2010年7月24日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート182

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート182」だ。

諸君、こんな時にこそ、クンバハカ(神経反射の調節法)を知っていたら腰は抜かさなかったろうな。
諸君も理屈抜きにして、天風式クンバハカ法を会得しなさいよ!
腹が立つこと、心配なこと、恐ろしいこと、何かにつけて感情、感覚の刺激、衝動を心に感じたらすぐ肛門を締めちまう。
そしておなかに力を込めると同時に肩を落としちまうんだ。
何度も繰り返すようだが、この三か所がそうした状態にされた時に初めて感情や感覚の刺激衝動が心には感じても神経系統に影響を与えないという、いわゆる影響を減ずる効果がある。


諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「正解! 『水戸◎門』だぜ。 実は俺、お銀さんの隠れファンなんだけど、お銀さんが引退しちまったんで寂しいよ!」

子貢(しこう)曰く、「先輩、珍しく私と同意見ですね! 定番の徳川家三葉葵のご紋の印籠とお銀さんの入浴シーンが出てこないと『水戸◎門』見た気がしませんからね。」

神北(かんぺき)曰く、「私も同意見ですね! 何故かそれがないと落ち着きませんよね!」

顔回(がんかい)曰く、「私も同感! 以下同文。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月23日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート181

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート181」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。
子路(しろ)曰く、「俺は陽明(ようめい)の体を後ろから羽交い締めにしてトイレの外へと引きずり出した。 すでに雨は本降りになっていた。 少しぐらい濡れてもどうせ漏らして濡れているんだからかまわねえ! 俺はやつの仙骨あたりを足の裏で蹴飛ばしながら同時に羽交い締めした両手を引き上げたんだ。」

神北(かんぺき)曰く、「先輩、何故そんなことしたんですか?」

顔回(がんかい)曰く、「神北君、腰を抜かして立てない場合、そこに気合を入れて蹴飛ばすと腰ぬけが動けるようになるんですよ。」

子路曰く、「そうなんだ。 いきなり立てはしないが、自分の力でハイハイくらいできるようになるんだぜ。」

子貢(しこう)曰く、「へえ~、それってすごいですよ! 先輩、小6なのにどうしてそんな技(わざ)がとっさにできたんですか?」

子路曰く、「子供の頃なのでうる覚えなんだが毎週月曜日夜8時からの時代劇のワンシーンなんだ。 ある男が夜道を提灯を持って急ぎ足で歩いている。 地蔵堂を通りかかった時になにかにつまづいてうつぶせにバタッところんでしまった。 起き上がろうとすると自分の顔と血まみれの顔が鉢合わせ。 男は驚き立とうとするが、立てない。 つまり腰を抜かして立てないんだ。 そんな所を通りかかった助さんだったか、格さんだったか、風車の弥七だったか定かでないが、こんな風にして腰を抜かした男を助けたんだ。」

子貢曰く、「それって人気時代劇『水戸◎門』じゃないですか。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年7月22日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート180

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート180」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)曰く、「神北(かんぺき)君、実は私もノミの金玉がどのくらいの大きさだろうかと考えてしまったんですよ。 それにノミに心臓ってあるでしょうかねぇ~」

子貢(しこう)曰く、「回(かい)さん、ノミの金玉でもノミの心臓でも『極めて小さい』という意味でしょう。 『ノミの心臓みたいに気が小さくて臆病である』という例えでしょう。」

顔回曰く、「子貢君、君に問いたい! 何故ノミなのか? シラミではいけないのですか?」

子貢曰く、「回さん、私もノミの金玉もノミの心臓もこの目で見たことはありませんよ。 人の気持ちが極めて小さいことの例えですから、シラミでもミジンコでもかまいませんよ。 屁理屈を言わないで下さいよ!」

子路(しろ)曰く、「おいおい、お前ら内輪もめはやめんか! どうでもいい小さいことにこだわるなよ。」

顔回曰く、「では子路先輩、大きいことだったらこだわってもいいですか?」

子路曰く、「回よ、そうむきになってかみつくな!」

子路曰く、「おいお前ら、話を元に戻すぞ!」

顔回曰く、「では、先輩話の続きをお願いします。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月21日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート179

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート179」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)曰く、「それからどうしたんですか?」

子路(しろ)曰く、「俺はよじ登ったトイレの隙間からそっとリュックをおろして、中に降りたんだ。 トイレの天井を向いて仰向けに倒れている陽明(ようめい)を起こしてトイレの壁に座らせたんだ。 そしてロックをはずしてトイレの戸を開けた。」

顔回(がんかい)曰く、「面白くなってきましたね。」

子路曰く、「陽明をゆすり起こしたんだ。 やはり直感は当っていて気を失っていたんだな。 意識を取り戻した陽明はいきなり俺に抱きついた。 『子路ちゃん、おれ、おれ、見ちゃったんだよ! 聞いちゃったんだよ!』 『漏らしたきたねえ手で抱きつくんじゃないよ。 まぁ~とりあえず陽明が無事であってよかったぜ。 話は後でよく聞くからとりあえずここから出て着換えろよ。』 『子路ちゃん、ありがとう。 でも立ち上がろうとしても立ち上がれないんだ。』 『お前、腰を抜かしたな! おい陽明、そのまま動くな。 俺がトイレから引きずって外に出すからそのままにしてろ。』 『うん、子路ちゃん、わかった。』」

顔回曰く、「先輩、小学6年生で大人顔負けの判断と行動ですね! ふつうなら、そんな状態の陽明ちゃんを見たらすぐにでも付き添いの先生を呼びに行きますものね。」

子路曰く、「普通はそんなんだがな。 陽明との男と男の約束があったものだから、後で本当の理由を先生や友達に聞かれたらやつは学校へ来なくなっちまうと思ったからだ。」

子貢曰く、「でも呼びかけに答えない緊急事態であったんでしょうからどんな事情であれ先生をすぐに呼びに行くべきですよ!」

子路曰く、「やつはとてもシャイでナイーブで心臓はノミの金玉ぐらいしかないんだ。 漏らしたことが皆に知れたらその後のマインドケアーが大変なんだ。 それに俺の子分でもあるから、俺が面倒をみなくっちゃと思ったんだ。」

神北(かんぺき)曰く、「子路先輩、『ノミの金玉』ってどのくらいの大きさですか?」

子貢曰く、「神北君、察して下さいよ! 先輩は『ノミの心臓』って言いたかったんですが、間違えたんですよ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月20日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート178

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート178」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「とにかく俺は甥陽明(おいようめい)のリュックを取りに行った。 皆は2階の教室の2室を男子と女子にわけて寝泊まりすることになっていた。 すでにリュックはそこに持って行かれていたんだ。 やつのリュックを背負ってすぐにトイレに戻ったんだ。」

顔回(がんかい)曰く、「ムムム・・・」

子路曰く、「『甥陽明、リュックを持って来たぞ。戸を開けろ。』 甥陽明は俺の呼びかけにこたえなかった。 『おい、陽明、リュックを持って来てやったぞ。 もらしてしまったことははずかしいことじゃないぜ! リュックを渡すからはやく戸をあけろよ。』 2度の呼びかけにも無言。」

顔回曰く、「ムムム・・・」

子路曰く、「俺は思いっきりジャンプしてトイレの戸の上に手をかけよじ登った。 そしてやつのいるはずのトイレの中をのぞいてみたんだ。 すると・・・」

顔回曰く、「すると・・・。 どうだったんですか?」

子路曰く、「やつはトイレの中で寝ていたんだ。 『おい陽明、起きろ、寝てる場合じゃないぞ! おい、陽明、リュックを投げるぞ!』と大声で怒鳴ったがやつの反応がないんだ。」

顔回曰く、「ムムム・・・」

子路曰く、「最初は陽明が『ただ居眠りでもしているのだ。 のんきなやつだ。』と思ったが、『何か様子が変だ。 これは違う!』と直感したんだ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月19日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート177

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート177」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)曰く、「子路(しろ)先輩! 子路ちゃんと陽明(ようめい)君との秘密で、『誰にも言わないでよ!』と言う約束ごとなんですよね。 誰にも言ってはいけないことを聞いてしまいましたよ。」

子路曰く、「もう何十年も経っているんだ! この約束はすでに時効だ。」

顔回(がんかい)曰く、「まあ、今さらどうでもいいことですから、そこは聞かなかったことにしましょう。 その先をお願いします。」

子路曰く、「さすがに顔回は子貢君と違って人間ができてるねぇ! 重箱の隅を楊枝でほじくるような度量の小さい男ではないな!」

子貢曰く、「度量が小さくて悪かったですね! 先輩は度量が大海のごとく大きいですからね! ああやだやだ。」

顔回曰く、「子貢君、ボヤキはみっともないですよ! ここは子路先輩に話の続きをしてもらいましょう。」

子貢曰く、「先輩すいません。 話の続きをお願いします。」

子路曰く、「おお、子貢よ、そういう謙虚な態度で先輩を敬う心が大切だぞ! では、話の続きをしよう。 俺は急いで陽明のリュックを取りに行こうとしたが、もう一人一緒に来た玄徳(げんとく)の姿がなかったんだ。 とっくに皆のいる所に戻っているかと思ったんだ。」

顔回曰く、「え~え、玄徳ちゃんが行方不明になったんですか?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月18日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート176

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート176」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「 『陽明(ようめい)慌てるな! 落ち着け!』  『子路ちゃん、落ち着いてられないよ!』 『とにかくここから出て来いよ!』  『いやだよ!』  『おい、いくら友達のお前でもこの子路に逆らうと、この便所の戸を蹴破るぞ!』  『子路ちゃん、わかったよ! 俺、もらしちゃったんだよ!』  『お前、さっきの見たのか?』  『何それ? 何も見ちゃいないよ。 ただ我慢できずにトイレに駆け込んだけど、間に合わなかったんだ。』  『それじゃ、何か? さっきの悲鳴は、ただ単に陽明がもらしただけのことか?』  『ひどいよ、俺にとってはこのままじゃトイレから出られないじゃないか。 だからどうしようかと途方に暮れていたんだよ!』  『わかった。 おい陽明、お前着替えを持って来てるよな!』  『子路ちゃん、あるよ! リュックの中にパンツとシャツと体操服も入ってる。』  『わかった、俺がお前の着替えを持ってきてやるから待ってろ!』  『子路ちゃん、ありがとう。 ついでにトイレットペーパー上から投げ込んでよ。 もう使い果たしちゃったんだ。』  『わかった、隣のペーパーを上から投げ込んでやる。』  『子路ちゃん、ありがとう。 すぐに来てね!』  『わかった、すぐ来るからな!』  『それと子路ちゃん、このことは子路ちゃんと僕だけの秘密で、誰にも言わないでよ!』  『わかったぜ、誰にも言わないから安心しろよ!』」

顔回(がんかい)曰く、「ただのおもらしだったんですか? トイレの花子さんがてっきり出てきて驚いておもらししたと思っちゃいましたよ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月17日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート175

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート175」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「回(かい)さんも子貢(しこう)さんもお酒もかなり強いですね!」

子路(しろ)曰く、「特に回なんか、ザルか穴のあいた甕(かめ)かバケツだ。 だからこいつには質より量なんだ。 高いいい酒はいらないんだ。 お中元でもらわない限り、チンタオプレミアム生ビールなんて贅沢過ぎてもったいない。 生ビールは値段が高いから第四のビールで十分なんだぜ!」

子貢曰く、「それは回さんに失礼ですよ! せめて発泡酒じゃなければビールの味わいが楽しめませんよね。」

顔回曰く、「私は質即量、量即質でどちらとも不可分です。 それより子路先輩の話の続きをお願いします。」

子路曰く、「おうおうそうだったな。 諸君のたってのリクエストにこたえて引き続き話をすることにしよう。」

子貢曰く、「先輩、我々にここまで期待をもたせているんですから、つまんない話はごめんですよ!」

子路曰く「子貢君は一言多いいね! それではトイレのいきさつからだ。 俺は隣の個室に入っているやつに呼びかけたんだ。 『おい、陽明(ようめい)大丈夫か?』」

顔回曰く、「隣の子よりトイレの花子さんはどうしたんでしょうかねぇ?」

子路曰く、「隣のやつは甥(おい)陽明という名前だんだが、俺も恐る恐る天井を見上げたんだが、声の主はいなかった。 そこで個室を出てとなりの個室の戸を思いっきり叩いたんだ。 そうしたら甥陽明から返事が返ってきた。 『子路ちゃん、明けないでくれよ!』 『おい、陽明、何かあったのか?』 『子路ちゃん、大変なことになっちゃったんだ。』」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月16日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート174

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート174」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

バイザー京華(きょうか)曰く、「私はトイレの花子さんじゃないですよ! 早少女京華(さおとめきょうか)ですよ。」

顔回(がんかい)曰く、「それはわかってますよ! いいところで急におねえさんが来られたんでね!」

子貢(しこう)曰く、「ちょうどよかった。 一息入れて乾杯しましょうよ!」

子路(しろ)曰く、「邪魔しやがって! これからが面白いところなんだぜ!」

神北(かんぺき)曰く、「まあまあ、先輩の話の続きは後ほど。 まず乾杯しましょうよ!」

バイザー京華曰く、「はい、盃5つですね。」

子貢曰く、「花子さんじゃなくて京華さん、後は僕がやります。」

バイザー京華曰く、「ではおまかせして、ここにおいておきます。」

子貢曰く、「おねえさん、ありがとう。」

バイザー京華曰く、「後ほど記念撮影しますので、よろしく! ではごゆっくりどうぞ。」

子貢曰く、「では孔家司会典礼役不肖子貢、乾杯の音頭をとらせて頂きます。 では盃を一つ中央に置きます。 皆様の手前に盃を置きます。 では、お酒を中央からお注ぎいたします。 ツー、ツー、ツーで3回お注ぎしました。」

子路曰く、「子貢よ、能書(のうが)きはいいから、さっさと乾杯しようぜ!」

子貢曰く、「では、今宵の出合いに! そして回(かい)さんのチャレンジ成功をお祝いして! また皆様のご健勝とご多幸をお祈りしまして、乾杯!!」

子貢の乾杯の音頭に続いて子路、顔回、神北同時に曰く、「乾杯!!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月15日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート173

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート173」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)曰く、「先輩、子供なのによく中村天風先生の誦句を知っていましたねぇ。」

子路(しろ)曰く、「俺の母親が天風先生の大ファンで、毎日朝と夜の二回、仏壇の前に座って御経代わりに『力の誦句』を木魚を叩きながらリズムをつけてまるでヒップホップを歌っているいるように唱えていたんだ。」

顔回曰く、「先輩のお母さんはとてもユニークな方ですね!」

子路曰く、「母ちゃんの『力の誦句』はノリがいいものだから意味もわからずにいつの間にか口ずさんでいたんだな。」

顔回曰く、「習慣は第二の天性と言いますが、いざという時に役に立ったんですね。」

子路曰く、「その時はとっさに唱えていたんだが、天井の方から声がするんだ。」

顔回曰く、「どんな声がしたんですか?」

子路曰く、「それが女の子の声なんだ。 『ねぇ~、面白い歌ね! 数え唄じゃないのね! その歌私に教えて・・・』という声なんだ。」

顔回、子貢(しこう)、神北(かんぺき)同時に口を揃えて曰く、「それってもしかして『トイレの花子さん』ですか?」

バイザー京華(きょうか)曰く、「たいへん長らくお待たせしました。 ご注文の芽台酒(マオタイジュウ)です!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月14日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート172

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート172」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「俺がトイレに行くと後から俺と同じでおしっこしたいやつが俺の後を追っかけてきたんだ。」

顔回(がんかい)曰く、「それで二人になったんですね!」

子路曰く、「いや三人だ。 その後でもう一人ついて来た。 とにかく三人で校舎の外のトイレに行った。 とても風通しのよい古い木造のトイレなんだ。 三人とも我慢できずにトイレに駆け込んだ。 俺は大小一緒だったんで個室に入った。 もう一人も個室に入った。 俺は出すものを出してはいたが、誰かがついてきて俺をじっと見ている気配がしてならなかった。」

顔回曰く、「それで・・・」

子路曰く、「それからだ。 隣の個室に入ったやつが突然大声で悲鳴を上げたんだ。」

顔回曰く、「どんな悲鳴なんですか?」

子路曰く、「ゴジラとギャオスをミックスした叫びだった。」

顔回曰く、「先輩、それってどんな叫び声なんですか?」

子路曰く、「どんな声だったかは君たちの想像におまかせする! その声をとなりで聞いていた俺は恐怖のあまり一瞬すくんでしまったが、この時とばかりに中村天風先生の「力の誦句」を勇気をふりしぼって唱えたんだ。 『私は 力だ! 力の結晶だ! 何ものにも打ち克つ力の結晶だ。 だから何ものにも負けないのだ。 病にも 運命にも、 否 あらゆるすべてのものに 打ち克つ力だ。 そうだ!! 強い 強い 力の結晶だ。』」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月13日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート171

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート171」だ。

論語「述而(じゅつじ)篇」の中に、
「子、怪(かい)、力(りき)、乱(らん)、神(しん)を語らず」とある。

孔子先生は奇妙奇怪な怪談話や確実かどうかはっきりしない噂話や人の心をかき乱す話や、神や死んでからのあの世の世界の話はしなかった。

只今、NHKの朝8時からの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主人公の主人、つまり水木しげる氏の「ゲゲゲの鬼太郎」の妖怪の話は話題の人気マンガやアニメであってもしなかったということだね。
ところが弟子の中にもいろいろな人がいて、「この手の話が大好き!」という者もいておかしくないですな。
もちろんかの顔回(がんかい)が好きであってもおかしくないということですよ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)曰く、「それで一人でトイレに行ったんですよね!」

子路(しろ)曰く、「あったぼうよ! 途中までは一人で行ったんだ。」

子貢(しこう)曰く、「途中で恐くなってオシッコちびりながら戻って来たんじゃないんですか?」

子路曰く、「子貢君、君はデリカシーというものを知らんようだねぇ~。 デリカシーに欠ける子貢君、回先輩に指導を仰ぎなさい!」

顔回曰く、「先輩、子貢君のことはどちらでもかまいませんからその続きをお願いします。」

子路曰く、「では、ご期待に応えて続きを話すとしよう。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月12日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート170

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート170」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)曰く、「回(かい)さん、若い女性じゃあるまいし、ここでかわい子ぶりっ子しないでくださいよ!」

顔回(がんかい)曰く、「失礼ですね。 これは僕の『地』です。」

子路(しろ)曰く、「話を先に続けるぞ!」

顔回曰く、「お願いします。」

子路曰く、「暑さの汗と冷や汗とあぶら汗が混じって、体じゅう汗だくでタオルで拭いても拭いても止まらないんだ。 やっとの思いで分校までたどり着くとポツポツと雨が降り出してきたんだ。 案内のおじさんが校舎の出入り口のカギをあけてくれたので、とりあえず校舎の中に急いで入ることにした。 校庭の入り口の横に二宮金次郎の薪(まき)しょって論語を読んでいるお馴染みの像があったんだ。 その像の台座にこの分校の校歌が彫ってあった。 その像を見上げていたら、首が一回転して俺の方を向いて『薪をおろしたいよぉ~。 お前俺の代わりに背負ってくれよ』と言ってニヤッと笑ったんだ。」

顔回曰く、「二宮さんがニヤッと笑ったんですね。 怒ってなくて良かったですね。」

子路曰く、「回よ! ここは冗談を言うところじゃないぞ! こっちを見て本当に笑ったんだ。」

顔回曰く、「それから・・・」

子路曰く、「黒い雲がたれこめて回りも薄暗くなってきていた。 電気をつけてもらって教室の中に入ったんだ。 俺はかなり汗をかいていたせいかシャツもズボンも汗がひいてかなり冷たくなっていた。 体が冷えたせいか大と小を同時にしたくなったんだ。」

顔回曰く、「フムフム・・・」

子路曰く、「案内役のおじさんにトイレはどこかと尋ねたら、『校舎の隣で外の別棟にある。 裏口からすぐだから一人で行っといで。』と言われた。 本音を言うと恐いから一緒について来てほしいと言いたかったんだが、ガキ大将の俺のプライドがそう言わせなかったんだな。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月11日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート169

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート169」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「終点のバス停を降りると地元の人が待っていてくれて、目的地の学校まで道案内をしてくれた。 俺は付き添いの先生と殿(しんがり)にいたんだ。」

顔回(がんかい)曰く、「それから・・・」

子路曰く、「総勢30人余りだろうか・・・ 山道をリュックをかつぎ水筒をぶら下げて山道を登って行った。 俺と先生が殿のはずが、何故か後ろから一緒について来る人の気配を感じたんだ。 それで後ろを振り向くと誰もいない。 『おかしいなぁ?』と前を向いて歩きだすと後ろから左肩を軽くポンポンと叩かれたんだ。」

顔回曰く、「む~ぅ。 面白くなってきましたねぇ・・・」

子路曰く、「また後ろを振り向くと誰もいない! この子路様をなぶるのは、いったい誰だ?先生が俺をからかっているのかと思って聞いてみたんだ。 『先生、いいかげんにからかうのはやめて下さいよ。』 すると先生、きょとんとした顔でこう言ったんだ。 『俺は何も子路にはしてないぞ。 子路君、実はね。 去年も付き添いで児童を引率したんだ。 そして去年と同じように殿を務めたんだ。 その時一緒にいた6年生の男子が君と同じことを聞くんだよ。』」

顔回曰く、「それから・・・、それから・・・」

子路曰く、「おれに先生はこんなことも言うんだ。 『後ろには誰もいないのに、その後をぞろぞろとついて来るものがある。 そのついて来ているものが左肩を叩くんだろうね!』 『先生、それはどう言うことですか?』『どうやらここらへんは出るらしい・・・』」

顔回曰く、「きゃあ~こわい! 何がでるんですか?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月10日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート168

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート168」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)曰く、「回(かい)さんを見習うのは私だけじゃないでしょうよ! 先輩も先生に『回を見習え』と言われていたんじゃなかったですか?」

子路(しろ)曰く、「だまれ! 子貢! それ以上減らず口をたたくと貴様の黄色いくちばしをへし折るぞ!」

顔回(がんかい)曰く、「まあまあ、先輩、子貢君、お二人ともそう興奮しないで下さい! お互い親のかたき同志じゃないですからね!」

そこへ神北(かんぺき)が戻って来る・・・

神北曰く、「芽台酒(マオタイジュウ)すぐに用意するそうです。 乾杯までちょっとお待ち下さい!」

子貢曰く、「神北君、御苦労。 その酒の支払いは私がしよう。」

子路曰く、「貴様はまったく金と口でものを言わせるやつだな!」

顔回曰く、「まあまあ、先輩! ここは子貢君の御好意です。 ありがたく受けましょうよ。それより話の続きをお願いします。」

子路曰く、「そうだな! あの出来事は小学校6年生の夏休みの林間学校へ行ってのことだった。 その林間学校は標高1200mの山あいの中腹にある村の閉校になった分校を使わせてもらったらしい!」

顔回曰く、「何かぞくぞくしてきました。 僕この手の話、本当は大好きなんですよ!」

子路曰く、「俺は友達とキャンプファイヤーをしたり、カブトムシやクワガタ獲りを楽しみにしていたんだ。」

顔回曰く、「それから・・・」

子路曰く、「そこまで行くには途中の村までバスで乗り継いで終点のバス停で降りる。 そこから大人の足で歩いて2時間はゆうにかかるところなんだ。」

顔回曰く、「それから・・・」

子路曰く、「その日は、やけにジトッと蒸し暑く、空はどんより曇って、今にも雨が降りだしそうだった・・・」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月9日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート167

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート167」だ。


諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「まあまあ、子路(しろ)大先輩、ここは芽台酒(マオタイジュウ)で乾杯しましょうよ。」

子路曰く、「お前らの好きにしろ!」

神北曰く、「では、京華(きょうか)ねえさんに用意するように言って来ますから待っていて下さい!」

子貢(しこう)曰く、「盃(さかずき)は5つ用意して下さい。」

神北曰く、「孔家司会典礼役の子貢先輩! 心得てますよ。」

子貢曰く、「では、お頼みします。」

神北立ち上がり、のれんをくぐって部屋を出て行った。

子貢曰く、「そういえば子路先輩は写真が嫌いなその訳を聞いていませんでしたね!」

顔回曰く、「そうでした。 小学校6年生の夏休みに林間学校へ行ったところからでしたね!」

子路曰く、「お前らが、どうしてもその先を聞きたいというのなら話さない訳でもないがな。」

子貢曰く、「本音は話したくてうずうずしているくせして、まったくもって先輩は素直じゃないんだから。」

子路曰く、「うるせえ! 口先男のお前には言われたくないわ!」

顔回曰く、「まあまあ、子路先輩、その先の話を待ってました。 ぜひそのいきさつを聞かせて下さい!」

子路曰く、「さすが回(かい)君だね! 『先輩、待ってました。』いいねぇ・・・ 『ぜひその話聞かせて下さい!』うれしいねぇ・・・ こうでなくっちゃ話が滑らかに進まないな。 子貢よ、お前謙虚になって先輩に対する口のきき方を回君から見習いなさい!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月8日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート166

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート166」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)のれん越しに曰く、「遅くなってすみません。 神北(かんぺき)君どうぞお入り下さい。」

神北曰く、「では、失礼して入らせて頂きます。」

子路(しろ)曰く、「子貢! 神北! ずいぶんとおせえじゃねえか! 待ちくたびれたぜ。お前らハワイ旅行でもして来たんじゃねえのか?」

子貢曰く、「子路先輩、神北君に話があったものですから、つい話しこんでしまって遅くなりました。 お待たせしました。」

顔回曰く、「神北君、私の隣でよかったら、ここへどうぞお座り下さい。」

神北曰く、「はい、ありがとうございます。 では、おじゃまさせて頂きます。」

子路曰く、「では諸君、それぞれここへ来た経緯はともかくとして、奇(く)しくもここに孔家の門弟の四人が集った。 せっかくの機会であるから、回のピッチャー一気飲み成功の祝いもかねて乾杯して飲みなおそうぜ!」

顔回曰く、「私はビールは結構です。 十二分に頂きました。」

子路曰く、「そうだな! ホッピーにしよう!」

子貢曰く、「似たようなものじゃないですか?」

神北曰く、「まあまあ、大先輩の御三方! 祝宴ですから、芽台酒(マオタイジュウ)で乾杯したらどうでしょうか?」

子貢曰く、「芽台酒ですか?」

神北曰く、「はい!」

顔回曰く、「芽台酒と言えば、毛沢東国家主席がリチャード・ニクソン大統領をもてなし、周恩来が田中角栄首相をこの酒で接待したことなどで知られている結婚式などのお祝いの宴席で乾杯に用いられるあのお酒ですね!」

子貢曰く、「それはいいですね。 強い芳香があり、飲み干してもなお香りが残る。 その上飲み過ぎても二日酔いせず、むしろ適度の飲用は健康に良いとされていますね!」

子路曰く、「おめえら、うんちくが長えんだよ! 俺の知らない知識をひけらかすな。 いちいち癇(かん)に障るぜ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを
天意天風

2010年7月7日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート165

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート165」だ。

諸君、昨日の引き続きです。

子路(しろ)曰く、「回(かい)よ、俺はお前の点数かせぎのいい子ぶりっ子のものの言い方が気に入らないんだ。」

顔回(がんかい)曰く、「では先輩が気に入るように、私にどうしろと仰せになりたいのですか?」

子路曰く、「むぅ・・・」

顔回曰く、「『 “子曰く、詩三百、一言をもってこれを蔽(おお)う。 曰く、思い邪(よこしま)なし。” と詩教三百篇の魯頒(ろしょう)の駉(けい)篇の中の “偽りのない心” の一句に集約される。』 と孔子先生は言われていますよね。 先輩の『偽りのない心』、つまり『本心良心を偽らぬ誠の心』で回を御指導下さいませんか?」

子路曰く、「回よ! 貴様の言わんとしていることはよくわかった。 俺も先生が『回よ!回よ!』と貴様一人可愛がるものだから正直嫉妬していたんだ。 今思うと年甲斐もなく恥な真似をしたと後悔している。」

顔回曰く、「・・・ そんな風に思っていたんですか。」

子路曰く、「隣だというのに、おい、ずいぶんと子貢(しこう)も神北(かんぺき)も遅いなぁ!」

顔回曰く、「先輩、話をはぐらかさないで下さい!」

子路曰く、「・・・・・・」 無言。

顔回曰く、「先輩の本音は、ズバリ、『子路は孔家門弟一の正義感と勇気と行動力がある』と先生に誉められたんでしょ!」

子路曰く、「うるせえ! それ以上言うな!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月6日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート164

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート164」だ。

諸君、ここは子路(しろ)と顔回(がんかい)のいる学而の間の話の続きであります。

顔回曰く、「子路先輩! お言葉を返すようですが、それは何かの間違いか誤解です。 または私に対する回りの偏見ではないでしょうか? 私は自らの心の中を内省検討しても、先生の前でいい子ぶりっ子した覚えはただの一度もありません。 先生の言われることが逐一もっともなことだと感嘆するばかりです。 私にとって先生との対話は常に私論をはさむ余地がなかっただけなんです。 それよりも先生の語られることを心の耳をそば立てて、一言一句ももらすまいと集中しています。 私の心の耳で聞いたことをさらに記憶にとどめて忘れないように心の手帳に速記しているんです。 『一を聞いて十を知る』と例えて私の人物評を子貢(しこう)君が先生の前で述べたことは本人からも聞いています。 しかし、私としては先生の話の一つ一つがその意味において奥深さの限界が底知れないので、後で消化不良をおこさないために、先生より聞いた一つ一つのことを『聞き洩らすまいぞ!』と自分なりに有意注意しながらよく咀嚼(そしゃく)してから、発言しようと思っているからです。 子路先輩、『一を聞いて十を知る』は過大評価です。 私は『一を聞いて一を咀嚼する』が当を得ていると思います。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月5日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート163

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート163」だ。

諸君、「善」とは大辞林の解説の哲学や倫理学の項目では、「一定の使用・行為・道徳・秩序などにおいて、人や物の性質(価値)がよいこと、望ましくすぐれていること。また、それらをよくあらしめる根拠。真・美とならぶ基本的価値の一。倫理学の対象とされ、人間のあらゆる営みが目指すところ、あるいは営みを律する義務の源泉とされる。」とある。


極めて難解であり、どのように実践したらよいやらわからなくなる。
天風流に要約すれば、「日常の人生生活を、自他のいずれに対しても独りぎめのわがままな自己本位の気持ちではなく、お互い人間同士の間柄を極めて円満に融和するような、普遍的妥当性のある言葉と行為のみで行おうと心がけて、かつそれを確実に実行することなのである。そうすれば、それが期せずして、一切全てがそのまま『善』なるものに共通するからである。」
つまりここで言う「善」は、「人為的なものではない! どんな時にも変わらぬ愛の実践!」ということである。
「致知格物(ちちかくぶつ)」「致良知(ちりょうち)」も万物の霊長たる人間に備わった本心良心をプリンシプルとした知覚力、判断力、断行力を発揮せよということである。
然(さ)すれば、諸君の霊光が自ずと発揚することになる。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風