2010年3月7日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓〜論語創作ものがたり パート43

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート43」だ。

私の解釈は別としても、こんなことが「論語」の中に載っているんですよ。

回は実の息子以上の存在であって、孔子先生の後継ぎで、頭が良くて、勉強大好きで、なおかつ思いやりがあって、優しく気立てがいい。
とくりゃ、そりゃ身贔屓(みびいき)もしたくなるのが人情だね。
えこひいきもする。
回の悪口言われりゃ、すぐかばいたくなる。
回をいじめるやつは、同門の弟子でも許さない!
以上のことで子路の嫉妬もうなずける一面もあるね!
火のないところに煙は立ちませんよ。
何故って?
それは、顔回に関しては、父子の接し方であって、他の門人との接し方態度とはあきらかに異なっていたんだろうね。

諸君、そんなこんなで、子路のち密な計画は、思惑通りにはこんだ。
孔子先生、顔回、子貢の三人だけには、耳に入らなかったんだ。
顔回いつも通りに、早朝より働いて、一椀の雑炊をすすり、白湯を飲み、書籍を布に巻いて、腹帯としてしっかりと腰に巻いて、身支度を整えた。
とにかく、学問が三度の飯より好きな顔回君なんだな!
孔子塾門前に来ると弟子は必ず教えを謙虚に乞う姿勢を一礼(おじぎ)をすることによってその意を表すのがならわしであった。
顔回は、師に対する姿勢が際立っていたんだ。
日本の神様ではないから、二礼二拍手一礼をしたかは定かではないが、「一礼(おじぎ)をするとともに、本日も師について学べることを心より感謝します。」という口上を述べて門をくぐっていたとか?
そして、後輩であろうと、近所のおばさんであろうと、子供たちであろうと、自ら率先してあいさつすることにしていた。
礼儀正しい好青年何だね、回君はね!
こんな青年は、やはり人から好かれるんですよ。

子曰く、「なあ、回よ、教養を広めると同時に、これを礼によって集約する実践態度、これこそ君子
としての義務に忠実なものと言えるだろう。」との教えを素直に聞いて、実践している回君なんだ。
これが人から好かれるコツでもあるんだ。
だから好かれようと思わなくても勝手に好かれちまうんだね!


この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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