本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート68」だ。
女子店員曰く、「それでお客様の『ちょっと聞きたいこと』って何ですか? ひょっとして私を口説くつもりですか?」
「いやいや、そうではない! 隣の客はよく柿食う客だ! 違うか。 もとい、隣の客はよく飲みに来る客かい?」
「はい、常連さんです!」
「どこの方かわかるかい?」
「はい、孔家の門人の方です。」
顔回小声で曰く、「やはり、そうか!」
子貢、女子店員に問うて曰く、「もう一つだけ聞いていいかい? かわいいおねえさん!」
「あら、いやだ。 今度は『かわいい』ですか?」
「そうだ。 おねえさんはきれいとかわいいのイチゴ大福だね!」
「お客様、きれいとかわいいのイチゴ大福って何ですか?」
「おねえさん、それはね、中身は選りすぐった赤いイチゴでしかもみずみずしくキュートだ。 それでいて、上品な甘さのアンが絶妙にマッチングしている。 そのアンをモチモチした白い生地で優しく包んであるとびきりのスイーツだ! つまりおねえさんは、きれいとかわいいが一体となったイチゴ大福なんだよ!」
「私って、きれいとかわいいが一体となったイチゴ大福なんですか?」
「そうだよ! そのままのものだよ!」
諸君、子貢の会話は実に流暢(りゅうちょう)で見事だね!
ちなみに孔子先生はと言うと、居住地での私的生活、つまり自宅でくつろいでいるときは身の回りの世話をする者たちにも逆らわず、従順であまりにおとなしく、無口でろくすっぽ人と話も出来ないふうであったとか。
ところが一たび、公の場に出れば、人がうって変わって、見違えたように筋道を立てて、テキパキと意見を述べ、それでいて慎み深かったとか。
私の生前の晩年は何となく孔子先生と似たところがあったね!
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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