本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート134」だ。
諸君、子路(しろ)の横紙(よこがみ)を破るような無理をおしとおすところは、頑(かたく)なであるが、子路なりの信条があったんだね。
「論語」「述而(じゅつじ)篇」の中にこう述べている。
子、顔淵(がんえん)に謂(い)いて曰く、「これを用うれば行ない、これを舎(す)つれば蔵(かく)る。 ただ、われとなんじとこれあるかな」。 子路曰く、「子、三軍を行なわば、たれとともにせん」。 子曰く、「暴虎馮河(ぼうこひょうが)、死して悔いなき者はわれともせず。 必ずや事に臨みて懼(おそ)れ、謀(はか)りごとを好んで成す者なり」。
この対話の意味は、
孔子先生が顔淵(顔回)に向かって言った。
「一旦召(め)し抱(かか)えられ、役職に登用されれば、職務に全力を発揮するが、認められぬときはジッと時を待ち静観している。 こう言う境地に安住できるのは、孔家の中でも私と回ぐらいのものだろうな。」
これを聞いた子路は憤慨し、黙っていなかった。
「それならもし先生が大国のたとえばイギリスのネルソン提督や第二次世界大戦中、連合軍総司令官としてノルマンディー上陸作戦を指揮したアイゼンハワーや連合艦隊司令長官として日本海海戦を指揮した東郷平八郎元帥らの立場になられた場合は、どんな人物を頼りにしますか?」と孔子先生に問い詰めた。
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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