2009年11月11日水曜日

木を見て森を見ず! 森を見て木を見ず!

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「木を見て森を見ず! 森を見て木を見ず!」だ。

紅葉も見ごろを少し過ぎましたかね?
日本の紅葉は私にとっては言い知れぬ独特の風情を感じるね。
赤や黄の燃え立つような、深い色合いのグラディエーションとコントラストはなんともいえませんな。

諸君、「木を見て森を見ず!」こんなことわざあるの知ってますかい?
事物の末梢的部分にこだわりすぎて、本質や全体をとらえられないことのたとえです。
ではこれを180°正反対にとらえてみると・・・
「森を見て木を見ず!」
全体はとらえることが出来るが、森の中の一本一本の木々がどうなって、このような素敵な森を作っているのか?形成しているのか?の細部がとらえられない逆から見た勝手なたとえです。
富士山も晴れた日に遠くで見ると「ああ~いいねぇ、富士山は日本一だ。 富士山はやっぱり美しいねぇ・・・」
かたや、富士登山して、六合目七合目辺りを見渡せば、風も強く、大きな溶岩がゴロゴロ!!
岩肌は黒く焼けて、近くで見るとちっとも美しく見えない。
「来てみればさほどでもなし富士の山」だな。
でも同じ富士山なんだよな。
見る位置で、断然変わってしまうね!
どちらもありですよ。
見方、目の付けどころで見え方は当然変わります。
同じ紅葉(もみじ)ていったって、色々な木々があります。
色々な楓の木がありますよ。
一本一本の木はそれぞれ表情も異なります。
よ~く観察しないと、わかりません。
枝葉はどう付いて、どのように色づいていくのか?ね。
気を入れて真剣に観察すると、気づかなかった自然循環の生命の営みを垣間見たような気になります。
不思議です。
人生は所詮心一つの置きどころ、目の付けどころなんですよ。
今日一日、真我とともにあらんことを・・・


天意天風

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