本日の一日一話。
天風人語のテーマは「双葉山定次、あの世(仏界)からほえる!! 現!!平成相撲界および相撲協会に物申す パート2」だ。
双葉山が現役を引退して特に懇意にするようになったんだがね、ここで彼の代弁をしながら話をまとめてみよう。
大分から上京して新弟子として立浪部屋に入門する。
勝って勝って出世して「故郷へ錦を飾りたい。」
親戚や友人知人ならび地元の応援ひいきの衆の方々にこれまでになったんだと喜んでもらいたい。
大分を代表する力士になるんだと決めていた。
そんな折、風呂たきの番をしていて、親方の独り言を聞いた。
「あいつはいい体をしている。将来、必ず横綱になる。」
親方の言葉で俄然「俺は将来必ず横綱になる。」
これが、潜在意識にそのまんまインプレス(刻印)されたんだな。
とにかく勝つか負けるかの白黒はっきりした分かりやすい世界だ。
厳しい角界で勝ち抜いていくには、心技体、三つとも最強であらねば、横綱にはなれない。
不惜身命、強い心、磨き抜かれた技、よく稽古して鍛錬された体が資本だ。
彼の考える相撲道は、丸い土俵の中は、天と地を結ぶ聖域なんだ。
力士とは、天と地のド真中で裸一貫、廻し一つをしめ、己の心の力と技の力と体の力が勝負である。
大相撲は、世界のスポーツとは断然意味が違うんだ。
相撲は、天皇家の宮中の年中行事の一つである。
歴史と伝統と格式がある。
何故相撲が日本国の国技なのか。
その意義は、丸い土俵で、何一つ武器を持たず、持てるのはおのれの身体のみである。
勝っても負けても遺恨を残さず丸く納める。
全国各地の力自慢の代表を出す。
その代表が力士なんだ。
力士と力士のガチンコ勝負、どちらの地元の神々さんも、どちらが勝っても、ここは丸く納めようじゃござんせんか。
東方、西方、ぐるりのます席の御来場の相撲ファンの神様仏様、よろしいですね。
間もなく制限時間いっぱいになりますが、どちらが勝っても負けても丸く納めて文句なしで受けて下さいね!
ます席の地元力士応援、声援の神様方、よろしゅうござんすね!
と、何度も念を押して、日本の国の中で、各地の神が争うことなく、丸く納めて、調和をとっているのが相撲なんですよ。
いろいろ言い分はあるだろうが、相撲で丸く納めようぜ!!
これは勝ち負けだけのスポーツではありませんよ。
この続きは明日また。
今日一日、真我とともにあらんことを・・・
天意天風
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