本日の一日一話、天風人語のテーマは「富士山の樹海と煩悶(はんもん)と懊悩(おうのう)」の2回目です。
自己を成長させたい! 健康になりたい! 幸福になりたい! とする欲求願望のなかに悩みもし、煩いもし、葛藤もおこる。
生前に、「人生の幸福というものを安易な世界に求めてはいけない」と語ってきた。
無事平穏であることを、幸福の目標にしないこと。
本当の幸福は、多くの人が忌み嫌う苦悩というものの中にあるぞ。
その苦悩をたのしみに振り替えるところにあると語ってきた。
部屋が暗かったら、照明をつける。
雨が降れば傘をさす。
当り前のことだが、煩悩と懊悩の渦中にあると、自己を見失いがちになる。
まず自分の今ある立ち位置をしっかり見極める。
足元を見すえるということだ。
足元が確認できたらば、とにかく沢づたいに見通しのよい高い所に出る。
さらに足元を見る。
立ち位置を足踏みして確認する。
そして、見晴らしのよい所までさらに登りなさい。
必ず展望は開けると信じて疑わないこと。
いいね。
たいがい、展望台は、暗い森の中にはつくらないのが道理。
展望台は、眺望が開けたところにあるものだ。
自分の心を見晴らしのよい所へもっていきなさいよ。
周囲がよく見渡せると同時に、自分の立場もよくわかるようになるんですよ。
今日一日、真我とともにあらんことを…。
天意天風
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