本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート97」だ。
諸君、居酒屋「ざ・論民」2階トイレ内であります。
子貢(しこう)、小便器の中央の的に集中して曰く、「まずは深呼吸して、フゥーウ! それから次は心を心の対応するものに捉わしめず、心に標的を完全に捕捉する。 ロックオン完了! 子貢、落ち着け! 発射の合図を待て! レディー、スリー、ツゥー、ワン、ファイヤー!」
子貢の発射したおしっこが小便器の的の中央を射抜くように命中する。
子貢思わず感嘆して曰く、「的中! やった!」
しばらくして子貢冷静さを取り戻して曰く、「敵(てき)バルチック艦隊、旗艦上方甲板に命中せり!」
諸君、せっかくの機会であるから、ここで正しい集中の在り方について述べておきたい。
生前にも話してはいるが、改めて補足しておこう。
「心の前に現われた事物現象なり、または仕事やスポーツなどに、他意なく一心不乱に心が注がれる状態を精神統一というのではない。 それは精神統一の最も大切である条件である『集中』ではなく『傾注』であり、『執着』であり、極言(きょくげん)すれば『凝滞(ぎょうたい)』であり『放心』なのである。 つまり心がここになく他所にもっていかれている状態は『集中』ではなく『傾注』である。 真正の集中とは、事物事象を心の中に集約して一点に捉えることである。 心を心の対応するものに捉わしめず、心にそれを完全にロックオン(捕捉)することである。」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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