本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート157」だ。
諸君、昨日の引き続きです。
先進の間で神北(かんぺき)は子貢(しこう)に「事の真相やいかに」と詰め寄られ、同じく学而の間で発端をつくった子路(しろ)に顔回(がんかい)がガチンコで「真意やいかに」と詰め寄った。
本音で語りあえる対話処 居酒屋「ざ・論民」で繰り広げられる人間模様であります。
改めてここは子貢と神北のいる先進の間であります。
神北沈黙を破って曰く、「子貢さん、数々の御無礼お許し下さい!」と深々と頭(こうべ)を下げた。
子貢曰く、「神北君、私は理由のないのに君に頭を下げられても却って不自然じゃありませんか? 私はこの度の回(かい)さんに対する子路先輩や神北君、そして門人門下生の無礼、不敬、不遜ならびに孔家の門人に対してあるまじき礼を逸した振る舞いは、孔子先生の仁を志す者として最も嫌うことで恥とすることですよ。」
神北平身低頭して曰く、「子貢さんのおっしゃる通りです。 面目(めんぼく)ありません。」
子貢曰く、「神北君、私は君に何度も頭を下げ謝られても、これは私自身が直接受けた当事者ではないんです。 許しを乞われるのなら回さんに対してですよね。 しかし、 あなたも子路先輩に止められているのか、義理立てしているのか? 事の真相を言えない理由があるのでしょうから、今ここで君に問い詰めるのはやめにします。」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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