諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート5」だ。
「なあ、子貢(しこう)よ、孔子先生だいたい言っていることがおかしいぜ。 『回(かい)を見習え、回を見習え』って言われても、顔回(がんかい)みたいなやつがこの世の中に何人いるんだよ。 だいたい〈一を聞いて十を知る〉ことができるのは、孔子先生か天風先生か、シャカかキリストか、カリアッパ大聖者か、石塊(いしころ)みたいに、そうそうごろごろころがっているものじゃないぜ。 やつはある意味〈玉(ぎょく)〉、天才だよ。 そんなやつ見習えったってなれるもんじゃないぜ。 いちいち回と比較されるんじゃ、アホらしくてやってられないぜ。 おまえ、孔子先生にこの前なんか言われたんだってな。 子貢よ、おまえなんて言われたんだよ。 俺は口がかたいから安心して正直にはいちまえよ!!」
「子路(しろ)先輩、お言葉ですが、先輩が一番信用できないんですが・・・」
「なにぃ! おまえ、何言ってんだ!! アホヌカセ!! 俺はこう見えても信用第一義が信条なんだ。」
「お言葉をかえすようですが、でも、そう言いながら、孔子先生と顔回に不平不満&嫉妬して、グチっているようでは、私のことを他の塾生にも必ず『子貢はグチってた』って言いふらしますよ。 お~こわい! あぶない!あぶない! くわばら!くわばら!」
「なに~い、俺は〈孔子先生、命!〉なんだ。 おまえ言って良いことと悪いことがあるんだぞ! そんな孔子先生に対して不平不満があるわけないだろうよ。 だいたいだな、俺は〈孔子先生、命!〉だからいいとしても、君子たるもの、塾生に対しては、皆、わけへだてなく平等に扱わなければ君子とは言えないじゃないかい? 子貢さんよ、貴殿はどう思われるかな?」
子貢答えて曰く「多少の矛盾もなくもないですが、そりゃそうだねえ。 子路先輩、たまにはいいこと言うじゃないですか! 見直しましたよ。」
「おいおい、『たまには』はないだろう! じゃあいつもは、バカなこと言ってるみてえじゃないかよ! まぁ~、そんなことはどうでもいいぜ。 おまえと俺との仲だよ、先輩後輩抜きにして、この際『子路にいさん、子貢おとうとよ』でいこうぜ!! どうだい!!」
「なんかピンとこないですが、子路にいさん、今後ともよろしくお願いします。」
「まかしておけ、子貢おとうとよ!!」
諸君、この「論語創作ものがたり」の続きは明日また・・・では。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
2010年1月24日日曜日
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