本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート60」だ。
諸君、まさか、偶然、顔回(がんかい)が隣にいるとは・・・
悪いことは出来ないものだねぇ。
「ところで先輩、先生に何て言われたんですか?」
「定期講義に、俺もおまえも出てないものだから、注意されたんだ!」
「それだけですか、先輩。」
「それと、神北(かんぺき)には休まず講義に出席するようにと、子路(しろ)から伝えてくれとのことだ。 おまえ、明日から何もなかったかのように、平然として講義を受けるんだ。 いいな! 先生や回からいろいろ聞かれても余計なこと言うなよ!」
「はい、先輩は出席しないんですか?」
「俺か? 顔回と顔を合わせにゃならんからな… まー、そこらへんは上手くやるよ。」
子路曰く、「おい、それはそれとして、顔回のやつ、相当まいってるみたいだな!」
「かなりまいっている様子でしたよ!」
「おお、そうか、ざまあみろ!」
神北曰く、「先輩、何かだんだん顔回さんが気の毒になってくるんですよ!」
「神北よ、顔回に同情してるのか?」
「そう言う訳じゃないですが、回さんは、真面目だし、怒らないし、親切だし、努力家だし、先輩が嫌うような人物じゃないですよ!」
「神北よ! 何言ってんだ。 回は俺と違って、先生にズケズケ物は言わないし、くってかからないからな。 いい子ぶりっ子しやがって、先生に気に入られることばかり考えてんだよ。 そういうこすからいとこが俺は気に入らないんだ。」
「そうですかね~。 そんな風には見えませんがねぇ~?」
「おい、おまえはどっちの味方なんだ?」
「先輩、こう言っちゃ何ですがね、回さんの大きなどんぐりまなこで、さらに瞬(まばた)きしないで見つめられますとね、何か悪いことしてるのかなぁ?ってそんな気になってくるんですよ。 私のおむねが、チックチック痛むんですよ!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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