2010年7月3日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート161

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート161」だ。

諸君、昨日の引き続きにあるが、陽明学の祖、王陽明の陽明学の致良知について述べてみたい。

大辞林によると「
王陽明は(1472~1528)中国,明代の儒学者。浙江省余姚(よよう)出身。 名は守仁、字(あざな)は伯安、諡(おくりな)は文成公。陽明は号。朱子学に満足せず、心即理・知行合一(ちこうごういつ)、致良知を説き、陽明学を完成、実践倫理への道を開いた。 また、寧王宸濠(しんごう)の乱を平定するなど軍事的才能もあった。著「王文成公全書」、語録「伝習録」がある。 」とある。

「論語と算盤」の中の「誤解されたる修養説を駁す」で渋沢栄一翁もこのように述べている。

「修養ということについて、私はある者より攻撃を受けたことがある。その説は、大体二つの意味に分かれていたのである。その一つは、修養は人の性の天真爛漫を傷つけるから宜しくないと言うので、他の一つは、修養は人を卑屈にすると言うのであった。よってこれらの異見に対して答えておいたことを、左に述べてみようと思うのである。
 まず修養は、人の本然の性の発達を阻害するから宜しくないというは、修養と修飾とを取り違えて考えておるものと思う。修養とは身を修め徳を養うということにて、練習も研究も克己も忍耐もすべて意味するもので、人が次第に聖人や君子の境涯に近づくように力(つと)めるということで、それがために人性(じんせい)の自然を矯(た)めるということはないのである。つまり人は充分に修養したならば、一日一日と過(あやま)ちを去り、善に遷(うつ)りて聖人に近づくのである。もしも修養したために、天真爛漫を傷つけると言うならば、聖人君子は完全に発達した者でないということになる。また修養のために偽君子となり、卑屈に陥るならば、その修養は誤れる修養であって、われわれの常に言う修養ではないと思う。人は天真爛漫が善いということは、私は最も賛成する所であるが、人の七情すなわち喜怒哀楽愛悪慾の発動が、いつ如何なる場合にも差し支えないとは言われぬ。聖人君子も発して節に中(あた)るのである。ゆえに修養は人の心を卑屈にし、天真を害するものと見るは、大なる誤りであると断言するのである。
 修養は人を卑屈にするというに、礼節敬虔(けいけん)などを無視するより来る妄説(もうせつ)と思う。およそ孝悌忠信、仁義道徳は日常の修養から得らるるので、決して愚昧卑屈(ぐまいひくつ)でその域に達するものではない。大学の致知格物(ちちかくぶつ)も、王陽明の致良知(ちりょうち)も、やはり修養である。修養は土人形を造るようなものではない。かえっておのれの良知を増し、おのれの霊光を発揚(はつよう)するのである。修養を積めば積むほど、その人は事に当たり、物に接して善悪が明瞭になって来るから、取捨去就(しゅしゃきょしゅう)に際して惑わず、しかもその裁決が流るるごとくなって来るのである。ゆえに修養が人を卑屈愚昧にすると言うに大なる誤解で、極言(きょくげん)すれば、修養は人の智を増すにおいて、必要だということになるのである。これをもって修養は智識を軽んぜよというのではない。ただ今日の教育は、あまりに智を得るのみに趨(はし)って、精神を練磨することに乏しいから、それを補うための修養である。修養と修学を相容(あいい)れぬごとくに思うのは、大なる誤りである。
 蓋(けだ)し修養ということは広い意味であって、精神も智識も身体も行状も向上するように練磨することで、青年も老人も等しく修めねばならぬ。かくて息(や)むことなければ、遂には聖人の域にも達することができるのである。
 以上は私が二つの反対説、すなわち修養無用論者に対して反駁(はんばく)したる大要であるが、青年諸氏もまたこの考えで、大いに修養せられんことを切望するのである。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年7月2日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート160

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート160」だ。

諸君、論語「公冶長篇(こうやちょうへん)」に
「子路聞くことありて、いまだこれを行なうことあたわざれば、ただ聞くあらんことを恐る」とある。


子路は孔子先生に何か一つ教えを受けると、それをすぐさま実行に移そうとした。
身をもって実行できないうちは、新たに別の教えを師から受けることを拒否したとある。
子路にとってみれば、どんなに良い教えを聞いたところでそれが現実に活かせぬもの、または役に立たない物は良しとしなかった。
偉そうに口巧者に語ったとしても実行せぬものは信用しなかった。
言行が一致しないことは何らの価値を見いだせないと考えていたのだろう。
後の世に生を受ける陽明学の祖、王陽明の実践哲学がそれである。

大辞林によると陽明学とは、「中国明代の王陽明およびその学派の新儒教学説。 元・明代に官学として重んじられた朱子学の主知主義的理想主義的傾向に対して現実主義的批判を加え、主体的実践を重視した。 心が理であるという心即理(しんそくり)、生来の道徳的判断力を発揮せよという致良知(ちりようち)、認識と実践を一致させよという知行合一(ちこうごういつ)、欲望を肯定する無善無悪などを主要な学説とする。 王学。」と説明されている。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年7月1日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート159

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート159」だ。

諸君、ここは子路(しろ)と顔回(がんかい)のいる学而の間であります。

顔回が子路と神北(かんぺき)の礼に欠ける振る舞いに対して、「存念やいかに?」と問うたところからですよ!

子路つり上がったまなこを大きく見開き顔回のまなこを直視してい曰く「回(かい)! 俺は先生に『回を見習え、回を見習え』と言われ続けているんだぞ! 俺は貴様より二十一歳も年上なんだぜ。 出来たお前であっても俺の立場であれば後輩の貴様を見習えと言われれば面白くないのは当たり前だろう。 俺は先生を共に苦労してきた同志だと思っているんだ。 そして俺は先生のためなら命も惜しくない! 貴様にも俺の気持ちはわかるはずだ。 先生は、お前を我が子以上に可愛くてしょうがないのは、俺はわかっているつもりだ。 回は先生の言うことをいちいちうなずいて、逆らうことをしない。 俺はいちいち先生の言われること、なさることを『もっともだ』と思うこともあるが何を言っているのかわからない時は、『何を言っておられるかわかりません。』とはっきり言う! 時には先生に対して食ってかかる時もある。 『一を聞いて十を知る』なんて、そんな器用な真似はできん。 特に先生の前でいい子ぶりっ子している貴様のまねなど見習えぬわ! 俺は子路であって、顔回じゃないんだ、覚えておけ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月30日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート158

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート158」だ。

諸君、昨日の引き続きです。

子貢(しこう)に釈明したいけど言えないもどかしさをこらえて神北(かんぺき)曰く、「子貢さん、私はどんな約束事にせよ、いったんそれを受け約束を交わした以上、その約束を遵守(じゅんしゅ)するということを旨としております。 これ以上は私の口からはお答え出来かねます。 どうぞ御容赦下さい!」

子貢曰く、「わかりました。 それ以上このことに関しては君に聞くのはやめましょう。」

神北曰く、「御恩情痛み入ります。」

子貢曰く、「神北君、子路(しろ)先輩と回(かい)さんをかなり待たせています。 回さんのチャレンジ成功祝いと験(げん)直しを兼ねて一緒に一杯やりましょうよ!」

神北曰く、「はい、そうですね。 お二人がお待ちかねでしょう! では遠慮なくお邪魔させて頂きます。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月29日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート157

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート157」だ。

諸君、昨日の引き続きです。

先進の間で神北(かんぺき)は子貢(しこう)に「事の真相やいかに」と詰め寄られ、同じく学而の間で発端をつくった子路(しろ)に顔回(がんかい)がガチンコで「真意やいかに」と詰め寄った。
本音で語りあえる対話処 居酒屋「ざ・論民」で繰り広げられる人間模様であります。

改めてここは子貢と神北のいる先進の間であります。

神北沈黙を破って曰く、「子貢さん、数々の御無礼お許し下さい!」と深々と頭(こうべ)を下げた。

子貢曰く、「神北君、私は理由のないのに君に頭を下げられても却って不自然じゃありませんか? 私はこの度の回(かい)さんに対する子路先輩や神北君、そして門人門下生の無礼、不敬、不遜ならびに孔家の門人に対してあるまじき礼を逸した振る舞いは、孔子先生の仁を志す者として最も嫌うことで恥とすることですよ。」

神北平身低頭して曰く、「子貢さんのおっしゃる通りです。 面目(めんぼく)ありません。」

子貢曰く、「神北君、私は君に何度も頭を下げ謝られても、これは私自身が直接受けた当事者ではないんです。 許しを乞われるのなら回さんに対してですよね。 しかし、 あなたも子路先輩に止められているのか、義理立てしているのか? 事の真相を言えない理由があるのでしょうから、今ここで君に問い詰めるのはやめにします。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月28日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート156

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート156」だ。

ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

顔回(がんかい)曰く、「では、正々堂々たる子路(しろ)先輩に折り入ってお聞きしたいことがあるんですが、よろしいですか?」の続きからです。

子路曰く、「ああ、言いたいことがあれば言ってみろ!」

顔回曰く、「子路先輩、言いたいことではありません。 聞きたいことがあるんです。」

子路曰く、「どっちも似たようなものだ。 聞きたいことがあったら言えよ!」

顔回曰く、「先輩の写真嫌いの理由(わけ)は後ほどうかがいます。 先輩と神北君はこのところ私が挨拶しても無視されるだけで口もきいてくれませんでしたね。 それに他の門人門下生も私を無視するようになりました。 孔家は礼と義を特に重んじます。 ましてや礼の基本である挨拶をすることは門人であれば誰もがわきまえていることです。 私について言いたいことがあれば面と向かっておっしゃって下さい。 先輩は孔家を代表する古参で先輩の言行は影響力があります。 私にとって先輩は実の兄同様、それ以上の方です。 先輩の率直な忠告であれば実の兄の言葉として謙虚にお聞きしたい。 ぜひ先輩の存念をはっきりと先輩のお言葉でお聞かせ下さい!!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月27日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート155

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート155」だ。

諸君、昨日の引き続きです。

子貢(しこう)曰く、「回(かい)さんが『子貢君、ありがとう! では、君のご厚意に甘えてそうさせて頂くことにするよ。』と快く受けてくれたんだ。」

神北(かんぺき)曰く、「・・・」 うなだれたまま無言。

子貢曰く、「『それでは回さん、居酒屋「ざ・論民」をご存じですね!』 いつもの回さんの笑顔でうなずいた。 『そこの2階でPM7:00に待ち合わせしませんか? もし私が遅れるようでしたら先に飲んでいてかまいませんから! 勘定は私に任せて下さい! 時間に間に合うように急いで行きますから、待っていて下さいな!』ということで只今こうして、神北君と私がここにいる次第ですよ。 まさか隣どうしで来ていることなど予想だにしてはいなかったんですよ。 もっと驚いたことにあの回さんがピッチャーの一気飲みにチャレンジするハプニングが起こるとは青天の霹靂でした。 神北君、君もそう思ったでしょ。」

神北曰く、「・・・」 変わらずうなだれたまま無言。

子貢曰く、「神北君、どうしたんですか? 体の具合でも悪いんですか?」

神北曰く、「・・・」 無言。

子貢曰く、「先ほど君は大声で回さんのチャレンジにエールを送っていましたね。 どうしたんですか?口でもきけなくなったんですか? それとも言いたくないことがあるんですか? どんな理由であれお互い縁あって孔家同門の弟子になったのですから事の真相を正直に話してはくれませんか! 神北君、君と私は同志じゃないですか!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年6月26日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート154

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート154」だ。

諸君、昨日の続きです。

子貢(しこう)曰く、「『回(かい)さん、これから私は孔子先生のところに御報告にあがるところです。 もしお急ぎでなければ留守中に私の当番を回さんに代わっていただきました。 お礼に一献(いっこん)差し上げたいがいかがでしょうか?』と私から誘ったんだ。」

神北(かんぺき)曰く、「・・・」 頭を上下に振って無言でうなずく。

子貢曰く、「回さんのお気持ちを察するに、孔子先生に心配や迷惑をかけたくないということもありましょう。 事実を明らかにしたうえで慎重に、冷静に判断しなければならないでしょう。 そして、自身の発言には影響力もあるため無責任なことは言えないとのお立場を考えられてのことでしょう。 『子貢君、これについては先生にはなさないでくれたまえ。』と言われたんですよ。」

神北曰く、「・・・」 頭を上下に振って無言でうなずく。

子貢曰く、「私はすかさず『承知しました。 回さん久しぶりに飲みながらお互い忌憚(きたん)のない話をしませんか?』とさらにうながしたんですよ。」

神北曰く、「・・・」 うなだれたまま無言。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年6月25日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート153

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート153」だ。

諸君、昨日の続きです。

子貢(しこう)曰く、「回(かい)さんが『私にもよくわからないんだ!』と言うから、すかさず『わからないってどういうことですか?』とたずねた。 すると回さん本人もどうしてもそうなったのかわからないが私の留守におこったことの一部始終を話してくれたんだ。」

神北(かんぺき)曰く、「・・・」 沈黙。

子貢曰く、「『子貢君、実は突然、子路(しろ)先輩や神北君が口をきかなくなったんだ。 私が挨拶や声をかけるとすぐその場を立ち去るんだ。 君の留守中からは他の門下生も同じ態度をとるようになったんだ。 先生のいらっしゃるところではさすがにそれはないが、先生が立ち去るとすぐに私を無視しだすんだよ。 気にとめないようにしているんだがね! さすがにまいっているんだ。』と回さんには珍しく弱気で言葉に力のないものだった。」

神北曰く、「・・・」 沈黙。

子貢曰く、「私は回さんに『そうですか。 回さん何か心当たりはありますか?』と言うと回さんは『私は普段通りで思い当たるところがないんだよ。』と答えたんだ。」

神北うなだれぎみに曰く、「・・・」 沈黙。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月24日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート152

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート152」だ。

諸君、昨日の続きです。

子貢(しこう)曰く、「神北 (かんぺき) 君、私は孔子先生に御用を頼まれて出張で留守をしていたんですよ! その仕事を終えて先生に御報告に行く道すがら、帰宅する回(かい)さんの後姿を見かけてね・・・」

神北曰く、「そう言われればここしばらく子貢さんの姿が見えなかったのは、出張されていたんですか?」

子貢曰く、「神北君、話はこれからだ! 回さんがいつもの回さんと違って肩をつぼめて首はうなだれてとぼとぼ歩いていたんだ。 それで気になって声をかけたんだ。 『回さんご苦労さまです! お帰りですか? ・・・回さんどうしたんですか? 元気がないじゃないですか? 体の具合でも悪いんですか』と言うと、回さんは私に変なことを言うんだ。」

神北曰く、「ほぉー、それで?」

子貢曰く、「『子貢君は私と口を聞いてもいいのかい?』って言うんだ。 目はうつろでまるでうつ病のようだった。 『はぁ~? 何をバカなことを言っているんですか? 同門の子貢ですよ! 回さんとてもお疲れのようですね! 私の留守中に何があったんですか?』とたずねたんだ。」

神北曰く、「それで回さんは何とお答えになったんですか?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月23日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート151

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート151」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。

先進の間の出入り口ののれんの前で子貢(しこう)曰く、「孔家門弟の子貢です。 神北(かんぺき)殿はおられますかな?」

神北その声に答えて曰く、「同門の神北です。 子貢先輩どうぞお入り下さい。」

子貢曰く、「それでは、失礼して入らせていただく。」

神北曰く、「これはこれは子貢先輩! このようなところでお会いするとは思いもよらぬことです。」

子貢曰く、「確かに! しかし神北君はここの常連だと聞いたが?」

神北曰く、「常連と言われるほどには来てはいませんが、このところ子路(しろ)先輩と連れだってよく来るようになったんですよ。 それにここは、私にとって孔家とご縁を結んでくれた縁起の良いところですからね。」

子貢曰く、「君もわかっているだろうが今隣に子路先輩が来ていてね。 子路先輩と回(かい)さんに神北君を呼んで来てくれと頼まれたので、声をかけに来たんだ。」

神北曰く、「回先輩も私のことを呼んでくれとおっしゃっているのですか?」

子貢曰く、「初めに神北君に来てほしいと言ったのは回さんだよ。」

神北曰く、「そうですか。 まー、立ち話ではなんですからどうぞお座りになって下さい!」

子貢曰く、「では遠慮なくそうさせてもらうよ。 それで神北君も店内放送で事のなりゆきを聞いていると思うから、私の方から逐一説明する必要もなかろうと思う。」

神北曰く、「しかし回先輩と子貢先輩がここに飲みにこられているとは正直驚きましたよ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月22日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート150

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート150」だ。

諸君、昨日の引き続きです。

子路(しろ)曰く、「誰にも言うなよ! 実は俺、小学校6年生の夏休みに林間学校に行ったんだ。」

子貢(しこう)曰く、「それからどうしたんですか?」

顔回(がんかい)曰く、「話の腰を折るようですまないが、子貢君、神北(かんぺき)君を一人きりにさせておかないでここへ呼びましょうよ!」

子貢曰く、「そうですね。 子路先輩、神北君にここへ来てもらいますが差支えありませんよね?」

子路曰く、「ああ、神北にも口止めせにゃいかんからな!」

子貢曰く、「では、僕が呼んできます。 ちょっと待っていて下さい!」

子貢小部屋ののれんをくぐって隣に入っていった。

顔回曰く、「子路先輩、先ほどは力の入った御声援誠にありがとうございます。」

子路曰く、「欲がないと思っていた回がピッチャー一気飲みの大それた野望を抱いていたとは知らなかったぜ!」

顔回曰く、「先輩、回だって人間だもの。」

子路曰く、「お前、あいだみつおか?」

顔回曰く、「先輩が写真嫌いとは知りませんでしたよ。」

子路曰く、「俺は酒盗もきらいだ!」

顔回曰く、「それって鰹(かつお)の腸(わた)の塩辛(しおから)のことですね!」

子路曰く、「そうだ!」

顔回曰く、「この塩辛を肴(さかな)にするとますます酒がすすむというじゃないですか。」

子路曰く、「それだ。 それがいけねえんだ。 はなから『お酒がススム君』とか『酒進(しゅしん)』にすればいいものを、盗人じゃねえんだから盗人呼ばわりするとは気に入らん! 正々堂々と酒の友達で『酒達(さけだち)』にしろよ!」

顔回曰く、「先輩、今、正々堂々とおっしゃいましたか?」

子路曰く、「ああ」

顔回曰く、「では、正々堂々たる子路先輩に折り入ってお聞きしたいことがあるんですが、よろしいですか?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月21日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート149

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート149」だ。

諸君、昨日の引き続きです。

子路(しろ)答えて曰く、「無論おれは異存はない! ただし・・・」

バイザー京華(きょうか)、子路、顔回(がんかい)、子貢(しこう)の三人に会釈をして学而の間を出ていった。

子貢曰く、「『ただし・・・』何ですか?」

子路曰く、「回(かい)、子貢、口の堅いお前たちこのことだが、孔子先生や他の門人、それ以外の誰にも言うなよ! 約束できるか?」

顔回曰く、「先輩が『言うなよ!』と言われることは、この顔回、愛宕白山に誓って誰にも言いません!」

子路曰く、「口巧者(くちごうしゃ)な子貢、お前はどうなんだよ?」

子貢曰く、「先輩が嫌だと言うことなら言いませんが、せっかくの回さんの晴れ姿ですよ。 それに孔家一門のメンツがたったんですから・・・ たかが記念撮影じゃないですか。」

顔回曰く、「子貢君、たかが記念撮影とは何ですか! 私にとっては命がけのチャレンジに成功したんです。」

子路曰く、「回さん、すいません。 つい口がすべりました。」

顔回曰く、「わかっていただければ許します。」

子路曰く、「お前ら俺の話を聞けよ! 俺の個人的なことだが、『ただし・・・』には訳があるんだ。」

顔回曰く、「個人的とはどういうことですか?」

子路曰く、「実は俺、写真に写るのが苦手で、ズバリ、写真嫌い!」

子貢曰く、「えー、どうしてですか? 先輩はミーハーで目立ちたがり屋じゃないですか。」

子路曰く、「何事においても寛大な子路様にも苦手なものがあるんだ!」

子貢曰く、「へぇ~、ひょっとして写真写りが悪いので気にしているとか、ですか?」

子路曰く、「バカ言っちゃいけねぇ。 そんなんじゃないやい。」

子貢いわく、「じゃ何ですか? 『男』が売りの先輩がずいぶんはっきりしないですね。 ズバリ言って下さいよ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月20日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート148

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート148」だ。

諸君、昨日の引き続きです。

子貢(しこう)曰く、「それより子路(しろ)大先輩、どうしてここにいるんですか?」

子路曰く、「それは俺が聞きたいよ!」

子貢曰く、「それなら、子路先輩、この場は無礼講ということでお尋ねしたいことがいくつかあるのですが、よろしいですか?」

バイザー京華(きょうか)話に入って曰く、「お取り込み中恐れ入ります。 それでは回(かい)様後ほど記念撮影にまいりますからお待ち下さいな! それでは私はこれで失礼します。」

子路曰く、「おたふく、まだいたのか!」

バイザー京華曰く、「おあいにくさま! 回様ではのちほど。」

顔回(がんかい)曰く、「おねえさん、ちょっと待って下さい! ぜひおねえさんにお願いがあるんです。」

バイザー京華曰く、「まあ、回様なんでしょう。」

顔回曰く、「僕といっしょに記念写真に入ってもらえませんか?」

バイザー京華曰く、「まあ、うれしい。 回様と私のツーショットですね!」

顔回曰く、「おねえさんには申し訳ありませんがせっかくの記念撮影です。 おねえさんと御亭主と子路大先輩と子貢君と隣で一人待ちぼうけをくっている神北(かんぺき)君と私の6人なんですが、よろしいですか。」

バイザー京華曰く、「え~、ツーショットじゃないんですか? 京華、とても残念! はい、でも亭主はすごく喜ぶと思いますよ。 襟を正して早少女(さおとめ)京華、謹んで記念撮影のお仲間に入らせて頂きます。」

顔回曰く、「京華ねえさん、ありがとう! 子路先輩も子貢君も異存はないですよね!」 

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月19日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート147

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート147」だ。

諸君、昨日の引き続きです。

バイザー京華(きょうか)の言動の豹変ぶりと厚かましさ、そんな彼女に対してのひんしゅくの大ブーイングでしたねぇ~。
バイザー京華、大ブーイングをものともせずに曰く、「いつもお客様に愛されるおもてなしを居酒屋「ざ・論民」従業員一同心がけてまいります。 本日は御来店まことにありがとうございます。 皆様のお相手は『笑顔と愛嬌は0円(ぜろえん)よ!』がモットーの早少女(さおとめ)京華でした。 これで学而の間より実況中継を終わります。」

顔回(がんかい)何を思ったのか突然バイザー京華のマイクを取って曰く、「御来店の皆様、僕はハワイには行きましぇん!」

バイザー京華マイクを取り戻して曰く、「お客様、緊張がほどけて酔いがまわったんですか!」

顔回曰く、「僕はハワイには行きましぇん!」

子貢(しこう)曰く、「回(かい)さんそれはわかりました。 もう帰りましょうよ! 回さん、早朝から野良仕事でしょう!」

顔回曰く、「僕はハワイには行きましぇん!」

子路曰く、「回、ハワイに行かないことはわかった! 気をしっかり持て。」

バイザー京華曰く、「回様、ハワイのペアチケットはどうされるのですか?」

顔回曰く、「孔子先生に差し上げます。 僕がハワイに行ったら、ぶっちゃけ帰りたくなくなるでしょう!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月18日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート146

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート146」だ。

「論語」「憲問」篇に孔子先生がこう述べておられる。

子曰く、そのこれを言いて怍(は)じされば、これをなすや難(かた)し。 

心にもないことを言うべきでないが、相手に対して本心良心から湧き出(い)ずる思いがあり、発言に対応する実質があってこそ、自信を持った断言ができる。
と言うことは、ことに処するに、言わなければならない肝心要のときに言い、言わなくてもよいことには、口を出さない!
渋沢翁に言わせれば、沈黙は必ずしも金ならず。
雄弁は必ずしも銀ならずと言うことになるね!

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

バイザー京華(きょうか)、顔回(がんかい)にマイクを向けてインタビューして曰く、「チャレンジ成功おめでとうございます! 今の心境を語って頂けますか?」

顔回答えて曰く、「論民ファンの皆様、御声援まことにありがとうございます。 私のイメージどおりの結果で終わってほっとしています。」

バイザー京華、顔回にインタビューして曰く、「チャレンジ終盤にチャレンジャーの目の前にペキン原人シロが突然現われて驚きませんでしたか?」

顔回答えて曰く、「あ~、はい! ちょうどそのときは、意識がもうろうとしていましたので、誰が目の前にいるかわかりませんでした。」

バイザー京華、顔回にインタビューして曰く、「後ほど、記念撮影とJTBで行く『思いっきりハワイ満喫6泊8日の旅』の目録をお渡ししますが、何とこれペアチケットなんですね。 どなたと一緒にいかれますか?」

顔回答えに窮して無言!

バイザー京華曰く、「失礼ですが、回(かい)様は独身ですか?」

顔回答えて曰く、「あっ、はい。」

バイザー京華曰く、「回様は、今おつき合いしている方がおられますか?」

顔回答えて曰く、「あ~、特定の人はおりません。」

バイザー京華曰く、「回様! 私でよければ喜んで同伴いたしますよ!」

顔回答えに窮して無言!

店内より「帰れ! 帰れ! 本部に帰れ!」の大ブーイングが起こる。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月17日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート145

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート145」だ。

諸君、バイザー京華(きょうか)の口舌(こうぜつ)態度の豹変(ひょうへん)ぶりに店内のお客が唖然として沈黙してしまったんだ。
よく「口は禍(わざわい)の門である」といいますね。
また「沈黙は金、雄弁は銀」とも言います。
渋沢翁も「論語と算盤」の中でこんなことを言っている。

 余は平素多弁の方で、よく種々(いろいろ)の場合に口を出し、あるいは演説なぞも処嫌わず、頼まれればやるので、知らず識らず言い過ぎることなぞあって、人からしばしば揚げ足を取られたり、笑われたりすることがある。 しかし、如何に揚げ足を取られようが、笑われようが、余はひとたび口にして言う以上は、必ず心にもないことは言わぬという主義である。 したがって、自分自身では妄語(もうご)したとは思っておらない。 あるいは世人には、妄語と聞こえる場合がないでもなかろうが、少なくとも自分は、確信のある所を口にしたつもりでいる。 口舌は禍の門であるだろうが、ただ禍の門であるということを恐れて一切口を閉じたら、その結果はどうであろう。 有要な場合に有要な言(げん)を吐くのは、できるだけ意思の通ずるように言語を用いなければ、折角のことも有邪無邪中(うやむやちゅう)に葬られねばならぬことになる。 それでは禍の方は防げるとしても、福の方は如何にして招くべきか、口舌の利用によって福も来るものではないか。 もとより多弁は感心せぬが、無言もまた珍重すべきものではない。 唖(おし)はこの世の中において、如何なる用を弁じ得るか。
 余のごときは多弁の為に禍もあるが、これによってまた福も来るのである。 例えば、沈黙していいては解らぬのであるけれども、一寸(ちょっと)口を開いたために、人の困難な場合を救ってやることができたとか、あるいはよく喋ることが好きだから、何かのことにあの人を頼んで口を利いて貰ったら宜しかろうと頼まれて、物事の調停をしてやったとか、あるいは口舌のあるために、種々の仕事を見出すことができたとかいうように、すべて口舌が無かったら、それらの福は来るものではないと思う。 して見れば、これらは誠に口舌より得る利益である。 口は禍の門であるとともに、福の門でもある。 芭蕉の句に「ものいへば唇寒し秋の風」というのがある。 これも要するに、口は禍の門ということを文学化しかものであろうけれども、こういう具合に禍の方ばかり見ては消極的になり過ぎる。 極端に解釈すれば、ものを言うことができないことになる。 それではあまり範囲が狭過ぎるのである。
 口舌は実に禍の起こる門でもあるが、また福祉の生ずる門でもある。 ゆえに福祉の来るためには、多弁あえて悪いとは言われぬが、禍の起こる所に向かっては言語を慎まねばならぬ。 片言隻語(へんげんせきご)といえども、決してこれを妄(みだ)りにせず、禍福の分かるる所を考えてするということは、何人にとっても忘れてはならぬ心得であろうと思う。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風
  
  
妄語(もうご) ― うそをつくこと。 不実な言葉。

2010年6月16日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート144

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート144」だ。

諸君、顔回(がんかい)ついにチャレンジに見事に成功しました。

バイザー京華(きょうか)マイクを持って曰く、「完飲です! 店内の皆様、ピッチャーの一気飲み完飲しました。 チャレンジに成功です! コングラチュレーション! おめでとうございます! チャレンジャーは放心状態のようでありますので、同門の子路(しろ)様、一言コメントをお願いします。」

子路、差し出されたマイクを両手につかんで号泣して曰く、「感動した、回(かい)! 感動したよ! お前は孔家門弟の鑑(かがみ)だ。」

バイザー京華、子路の持ったマイクを無理やり取り上げて曰く、「はい、子路様、ありがとうございます。 回さん、お尻の穴にじょうごをさされてビールを流されなくて良かったですね! はい、では、もうお一人方、同席の御友人に一言コメントを頂きましょう。」

子貢マイクを向けられて曰く、「カメラはどこ?」

バイザー京華あきれ顔で曰く、「さっきも言ったでしょう。 音声放送だけです。 カメラはありませんよ。」

子貢、バイザー京華のマイクを取り上げて曰く、「えー、本日は、私の友人回君のピッチャー一気飲みチャレンジパフォーマンスショウにお越しいただき誠にありがとうございます。 チャレンジャーと私は、孔家の門下生で親友であります。 えー、ともに師の言われる『道に志し、徳に拠(よ)り、仁に依(よ)り、芸に游(あそ)ぶ。』を目指しております。 えー、わかりやすく言いますと、万物の霊長たる人間としての正しい道の悟りを目標とし、人徳を身につけ、仁の心を実践し、幅広く教養をひろめていくと誓い合った同志であります。 えー・・・」

バイザー京華、子貢のマイクを取り上げて曰く、「こら! ボケ! 勘違いすんな! 結婚式の友人代表のあいさつじゃねえんだ! 一言と言っただろう。 あんたの話はめんどくさくって、くどくって、なげえんだよ! 『回さん、チャレンジ成功おめでとう!』これだけでいいんだよ。」

店内急にシーンとなる。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年6月15日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート143

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート143」だ。

諸君、顔回(がんかい)チャレンジ成功なるか?

独身の顔回の日常生活は、日々疏食(そし)を飯(く)らい、水を飲み、肱(ひじ)を曲げて手枕でごろ寝する。
こんな貧乏ぐらしの中にも、顔回の楽しみがあった。
その楽しみは、素直な気持ちで心の中のスクリーンに思い切り理想を描くことであった。
決まって心のスクリーンに描くイメージは、顔回の「お決まりのシーン」があった。

憧れの地、ここはハワイ!
それもダイヤモンドヘッドが見えるワイキキビーチ!
その砂浜にいるのは二人だけ。
そう「顔回君」と「サキちゃん」である。
暑い太陽の日差し、そして青い海と潮風、砂浜をビキニ姿で走るサキちゃんを追いかけるアロハシャツに海パンの顔回。

二人は互いに顔を見つめあい、こう呼びあう。
「サキちゃん!」、「顔回君!」
そして二人のお決まりのセリフを言い合う。
「仁者はハワイがお好き!」
「サキちゃん、違うだろ! 仁者は山が好き!」
「あなた相変わらずかたいのね!」

諸君、「論語」雍也(ようや)篇に「知者は水が好きだ。 仁者は山が好きだ。」とある。
顔回はこの孔子先生の言葉から「仁者は山が好き。」と答えたんだね。

そして二人の乾いた喉を潤してくれるのは、サキちゃんが決まってトロピカルドリンク。
顔回君のお決まりは、ピッチャーに入った生ビールである。
顔回君はイメージの中では、ピッチャーに入った生ビールを10本のストローを口にくわえて一気飲みする一発芸であったんだ。
これもサキちゃんを喜ばせるためなんだね。
そう「人の喜びをわが喜びとする」をモットーにしている顔回君の愛情表現なんだ。
そして顔回の理想イメージの中では「一気飲み」の失敗はただの一度もなかったんですよ。

諸君、話が長くなりました。
顔回君、残りのビールを巨大ストローをイメージして、一気にすいこんだ。
完飲の瞬間である。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月14日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート142

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート142」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

パーテーションをはさんだ先進の間から、神北(かんぺき)曰く、「イッキ!イッキ!回(かい)さん、もうすぐだ。 がんばれ回さん! ファイト~一気!」

バイザー京華(きょうか)マイクを持って曰く、「店内の皆様、チャレンジャーの目に生気が戻ってきました。 マラソンで例えればスタートした競技場の中へ戻ってきたというところでしょうか? さあこのチャレンジ、成功なるか? 実況アナは早少女(さおとめ)京華です。」

諸君、顔回の生気が戻ってきた訳は、ハワイ旅行の目録という響きの言葉であったんだね。
顔回が少年の頃、友達の家で見たテレビCMに強い衝撃を受けたことが第一原因なんだ。

「芸能人は歯が命」
「芸能人はハワイがお好き」
諸君の中にも記憶にある方もおられると推察する。
顔回の潜在意識の中にこのCMがまるごとインプレスされていたんだ。
その記憶が呼び覚まされたことで潜勢力が働いて生気が戻ってきたという訳なんですよ。

店内より、「回! 回! 回!」コールが響く。

子貢大声で曰く、「回さん、聞こえますか? みんな回さんの成功を待ち望んでいますよ!」

顔回(がんかい)、まばたき3回でエールの言葉にこたえた。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風
昨日午前10:00にアップいたしました「第141話」は、再考の上加筆いたしました。