2010年4月17日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート84

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート84」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

回(かい)小声で曰く、「子貢(しこう)君、私は私の在りのままを素直に行っているだけなんです。 先生に気に入られたいとか、身贔屓(みびいき)されたいがために、いい子ぶりっ子していることなど微塵もありません。」

子貢小声で曰く、「回さん、実は先生から回さんの人物評について自分と比較して問われる以前は、子路(しろ)先輩の言う通り、先生は身贔屓が過ぎると思っていました。」

回小声で曰く、「子貢君は案外正直だね!」

子貢小声で曰く、「恐れ入ります。 回さん、本音を言えば、先生に気に入られたくって、あえて自分を回さんより一目(いちもく)遜(へりくだ)って打算的に表現をしたんです。 しかし、先生は私の言を取って、さらに謙虚でむかえてくれました。 これで自分の驕(おご)りと自惚れがいかばかりか見えてきたんですよ。 せん越ながらいつからと申せば、そのことがきっかけでその時から先生と回さんの見方が変わったんです。」

回小声で曰く、「子貢君、君は実に実直な方だ。」

子貢小声で曰く、「先生は私と同様なのだと言ってくれました。 その上を行くのが回さん、あなたと言うことになりますよね! 師(し)自ら『回は上である。』と言うのであれば、ぜひ回さんから見た先生の人物評を忌憚(きたん)なく語って頂けませんか。 ぜひ、おうかがいしたい。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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