2011年1月15日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート357

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート357」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「そうか・・・ きっと喜ぶのか・・・でっ、これはいくらなんだ?」

四越案内係曰く、「本日は、催事期間中ですので3万円のところ四越カードでご購入されますと30%オフにさせて頂きます。」

子路曰く、「おい、お兄さん、俺は小学校にあがる前に来たきりで、四越カードなんかもってないぞ!」

四越案内係曰く、「はい、お客様。 項目に記入して頂ければ、すぐにカードは作れますのでご心配なく。」

子路曰く、「面倒だなぁ~。 だいたい、3万円は高い! お兄さん、1万円にしてくれよ!キャッシュで払うから・・・」

四越案内係曰く、「それは出来ませんが・・・本日お買い上げのお客様に、『スターあきらにしきの』のディナーショウをペアで半額!で見られる御招待チケットがついております。 ファンならたまらない特典ですよ! 行かれたら彼女も更にお喜びになりますよ!」

子路曰く、「そうかい。 では、カードを作ることにするよ! お兄さん、PM7:30に彼女とデートだから早いことしてくれ!」

四越案内係曰く、「はい、ではカードを作るにあたって御記入をして頂きますのでこちらへどうぞ。」

子路呟いて曰く、「これで寮母の心をワシヅカミだな・・・へへへへへ・・・。」

四越案内係曰く、「お客様、これはオルゴールの保証書と『スターあきらにしきの』の『空に太陽があるかぎり』の歌詞カードとCD。 そして、ディナーショウの半額チケットです。 どうぞお受け取り下さい!」

子路曰く、「ありがとよ!」

四越案内係曰く、「では、お支払いは、1回払いでよろしいですか?」

子路曰く、「ああ・・・。」

四越案内係曰く、「お客様、こちらは四越カードの仮カードですので、本カードはお住まいの孔子寮のほうに送らせて頂きます。」

子路曰く、「ああ・・・。」

四越案内係曰く、「お客様は、かの有名な孔子先生の一番弟子の子路様ですか?」

子路曰く、「おい、お兄さん! 今、何と言ったかな?」

四越案内係曰く、「はい、『かの有名な孔子先生の一番弟子の子路様ですか?』と・・・」

子路曰く、「ほう・・・ 俺はそんなに有名なのか! それも孔子先生の一番弟子として・・・。」

四越案内係曰く、「はい、月刊『プレジデント』で『孔子先生とその弟子たち』という記事をよみましたので・・・。」

子路曰く、「そうかい・・・ お兄さんは、勉強家で偉い! 君はきっと出世するよ!」

四越案内係曰く、「はい、ありがとうございます。 お客様、プレゼント用に包装しましたので、どうぞ!」

子路曰く、「じゃ、兄さん、またな・・・ おれ、有名人で忙しいから、これで・・・」

四越案内係曰く、「はい、ありがとうございます。 またの御来店をお待ちしております!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月14日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート356

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート356」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「どこどこ・・・ここか・・・なになに・・・ 『愛してる愛してる、とってもとっても・・・愛してる愛してる、本当に本当に・・・愛してる愛してる、いつまでも・・・空に太陽がある限り・・・君と僕は、君と僕は二人で一人・・・愛してる愛してる愛してる愛してる・・・空に太陽があるかぎり・・・』 よくこんな歌を歌えるよな。 恥ずかしくないのかよ!」

四越案内係曰く、「お客様、どうですか! 素敵でしょう? ・・・この方誰かわかりますか?」

子路曰く、「そういえば、昔、聞いたことがあるが・・・ しかし、このエルビス・プレスリーの人形は一体何だよ! エルビスはこんな曲、歌ってたかなぁ?」

四越案内係曰く、「お客様、この方は、プレスリーじゃありませんよ!」

子路曰く、「それじゃ誰だよ? 『氷川きよし』か?」

四越案内係曰く、「いいえ、違います! この方は、かの有名な・・・『スターあきらにしきの』です!」

子路曰く、「『スターあきらにしきの』? ・・・ああ・・・思い出した。 『YMCA』歌ったお兄さんだろう。」

四越案内係曰く、「違いますよ! その方は、『秀樹、感激!』の『西城秀樹』さんですよ!」

子路曰く、「『傷だらけのローラ』の秀樹か?」

四越案内係曰く、「そうです! さすがにお客様は、物知りですね!」

子路曰く、「え~っ、俺って物知りか?」

四越案内係曰く、「お客様はすごいですよ! よく知っておられる!」

子路曰く、「そうかい、そうかい、俺って物知りかぁ~ ・・・それで、このオルゴールは一点しかないんだよなぁ?」

四越案内係曰く、「はい、これは一点しかありませんので、お売りする訳にはいきませんが、これとそっくりなレプリカを販売しております。 よろしかったら、奥様へのプレゼントにいかがですか?」

子路曰く、「おい、俺は独身だ!」

四越案内係曰く、「それでは、彼女へのプレゼントにいかがですか?」

子路曰く、「彼女・・・そうだな!」

四越案内係曰く、「きっとお喜びになると思いますよ!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月13日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート355

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート355」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)独り言をつぶやいて曰く、「四越百貨店に来たのは、幼少の頃に母親に連れられて来た時以来だなぁ~ 建物は変わっていないが、それにしても何て化粧品屋が多いんだ! すごい臭いだな~ 鼻についちまうぜ。 ・・・なになに、7階特別催事場で・・・世界のオルゴール展開催中・・・ オルゴールには興味は無いが、女心を察すると・・・エリーゼのために・・・寮母のためにオルゴールで愛のメッセージを伝える!・・なんちゃって・・・。 意外にこういうものをプレゼントされたら喜ぶかも? ・・・おっ、エレベーター姉ちゃんがいるじゃねえか。 さすが四越! 子供の頃と変わってないなぁ~ そう言えば将来はエレベーターボーイになりたかったんだよなぁ~ 『・・・2階は家具売り場でございます。 3階、4階も家具売り場でございます。 全館家具売り場でございます。』  これ、やってみたかったんだが、女じゃなきゃ駄目だということだ! これって男女差別じゃないのか! ・・・今となっては、この仕事は女性に限るね。 女と言ってもババァのエレベーター姉ちゃんはいないということは、若いうちだけの仕事ということだ。 エレベーターボーイにならなくて良かったぜ。 エレベーターガールの命は短いねぇ~ やっぱエレベーター姉ちゃんは、若い美しい女性がいいものなぁ~。」

四越エレベーターガール曰く、「7階特別催事場でございます。 只今、世界のオルゴール展開催中でございます。」

子路曰く、「お姉ちゃん! 俺ここで降りるから・・・ お姉ちゃん、可愛いねぇ、名前何ていうの?」

四越エレベーターガール曰く、「はい、扉の開閉におきをつけ下さい!」

子路曰く、「無視かよ! まぁいいや・・・ やってるやってる・・・入場無料か・・・いいねぇ~」

子路、特別催事場に入る。

子路曰く、「オルゴールと言ってもいろいろあるんだねぇ~ ぜんまいで回すのもあれば・・・手で回すのもあるんだ。 電池もあれば、いろいろだねぇ~ あれあれ、これ何だ?」

催事案内係曰く、「これは、これは、ようこそおいで下さいました。 ・・・これは大変珍しい、世界で一点の手作りオルゴールです。」

子路曰く、「おいおいお兄さん! どれも手作りなら、世界で一点ものしかないだろうよ。」

催事案内係曰く、「いえいえ、お客様! これは、この人形のモデルになった御本人がつくられたものなんです。 ここを見て下さい! 恋人宛のメッセージが刻まれえいます。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月12日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート354

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート354」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)小声で曰く、「神北(かんぺき)君、日光東照宮のサルは三匹ですよ!」

顔回(がんかい)小声で曰く、「『見ザル! 聞かザル! 言わザル!』です。」

神北小声で曰く、「そうですよね。 私も、変だとは思ったんですが・・・ 『見ザル! 聞かザル! 言わザル!』のサルは目や耳や口を押さえていますよね! もし四匹のサルとすれば、『行なわザル!』は、どんなポーズをするサルなんでしょうかね?」

子貢小声で曰く、「そうですね! どんなポーズをとるんでしょうか? ・・・回さん、どうですか?」

顔回小声で曰く、「例えば、孔子寮の塀に朱色で鳥居が書いてあります! その鳥居の横に、『ここで小便するべからず!』と書いた札が立っています。 あれは、私が書いたんです。 それでもまだ、そこで小便をする不届き者がいて、そこに行くとかなり匂います。 場所を弁(わきま)えていない者が寮内にもいるということです。 そこで小便をすることは、紛れもなく公共の福祉に反します。 そのような者は、天罰が下り、サルにされて、男性のオシッコをする部位を両手で押さえている姿が思い浮かびます。」

神北小声で曰く、「顔回さん、申し訳ありません。 実は、子路(しろ)先輩が飲みに行った帰りに必ず塀に書かれた鳥居に向かって小便をするんです。 私が『先輩、罰(ばち)が当たりますよ!』と言うと、逆に言って返されるんです。 『俺は孔子寮の寮長だぞ! 俺の許可なくこんなところに鳥居を書く罰当りものは誰だ!』と言いながら書かれた鳥居に向けてするんですよ!」

子貢小声で曰く、「屁理屈を言うとは、先輩らしいが、大事な所を隠すサルの姿が、子路先輩とダブってまぶたの裏に浮かんできますよ!」

子小声で曰く、「回の言う、『行なわザル!』のポーズはわかりがいいね! 子路に『塀に小便するな! ましてや寮長たるもの、所を弁えるように。』と私から話しておこう。」

諸君、ナレーターの天風であります。
「出物(でもの)腫れ物所(ところ)嫌(きら)わず」と成句にあるが、鳥居やお墓に小便して気分がいい人は、自分の顔に小便をかけられても、怒ってはいけませんぞ!
この行為は、他人の顔に小便することと同じです。

場所は変わって、何を思ったか、寮母へのプレゼントを買いに、中華橋にある中華橋四越(よつこし)百貨店にタクシー馬車を飛ばして出掛けて行った子路であります。

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月11日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート353

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート353」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子小声で曰く、「子貢(しこう)よ、その通りだ! 人民にとって『仁愛(じんあい)』は、水や火よりも大切なものだ。 しかもだ、水や火なら誤って踏み込んだ者を溺れさせたり、火傷(やけど)で死なせたりするだろう。 しかし、仁愛は踏み入った者を絶対に傷つけたりしない。 人民にとって『仁愛』ほど有益なものはありはしまい。」

子曰く、民の仁に於けるや、水火よりも甚だし。 水火は吾れ蹈(ふ)みて死する者を見る。未だ仁を蹈みて死する者を見ざるなり。

子貢小声で曰く、「ご教授、ありがとうございます。」

顔回(がんかい)小声で曰く、「私も以前に『“仁”とはどういうことですか?』と尋ねたことがあります。 先生は、『私利私欲に打ち克って、公共の福祉に寄与することだ。 たった一人の人間が一日でも実践したなら、やがては世の中に“仁”が行き渡るようになるんだよ。 つまり“仁”の広がりは個々人の意志にかかっているのであって、他人事ではないのだ。』と答えられました。 私はすかさず、『“仁”に至る為の実践の細目をご伝授下さい。』と頼みました。 先生はそれに応えて『公共の福祉に反するものは、“見ない、聞かない、言わない、しない”の四点だ。』とご教授して頂きました。 及ばずながら、私なりに御言葉通り実践しております。」

子小声で曰く、「回(かい)よ! それは感心なことだ。 いつか身につき、自分のものになるのだよ!」

顔回小声で曰く、「はい!」

神北(かんぺき)小声で曰く、「『見ざる! 聞かざる! 言わざる! おこなわざる!』 日光東照宮の四匹のサルに似てますね!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月10日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート352

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート352」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき) 曰く、「お話中ですが、もうしばらくしたら子路(しろ)先輩が来られます。先輩は、先生や私共がここに来ていることを知りません。 孔子寮の寮母さんの相談にのるためにここにやって来ます。 先ほども子貢(しこう)さんの話声が部屋からもれておりました。 先輩に感付かれたら困ります。 京華(きょうか)さんには、私どもが来ていることは、言わないように言っておきました。 これからはひそひそ話しでお願いします。」

子貢小声で曰く、「そうだったね。 すまん、神北君!」

顔回(がんかい)小声で曰く、「寮母さんを使って子路先輩を引っぱり出したんですね! 神北君、何か子路先輩が可愛そうな気がします。」

子小声で曰く、「何はともあれ、わかりました。 子路が来てから、揃って乾杯をすることにしよう!」

子貢小声で曰く、「はい、準備は整えてあります。」

子小声で曰く、「では、子貢よ、話の続きに答えてくれたまえ・・・」

子貢小声で曰く、「はい、先生は以前にも『子貢よ、思いやりと譲り合いの精神で政治を行ったならば、国を治めることなどわけないさ。 思いやりの心がなければ、いくら礼の規則が整っていたって、そんなのはただの絵に描いた中華まんだよ!』とおっしゃいました。 私にとって“仁愛”とは、人に対しての“恕”の心、つまり、思いやりの心だと思います。」

子曰く、能く礼譲(れいじょう)を以て国を為(おさ)めんか、何か有らん。 能く礼譲を以て国を為めずんば、礼を如何(いかん)。

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月9日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート351

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート351」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)曰く、「神北(かんぺき)の席は、先進の間の入り口のところです!」

神北曰く、「はい、では・・・」

子曰く、「神北、私の隣にきなさい!」

神北曰く、「はい!」

子貢曰く、「その席は、子路(しろ)先輩ですがよろしいですか?」

子曰く、「子路とは、対面(といめん)でお互い向かい合って話をしたい!」

子貢曰く、「はい、ではそのように・・・ 神北君、先生の隣にどうぞ!」

子曰く、「それで、子貢の『仁愛』とは何か?」

子貢曰く、「私は以前に『もしも国民全体に幸福感を与えられ、生活苦を除けたとしたら“仁”といえましょうか?』と先生に『仁』についてお尋ねしました。 先生は、『それができたら“仁”どころか聖と言うべきだ。 あの聖王と謳(うた)われた堯(ぎょう)や舜(しゅん)様たちでさえ、それが出来ずに悩まれたんだ。 だからと言って私は、“仁”が手の届かない所にあると言っている訳じゃないんだよ。 子貢が立身出世をしたければ、まず人を先に出世させてあげる。 自分が成功したければ、人が先に成功するように手を貸してやる。 卑近な例を取って喩(たと)えれば、これだって立派に“仁”に至る方法なんだからね。』とお答えになりました。 また『“仁”を、身につけるにはどうすればよいでしょうか?』とお尋ねしました。 先生は、『大工さんがいい仕事をしようと思ったら、まず道具を研科(と)ぐだろう。 だから、まずはその国で賢者とされる政治家に仕(つか)え、仁徳者と言われる者を友として、我が身を磨くことだ』と御教授して頂きました。」

子貢曰く、如(も)し能(よ)く博(ひろ)く民に施して能く衆を済(すく)わば、何如(いかん)。 仁と謂うべきか。 子曰わく、何ぞ仁を事とせん。 必らずや聖か。尭舜も其れ猶(な)お諸(こ)れを病(や)めり。 夫れ仁者は己れ立たんと欲して人を立て、己れ達せんと欲して人を達す。能く近く取りて譬(たと) う。 仁の方(みち)と謂うべきのみ。

子貢、仁を為(な)さんことを問う。 子曰く、工(こう)、其の事を善くせんと欲すれば、必ず先ず其の器(き)を利にす。 是(こ)の邦に居りては、其の大夫の賢者に事(つか)え、其の士の仁者を友とす。

子曰く、「それは、私が答えた『仁』だ。 子貢の『仁愛』を尋ねている!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月8日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート350

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート350」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)2階の下駄箱の前で曰く、「『“こ”の一番』は・・・すでに確保されているな!よし! ・・・私はいつもの『“あ”の一番』に入れるぞ! ・・・あっ!・・・すでに使われている。 ・・・誰だ俺の専用の番所を使っているのは?」

神北、仕方なく『“こ”の二番』に入れて学而の間に向かった。
学而、先進の間から、襖を通して子貢(しこう)の話声がもれてきた。

神北心の中で叫んで曰く、「だめだよ、子貢さん。 話声がもれているじゃないですか!」

子貢曰く、「先生の下足札は、『“い”の一番』です。 私が預かっています。 回(かい)さんの下足札は何番ですか?」

顔回(がんかい)曰く、「私は『“か”の一番』です! 私の『“か”の一番』と先生の『“い”の一番』を合わせると『か』『い』『いい』です。」

子貢曰く、「回さんも案外縁起をかつぐんですね!」

顔回曰く、「いいえ! 縁起はかつぎませんよ。 ただその方が気分がいいだけです。 それで子貢君は何番ですか?」

子貢曰く「私は『“あ”の一番』です。」

顔回曰く、「子貢君はその番号にこだわっているようですね!」

子貢曰く、「はい、『“あ”の一番』で『あ』『い』です。 私は愛が一番大切なものだと思っています。 ですから、この番号は、私にピッタリです!」

子曰く、「愛か! 子貢の愛とは何かね?」

子貢曰く、「仁愛です!」

その話を立ち聞きしていた神北が、ふすまの向こうで曰く、「神北です。 先生、回さん、子貢さん、遅くなりました。」

子曰く、「おお、神北、待ちかねたぞ! 入ってきなさい。」

神北曰く、「入ります。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月7日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート349

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート349」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)は、「論民」の玄関を開けた。

従業員一同曰く、「イラッシャイマセ~!」

神北曰く、「店の中は暖かいねぇ~」

バイザー京華(きょうか)曰く、「神北さん、皆様2階でお待ちですよ!」

神北曰く、「ああ、ありがとう! 京華さんに頼みがあるんですが、今少し時間をちょうだいしてもよろしいですか?」

バイザー京華曰く、「はい、なんでしょうか?」

神北曰く、「もう少ししたら、子路(しろ)先輩が来ます!」

バイザー京華曰く、「はい、子路さんが来られたら、2階へ通せばよろしんでしょう?」

神北曰く、「はい、そうですが、子路先輩は、先生と私共がここに来ていることを知りません。」

バイザー京華曰く、「はい・・・?」

神北曰く、「それで・・・私達が来ていることを言わないでほしいのです。 ・・・その代わり、こう言って下さいませんか!」

バイザー京華曰く、「はい、どのように・・・?」

神北曰く、「『子路さん! 素敵な方が30分ほど前より2階の先進の間でお待ちですよ。』・・・これだけ言って下さい! 後は、余計なことは言わないで、2階に誘導をお願いします。」

バイザー京華曰く、「はい、『子路さん! 素敵な方が30分ほど前より2階の先進の間でお待ちですよ!』・・・ これだけ言えばよろしいんですね。」

神北曰く、「はい、そうです。 京華さん、上手いものですね。 まるで女優の鈴木京香のようです。」

バイザー京華曰く、「まぁ! 神北さん、相変わらず本当の事言うんですね!」

神北曰く、「では、よろしくお願いします。」

バイザー京華曰く、「はい、任せて下さいな!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月6日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート348

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート348」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「やっぱり寮母は、俺に気があったんだな! ・・・これって、やっぱり本物の男の中の男の魅力に惹かれたってことだ! まぁ、当然のことだ! ・・・この子路様のいわゆる『恕の心』ってやつに参ったんだな。 ・・・寮母と二人きりなんて・・・ 何の話かなぁ~? あ~あ、鼻の下が伸びる~ぅ。 そうだ、寮母が喜ぶっものをプレゼントをしたら・・・ もう決まりだ・・・うっしっし・・・」

ナレーターの天風です。
諸君、男ってのはどうしてこうなのでしょうかな!
所は変わって、神北(かんぺき)のフェラーリ馬車の車内であります。

神北曰く、「上手くいったねぇ~。 しかし、あの寮母さんには驚いた! 学生時代に演劇部で、元劇団『五季』にいたとは・・・ さすが、女優さんだけあるね! これで手はず通りだ。 ・・・ところで、子路先輩は、バカだねぇ~。 しかし、何か可愛そうな気もするなぁ・・・ 『実は寮母さん、しかじかこういう訳で・・・ 子路さんに“論民”に来るようにお誘いして下さいませんか?』とお願いしたら、『いいですよ!』と一つ返事で引き受けてくれたと思ったら、『私、子貢(しこう)様のためなら、一肌でも二肌でも脱がせて頂きます! だって、子貢さんは、キムタクとペ・ヨンジュンとイ・ビョンホンと明石家さんまちゃんのいいとこ全部持ってるイケメンだもの! 私、子貢さんの隠れファンなんです。』と言って頬を赤らめたんだ。 俺は正直、複雑な気持ちだったよ・・・ 子路先輩のことは、全く眼中にないらしい。 先輩もお気の毒に・・・ まぁ、大人の男女の色恋とは、いくつになってもこんなものかねぇ・・・ 不思議なものだよ!」

神北が愛車のフェラーリ馬車に乗って、居酒屋「論民」専用駐車場に着きました。

神北曰く、「おっ! この馬車は、子貢さんの愛車のベンツですねぇ~ ボディーはオールホワイトでゴールドのバンパー、ナンバーが『11-0105』、『イイオトコ』とは・・・ 成り金の子貢さんらしく、趣味が悪い。 私の真っ赤なフェラーリと並んだら、『紅白イイ男合戦』になっちまう! 本人は、白馬に乗った王子様気取りでいるのかねぇ~」

ドアから出て、神北曰く、「う~サブサブ! 今夜はやけに冷えるなぁ~ 風邪引かないように気をつけよう!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月5日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート347

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート347」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

ここは、孔子寮の子路(しろ)の部屋であります。

子路曰く、「“子路ちゃん、電話よ♡”(子路の携帯の着信ボイスです。) 何だ、寮母から、俺の携帯に電話が入るとは、珍しいこともあるもんだ。」

(寮母)「もしもし、子路ちゃん! 私!・・・私! 誰だかわかる?」

(子路)「なんだよ、オレオレ詐欺の女バージョンかよ? 『私』のその正体は、寮母じゃねえか。 何の用だ! 携帯に電話なんか滅多にかけてこないくせして、『私! 私!』とは、何だよ! 気持ち悪いぜ!」

(寮母)「ごめんね、子路ちゃん。 いつも寮にいて、子路ちゃんの顔を見てるから、あらためて電話なんかする必要なかったの!」

(子路)「俺に何か用件があて電話したんじゃないのか?」

(寮母)「ええ、そうなの・・・ 子路ちゃんに折り入って相談にのってもらいたいことがあるの。」

(子路)「俺に相談? 何だよ言ってみろよ!」

(寮母)「子路ちゃん、私は、電話じゃなくて、子路ちゃんと二人っきりで子路ちゃんの顔を見て話をしたいの。」

(子路)「じゃ、すぐ下に降りて行くよ! 寮のキッチンでテレビ見て、せんべいでもかじっているんだろう?」

(寮母)「子路ちゃん! 寮ではまずいの! どうしても子路ちゃんに大切な話を聞いてほしいの・・・ ねぇ、お願い! 子路ちゃん行きつけの居酒屋で待っているから、どうしてもそこに来て、私の大切な話を聞いてくれる?」

(子路)「大切な話って何だよ! 今、言えよ。 気になるじゃねえか。」

(寮母)「恥ずかしくて言えないの・・・ そこへ来たらね、子路ちゃんに・・・」

(子路)「何だよ、もったいつけやがって・・・ わかった! いつもの居酒屋は『論民』だな!」

(寮母)「そうよ! 『論民』で、PM7時30分に待っているわ! あっ、ごめん、私、『論民』の2階の座敷の部屋を予約しておくからね! 必ず7時30分に来てね! 子路ちゃんのこと、私待っているから・・・」

(子路)「お前にそこまで頼まれちゃな。 必ず、行くよ! 男の約束だ!」

(寮母)「子路ちゃん! 必ず一人で来てね。 男と女の約束よ! 私、子路ちゃんが来るまで、ず~っと待ってるからね。」

(子路)「わかった、わかったよ。 じゃあな。 (ガチャン!)」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月4日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート346

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート346」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)が居酒屋の玄関の引き戸を開ける音、ガラガラガラガラピシャッ!
店内から従業員の声が響く。
「イラッシャイマセ~!」

顔回、孔子先生を先導して曰く、「先生、こちらです。 どうぞ・・・。」

子曰く、「では、失礼します。」

バイザー京華(きょうか)曰く、「ようこそいらっしゃいました! どうぞ中の方へ・・・」

子曰く、「おじゃまします。」

バイザー京華曰く、「回さん・・・、2階の先進の間と学而の間へどうぞ!」

顔回曰く、「はい、先日の部屋ですね。」

バイザー京華曰く、「はい、そうですよ。 間仕切りを取ってありますので、どちらからも入れます。 下足札を忘れないように・・・」

顔回と孔子先生、二階に上がる。
遅れて子貢(しこう)も上がって曰く、「先生の履き物は、私がお預かりします。 どうぞ上がって下さい! それと回さん、『“こ”の一番』は、子路(しろ)先輩に空けておきますので、下足札だけ抜いて下さい! 神北君に空けてくれるように念を押されましたから・・・」

顔回曰く、「はい、了解しました。」

子貢曰く、「先生は、『“い”の一番』の下足箱に預お願いします。」

顔回曰く、「了解しました。 私は、『“か”の一番』にします。」

子貢曰く、「先生、こちらの部屋です。」

子曰く、「はい、ありがとう!」

子貢曰く、「先生と子路先輩と回さんのお帰りの際の車の手配を済ませたそうです。 神北君も間もなく来ます。」

顔回曰く、「子貢君も神北君も手際がいいですね!」

子曰く、「子貢よ! 子路は間違いなくここに寄るかね?」

子貢曰く、「先生、御心配なく! 神北君が手はず通り計画を実行したとのことです。 必ず先輩は、先進の間にPM7時30分に来ます!」

子曰く、「ほう、自信があるようだね!」

子貢曰く、「はい!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月3日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート345

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート345」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)独り言をつぶやいて曰く、「子路(しろ)先輩が怒って、バーミヤンの店員さんに、『かけラーメン十杯分をバケツに入れて持って来てくれ』って言ってたなぁ~ あの頃が懐かしいなぁ~」

突然、論民の玄関が開いて曰く、「お客さん、店の前でずっと立ってないで下さい!」

顔回答えて曰く、「はい、申し訳ありません。 ここで友人と待ち合わせしたもので・・・」

バイザー京華(きょうか)曰く、「あら、顔回さんじゃないですか! そんなとこに立ってないで、お店に入って下さいな!」

顔回曰く、「7時の約束なので、まだもう少し時間があります。 差支えなければ、表で待たせてもらいます。」

バイザー京華曰く、「寒いですから中に入って下さいな! 孔子先生をお待ちなんでしょう?」

顔回曰く、「はい、先生と子路先輩と先日おじゃました子貢(しこう)君と神北(かんぺき)君です。」

バイザー京華曰く、「回さんは、律儀なんですね! では、時間になりましたら、入って来て下さいな!」

顔回曰く、「はい、そうさせて頂きます。」

そこへ、孔子先生を乗せた子貢の三百馬力のベンツ馬車が止まった。

顔回曰く、「子貢君、愛用のベンツ馬車だ! 先生もご一緒だろう!」

顔回は、馬車の駐車場に駆けて行った。

子貢が馬車のドアを開けて曰く、「先生、着きました。」

子曰く、「御苦労様! 子貢、先ほど店の前に回がいたが・・・」

顔回駆けよって来て曰く、「先生! 先生!」

子曰く、「おう回よ。 もう来ていたのか? 私の来るのを外で待っていたのかね!」

顔回曰く、「はい、先生の来られるの待っておりました!」

子曰く、「店の中で待っておればよいのに・・・ さむかったであろう。」

顔回曰く、「先生を待っている間にあれこれ考えておりました。」

子曰く、「ほう、相変わらずだな! 回よ、今日は、子路の永年の慰労を兼ねてのごく内輪の跡目襲名の祝いだ!」

顔回曰く、「はい、先生、ありがとうございます。」

子貢曰く、「回さん、おめでとうございます! ここでは寒(さむ)ございます。 先生に風邪をひかれても困ります。 立ち話もなんですから、まずは、お店の中に入りましょうよ!」

顔回曰く、「そうですね! では、先生、こちらです。」

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今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月2日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート344

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート344」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)独り言をつぶやいて曰く、「私は、子路(しろ)先輩の何故“かけラーメン”なのかの話を伺って、出されたラーメンを食べました。 何と言うおいしいラーメンだったことか! 私の胸に熱いものがこみ上げて来て、涙と鼻水がこぼれてラーメンの汁に混じっていました。 先輩の『幸せの味がする』とは本当でした。 私にとって、心まで温まる生涯忘れることが出来ない幸せの味です。 次に出されたのが、チャーハンです。 この味も忘れられません。 涙をこぼしながら、一気に平らげました。 その次が焼き餃子一皿10個入りです。 餃子の上に醤油とラー油をたらして、一気に食べました。 食べている私を見て先輩は、『おい、新入り、幸せの味がするだろう! うまいよなぁ~ 幸せだよなぁ~』と声をかけてくれるんですよ。 しかし、先輩は、私の食べるのを見ているだけです。  (顔回)『子路先輩は、食べないんですか?』と聞いたんです。 先輩は、『俺は、いらない! 腹減ってないからな! 新入りが食べるのを観察しているほうが面白いね!』と言っていました。 次に出てきたのが、四川風ピリ辛マーボ豆腐でした。 これも美味しかった。 ペロッと平らげてしまいました。 次に出てきたのが、キャベツと豚肉の辛味噌炒め、ホイコーローでした。 これもペロッと平らげちゃいましたよ! さらに次に出てきたのが、黒酢入りの酢豚でした。 これもペロッと平らげちゃいましたよ! 子路先輩が、『お前やせてる割によく食べるね!』と言われたもので、『先輩、私、大食い選手権に出たことがあるんですよ!』と言ったら先輩が、『おい、新入り、あとどのくらい食べると満腹になるんだ!』と聞くので、『今食べた量の五倍位でお腹いっぱいになります。』と言ったら、急に『お前は、ギャル曽根か!』と怒りだしましたよ! 子路先輩の怒った顔がとても印象的で、よく覚えています。」

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今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月1日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート343

新年あけましておめでとう御座位ます。

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート343」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)独り言をつぶやいて曰く、「最初に出されたものは・・・ 何と“かけラーメン”でした。 子路(しろ)先輩もお金がないのに、無理してここへ連れて来てくれたんだと思ったんですが・・・ 『おい、新入り! 何故最初がこの“かけラーメン”かわかるか?』と問われたんですよ。 ・・・私は、『わかりません!』と返しました。 ・・・子路先輩は、『おい、新入り、何故“かけラーメン”なのか教えてやろう! 忘れずに覚えておけよ! お前、“一杯のかけそば”の話を知っているか?』 (顔回)『ハイ先輩、うるおぼえですが、知っております。』 ・・・(子路)『それだよ! 師走の暮れの大晦日の日に三人の親子連れが閉店間際、店に来て一杯のかけそばを注文した。 母親と二人の男の子の三人の親子連れで、一杯のかけそばを互いに分け合って“おいしいね!おいしいね!”とかみしめて食べた話なんだ。 俺は、その味は親子にとって決して忘れることが出来ない幸せの味がしたと思うんだ。 俺は、年の暮れになると二~三日何も食べない日をつくっている。 何のためかと言うと、若い頃に空腹でひもじい思いをした日を忘れないためだ。 新入りよ!俺の一杯のかけラーメンの話を聞いてくれ! 若い頃の年の瀬のある日、寒さと疲労とひもじさで意識が遠のいて気絶してしまった。 道端に倒れた俺を親切な親子が担ぎあげて自宅に連れて来てくれたことがあった。 その家は、すきま風が入る、寒い家だった。 火の近くに寝かせてくれて、俺は意識を取り戻した。 その時に、“何もないですが・・・”と言われて、アツアツのインスタントのかけラーメンを御馳走になったんだよ。 いまでもその味をしっかり覚えている。 このかけラーメンは、間違いなく日清のチキンラーメンだ。 この一杯のかけラーメンで、俺は人の情けを受け、生きる力を得たんだよ。 新入りのお前を見ていると、その頃のことがふっと思い出されてな! 救ってくれた親子に感謝して、せめてもの恩返しの真似事を新入りのお前にしているだけだ。 何故“一杯のかけラーメン”なのかの謎が解けただろう! さあ、遠慮しないで食えよ! 金なら心配いらねえから・・・』」

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天意天風

2010年12月31日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート342

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート342」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

ここはお馴染み「本音で語り合える対話処、居酒屋『ざ・論民』」の正面玄関の前です。
時刻は、定刻の30分前であります。
一番乗りしたのが顔回(がんかい)です。
手に一枚のチケットを握りしめています。
どうやらこのチケットは、生ビールピッチャーの一気飲みに成功した際に頂いた、「飲食50%off」チケットです。

顔回独り言をつぶやいて曰く、「こんなに早くこのチケットを使えるチャンスが来るなんて、私は何て運のいい男だ! この機会を頂いたことを、天にまします神に感謝します! 後2~3日遅れれば、このチケットは、天井の隙間に貼られていたことだろう! いやいや、穴のあいた襖を埋めていただろう! いやいや、私のブロマイド写真と一気飲みに成功したおり頂いた私の汗と涙付チケットといっしょにすれば、いずれは、かなりのプレミアがつくはずだからこのまま額に入れてしまっておいたかもしれない! しかし、今夜はいい気分だ。 先生が私の為に相続祝いの宴を開いてくれる。 支払いは、全部先生持ちだそうだ。 先生と私は親子も同然! これで先生の負担を半分に減らすことが出来る。 これで先生に恩返しが出来る! ・・・実のところ私は、子路(しろ)先輩や子貢君がうらやましかった。 思い出せば、私がまだ弟子になりたての頃に、先生の講義中に気を失って倒れたことがあった。 その時、子路先輩が抱きかかえて近くの病院に連れて行ってくれた。 点滴を受けて寝ているそばに来た先輩は、『お前、飯食ってないんだろう! 腹が減り過ぎて気絶したんじゃないか? 点滴なんかしているより、これから飯でも食いに行かねえか?』 そう言ってくれたんだ。 私は無一文で、返事が出来なかった。 『おい、新入り、金の心配はするな! この子路様が、お前に腹いっぱい食わせてやる。 すぐ出かけるからさっさと起きろ!』 私はひとから、こんな優しい言葉をかけてもらったことがなかった。 思わず涙がこぼれ、頬をつたうままにしていた。 『先輩! まだ先生の講義中じゃないですか。 帰らなくては先生に叱られますよ!』と言ったんだ。 ・・・先輩は、『どうせそんな体で、講義を聞いても身に入らなきゃ力も出ないだろうよ! 講義は、またの機会もある。 今、飯を食わなきゃ講義どころじゃないぜ。 いいから、俺に任せてついて来い!』 ・・・それで近くの中華屋に行ったことを今でもはっきり覚えている。 ・・・バーミヤンという店だった。 ・・・そこへ行くと先輩は、『おい、新入り! 腹が減っていれば味わって食べやしないだろうよ! とりあえず腹の中に押し込むのが先決だからな! 高いもの食わしたって、ものの味がわかりゃしねぇってことだ! 出された物は、皿以外は何でもいいから感謝して全部食えよ! いいな。』 ・・・今でもその光景を思い出すと、胸が熱くなって勝手に涙がこぼれてくるんです。」

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天意天風

2010年12月30日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート341

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート341」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「いいえ、先生の門人として御縁を頂けることが出来たのも、子路先輩のお陰です。 お礼を言うのは私の方です。 先生、子貢(しこう)さん、ありがとう御座位ます。」

子曰く、「では、ちょうどキリのいい頃あいだ。 君たちもいろいろ段取りや手配もあるから、これでお開きにしよう! では、子貢、神北、よろしく頼む!」

子貢、神北同時に答えて曰く、「承知しました!」

そんなことになっているとは知る由もないのは、子路(しろ)と顔回(がんかい)であった。
論語・先進篇に孔子が子路に思いやりの気遣いと自己反省をしているところがある。

子曰く、由(ゆう)の瑟(しつ)、奚為(なんす)れぞ丘(きゅう)の門に於てせん。 門人、子路を敬せず。 子曰く、由や堂に升(のぼ)れり。 未(いま)だ室に入らざるなり。

私が以前に、「子路の琴の音は荒っぽくていただけないね」と言ったことがあるんだよ。 そうしたら、後輩の弟子たちが子路を軽く見るような素振りを見せ始めたんだ。 「これはいかん!」と思い、私は言ってやったんだ。
「お前達は、考え違いをしているよ。 子路の腕は一級だよ。 まだ奥義(おうぎ)を究(きわ)めていないだけのことだ。」とね。
教育者や指導者は、弟子たちの前で他の弟子を批判する際には、よくよく気を付けて言葉を選ばないといけないと、つくづく反省した次第だよ。

師の何気ない発言がもとで、子路の嫉妬騒動となった。
教育者や指導者、また上に立つ者の、一挙手一投足も含めて、自らに戒められているのですな!

さて、いよいよ「論語創作ものがたり」の最後の舞台となる居酒屋「論民」に話を移そう!

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今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年12月29日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート340

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート340」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「先ほどの子路(しろ)を真の友人として生涯お付き合いを願いたいとする、神北(かんぺき)の存念を聞いていなかったね。 私もそこはぜひ聞いておきたい!」

神北曰く、「昨日の塾生の総合講義の中で先輩に呼ばれ演台下に立たされた時、私は子路先輩にホトホトあきれかえりました。 その折、自分が指図しておいてバラさなくていいことまで全部バラしてしまい、まったくもって・・・ どういう神経をしている方なのかとあきれかえるやらバカらしくなるやらでしたが・・・  ふっと私の胸に熱いものがこみ上げてきたんです。 ひょっとして、この人は、バカがつく根っからの正直者で、御自身の良心に順って生きているのではないかと・・・ そして・・・苦しくなると・・・自然に良心に従って自分から正直に本心をさらけ出す人だと・・・ 人を駆け引きに使い、利用するか、騙してきた私にはとても理解できない持ち主です。 しかし、子路先輩は、根から人を騙し陥れるような悪(ワル)にはなれない人です。 先生と同じように後輩であろうと真の友人となれば、命をかけて守ろうとしてくる人です。 暴力的で気ちがいじみたところも持ち合わせていますが、真の友人として本当に受け入れてくれたなら、こんな強い味方は得られません。 その代わり、一たび裏切れば、こんな怖い方はいません! 人の理屈で生きている方ではありませんから、常人の理屈や道理は通用しない方です。 私の身を置くところは、『人を信用するな!』が当たり前の事で、子路先輩のように暴露行為をすれば、裏切り者としてすぐに地位を追われ、干されて、下手をすれば命取りにもなりかねません。 はちゃめちゃな子路先輩ですが、命がけで付き合ってみたいと思ったのは、自分を曲げてまで命は欲しくないと覚悟を決めているところです。 そんな子路先輩の心意気に惚れたんです。 それが私の答えです。」

子曰く、「神北! 子路を理解し、受け入れてくれたようだね! 私から子路にその話をさせてまらうよ! 神北! 礼を言わせてもらう。 ありがとう。」

この続きは明日また・・・。 
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天意天風

2010年12月28日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート339

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート339」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「私は、子路(しろ)先輩に会った日から、姓は京(きん)、名は田(でん)、字(あざな)は神北になりすましたんです。」

子曰く、「子路は、神北に『何をせよ!』と命令したのかね?」

神北曰く、「はい、先輩曰く、『俺も、自慢じゃないが孔門の子路様だ。 後輩に直接子貢(しこう)への嫉妬の話は出来ないから、神北!、門人連中に紛れ込んで、いい気になっている回(かい)へ制裁する。 まずは、手始めに“顔回(がんかい)と口をきいてはならない! 完璧に無視するように。 子路大先輩の命令だ!”と伝えるんだぞ。』と言うことです。」

子曰く、「そうであったか! このごろの子路の様子がおかしかった訳がわかったよ!」

子貢曰く、「様子がおかしいとは・・・?」

子曰く、「いや、毎日私のところへ顔を出していた子路が、私を避けるように塾へも、ここにも来なくなったんだよ。」

子貢曰く、「子路先輩がそんなことをしていたとは・・・」

子曰く、「それで神北は、もくろみ通り、弟子として潜入したと言うことだね!」

神北曰く、「はい、その通りです。」

子曰く、「これでこの度(たび)の事のいきさつがわかりました。 神北、よく話してくれたね。 回に一番嫉妬していたのは、子路ということだ! 神北を使って回に対してパワーハラスメントをしたということだ! まったく、子路とは、単細胞でわかりやすい男だ! しかし、こまったものだね!」

子貢曰く、「先生、私は、先生の事を他の者にとやかく言っておりません。 もしそのような事があれば、直接先生の前で話します!」

子曰く、「言った、言わないと尾ひれが付いて、本人のいない所で嫉妬劇はおきるものだよ! しかし、私に対する弟子同志の嫉妬劇だから私も反省をせねばならぬな! ・・・神北、今宵の子路はどこにいると思うかね?」

神北曰く、「今夜あたりは、いつもの居酒屋「論民」に飲みに行くはずです。 いるとすれば、そこ以外にありません。」

子曰く、「神北、そうであれば、私がそこへ行こう!」

子貢曰く、「先生がわざわざおいでになるんですか?」

子曰く、「そうだ! 神北、子路は何時ぐらいにそこへ行くかね?」

神北曰く、「そうですね~。 いつもですと概(おおむね)、7時~8時の間ですね。」
子曰く、「子貢よ、すまんが今宵の7時から5名の個室の予約を入れてくれたまえ! 料理は子貢に任せる。」

子貢曰く、「はい、かしこまりました。 早速手配しておきます。」

子曰く、「それと、回に7時10分前に『論民』に来るように伝えてくれ! 今夜は、回の襲名祝いと、子路の慰労を兼ねて私が主宰の宴を設けるとする。 子貢、神北の二人は、この宴の幹事を引き受けてくれたまえ!」

子貢、神北同時に答えて曰く、「はい、了解しました。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年12月27日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート338

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート338」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「はい、子路(しろ)先輩は、声色(こわいろ)をいきなり変えるんです。孔子先生になりきって、先生の声色を真似て話していたと思います。」

子曰く、「何! 私の声色を真似て話したのか?」

神北曰く、「はい、私はその時には、先生にお目にかかってはいませんでしたから、先生のものまねとはわかりませんでした。 ところが翌日に先生に会って話を聞きながら・・・子路先輩は、先生のものまねをしていたんだとわかりました。」

子曰く、「神北、そんなに私に似ていたのかい?」

神北曰く、「それは上手いものですよ! 先生の話し方、話の間合、所作まで、かなりよく似ていました。」

子曰く、「子路は人前で私のものまねをしているのだね! ま~、今度会ったら、私の物まねを見てみたいものだ。 それはそれとして、子路は何と答えたのだね。」

神北曰く、「『君子たるものであるならえこひいきは、よろしくないね。 門人に対して示しがつかなくなる。 子貢(しこう)、お前の言う通り、回(かい)の奴も先生が可愛がることをよいことに、先輩を差し置いて、いい気になっていやがる。 この際、ここらへんで孔家門人を代表して、回に百を聞いて一を知るように気付かしてやろうと思ってね。 これも後輩に対する子路先輩の愛のムチってやつだな。』と話してくれました。」

子曰く、「神北! 私の声色は真似ても、私はそんな下品な言葉は吐きませんぞ!」

神北曰く、「はい、そうですね!」

子曰く、「その先を話してくれたまえ!」

神北曰く、「先輩曰く、『大勢の門人諸君をまとめていかにゃならん立場だからな。』と言われて、私の名前を聞かれたもので、『何でもいいですが・・・』と答えましたら、『何でもいいと言う訳はいかない。 神北と名乗れ!』と言われたのです。」

子曰く、「神北と名付けたのには、意味があるのかね?」

神北曰く、「私も、名づけの意味までは理解できないのですが、神田の北京ダックで略して『神北』ということになったんです。」


子貢曰く、「どうせ先輩のことだ、飲み屋の壁に貼ってある『当店自慢のおすすめメニュー』を見て思いついたんでしょう!」

神北曰く、「そういえば、『神田産のアヒル使用、神田地どりの北京ダック』とありましたね!」

子曰く、「子路らしいな!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風