本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート37」だ。
諸君、神北、調子のいい、目立ちたがりやだが、憎めないところもある。
しかし、何者だろうね?
子路(しろ)曰く、「神北(かんぺき)、おい、調子にのるんじゃないぞ!」
子路、すかさず神北の首根っこをつかまえてはがいじめにする。
神北こたえて曰く、「先輩、苦しいですよ! ゲホ! ゲホ! 息できませんよ! ゲホ! ゲホ! ゲホ! はぁ~、殺されるかと思いましたよ! 先輩、とにかく落ちついて下さいよ! 先輩の約束は忘れていませんよ!」
「嘘を言うな!」
「本当ですよ!」
「必ず先輩の言う通りにしますから!」
「じゃ早速、俺の言う通りに始めてもらうぞ!」
「あいあいさ~! すぐ子路先輩の計画を行いますです!」
「おまえ調子のいいやつだなぁ! いいか、神北よ、居酒屋『ざ・論民』で俺との約束は覚えているよな! 忘れたとは言わさねえぞ! おまえは忘れてもこの背中の桜吹雪が忘れちゃいねえぜ!」
「先輩、いつから遠山の金さんになったんですか? 大丈夫ですよ、忘れちゃいません。 はい、はっきり覚えてますよ!」
「そうか! じゃここで言ってみろ!」
「はい! まず門人連中に、それとなく話しかけて、『顔回と口をきいてはならない! 完璧に無視するように! 子路大先輩の御命令だ。』と伝えるんですよね!」
「ばかやろう! 違うだろう、それではただの弱い者いじめじゃねえか。 いいか神北! 子貢が能力は俺のほうが上なのに、先生は顔回ばかり可愛がる。 子貢が不平不満を言ってきたので、心やさしい子路先輩が、グッチー(愚痴)を聞いて、相談にのってやったんだ。 弟子同士、不平不満や嫉妬がつのれば、孔子一門の結束が乱れる。 また、世間にうわさが流れれば、先生と門人の恥ともなる。 これでは君子たるものを目指す門人の一人として、はたまた『仁』の道を極めんと志すものとして、道義がたたぬから、ここで大先輩の子路様が男気を出されて、これを正そうということだ。」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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