2010年3月26日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート62

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート62」だ。

諸君、舞台は変わってここは孔子書院の間であります。

子貢(しこう)曰く、「先生、申し訳ありませんが、すっかり話に夢中になってしまい、回(かい)さんとの待ち合わせ時間に遅れてしまいました。 大変貴重なお時間をありがとうございます。」

「それはいかんな!」

「回とはいつ約束をしたのだ!」

「はい、こちらへ赴(おもむ)くとき、道すがら、帰宅の途中の回さんを見かけました。」

子曰く、「それでどうしたんだ。」

「そのとき、いつもの回さんにしては、肩を落として元気がないようにお見受けしたものですから、こちらから声をかけました。 先生の帰参のご挨拶が済みましたら、留守中当番を回さんに代わっていただきましたお礼をこめて、久しぶりに二人して飲みませんかとお誘いしました。 回さんは、私の誘いを快く受けてくれましたので、居酒屋『ざ・論民』でPM7:00に待ち合わせをしましょうと約束をした次第です。」

子曰く、「そうか、待たせてはいかんな、早く行っておやりなさい。」

「はい、遅れるかもしれないので、回さんには、先に飲んでいて下さるように話しておきました。」

「子貢よ、いやいや、そうじゃないよ。 それはまずもっていかんな! 回は礼をわきまえている人物だ。 子貢がくるまで、だまって待っているのが回だ。」

「はい、そうです。 来るまで待っていると言っておりました。 律儀な方です。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

0 件のコメント:

コメントを投稿