2010年11月7日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート288

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート288」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

ここは、神農廟大ホールであります。
中央のステージに演台が置かれ、客席側から見て、右側にテーブルとイスが3席置かれていた。
そのテーブルの前面に、「世界一の儒家、孔子塾 塾頭 孔子先生」「孔子塾 塾頭補佐顔回(がんかい)先生」次に「孔子寮 寮長 子路(しろ)」と肩書と名前が書かれていた。
左側は、イスが7席置かれ、肩書と名前が書かれていた。
それぞれの肩書と名前は、「司会典礼役兼任弁舌科担当講師 子貢」、「宰我」、「徳行科担当講師 閔子騫(びんしけん)」、「冉伯牛(ぜんはくぎゅう)」、「仲弓(ちゅうきゅう)」、「政治科担当講師冉有(ぜんゆう)」、「文学科担当講師 子游(しゆう)」、「子夏(しか)」である。
ちなみに子路は政治科担当講師、顔回は徳行科担当講師であった。
顔回は昨日までステージに無かったテーブルとイスとその書かれてあるものに、大きなまん丸の目をさらに丸くして驚いた。

顔回独り言を言って曰く、「何じゃこりゃ! 一体誰がこんな真似をしたんだ。 ここの責任者は誰だ! すぐ片づけさせよう。」

顔回は、準備しているスタッフAに向かって言った。

顔回曰く、「おい、君! ここの責任者を呼んでくれたまえ!」

スタッフA曰く、「はい、すぐ呼んできます。」

会場設営の責任者らしいBが来て答えて曰く、「何をおっしゃるんですか。 ここの総責任者は顔回補佐じゃないですか。 寝ぼけたこと言ってはこまりますよ!」

顔回曰く、「私は、このようなものを『用意せよ!』と指示をした覚えはありません。 何かのミステークです。」

スタッフB曰く、「おかしいな。 昨日、孔子先生の下男の方がこられて、『総責任者塾頭補佐の顔回先生の御命令で、これこれこのように準備せよとのことです。 間違いのないようにお願いします。』と貼り紙と指示書を持ってこられました。 それには、顔回さんのサインと孔子先生の許可印がありましたよ!」

顔回曰く、「え~ぇ、私はサインなどしていませんよ!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

0 件のコメント:

コメントを投稿