本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート33」だ。
諸君、諸君は一を聞いたらいくつ「わかる」を知ることができますかな?
私なんかは百を聞いて一わかるかな?
諸君はいかがであろうか?
「そうか、これで決まりだね。 神北(かんぺき)殿これより孔子塾門人とする! 諸先輩の指導を仰ぐとよい!」
神北答えて曰く、「はい、ありがとうございます! 『仁』の体現を目指していく所存です。 孔子塾門人の一人として恥ぬよう心がけて精進いたします!」
「子路(しろ)よ! 由の紹介であるから、神北の面倒をよくみるように。 いいな!」
子路問て曰く、「先生、けつの青い回(かい)や子貢(しこう)の意見で決めるやり方は、正直言って気にいりません! 由は納得できません! 神北の入門について先生はどう考えておられるか、先生のご意向をおききしたい!!」
「子路よ、お前の話があったときから、神北の入門は許していたんだよ!」
子路日<、「では何故、回や子貢に決めさせるのですか?」
「実は、先日、子貢と話をした。 『子貢よ、回と君はどちらが上だと思うかね?』と問う
たんだよ! ここにいる子貢は、『顔回先輩はーを聞いて十を知る。 一方、私は、一を聞
いて二を知る程度です!』と私に答えたんだね。 子貢よ、そうだったね!」
「はい、そのように申し上げました。」
「この返答で、今朝の入門者の話を聞いて、優等生の回と子貢の二人に入門の選択をまかせることにしたんだよ。 君子の立場より鑑(かんが)みて、人を正しく見極めるという機会は回と子貢の両人の実学になると考えたからだ。 子路、合点がいったかね?」
諸君、孔子先生にはそういう意図があったんだね。
孔子先生は、天分の天命をもった天性の教育者なんだね!
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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