2010年5月1日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート98

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート98」だ。

諸君、引き続き、居酒屋「ざ・論民」2階トイレ内であります。

思いがけずに子貢(しこう)の独り言を個室において聞いてしまったのは他ならぬ神北(かんぺき)でありました。

神北心の中でつぶやいて曰く、「ひょっとして、子貢君! 隣のやつらの一人は間違いなく子貢だ! もう一人は誰だろうか?」

子貢、神北が個室にいることはつゆ知らず、おしっこを済ませ、手洗いの鏡に向かってつぶやいて曰く、「え~っと、清潔第一と。 せっけんをつけて、プシュー・・・ そして、よく手をもみ洗いして・・・と。 鏡に映る俺って相変わらずイケメンだねぇ。 自分で言っちゃなんだが、惚れ惚れするねぇ。 おいおい、鏡よ、鏡よ、鏡さん。 世界で一番いい男は誰だい? 教えてくれるかな?」

子貢さらに鏡の中の自分が答えているようにつぶやいて曰く、「はい、世界で一番いい男、それは子貢さんです!」

子貢鏡の中の自分と一人芝居をしてつぶやいて曰く、「やっぱな~。 でも鏡さんよ、そうズバッと本当のことを言われると照れるじゃないか! ま~、人は俺のことをナルシストと言うやつもいる。 しかしだ、孔子先生もかなりのナルシストだよなぁ。 かの中村天風師も相当なナルシストとか? そういえば天風門下生に『鏡の命令暗示法』を勧めていたよな。 これってすごい良い効果があるんだ。 では内緒で、不肖子貢が天風式『鏡の命令暗示法』について解説いたそう。 その要領は、鏡に映る自分のツラを見ながら、自分の欲する積極的精神状態を命令的言語を用いて語ること。 例えば『子貢は信念が強くなる!』というような言葉をマジで発声する。 発声は特に大声である必要はなく、自分の耳に聞こえる程度でよろしい。  必要なコツは、一回一事項に限ること。 命令したことが確実に自己の精神に具体化するまで同一命令をその度ごとに続行することである。 よろしいですか。」
 
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月30日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート97

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート97」だ。

諸君、居酒屋「ざ・論民」2階トイレ内であります。

子貢(しこう)、小便器の中央の的に集中して曰く、「まずは深呼吸して、フゥーウ! それから次は心を心の対応するものに捉わしめず、心に標的を完全に捕捉する。 ロックオン完了! 子貢、落ち着け! 発射の合図を待て! レディー、スリー、ツゥー、ワン、ファイヤー!」

子貢の発射したおしっこが小便器の的の中央を射抜くように命中する。 
子貢思わず感嘆して曰く、「的中! やった!」
しばらくして子貢冷静さを取り戻して曰く、「敵(てき)バルチック艦隊、旗艦上方甲板に命中せり!」

諸君、せっかくの機会であるから、ここで正しい集中の在り方について述べておきたい。
生前にも話してはいるが、改めて補足しておこう。
「心の前に現われた事物現象なり、または仕事やスポーツなどに、他意なく一心不乱に心が注がれる状態を精神統一というのではない。 それは精神統一の最も大切である条件である『集中』ではなく『傾注』であり、『執着』であり、極言(きょくげん)すれば『凝滞(ぎょうたい)』であり『放心』なのである。 つまり心がここになく他所にもっていかれている状態は『集中』ではなく『傾注』である。 真正の集中とは、事物事象を心の中に集約して一点に捉えることである。 心を心の対応するものに捉わしめず、心にそれを完全にロックオン(捕捉)することである。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年4月29日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート96

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート96」だ。

諸君、ご存知であろうが、孔子先生の奥方は幵官氏(けんかんし)と言う方だね。
幵官氏と結婚し、一男一女をもうけるとある。
長男の名は鯉(り)、長女の名はじょうとある。
孔子先生は妻の幵官氏には相当手を焼いていたと伝えられている。
本当のところは定かでないらしいが。
以前に「論語創作ものがたり」中に紹介した、孔子先生のボヤキがそれである。

「唯(ただ)女子と小人とは養い難しとなす。 これを近づくれば則ち不遜なり。 之(これ)を遠ざくば則ち怨む。」とグチをこぼしていたんだ。
そういえばソクラテスの細君も歴史に残る悪妻とされる。
御存知「クサンティッぺ」女子である。
夫ソクラテスを理解せず、常に夫を罵っていたという。
あまりにも近い身内は、屁もする、糞もする、よだれを垂らして寝ている夫を偉人とは思えないのであろうよ。
ただ偏屈な理屈こきのつまらない夫にしか見えなかったのでしょうな。
見る人の観点つまり主観によって評価は異なります。
幸いのことおかげさまで私は孔子先生の間逆でした。
こんな孔子先生の話を聞いた子貢(しこう)君は、偉大な先生でも細君の取り扱いには、先生にはいかんせんし難いことがあるとの反面教師としての教訓となったのである。
見てきたように語るね!
子貢君つい緊張がとけて、自分の女房はこうあったらいいなぁと「人を恋うる歌」をつい口ずさんでしまったんだろう。
子貢、居酒屋「ざ・論民」2階トイレの小便の便器の前に立って張り紙を見て曰く、「『もう一歩前へ! 的(まと)に狙いをさだめよ! 一回で的に命中したお客様はお申し出下さい。 大当たり賞として粗品を進呈いたします。(嘘偽りない自己申告制。 ただし、来店一度につき1回の有効)』なんだこれは? 小便器の中央にアーチェリーの的がある。 なるほど、ここを狙えということだな!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月28日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート95

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート95」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」2階のトイレ内であります。

神北(かんぺき)、子貢(しこう)より先にトイレに来て個室に入り、便座に座ってトイレの扉の張り紙を見つめて曰く、「なになに? 『本日は御来店ありがとうございます。 トイレをキレイに御使用頂きまして誠にありがとうございます。 特に孔家門人のお客様! いつもながら君子の礼節の弁(わきま)え誠に恐れ入ります。 居酒屋「ざ・論民」専属、便座の下に住んでいるトイレの神様より!』 何だこれは?」

神北心の中でつぶやいて曰く、「おいおい、俺の座っている便座の下に神様が住んでおられるのか? おそれ多いことだ。 ここで『大』をするのは初めてだから何か緊張するな!」

その次に入って来たのは、ほろ酔い気分の子貢(しこう)であります。

子貢、与謝野鉄幹(よさのてっかん)作詞の「人を恋うる歌」の一説等を口ずさみながら曰く、「妻をめとらば才たけて みめ美(うる)わしく情ある   友を選ばば書を読みて 六分(りくぶ)の侠気(きょうき)四分(しぶ)の熱   恋の命をたずねれば 名を惜しむかな男ゆえ   友の情けをたずねれば 義のあるところ火をも踏む   よッ! 子貢君名調子! 自称孔門弟子ナンバーワンスターは ウィッ 子貢君です。 自分で自分をほめてやりたい! なんちゃってネ! ウィッ・・・」

諸君、与謝野鉄幹氏の孫と言えば為政者の与謝野馨氏だね。
鉄幹氏の奥様と言えば晶子(あきこ)さんですね。
晶子さんは、この歌のセリフの通りの方なのでしょうね!
諸君の中で既婚者でとりあえず男性の方、あなたのワイフはいかがでしょかな?
 
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年4月27日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート94

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート94」だ。

諸君、神北(かんぺき)君、独り言をつぶやきながらトイレに入りました。
トイレの場所はカギのかかる個室であります。

神北個室に入って便器の上に座って曰く、「ほっ・・・」

そして子貢(しこう)は学而の間ののれんをくぐり、隣の先進の間を一瞥してトイレへ向かって曰く、「あ~あ、相変わらず回(かい)さんは、何を考えているのかわからん御仁だ。 一を聞いて二を知るぐらいで俺はちょうど良かったよ。 一を聞いて十を知ったら回さんそっくりな奇人変人になっちまうからな。 お~恐っ! ブルブル。 つるかめ!つるかめ!」

そこですれ違ったのが店の亭主であります。

亭主すれ違って曰く、「ごきげんどすなぁ。」

子貢小声で曰く、「これこれ亭主、お女中はおらんか?」

亭主立ち止まって曰く、「何ぞご用でっしゃろか?」

子貢小声で曰く、「オーダーをしたい!」

亭主曰く、「御注文なら手前がお聞きしまひょ!」

子貢小声で曰く、「いや、亭主では用が足りん! お女中はおらんか?」

亭主曰く、「注文ぐらい私でも聞けますよ。 遠慮なさらんと、どんどんたのんでおくんなはれや!」

子貢小声で曰く、「そうか、では後ほどでよいからお女中に聞きたいことがあるので学而の間に来てくれるように伝えて下され!」

亭主曰く、「さようですか! 伝えときます。 で、ご注文は?」

子貢小声で曰く、「オーダーは、ピッチャー1ツに生ビール大ジョッキ1ツと枝豆大盛り2ツたのむ。」

亭主曰く、「へぇ~、復唱しますよ。 ピッチャー1ツに生ビール大ジョッキ1ツと枝豆大盛り2ツですな。 へぇ~毎度! かしこまりました、 それとお客はん、何でそない小声で話しはりますねん! 普通に話できませんのんか?」

子貢小声で曰く、「亭主、今は訳は聞かんでくれ! 仔細はいずれかの時に話すとしよう! 今のところは、これにてごめん!」

亭主曰く、「ま~、それにしても孔家の門人はんはけったいな方ばかりおらっしゃる!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月26日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート93

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート93」だ。

諸君、子路篇に
「子曰く、中行(ちゅうこう)を得てこれとともにせずんば、必ずや狂狷(きょうけん)か。 狂者は進みて取り、狷者はなさざるところあり。」
とある。
友人を選ぶなら中道を行く人と深交を結びたい。
自分が玉石混淆(ぎょくせきこんこう)の玉であれば、同じものはよく引き合い、お互いに御縁がもてるであろうが、只今そのような人物が見出せないのなら他の俗人俗物よりは、一つのことに異常とも思えるほど熱中する気魄(きはく)の人と交わりたい。
一つのことを極めようとする意志と情熱は、魂の王道に通ずる君子への道である。
その道の先には、あるがままの真理があるんだ。
つまり初一念を貫徹する意志の強さは一つのことに打ち込む『狂の人』とも通ずる。
どんな道でもその道の達人の方々は『狂の人』である。
また、『狷(けん)の人』とも交わりたい。
狷の人は、してはいけないことを知っている。
してはいけないこととは、物事の筋道に合わない道理に背(そむ)くことは、決してやらない。
つまり本心良心に悖(もと)ることは、決してしないのである。

神北(かんぺき)、学而(がくじ)の間に目を向けて独り言をつぶやいて曰く、「ここんとこ毎晩飲んでいるだけで成長がないよなぁ。 感動がないんだよなぁ。 狂の回(かい)さんや狷の子貢(しこう)さんと酒を酌み交わしとことん朝まで生テレビで討論を交わしたいものだ。 いずれ『刎頸(ふんけい)の交(まじ)わり』を持てるような、友や師を得たい! これが私の本心からの願望なんだ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月25日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート92

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート92」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「回(かい)さん、では生ビールと枝豆をオーダーしてからトイレで用を足してきますので本当に遠慮しないでどんどんと飲んでいて下さい!」

回小声で曰く、「ああ、子貢君、実は私一度試してみたいことがあるんですよ!」

子貢小声で曰く、「はい、回さん、何を試してみたいんですか?」

回小声で曰く、「誰にも言わないと約束できますか?」

子貢小声で曰く、「はい、もちろんですよ。 誰にも言いません!」

回小声で曰く、「孔子先生にも言いませんか?」

子貢小声で曰く、「はい、孔子先生にも言いませんよ!」

回小声で曰く、「そうですか。 安心しました。」

子貢小声で曰く、「回さん、こんなスペースとって、一体何が言いたいんですか?」

回小声で曰く、「私は一生に一度ピッチャーの一気飲みをやってみたかったんですよ!」

子貢小声で曰く、「回さん、そんなことですか。 体に良くありませんから無茶しないでくださいよ!」

回小声で曰く、「これは、私の小さい頃からの夢の一つですから! チャンスがめぐってきたのでぜひチャレンジさせて下さい!」

子貢小声で曰く、「そんなことが夢だったんですか。 人は見かけによらないものですねぇ。まー、回さんがそこまで思いつめているのでしたら夢の実現のお手伝いをさせて頂きますよ。 かの中村天風師も初一念貫徹による成功についてこのように述べておられます。 『東洋の豊臣秀吉、西洋のナポレオンは、わずかな年月の間に立派な兵馬の
権を手にして天下に君臨しております。 また、フランクリンやワットやエジソンのごとき偉大な発明や発見をあえてした人々はいずれも心の態度が積極的でありました。 ですから、どんな艱難辛苦(かんなんしんく)に遭遇しても、不撓不屈(ふとうふくつ)、その強い心で何事にも脅かされずに、よくこれを乗り越えて、そして初一念を貫徹したのであります。 否、初一念を貫徹する強い心があの人たちを成功させたのであります。』 是非、初一念貫徹して夢を叶えて下さいな!」

回小声で曰く、「子貢君もずいぶん誇張して大げさに語るねぇ・・・ それでもかたじけないこの場で初一念を貫徹させていただく。 君は恕(じょ)の心がわかる仁者だ!」

子貢小声で曰く、「まー、どちらが大げさかは読者の判断にお任せすることにして、すぐたのんできますから・・・」

回小声で曰く、「くれぐれもこのことは内密にして下され!」

子貢小声で曰く、「はい はい、バカバカしくて誰にも言えませんよ! 回さんと私の二人だけの秘密です。」

回小声で曰く、「二人だけの秘密ですか! 何かドキドキしますね。」

子貢小声で曰く、「回さん、漏れそうなので用を足してきます。 では、これにてごめん!」

回小声で曰く、「便器の前でも『前向き』に! もう一歩前に進んでよそ見をしないでこぼさないように有意注意して下さい。 ではいってらっしゃい!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年4月24日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート91

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート91」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「先進(せんしん)の間」であります。

子路(しろ)小声で曰く、「おい、神北(かんぺき)ちゃんよ、そんなことするならトイレに行くふりをして、『飲み過ぎちゃいましてねぇ! ウイッ! トイレと間違えました。 ウイッ! 失礼しました。 ウイッ! トイレはどこでしょうか?』とたずねながら隣のやつの顔をのぞいてくればいいんだ!」

神北小声で曰く、「それもそうですが、私、俳優志望じゃないので先輩やって下さいよ!」

子路小声で曰く、「何で大先輩の子路様がやらにゃならないのかよ。 当然、神北、やるのは若輩の貴様だ!」

神北小声で曰く、「先輩、ビール代を出したくないでしょ。 それなら、その分は私が持ちますからとりあえずここはおねえさんに頼みましょうよ!」

子路小声で曰く、「お前の好きにろ!」

神北小声で曰く、「では、おねえさん、待たせたね。 隣に生ビール2ツ持って行っておくれ。」

女子店員曰く、「はい、かしこまりました。 必ず挨拶して下さるように念を押しておきますからね。」

神北小声で曰く、「済まんがよろしく頼む! ところで先輩、俺少し飲み過ぎたようです。ホント冗談じゃなく催してきましたよ。 トイレに行ってきます。」

子路小声で曰く、「大か?小か?」

神北小声で曰く、「両方かも・・・」

子路小声で曰く、「『出物(でもの)腫物(はれもの)所(ところ)嫌(きら)わず』だ、早く済ませてこいよ!」

神北小声で曰く、「では失礼して用を足してきます!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月23日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート90

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート90」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「先進(せんしん)の間」であります。

神北(かんぺき)小声で曰く、「おねえさん折り入ってたずねたいことはね、隣の間の客なんだがね、こんなうすいパーテーションのしきりなのに、やけに静かなんだが、本当にいるのかね?」

女子店員小声で曰く、「はい、もちろんイケメンのお客様がお二人様いらっしゃいますよ!」

神北小声で曰く、「話声が聞こえないんだが、どこの御家中の方だい?」

女子店員小声で曰く、「さぁ? どなた様か知りません。 今日初めてのご新規さんですからね。」

神北小声で曰く、「おねえさん、さっきチップあげたじゃないか。 教えてくれよ!」

女子店員無言で右の手のひらを上にして差し出す!

神北小声で曰く、「何だよこの手は。 またチップくれと言うのか! 冗談じゃないよ!」

女子店員小声で曰く、「ケチ。 いけず。」

神北小声で曰く、「おいおい、どっちがケチだい。 もういいよ!」

女子店員小声で曰く、「神北さん、それより頭働かせたらどうですか?」

神北小声で曰く、「頭を働かせる? どういうことだい?」

女子店員小声で曰く、「隣のお客様はチンタオプレミアム生ビール(大)ジョッキを飲んでいますから、隣同士のよしみになったということでプレゼントしたらどうかしら?」

神北小声で曰く、「なるほど、そうすればゴチになった挨拶にむこうから来るということか。」

女子店員小声で曰く、「『隣のお客様にこちらのお客様からプレゼントですよ。 挨拶して下さいね。』と念を押しておきますから・・・」

神北小声で曰く、「おねえさん、賢いね!」

女子店員小声で曰く、「それほどでも・・・」

神北小声で曰く、「子路(しろ)先輩、隣に生ビール持って行かせますが、よろしいですか?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月22日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート89

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート89」だ。

諸君、日本では白い犬は「シロ」と呼んで、名前につけることがあるね。
クレヨンしんちゃんのアニメでお馴染みの野原家の愛犬もそう言われれば「シロ」だったね!
クレヨンしんちゃんに出てくるシロは、賢くて我慢強いワンちゃんだね。
かたや「論語」に登場する子路(しろ)は、勇気はとびぬけているが、無鉄砲で、荒っぽい気質で、かたくななところがあるように表現されている。
孔子先生は、「君子たるものは」と言う判断基準で人物を評価されるので、極めてハードルが高かかったんだ。
子路は何かと反面教師としての見本のようにとられがちだが、子路は元来弱い者を助け、強い者をくじき、義のためには命を惜しまないという任侠の徒であったんだね。
何と言っても孔門の十哲の一人です。
今時は死語になった「侠気(おとこぎ)」ですよ。
そんな子路の義侠心にあつい一面がこんなところに出ているんです。
子路は、孔子が愛弟子(まなでし)を引き連れての旅の途中の陳国で食糧が尽き、飢えと病に倒れる門人が続出した。
見るに見かねた子路は、憤(いきどお)りのあまり孔子先生に食ってかかったんだね。

陳に在りて糧(かて)を絶つ。 従者病みてよく興(た)つことなし。 子路慍(いか)って見(まみ)えて曰く、「君子もまた窮(きゅう)することあるか。」 子曰く、「君子もとより窮す。 小人窮すればここに濫(らん)す。」

子路怒って先生を睨(にら)みつけて曰く、「先生、君子ですよね? 君子でも困窮することがあるんですか?」

子、蹶然(けつぜん)として曰く、「当然のことだ。 君子も腹もへれば、糞小便もたれる。 無論、君子も困窮することがある。 だが君子はいついかなる時、所でも中村天風師がいつも言っている通り『人間の健康も運命も心一つのおきどころ』だ。 たとえ身に病があろうとも心まで病まさないのだ。 たとえ運命が悪かろうとも心まで悩まさないのだ。 君子はいついかなる出来事が起ころうと常に心が積極的方向に動くのだ。 だが困窮して取り乱すのは消極的な小人ばかりだ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月21日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート88

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート88」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、子路(しろ)、神北(かんぺき)のいる「先進(せんしん)の間」であります。

女子店員、「先進の間」にビールを運んで曰く、「子路様、神北様、お待たせしました。 チンタオプレミアム生ビール中ジョッキ2ツお持ちしました。」

神北小声で曰く、「おねえさん、シー シー シーずかに!」

女子店員小声で曰く、「どうされたんですか?」

子路小声で曰く、「きれいとかわいいが一体となったイチゴ大福のおねえさんよ! 小鳥がさえずる声で話してくれないかい。」

女子店員小声で曰く、「子路様、体のお加減が悪いんですか?」

子路小声で曰く、「おいおい、急に子路様ってのはどういうことなんだい。 気持ち悪いじゃないか! 隣の客に何か言われたのかい?」

女子店員小声で曰く、「子路様も急に優しくなっちゃって、何か変ですよ!」

子路小声で曰く、「おねえさんも急に変だぜ!」

女子店員小声で曰く、「私は神北様にチップをいただきましたから、『様』ぐらいサービスさせていただきますよ!」

神北小声で曰く、「おねえさん、『様』はいいから、『カンペキ』って呼んでくれよ。」

女子店員小声で曰く、「神北様も急に変ですよ!」

子路小声で曰く、「変じゃない! 変じゃない! おねえさん、これから俺のことも『子路おにいさん』と呼んでいいからさぁ! お互いフレンドリーでいこうぜ!」

女子店員小声で曰く、「二人とも急に変ですよ! 何か訳でもあるんですか?」

神北小声で曰く、「実はイチゴ大福のおねえさんに折り入ってたずねたいことがことがあるんだがね。」

女子店員小声で曰く、「はい、改まって神北さん、何ですか? 実は、私を口説くつもりですか?」

子路小声で曰く、「ない、ない。 絶対ない!」

女子店員小声で曰く、「シロ! おだまり! シロには聞いていません!」

子路小声で曰く、「俺は犬じゃないんだよ。 はい、黙ってます!」

神北小声で曰く、「いやいや、おねえさん、それはないよ!」

女子店員小声で曰く、「あらまぁ! 神北さま、それは残念ですね。 お互いにご縁がなかったということですね!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月20日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート87

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート87」だ。

諸君、子貢(しこう)君は、弁舌は上手で得意であることはもう知っておられるね。
それに関連して、今どきのテレビに出てくる評論家やコメンテーターのごとく人物評論の弁論大会が大好きなんだ。

子貢、人を方(たくら)ぶ。 子曰く、「賜(し)や賢なるかな。 それわれはすなわち暇(いとま)あらず。」

子貢が門弟と人物評に熱中していると、それを聞いていた孔子先生の皮肉交じりの君子たるものの観点よりの教訓をたれる。

「おまえは『誰は上で、誰それは下だ。』と人物の評を語るほど偉いんだね! 上も下も中ほども結局は子貢の目線から下に見て評価している観点だからね。 それを語れるお前はずいぶんと偉くなったものだねぇ! 私は自己を陶冶する、つまり自己の霊性を磨くことに精一杯で人の評価ランキングをつけるだけの気持ちに余裕はないよ。」

ま~子貢よ、おごったお前の人物評論は「愚者(ぐしゃ)賢者をはかりあたわず」と同じだと皮肉ったのでしょうな。

昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

子貢小声で曰く、「回(かい)さん、トレビアン! あなたの孔子先生の人物評は素晴らしい~です! 完璧です。 パーフェクトです。 さすが一を聞いて十を知る方だ。」

回小声で曰く、「子貢君に高い評価を受けても、何故か素直に喜べませんね! どうしてでしょうか? それよりピッチャービールと枝豆2ツ、早くオーダーして下さいよ!」

子貢小声で曰く、「はい、わかりましたよ。 トイレに行くついでにたのんできますから待ってて下さいな。」

回小声で曰く、「子貢君、イチゴ大福ねえさんに、隣の様子を聞き忘れないようにたのみますよ。 ああそれと、先ほどの枝豆の盛りが少なかったと口添えして下さい! これは、この店の評判を落とさないために、私からのアドバイスです。」

子貢小声で曰く、「それも恕(じょ)の心ですか? 御親切に。 いたみいります。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月19日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート86 

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート86」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

顔淵(がんえん)、喟然(きぜん)として歎じて曰く、これを仰げばいよいよ高く、これを鑽(き)ればいよいよ堅し。 これを瞻(み)れば前に在(あ)り、忽焉(こつえん)として後(うし)ろに在り。 夫子、循循然(じゅんじゅんぜん)として善く人を誘(いざな)う。 われを博(ひろ)むるに文をもってし、われを約するに礼をもってす。 罷(や)まんと欲すれども能(あた)わず、すでにわが才を竭(つ)くせり。 立つところありて卓爾(たくじ)たるがごとし。 これに従わんと欲すといえども、由(よし)なきのみ。

回(かい)、感嘆のため息をついて曰く、「孔子先生の霊性の徳性、つまり霊魂に備わった固有性能は、仰げば仰ぐほど高く尊く、霊性の徳性に精魂こめて切り込もうとすればするほど堅く強く感じるんだ。 
先進のために、行く道を指し示すかのように前に立っておられる。 
と、思えば、いつの間にか後進を後押しをするかのように後ろに立っておられる。 
それでいて先生は順序良く人を導いてくださる。 
私に先達に学ぶ為に書籍を読ませて見聞きを広めさせ、礼を実践しながら知識を集約して下さったのだ。
まるで生前の中村天風先生のようだ。
私は何度も学問を辞めてしまおうと思ったが、結局辞めることができなかった。
作家の宇野千代が「おはん」を書いた後の「書けない症候群」のスランプ状態の時のように自分の才能は枯渇しきったのだと感じて意気消沈する時があったが、さて先生は、と見ると、泰山(たいざん)のように、遥かな高みで毅然としてそびえ立っておられる。
先生に従って、積極的精神でついていきたいと思うのだが、時には雑念・妄念の雲が本当の自分を覆い隠してしまい、悲観し自己否定している消極的精神状態の心になっている自分があるのだ。
先生は絶対積極的の、私には達し難い高さにおられるのだ。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月18日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート85

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート85」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

回(かい)小声で曰く、「子貢(しこう)君、それより隣がやけにそうぞうしくないですか?」

子貢小声で曰く、「そうですね。 イチゴ大福のおねえさんのカナキリ声がしますね!」

回小声で曰く、「とにかくビールの追加オーダーのついでにおねえさんにそれとなく隣の様子をうかがってくれませんか。」

子貢小声で曰く、「そうですねチップも渡しましたからね。 聞いてみます。」

回小声で曰く、「子貢君、その時生ビールはピッチャーで持って来るようにぜひお願いしたい。」

子貢小声で曰く、「はぁ~? 大ジョッキでなくて、ピッチャーでですか?」

回小声で曰く、「はいそうです。 イチゴ大福ねえさんに何度も足を運ばせてはすまんことです。」

子貢小声で曰く、「回さん、生ビールがまずくなりませんか? それにおねえさんの職務で仕事で気を使う必要はないでしょう。」

回小声で曰く、「これが私流の思いやりの在り方、つまり恕(じょ)の心の表現です。」

子貢小声で曰く、「へぇ~、恕の心とはそんなものですかねぇ~? とにかく回さん、もったいつけずに孔子先生の人物評をお話下さいな。」

回小声で曰く、「それでは、子貢君の「是非に!」と言うしつこいリクエストにおこたえをしましょう。」

子貢小声で曰く、「回さん、生ビール、ピッチャーでたのみますから、もったいをつけずにさっさとお願いしますよ。」

回小声で曰く、「子貢君お気づかいいたみいる。 気づかいのついでに私の好物の枝豆を2ツたのみます。」

子貢小声で曰く、「はい、はい。 ついでじゃなくて、一緒にたのみますよ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月17日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート84

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート84」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

回(かい)小声で曰く、「子貢(しこう)君、私は私の在りのままを素直に行っているだけなんです。 先生に気に入られたいとか、身贔屓(みびいき)されたいがために、いい子ぶりっ子していることなど微塵もありません。」

子貢小声で曰く、「回さん、実は先生から回さんの人物評について自分と比較して問われる以前は、子路(しろ)先輩の言う通り、先生は身贔屓が過ぎると思っていました。」

回小声で曰く、「子貢君は案外正直だね!」

子貢小声で曰く、「恐れ入ります。 回さん、本音を言えば、先生に気に入られたくって、あえて自分を回さんより一目(いちもく)遜(へりくだ)って打算的に表現をしたんです。 しかし、先生は私の言を取って、さらに謙虚でむかえてくれました。 これで自分の驕(おご)りと自惚れがいかばかりか見えてきたんですよ。 せん越ながらいつからと申せば、そのことがきっかけでその時から先生と回さんの見方が変わったんです。」

回小声で曰く、「子貢君、君は実に実直な方だ。」

子貢小声で曰く、「先生は私と同様なのだと言ってくれました。 その上を行くのが回さん、あなたと言うことになりますよね! 師(し)自ら『回は上である。』と言うのであれば、ぜひ回さんから見た先生の人物評を忌憚(きたん)なく語って頂けませんか。 ぜひ、おうかがいしたい。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月16日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート83

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート83」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

回(かい)小声で曰く、「子貢(しこう)君、何故、子路(しろ)先輩は私に嫉妬するんですか?」

子貢小声で曰く、「それは、先生が『回よ、回!』と言って、回さんばかり可愛がるから面白くないんですよ。 それに、親子ほど歳の離れたまだ尻の青い後輩に先生から名指しで『回を見習え、回を見習え。』と言われたんじゃよけい面白くないですよ。 そこらへんは、私も子路先輩の気持ちもわからないではないですがね! 言われた本人はそりゃ面白くないですよ!」

回小声で曰く、「ひょっとして子貢君も、私に対して嫉妬しているんですか?」

子貢小声で曰く、「回さん、正直に言えば、私も以前はそうでしたよ。」

回小声で曰く、「以前はそうであったというなら、いつからそうではなくなったんですか? 是非、忌憚(きたん)のない話を受けたまわりたい。」

子貢小声で曰く、「はい、忌憚のない話がしたいと思っていおりました。 夕方、回さんの帰宅途中で会えたのも偶然ではないと思うのですよ。」

回小声で曰く、「ああ、そうでしたか。 私も子貢君にぜひ話がしたかったんですよ。」

子貢小声で曰く、「とにかく回さん、子路先輩は最古参で『孔子先生、命!』というぐらい先生が大好きなんですよ。 もちろん私も心底敬愛しております。 孔子先生を慕う心情においては孔家門人で一番だと自負しているのが子路先輩なんですよ。 その気持ちを先生が汲(く)んでくれないと誤解して回さんに向けて嫉妬の炎を燃やしているんですよ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月15日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート82

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート82」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「実は回(かい)さん、子路(しろ)先輩にも先生は『回を見習うように』と顔を合わせるたびに言われるとグチっていたんですよ。」

回小声で曰く、「先生は、そんなに私を評価してくれたんですか。 非常に嬉しいです。 光栄です。」

子貢小声で曰く、「回さん、喜んでばかりいられませんよ。 ズバリ、子路先輩は、回さんに嫉妬しているんですよ!」

回思わず大きな声で曰く、「ええ~! 私に嫉妬ですか!? それは本当ですか?」

子貢小声で曰く、「回さん、声が大きいですよ!」

回小声で曰く、「ああ… 私としたことが! つい取り乱してしまった。 子貢君すまん!」

子貢小声で曰く、「常に冷静な回さんじゃないですか。」

回小声で答えて曰く、「子貢君、これを聞いて冷静にしていられますか。 あの子路先輩が私に嫉妬している? 信じられないことですよ!」

子貢小声で答えて曰く、「でも、本当に嫉妬しているんですよ。 本人が私にそう答えたんですよ。」

回小声で曰く、「先輩は、『詩経』邶風(はいふう)の雄雉(ゆうち)の詩の最後の二句を人生訓として、自身のモットーとしていると私に語ったことがあります。 君も聞いて知っている通りですよ。」

子貢小声で答えて曰く、「ええ、よく存じ上げております。 『忮(そこな)わず求(むさぼ)らず、何をもってか臧(よ)からざらん』 この詩ですよね!」

回小声で曰く、「そうです。 それです。 つまり、『人を恨まず 人をねたまず かくしてこそ わが身もよし』という意味です。 この詩が大好きで日々誦句(しょうく)していると御本人から伺っていますよ」

子貢小声で曰く、「そういえば子路先輩に先生が『子路、その程度の理想で満足しているようでは、まだよしとは到底言えないぞ。』と言っておられましたね。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月14日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート81

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート81」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

回小声で曰く、「人ごととはいえ、じ~んとくるいい話だねぇ~。 私も思わずじ~んと胸が熱くなったよ!」

女子店員ビールと料理を運んできて曰く、「お待ちどうさま! チンタオプレミアム生ビール(大)2ツと北京ダックの炭火焼で~す。」

子貢小声で曰く、「回さん、改めて乾杯しましょうよ。」

回小声で曰く、「そうだね!」

子貢小声で曰く、「司会典礼役、不肖子貢、改めて孔子先生に感謝します。 では回さん、乾杯!」

回小声で曰く、「孔子先生と不肖子貢君に感謝で乾杯! ゴクッ ゴクッ ゴクッ これはうまいねぇ~ 最高!」

子貢小声で曰く、「確かにコクと切れがあって喉越しスッキリですね!」

回小声で曰く、「子貢君は、どこのメーカーのビールが好きですか?」

子貢小声で曰く、「そうですね、この店には置いてないようですが、実は私、ユウヒビールのスーパードライが一番好きなんですよ。 その次はキリンエビスラガービール、その次はキリンエビスビールの三番しぼりが好きですね!」

回小声で曰く、「子貢君、そこまで聞いていないですよ! 君は何であれ気遣いのコメントが上手ですね!」

子貢小声で答えて曰く、「おそれいります!」

回小声で曰く、「それで、子貢君の話を聞いて子路先輩の反応はどうでしたか?」

子貢小声で答えて曰く、「回さん、この話の続きは怒らずに聞いてくれますか?」

回小声で曰く、「もちろんだよ! 私は常に冷静ですよ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月13日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート80

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート80」だ。

諸君、ここは続けて居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「『よいしょ』じゃありませんよ。 本心からです。 回(かい)さんは一を聞いたら十を知る天才ですよ。」

回小声で曰く、「子貢君、謙虚で率直で正直な本音、痛み入る。 それから先生は何とおっしゃったんだい。」

子貢小声で曰く、「先生から『子貢よ、おまえは率直に自己分析して、どの程度だと思っているのかい?』とまた問われたんですよ。」

回小声で曰く、「はい、それで君は何と返答したんですか?」

子貢小声で曰く、「『はい、先生。 私は回先輩と比べればせいぜい一を聞いて二を知る程度です。』と答えたんですよ。」

回小声で曰く、「子貢君、先生の前で君は『よいしょ』も上手いが、いい子ぶりっ子もうまいもんだねぇ~。 感心!感心!」

子貢小声で曰く、「回さん、妙なところで感心しないで下さいよ! 子貢は、先生に媚(こび)売ってるといわんばかりじゃありませんか!」

回小声で曰く、「子貢君、先生は以前に授業の中で、『君子は、言論や弁舌が上手であるだけを評価はしない。 またそれだけでその人物を登用することはしない。 しかし、妥当で適切な意見であれば、どんな低い地位にある人物の発言にも、素直に耳を傾けるものだ。』と言っておられた。 君も承知の通り君の意見が妥当で適切であれば正当な評価をなさるはずですよ。」

子貢小声で曰く、「はい、回さんそうなんですよ。 先生は私に、『子貢よ、実は私もお前と同様なんだよ。』 『え~、先生も私と同じでせいぜい一を聞いて二を知る程度だとおっしゃるんですか?』 『そうだその通りだ。 何も私が先生とはいえ、回より人間ができているということではないんだよ。』 『先生、そうなんですか。』 『そうだよ。 子貢よ、だからこうして一緒に共に学んでいるんじゃないか。』 『先生ぇ~。 ありがとうございます。』 思わずじぃ~んときて、うれしくて涙がとめどなくながれたんですよ。 この先生とのやりとりを子路(しろ)先輩に話したんですよ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月12日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート79

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート79」だ。

諸君、ここは相も変わらず居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

女子店員料理をお運びして曰く、「はい、おまたせいたしました。 フカヒレ餃子と海鮮春巻き、上海ガニのショウロンポウです。 北京ダックの炭火焼は少々お待ち下さい!」

子貢(しこう)小声で曰く、「イチゴ大福のおねえさん、チンタオプレミアム生ビール(大)ジョッキを2ツオーダーね! それと、シーザー海鮮サラダ一ツとチンジャオロースのピーマンぬき1ツ追加でたのむよ!」

女子店員曰く、「はい、かしこまりました。 少々お待ち下さい!」

回(かい)小声で曰く、「そういえば、子貢君は大のピーマンぎらいだったね!」

子貢小声で曰く、「はい、子供の頃、夢の中でピーマンのお化けの大軍に追いかけられましてね! それからピーマンが怖くなって食べられなくなったんですよ!」

回小声で曰く、「君も若い頃からずいぶんと苦労したんだねぇ~。」

子貢小声で曰く、「私のピーマン嫌いはどうでもいい話ですよ。 それより、回さん、温かいうちに食べましょうよ!」

回小声で曰く、「そうだね。 やっぱり自分の鼻をつまむよりも美味しい料理に舌鼓を打つほうがいいからね。」

子貢小声で曰く、「そりゃそうですよ。 それにしても回さん、相変わらずエダマメ好きですね。」

回小声で曰く、「私は小学校3年生の頃、枝豆のお化けに憑依(ひょうい)されてから枝豆が大好物になったんだよ! 子貢君、それより肝心の話をしてくれたまえ! ズバリ君は孔子先生に何と返答したんだい!」

子貢小声で曰く、「ああ、はい、そうでしたね! 『はい先生、私などは回先輩には、とても及びもつきません。 先輩は一を聞いて十を知る人です。』」

回小声で曰く、「子貢君、君は相変わらず『よいしょ』が上手だね!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風