前ら俺の話を聞けよ! 俺の個人的なことだが、『ただし・・・』には訳があるんだ。」
顔回曰く、「個人的とはどういうことですか?」
子路曰く、「実は俺、写真に写るのが苦手で、ズバリ、写真嫌い!」
子貢曰く、「えー、どうしてですか? 先輩はミーハーで目立ちたがり屋じゃないですか。」
子路曰く、「何事においても寛大な子路様にも苦手なものがあるんだ!」
子貢曰く、「へぇ~、ひょっとして写真写りが悪いので気にしているとか、ですか?」
子路曰く、「バカ言っちゃいけねぇ。 そんなんじゃないやい。」
子貢いわく、「じゃ何ですか? 『男』が売りの先輩がずいぶんはっきりしないですね。 ズバリ言って下さいよ!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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