本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート169」だ。
諸君、昨日の引き続きであります。
子路(しろ)曰く、「終点のバス停を降りると地元の人が待っていてくれて、目的地の学校まで道案内をしてくれた。 俺は付き添いの先生と殿(しんがり)にいたんだ。」
顔回(がんかい)曰く、「それから・・・」
子路曰く、「総勢30人余りだろうか・・・ 山道をリュックをかつぎ水筒をぶら下げて山道を登って行った。 俺と先生が殿のはずが、何故か後ろから一緒について来る人の気配を感じたんだ。 それで後ろを振り向くと誰もいない。 『おかしいなぁ?』と前を向いて歩きだすと後ろから左肩を軽くポンポンと叩かれたんだ。」
顔回曰く、「む~ぅ。 面白くなってきましたねぇ・・・」
子路曰く、「また後ろを振り向くと誰もいない! この子路様をなぶるのは、いったい誰だ?先生が俺をからかっているのかと思って聞いてみたんだ。 『先生、いいかげんにからかうのはやめて下さいよ。』 すると先生、きょとんとした顔でこう言ったんだ。 『俺は何も子路にはしてないぞ。 子路君、実はね。 去年も付き添いで児童を引率したんだ。 そして去年と同じように殿を務めたんだ。 その時一緒にいた6年生の男子が君と同じことを聞くんだよ。』」
顔回曰く、「それから・・・、それから・・・」
子路曰く、「おれに先生はこんなことも言うんだ。 『後ろには誰もいないのに、その後をぞろぞろとついて来るものがある。 そのついて来ているものが左肩を叩くんだろうね!』 『先生、それはどう言うことですか?』『どうやらここらへんは出るらしい・・・』」
顔回曰く、「きゃあ~こわい! 何がでるんですか?」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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