2010年3月25日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート61

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート61」だ。

諸君、神北(かんぺき)の心がチクチク痛むのは、本心良心の呵責(かしゃく)なんだね。
気が咎(とが)めてくる心境のことですが、これを「気咎(きとが)め」と言って、私が生前、人の誠の大切さや本心良心の話をする中でよく話をしたことなんだがね。

子貢(しこう)を待ちながら、悶々としていた顔回(がんかい)であったが、隣の部屋から子路(しろ)と神北にそっくりな声がもれ聞こえてくる。

「あれ、はてな? ひょっとしてあの声は、子路先輩と神北君じゃないか! もしかして、二人して隣の部屋で飲んでいるのであろうか?」

顔回、パーテーションに近づく。
口の中にたまった唾液をゴクッと飲みこみ、息を殺して、パーテーションに自分の耳をピタッとくっけた。

「おい、それはそれとして、顔回のやつ、相当まいってるみたいだな!」

「かなりまいっている様子でしたよ!」

「おお、そうか、ざまあみろ!」

顔回、パーテーションから耳を離した。
奥歯をグッと噛みしめながら、両こぶしを力いっぱい握りしめた。

顔回心の中で叫んで曰く、「間違いない。 子路先輩と神北君だ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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