本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート154」だ。
諸君、昨日の続きです。
子貢(しこう)曰く、「『回(かい)さん、これから私は孔子先生のところに御報告にあがるところです。 もしお急ぎでなければ留守中に私の当番を回さんに代わっていただきました。 お礼に一献(いっこん)差し上げたいがいかがでしょうか?』と私から誘ったんだ。」
神北(かんぺき)曰く、「・・・」 頭を上下に振って無言でうなずく。
子貢曰く、「回さんのお気持ちを察するに、孔子先生に心配や迷惑をかけたくないということもありましょう。 事実を明らかにしたうえで慎重に、冷静に判断しなければならないでしょう。 そして、自身の発言には影響力もあるため無責任なことは言えないとのお立場を考えられてのことでしょう。 『子貢君、これについては先生にはなさないでくれたまえ。』と言われたんですよ。」
神北曰く、「・・・」 頭を上下に振って無言でうなずく。
子貢曰く、「私はすかさず『承知しました。 回さん久しぶりに飲みながらお互い忌憚(きたん)のない話をしませんか?』とさらにうながしたんですよ。」
神北曰く、「・・・」 うなだれたまま無言。
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
0 件のコメント:
コメントを投稿