2010年2月17日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート25

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート25」だ。

諸君、孔子先生は名は丘(きゅう)、字(あざな)は仲尼(ちゅうじ)、諡(おくりな)は文宣王。
魯(ろ)の国の山東省曲阜県昌平郷陬邑(さんとうしょうきょくふけんしょうへいごうすうゆう)という町で生まれた。
紀元前552年とされる。
シャカムニ(釈尊)とほぼ同時期で、ギリシャの大哲学者ソクラテスより80数年早い。
魯国は中国周代諸侯国の一つ。紀元前十一世紀に周の武王が弟の周公旦(しゅうこうたん)に与えた領地で、都は山東省の曲阜。
孔子の生まれた春秋時代から国勢は振るわなかったが周の文化を最もよく伝えられるとされる。

子曰く、「そうか、ではよかった。 神北(かんぺき)殿、失礼なことを言うようだが、そのいでたちは宮中の正式なものではないか? 貴殿は着付けも礼法にかない心得ておられ、堂に入っておられる。 神北殿、貴殿の所作もまた作法にかなっておられる。 それなりの出の方と御見受けするが? 失礼なことをお聞きするが、貴殿はどこのどなたかな? 物言いからして子路(しろ)とはそぐわぬようにみえるが・・・ 由(ゆう―子路)とはどこでお知り合いになられたのかな?」
 
神北曰く、「はい、実は、昨日夕方より居酒屋『ざ・論民』で、はじ・・・」
 
子路、間髪入れず二人の会話の中に言葉をはさむ。

言葉をはさんで子路曰く、「ああ、先生、そんなどうでもいい話はよしましょうよ。 こいつ、先生の門人として学びたい一心でここにまいったんですから。 先生、それとこいつ気が利くんですよ。 先生の生まれ故郷の山東省の地ビールを手土産に持って来たんですよ。」

「そうか、私の好きな地ビールとな、そりゃすまんな。」
 
「はい。 青島(チンタオ)ビール、のど越しすっきり〈生〉、期間限定のプレミアムで新発売のものだそうですよ。」

「おお、それはそれはありがとうよ。 キリン、アサヒ、サッポロ、サントリー各ビール会社の関連競争も命がけのしのぎを削っていると巷の噂で耳にしておりますがね! 政治を中心にどの産業も大変な乱世の時代になりましたな! ハハハハハ!」

トントン! トントン! トントン!(これノックの音ですよ。)

「顔回(がんかい)であります。 先生、お呼びでしょうか?」

「おお、回か、待っていたぞ。 さあ、入ってきなさい。」

「はい、では。」

いよいよ、待ちに待った孔門第一と呼び声高い、顔回初登場であります。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

0 件のコメント:

コメントを投稿