2010年4月26日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート93

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート93」だ。

諸君、子路篇に
「子曰く、中行(ちゅうこう)を得てこれとともにせずんば、必ずや狂狷(きょうけん)か。 狂者は進みて取り、狷者はなさざるところあり。」
とある。
友人を選ぶなら中道を行く人と深交を結びたい。
自分が玉石混淆(ぎょくせきこんこう)の玉であれば、同じものはよく引き合い、お互いに御縁がもてるであろうが、只今そのような人物が見出せないのなら他の俗人俗物よりは、一つのことに異常とも思えるほど熱中する気魄(きはく)の人と交わりたい。
一つのことを極めようとする意志と情熱は、魂の王道に通ずる君子への道である。
その道の先には、あるがままの真理があるんだ。
つまり初一念を貫徹する意志の強さは一つのことに打ち込む『狂の人』とも通ずる。
どんな道でもその道の達人の方々は『狂の人』である。
また、『狷(けん)の人』とも交わりたい。
狷の人は、してはいけないことを知っている。
してはいけないこととは、物事の筋道に合わない道理に背(そむ)くことは、決してやらない。
つまり本心良心に悖(もと)ることは、決してしないのである。

神北(かんぺき)、学而(がくじ)の間に目を向けて独り言をつぶやいて曰く、「ここんとこ毎晩飲んでいるだけで成長がないよなぁ。 感動がないんだよなぁ。 狂の回(かい)さんや狷の子貢(しこう)さんと酒を酌み交わしとことん朝まで生テレビで討論を交わしたいものだ。 いずれ『刎頸(ふんけい)の交(まじ)わり』を持てるような、友や師を得たい! これが私の本心からの願望なんだ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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