本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート38」だ。
諸君、論語の中に孔子先生と顔回と子路のこんなやり取りがある。
孔子先生が顔回に向かってこう言った。
「いったん登用されれば全力で発揮するが、認められぬときはじっと静観している。 こういう境地に安住できるのは、私とおまえぐらいのものだろうな。」
これを聞いていた子路は面白くなくって、黙っていられなかった。
孔子先生にくってかかるんだ。
「それならもし先生が大国の総司令官になられた場合は、どんな人物を頼りにしますか?」
「子路よ、素手で虎に立ち向かったり、歩いて黄河を渡るたぐいの無茶でおろかな命知らずはごめんだね。 むしろ臆病なほど注意深く、成功率の高い用意周到な綿密な計画を立てる人間の方が頼りになるよ。」と皮肉られたんだ。
子路、そう言われていたものだから、今回は、子路なりに考えて計画的に行動しているんだろうね?
「先輩、上手いこと言いますよね! それって、嘘も方便て言うんですか?」
「ばか言ってんじゃねえ! 大義名分て言うんだ! よく覚えておけ!」
「はい、先輩の言われる通りに上手くやりますよ! 任せておいて下さいな!」
「ドジるんじゃねえぞ! くれぐれも、先生と回と子貢には、気づかれぬようにやるんだぞ!! いいな!」
「合点しょうちのすけ! では早速取りかかります。」
「たのんだぞ!!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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