2010年2月14日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート22

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート22」だ。

諸君、神北(かんぺき)いよいよ孔子先生との対面であります。
孔子先生、奥の間でこちらを見ながら座っておられた。

子路(しろ)曰く、「先生おはようございます。 本日は無理を言って時間を作っていただき誠にありがとうございます。 弟子入り希望の神北を連れてまいりました。」

先生曰く、「こちらに来なさい。」

「先生、こいつが神北です。」

先生ゆっくり立ち上がられ、神北の正面に向かった。
それから、孔子先生は、神北の両眼(まなこ)と額の真中にあたる第三の目と言われる三点に自身の視線がぴったり合うように真向かわれた。 
両者、両手を組んでしばらく互いの眼(まなこ)を見つめあった。 
そして互いに深々と三度の御辞儀をした。

子曰く、「よく来られましたな。」

神北曰く、「はい、子路大せんせ…いぱいが口を利いてくれたおかげであります。 ご挨拶が遅れました。 私は、姓は京(きん)、名は田(でん)、字は神北と申します。 昨日よりお会いできることを楽しみにしておりました。 先生に謁見できましたこと、終生の光栄に思います。 以後お見知りおきくださいますようお願い申し上げます。」

「いやいや、今朝子路の申し出が突然だったので、後日、日を改めようと思ったが、どうやら子路にも事情があるとのこと。 無碍に断ることが出来なかったのだよ。 子路が是非に会ってくれという、珍しく本人直接の紹介であったから、どんな者を連れてくるのかと興味もわいたんだね。 まぁ~、子路は何をたくらんでいるのかわからんが、『人物を確かめて門人にすることにしよう』と子路には伝えてある。 神北殿、貴殿もそのこと心得て下されな。」

「はい。」

諸君、さて、何故孔子先生は、神北に真向かい、神北の両眼(まなこ)と第三の目と言われる三点に視線を合わせたのであろうか?
何か意図があるんだろうね。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

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