本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート73」だ。
諸君、「食不語。 寝不言。」とある。
「孔子先生は、食事の時はこむずかしい話をしなかった。 『さあ、寝るぞ。』と決めて床に就いてからは、しゃべらなかった。」
「食不語」とは、自分の好きなものを食べて、陽気に明るく楽しい会話をすることで、より一層神経作用が消化機能を促進し、栄養物が本来の滋養効果として、十分吸収されるんだ。
ご存知だろうが、「寝不言」とは、眠りに就くまでの間、何にも考えないで眠りに入るのが本当の理想なんですよ。
思ったり考えたりすることがパターン化して固定観念となって、良くも悪くも個人の習慣の言葉として表現されるんだね!
諸君も夜の寝際、出来るだけ昼間関係した消極的なことを思い出さないようにすることが肝心だ。
もの言えば、くちびるがさむくなるからじゃないんだよ。
孔子先生も寝際はしゃべらなかったということは、多分何も考えずに寝ると決めていたんだろう。
「人間の夜の寝際の心は、『特別無条件同化暗示感受習性』という状態になっていて、ちょいとでも、考えたことはパーッと潜在意識にインプレス(刻印)されちまうんだ。 だから、昼間どんな腹の立つことや悲しいことに関係した場合であろうとも、夜の寝際の心の中は断然それを持ちこんじゃいけないの。」と生前の天風が語っている通りですよ。
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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