本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート62」だ。
諸君、舞台は変わってここは孔子書院の間であります。
子貢(しこう)曰く、「先生、申し訳ありませんが、すっかり話に夢中になってしまい、回(かい)さんとの待ち合わせ時間に遅れてしまいました。 大変貴重なお時間をありがとうございます。」
「それはいかんな!」
「回とはいつ約束をしたのだ!」
「はい、こちらへ赴(おもむ)くとき、道すがら、帰宅の途中の回さんを見かけました。」
子曰く、「それでどうしたんだ。」
「そのとき、いつもの回さんにしては、肩を落として元気がないようにお見受けしたものですから、こちらから声をかけました。 先生の帰参のご挨拶が済みましたら、留守中当番を回さんに代わっていただきましたお礼をこめて、久しぶりに二人して飲みませんかとお誘いしました。 回さんは、私の誘いを快く受けてくれましたので、居酒屋『ざ・論民』でPM7:00に待ち合わせをしましょうと約束をした次第です。」
子曰く、「そうか、待たせてはいかんな、早く行っておやりなさい。」
「はい、遅れるかもしれないので、回さんには、先に飲んでいて下さるように話しておきました。」
「子貢よ、いやいや、そうじゃないよ。 それはまずもっていかんな! 回は礼をわきまえている人物だ。 子貢がくるまで、だまって待っているのが回だ。」
「はい、そうです。 来るまで待っていると言っておりました。 律儀な方です。」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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