本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート102」だ。
諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而 (がくじ)の間」であります。
顔回小声で答えて曰く、「おねえさん、ずいぶんとあらぬ解釈ならび解説いたみいる。 今、連れがトイレに入っているから、戻ってきたらどうするかは決めることにします!」
女子店員曰く、「ご事情がおありでしょうが、やはり人としての礼義というものがあるんじゃないですか? 隣ですから挨拶ぐらいしてもへるもんじゃありませんよね!」
顔回小声で答えて曰く、「いや、それは十分わかっておる。 こちらもそうもいかん事情があってな!」
女子店員曰く、「そうでしたら名案があります!」
顔回小声で答えて曰く、「おねえさん、何かいい方法があるんですか?」
女子店員曰く、「はい、ございますよ! この生ビールはせっかくの好意ですから頂いておいて、隣の方は同じビールの中ジョッキを飲んでおられますから、こんどはお返しに同じものをお届したらいかがでしょうか?」
顔回小声で答えて曰く、「おねえさん、賢いねぇ。 それは名案ですね!」
女子店員曰く、「それほどでも・・・ どんぐりまなこのイケメンのお客様、どうせお連れさんがお支払になるんですから、この際遠慮されずに隣に同じものを持っていけば、挨拶する必要はありませんですよ。 私のほうから『隣のお客様が〝ありがたく頂きます。“と申しておられました。 その上で、〝頂くばかりではいけませんので、そちらさまも同じものを飲んでおられるとか・・・ ぜひ返礼返杯させて頂きます。“ということでお隣のお客様から仰せつかりました。』と言ってお届けしますからね! そうすれば『礼儀』に欠けずに無理に挨拶しなくともよいし、向こうから挨拶してくるかもしれませんがねぇ。 それはそれでこの場はとりあえずおさまるというもんじゃございませんか?」
顔回小声で答えて曰く、「おねえさんの言う通りだ。 それなら『礼』を逸せずどちらも立つというものです。 ぜひそのようにして下さい!」
女子店員曰く、「では早速にそうさせて頂きます。」
諸君、顔回は「礼」という言葉にいたく過敏であるんだ。
おねえさんに「礼儀にはずれる。」と言われてしまうと、即座に「パブロフの犬」のごとく条件反射してしまうんだね。
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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