本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート103」だ。
諸君、余談だが、本当かどうかは知る由(よし)もないが、孔子先生はプロレスラーで故人となったジャイアント馬場より背が高かったという一説もある。
身長は9尺6寸で、春秋時代の1尺(22.5㎝)で計算すると2m16㎝の長身となる。
ジャイアント馬場2m9㎝、格闘家のチェ・ホンマン2m18㎝である。
諸君の先生がジャイアント馬場やチェ・ホンマンの体格で講義をしているとイメージしてもらえば威圧感はすごいものがあるだろう。
そんな孔子先生から孔子塾の門下生は何を習っていたかというとすでに御存知であろうが、中国の周代の士としての必修科目とされていたと言われる『六芸(りくげい)』を学んでいた。
『六芸』とは「礼・楽・射(弓)・御(馬術)・書・教(計算・会計)」である。
孔子塾は、周の王室を尊んで、その良き治世の在り方を理想として体現し再興したいと願っていたんだね。
それにはまず、国を治める者が必要とする実利を伴った『六芸』に秀でた人材を養成して民のためにより良き治世をつくっていく為政者のタマゴの弟子を諸侯の家臣に取り立てさせようと働きかけていた。
理想の実現には、まず何をおいても「人を創る」ことが肝心だったんだ。
そのための孔子為政塾だったんだな。
いつの時世も同じですな!
またそんな反面!
「論語」子罕(しかん)篇に面白いことが記載されているんだ。
達巷(たつこう)党の人曰く、「大なるかな、孔子。 博(ひろ)く学びて名を成すところなし」。 子これを聞き、門弟子に謂(い)いて曰く、「われ何をか執(と)らん。 御を執らんか、射を執らんか。 われは御を執らん」。
とある。
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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