本日の一日一話。
天風人語のテーマは「和顔平気(わげんへいき) パート5」です。
日本のトップリーダーの諸君、天風であります。
諸君らは常に責任を担っているが故に、正しい判断をしなければならない。
当然と言われれば当然である。
それも的確で完全に客観的で、なおかつ公明正大でなければならない。
リーダーにとって判断に迷い、決断に苦しむことは、その立場ゆえ、それが生きてる証で、生き甲斐ぐらいに決心し、決断しておくべきだ。
それが指導的リーダーとしての職務であるからだ。
それがいやなら、受けるべくもなく、やるべくもない。
すべては自業自得であると積極的に意志決定し考えるべきだ。
そのほうが、当然のことリーダーとしての余計な迷いがおこらないですむんだよ。
リーダーが判断に迷い、決断に苦しみすぎると、意志の力が、すこぶる弱っちまう。
それとともに、企業力、組織力も弱っちまう。
大変な損失なんですよ。
トップリーダーの生き抜く力が弱っちまうと、それに呼応して企業の生き抜いていく力も弱っちまうんです。
トップが消極的で弱っちまうと社員の不安の集合意識が世間の不安想念を集め、さらに不安要因を引き寄せてしまう。
負のスパイラルの渦に入っちまうんだ。
個人と同じく、企業も人間と考えれば同じことがいえる。
弱り目に祟り目とはよく言ったもんで、一つの解決をみないうちに、次から次へと困ったときに、さらに困ったことが起こってくる。
天風は生前に企業のトップやトップになる人間に、よくよく言ってきた。
「どんなに事業方針が確立していようと、また経営方針が完備していようと、一番のトップに立っている人々のパーソナリティに多少なりとも欠陥があったらどうなるだろうか。
健康、それから運命に対する扱いがしっかりできる人間でなかったら、どんな肩書をつけようと、それぞれの名前だけにすぎない。
それがために、自身もふくめて、どこまでも人間を積極的につくっておきなさいよ!
それからが経営である。
それから先が事業である。」
本日はこれまで・・・
この続きは明日にまた・・・では。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風
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