本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート76」だ。
諸君、阿多福(おたふく)とは辞書を引くと、「額の部分が広く前方に出ていて、頬(ほ)がふくれ、鼻の低い女の顔の面を言う」とある。
女子店員怒って曰く、「そんな言い方、ひどいじゃないですか! 子路(しろ)さん、隣のお客様は二人とも若くてハンサムなイケメンですよ。 そのお一人の方が、『おねえさんは中身は選りすぐった赤いイチゴでしかもみずみずしくキュートだよ。 それでいて、上品な甘さのアンが絶妙にマッチングしている。 そのアンをモチモチした白い生地で優しく包んであるとびきりのスイーツだ! そのままのものだ。』と言ってくれましたよ。」
子路大声で答えて曰く、「そいつは天下の大嘘つきだ。 それじゃなきゃ目がくさってんだ。」
女子店員大声で答えて曰く、「隣のお客様は天下の大嘘つきじゃありませんよ。 『本心良心に誓って誠にきれいな方だよ!』と言ってくれましたよ。 それに気前のいい方ですよ。 私に『多少だけど…』と言ってチップまでくれましたよ。」
子路大声で答えて曰く、「何~ぃ! 口と金にものを言わせる… まるで子貢(しこう)みたいなやつだな!」
神北(かんぺき)曰く、「まあ まあ お姉さん! 子路先輩は口は悪いが、心根は正直な方だ! おたふくねえちゃんは言い過ぎだね! 私が謝るから許しておくれ。」
女子店員曰く、「やっぱり神北さんも私のことおたふくだと思ってる~!」
神北曰く、「おねえさん、いやいやそうじゃない。 世間が言うことや辞典に載っていることを鵜呑みにしちゃぁいけないよ。 お多福とはね、福が多く徳のある女性のことをさして言うんだよ! まさにおねえさんは福徳のある顔立ちだよ。」
女子店員曰く、「うぇ~ん。 とってつけたような言い方だ! まるでティファールのなべみたい。 うぇ~ん!」
神北、口が滑って曰く、「おねえさん、チップをあげるから、泣かないで許しておくれな!」
子路溜息をついて曰く、「神北、おまえもか…」
女子店員曰く、「はい、チップくれるなら、許してあげます!」
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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