2011年2月4日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート377

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート377」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「子貢(しこう)! 的を射たいい質問だ! 最後に、それに答えることにしよう。」

顔回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「みなさん! 御静粛に! 今夜、最後の先生のお話ですよ! 聞き洩らさないようにして下さいね! みなさんの寮母より。 では、先生お願いします!」

子曰く、「諸君、そのようになるためには、そもそも自己を陶冶(とうや)することによってのみ目的を達成できうる。 陶冶とは、生まれついた性質や才能を鍛えて練り上げることの意味だが、どんなに生まれついた天の才能があろうと、それが他の人のために役に立たなければ意味を為さない! そのために鍛えて練り上げる必要があるんだ。 自己陶冶の力とは、自己の生命に内在している力だ。 われら、より良き優れし人生に活きるためには、先ずこの尊厳なる生命内在の力を発現することが肝要である。 この力を発現するには、良心に順じて自己の心の鏡を正しく、怠らず清く払拭(ふっしき)することによってのみ、その全能を発揮することができうる。 諸君は、心に心して常に心に良心に順ずる気高き理想と高級なる想像とを強烈に抱いてくれたまえ。 それはとりもなおさず、心鏡払拭に対する唯(ただ)一つの手段である。 ひたむきにただ想え、気高く強く一筋に。 諸君が、仮に人生行路の中途、滔(とう)々たる運命の濁流になげこまるるとも、また不幸病魔の擒(とりこ)となることありとも、夢にも悶(もだ)ゆる勿(なか)れ、怖るる勿れ。 宇宙の昭々たる摂理は、万象(ばんしょう)を恒(つね)に流転している。 されば今日の禍(わざわい)も、やがてまた明日の幸いを瑞祥(ずいしょう)するの兆(きざし)である。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月3日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート376

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート376」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「子路(しろ)ちゃん、イケメンの子貢(しこう)さん、単身赴任の神北(かんぺき)さん、遠慮せずにお飲みになって! 今夜は私がお勘定の半分を持つからね!」

子貢曰く、「回さん! マジに言っているんですか?」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「子貢さんたら失礼ねぇ~ 皆さんはもう知ってると思うけど、これに見覚えがあるでしょう! ・・・これよ!」

神北曰く、「あっ、これ・・・ こないだの一気飲みに成功したときに頂いた全飲食50%オフチケットですね!」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「だから、おあいその半分は私に任せてね! 皆様に日頃の御愛顧のお礼よ! 遠慮しないで召し上がって下さいな!」

子路曰く、「回! なかなか気が利くじゃないか! ・・・誰だ、KYの回と言ったやつは・・・」

子貢曰く、「回さん、申し訳ありません! 只今からは、『空気が読める心遣いの回』に改めさせて頂きます。」

神北曰く、「回さん、申し訳ありません! 私も、只今から、『空気が読める心遣いの回で、KYの回!』と改めさせて頂きます。」

子路曰く、「どっちもKYじゃないか! 紛らわしいなぁ~ ともかく、今夜は祝いの席だ! 大いに飲もうぜ! おい、寮母! ジャンジャン酒を持って来るように京華(きょうか)に言ってくれ!」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「はい、かしこまりました! 子路ちゃん、調子でてきたようね!」

子路曰く、「おうよ~!」

子貢曰く、「先生、せっかくの宴席でご教授頂いて申し訳ありませんが、先ほどの先生のお言葉の中で『根源神なるものは、誠と愛の満ちたる絶対調和の精気である。 従ってこの信念が確固不抜のものとなり得れば、わが命は、求めずとても愛と誠と調和という精妙なる雰囲気の中に活きることになる。 期せずして、愛と誠と調和という聖なる精気は、私の命の隅々まで漲(みなぎ)り溢(あふ)れてくるのだ。』と言われましたが、今一つどのようにしたらその信念が確固不抜のものとなりえるのでしょうか? 最後に教えて頂けますか?」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「子貢さん、相変わらず難しい話が好きねぇ~!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月2日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート375

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート375」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「神北(かんぺき)よ! 君の心の中の更に内奥にある良心が、表に出ようとしているんだ! 自分を偽ることが出来なくなったのも良心の発露した表れなんだよ!」

神北曰く、「私の良心が表(おもて)に出て来たんですね・・・」

子曰く、「その通りだ。 およそ現象の世界にその生命を生かしつつあるものは、何れも全てが『見えざる実在の力』に依って、その命を保たれて居るんだよ! しかもこの『見えざる実在の力』こそは、世の人の言う『神』又は『仏』にして、また私が言うところの『天』であり、『根源の存在』であるんだ。」

子路(しろ)曰く、「先生! 俺には、さっぱりおっしゃっていることがわかりません!」

子曰く、「子路よ! 知ったかぶりするより、今はわからなくともよい! 何を語っているかわからずともいずれ腑に落ちる気付きが訪れるだろう。 ・・・諸君、人にして若しこの真理に正しく目醒めれば、その人生は、刹那直ちに堅固なる礎(いしずえ)の上に屹然として立てる万里の長城の如き、豪壮なる強さをもつに至るのだ。 かかる自覚こそは、人の命の本体である尊い霊魂の核である根源の光の一雫を、万物一切の根元をなす根源神と、確実に結びつけることになるがためである。 根源神なるものは、誠と愛の満ちたる絶対調和の精気である。 従ってこの信念が確固不抜のものとなり得れば、わが命は、求めずとても、愛と誠と調和という霊妙なる雰囲気の中に活きることとなり、期せずして、愛と誠と調和という聖なる精気は、私の命の隅々まで漲(みなぎ)り溢(あふ)れてくるのだ。 かくして私の心の中の一切の不純、一切の邪悪、一切の弱さと卑しさは、この聖なる気の流れで洗い清められるのだ。」

顔回(がんかい)から拍手がおこる。
「パチパチパチパチパチ・・・」

それにつられて子路、子貢、神北も拍手をする。
「パチパチパチパチパチ・・・」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月1日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート374

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート374」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「諸君! 私は今、我が心の内奥に、この世の全てのものを正しく理解し得る、偉大なる『光り』あるものが宿り居ることを厳かに信ずる。 この『光り』こそは、この世に在る唯(ただ)一つの絶対たる根源神が、わが霊魂の内に与え給(たま)いし慈悲の光の一雫(しずく)である。 又、この「光り」こそは、わが命と根源神を、確実に結びつくるくろがねの鎖(くさり)である。 と、同時に更に天の摂理、人生真理の扉(とびら)を開く秘密の符牒を知るゴールデンキーである。 この『光り』が、わが心の中に燦然(さんぜん)として輝けば、尊しや、根源神は、世の人々のいう『神の啓示』なるものを、量多くインスピレーションによってわれに与えたまう。 そして、その能(あた)わざるなき力を以(もっ)て、、迷いに眩(くら)むわれ等の心の眼(まなこ)を正しく開かせたもう。 この『光の一雫』こそが、人の良心である。 吾は今、この厳(おごそ)かなる法則を、虔(つつま)しやかに行わんがために、心の歩みを根源神と良心に従わせて、ひたすら真と善と美のみの上に運ばせるのだ。 そして、ひたむきにこの『光り』の発現に努めるのだ。 さすればこの妙なる『光り』は、やがてわが心の中に美しき悟りと言う名の気付きの花を咲かせ、その稔(みの)りを豊にして、わが命は常におののく如き歓びに満たされていくのだ。」

神北(かんぺき)曰く、「先生! ますますわからなくなりました・・・ でも、わからないなりに私の胸が何かを感じております。」

子曰く、「そのうずきが、良心のうずきなんだ!」

神北曰く、「はい、良心のうずきを感じます。 ・・・泣きたくもないのに、何かいいしれぬ喜びがわきあがってきます。 ・・・何故かうれしくって涙が出そうです!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月31日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート373

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート373」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「神北(かんぺき)! これは先生の受け売りだが、俺に誓うのは筋違いだぜ! お前の中の本当のお前に誓うんだ。 本当のお前に誓えるか?」

神北曰く、「本当の私に誓うとは・・・?」

子路曰く、「俺もそこらへんのことがいまだに良くわからないんだ! ・・・先生に伺ってくれよ・・・俺も先生に尋ねたかったんだ!」

顔回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「皆さん、ずいぶんと難しい話をされているのね!寮母、話の中に入れな~い!」

子貢曰く、「先生がよくおっしゃるもう一人の本当の自分とは、真我(しんが)とも神我(しんが)とも内にある神とも呼んでおられるものですね!」

子曰く、「そのとおりだ! わかりやすく言えば、諸君や私の中に宿る良心のことだよ!」

神北曰く、「私の中に宿る良心のことですか!」

子曰く、「そうだ! 神北の心の中に在る良心に誓いを立てるということだよ。」

神北曰く、「もう少し御説明をお願いできますか?」

子曰く、「子路も良く聞きなさい! およそ人間の心の奥には、幽玄微妙(ゆうげんびみょう)はたまたおしはかることが出来ない一大心界があるんだ。 しかも、この心界は、森羅万象の創造の力と通じている。 人の多くは、この崇高なる心界が、まさか、我が命の中にあるとは気付いていないんだよ。 知らないものだから、徒(いたず)らに、心の一部に存在する低列低級なる心意にのみこの人生を委(ゆだ)ねているがために、二度と生まれ変わることのできないこの時をこころならずも価値なき苦しみと悶(もだ)えとを招いているのだ。 本当の我とは、心でもない、肉身でもないんだ。 つまり、人の霊魂だ。 これは、皆もすでに知っていることと思う。」

神来て曰く、「さきほど、先生は、『もう一人の本当の自分は良心だ。』と言われましたが、霊魂が良心なんでしょうか?」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月30日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート372

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート372」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「お見それしました! では、もう先輩は、私の氏素性を全て知っていた上で、今までお付き合いをしていてくれたということですか?」

子路(しろ)曰く、「お前がそういう目的でここに来たかは、俺は知らなかった。 お前の氏素性など俺にとってはどうでもいいことだからな! ただし、私利私欲で、また公のためと言えども、先生を利用したり、コケにしたり、ないがしろにする輩(やから)は俺は絶対許さない!」

神北曰く、「はい、先輩を側で見ていて、大切にされていることが良くわかりました。 回(かい)さんも子貢(しこう)さんも同じ気持ちでいることもよくわかりました。 私は、孔子塾を見くびっていました。 ・・・先生は、慈愛の心で門弟と接し、弟子は先生を尊敬と同時に親しみを持っております。 師弟がお互いに信頼の絆で結ばれておられる・・・ 私もその仲間に入りたいのです。 もうこれ以上自分を偽ることが出来なくなりました。 カミングアウトではありませんが、偽らざる本心です。 先輩! 私を先輩の友人のはしくれに加えて頂けませんか? 私は、先生、先輩、回さん、子貢さんのこの四人とどこでどうなろうとも真の弟子として、真の友人として終生の契りを結びたいのです。」

子路曰く、「俺は、口先だけの奴は大嫌いなんだ。 口ではなんとでもお上手が言える。 いざ、生死がかかると保身を考え、人を簡単に裏切るものだ! おい、神北よ! お前、先生のために、俺たちのために命をかけられるか? どうだ、本音で答えてみろ!」

神北曰く、「先生の述べられている御言葉を拝借するならば、『朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可(か)なり。』です。 私は、朝、真の友人を共に得ることが出来るならば、昼間に真の友情の絆を確かめ、その日の夕方に死んでも本望です。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月29日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート371

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート371」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「そうかい! それがどうしたんだ。」

神北(かんぺき)曰く、「はい! 私は、衛の国の内務大臣である祝鮀(しゅくだ)の命を受けて、孔子先生に近づきました。 その目的は、内々で先生に祝鮀の政治顧問になって頂く事です。 そして、孔子塾の弟子の中でこれはという人物をピックアップして、まず一人、内務大臣の側近として送りこんで頂くことが祝鮀の希望です。 その命を仰せつかり、孔子塾の弟子の中で最も実力と影響力のある子路先輩に近づいたのです。 この店で最初に出合った時に先輩と私の利害と思惑が一致して、私は運良く子路先輩の口利きで、弟子になり、塾に潜入することができました。 先生と面識を得ることができましたが、神北は先輩に付けて頂いた名前ですが、先生やお弟子の方々が素晴らしい方なので、このまま騙し続けることに良心の呵責(かしゃく)を感じていました。 この場で先輩を騙していたことを謝りたいのです。」

子路曰く、「おい、神北! いや、祝! 俺を見くびるなよ。 俺は、貴様の素性はとうに知っていたぜ! ・・・貴様を先生に紹介した日に、お前は、カッコつけて宮中で仕える者の衣装を身につけてきたことはおぼえているよな!」

神北曰く、「はい、おぼえています!」

子路曰く、「あんなド派手な格好しやがって・・・ 普通の者なら、あんな真似はしやしないぞ! ・・・『神北、うさんくさい奴だ。 よし、お前の正体を暴いてやろう』と思って、次の日、俺はお前と二人でここで飲んだ後、お前の後をつけたんだよ! ・・・お前はある商家の裏口から入って行ったの見て、次の日に、その商家の主(あるじ)に会いに行ったんだ。 ・・・『孔子塾の門人で子路というものだ。』と名を名乗ったら、主人は俺のことは、噂で知っているらしく、快く応接してくれた。 そして、主人と二人で世間話も含めて、お前のことを聞いたら、他言無用ということで話してくれたぜ! お前、祝鮀の娘婿だってな。 周りの者から大臣の娘の婿養子に間違われることが、ことの他嫌がっているそうじゃないか。 その話が出ると急に顔色が変わって不機嫌になると主人が話してくれたぜ!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月28日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート370

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート370」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)が人形の後ろにあるスイッチを入れる・・・オルゴールの音で曲がゆっくり流れる・・・

神北(かんぺき)曰く、「これ、どこか懐かしい感じがしますね! ・・・懐メロですか?」

子貢(しこう)曰く、「先輩これ、男性歌手の・・・『ひろみ郷』ですか?」

子路(しろ)曰く、「・・・無言。」

子曰く、「これはね・・・『空に太陽があるかぎり』という曲名で、浜口庫之助が作詞作曲してものです。 かれこれ40年も前に『にしきのあきら』が歌って大ヒットした曲だね。 私も20代で、居酒屋の帰り道、この歌をよく口ずさんだものです。」

神北曰く、「へぇ~、ずいぶんおくわしいですね!」

子曰く、「最近はカラオケ店に行ってはいないがね! 私のカラオケのレパートリーの一つで、私の中ではこの曲は、昭和の歌謡史に残る名曲の一つにあげている。 『スターあきらにしきの』になりきって歌ったものですよ!」

顔回(がんかい)曰く、「子貢君! 神北君! せっかくだから先生と先輩で一緒に歌ってもらいましょうよ!」

子路急に赤い顔になって曰く、「・・・無言。」

子貢曰く、「まだ先輩も我々も飲みが足りませんから、先輩の調子が出てきましたら後で歌を御披露してもらいましょうよ!」

神北曰く、「そうですね! もう少し飲めば先輩もいつもの調子に戻りますよ!」

子貢曰く、「そうそう! ・・・神北君、先輩に話があるんでしょう? この際ここでカミングアウトして下さいよ! ・・・回さんも聞いていないでしょうから・・・」

神北曰く、「はい・・・それでは、告白します。 ・・・私は、神北ではありません。 ・・・本名は、歓迎(かんげい)、名字は祝(しゅく)です。 衛(えい)の国から来ました。 どうぞよろしく!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月27日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート369

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート369」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)曰く、「先輩! 『“こ”の一番』はただの下足札です。 私が預かっただけで、先輩の靴が入っている下足札ですから、渡しただけです。 『“こ”の一番』の札に何のいみもありません。」

子貢(しこう)曰く、「・・・それでは先生、プレゼントを開けて下さいませんか・・・私も早く見てみたいです。」

子曰く、「そうだな! ・・・では、開けることにしよう!」

先生は、プレゼント用のリボンのひもをほどき、四越の包み紙を破らないように丁寧に開けた。
中の箱をテーブルに置いた。

続けて子曰く、「では、あけますぞ! 心の準備はよろしいか・・・ スリー、トゥ、ワン、オープン!」

顔回どんぐりまなこを大きく開いて曰く、「これは・・・新型ガンダムですか?」

子貢曰く、「回さん! これは男性の人形ですよ! しかもオルゴールが付いています。」

子、人形を箱から取り出してテーブルに置いて曰く、「子路(しろ)、プレゼントをありがとう! この人形は、若い頃の私の顔に似ているようだ。」

子路曰く、「・・・無言。」

神北(かんぺき)曰く、「この人形は、かなりイケメンにできてます! 先生も若い頃はイケメンでカッコよかったんですね!」

子曰く、「自慢じゃないが、かなりイケてたと思うよ!」

子貢曰く、「先生、人形に何か書いてありますよ!」

子曰く、「私は老眼だ。 ・・・子貢、ここへ来て読んでくれないか。」

子貢曰く、「はい・・・不肖子貢代表して読ませて頂きます。 ・・・ンン(咳払いの音)・・・それでは・・・愛してる(愛してる)、とっても(とっても)・・・愛してる(愛してる)、本当に(本当に)・・・愛してる(愛してる)、いつまでも・・・空に太陽がある限り・・・君と僕は、君と僕は二人で一人・・・愛してる(愛してる)、愛してる(愛してる)、空に太陽があるかぎり・・・以上です。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月26日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート368

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート368」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)ポケットに入れた「『こ』の一番」の下足札を子路(しろ)の前に差し出して曰く、「子路先輩! 先輩の言われる通りです! 私は、自分の未熟さを感じました。 先生の跡目になったというだけで、内心浮かれていました。 この下足札は先輩のものです。 『孔子塾一の門弟』を名乗れるのは子路先輩です。 先輩、今後ともご指導宜しくお願い致します。」

子路曰く、「回! 気持ち悪いぜ! 俺は年甲斐もなくお前に嫉妬していた男だぜ! ・・・『男の中の男』と自負する子路が、初めて男を腐らせてしまったんだ。 そんな情ない奴の御指導なんか仰ぐな! お前は先生のめがねにかなった孔子塾ナンバーワンの門弟だ。 『“こ”の一番』は、お前が一番相応しい。」

子貢(しこう)心の中で呟いて曰く、「えっ・・・ KYの回さん、いきなりまとも以上になっちゃってどうしたんですか? ・・・おいしいとこ全部持って行っちゃって・・・ しかし、これが素の回さんなんですかね! ・・・俺には真似が出来ませんよ! 私はすぐ打算を考えてしまう。 ・・・反省せねばなりませんね!」

神北(かんぺき)心の中で呟いて曰く、「この人たちは一体何ものですか? ・・・すごい人たちだ。 ・・・俺もこの中にいるということは、偶然なのか必然なのか・・・ とにかく、『凄い!』に尽きるひとの仲間入りしたことに間違いない! ラッキー!」

子曰く、「諸君、いいかい! ・・・『“こ”の一番』『“こ”の二番』『“こ”の三番』などと決めつけるのはナンセンスだよ! 君たちのように本当の能力に優れているものは、むやみに門人同志、または他人と競争したりしないものだ。 競(きそ)うとしたら、弓を射る時くらいかね。 それにしたって礼に始まり礼に終わり、その後は和やかに互いに酒を酌(く)み交わすだろう。 君子の競い合いは、争(あらそ)いではなく友好だよ。 さぁ、諸君! なんであれ、今宵は楽しく飲んでおくれ。」

 
子曰く、君子は争う所なし。 必らずや射(しゃ)か。 揖譲(ゆうじょう)して升(のぼ)り下り、而して飲ましむ。 其の争いや君子なり。

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月25日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート367

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート367」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「回(かい)の強い要望に応えてプレゼントを開けるとしようか・・・ しかし、子路(しろ)よ、これは本当は寮母のためにわざわざ誂えたものではないのか? そうであれば、私がそれを受け取る訳にはいかないよ! ましてや、子路は寮母に会いにここに来たのがそもそもの動機だ・・・ それを知っていて私のために特別に用意したプレゼントでは嘘になる。」

子路曰く、「先生、おっしゃる通りですが、俺はここに来て目が覚めました。 寮母は、俺のことを何とも思っていないということです。 俺のスケベ根性が為せる早合点、早とちりでした。 たしかに、中華橋の四越百貨店で面白いものを見つけたので、寮母に気に入ってもらうために購入しました。 ・・・しかし、よく考えたら若い頃はどうしよもなく手がつけられない悪たれ者の俺がこうしてやってこれたのも、先生と出会ってからです。 今夜の宴は、俺の永年の慰労も兼ねての回の襲名祝いですが、本来なら、弟子の私が先生の永年の努力と俺たちを導いてくれた感謝の宴を持つのがいの一番で、ものの道理だと思ったんですよ! ・・・ここまで年長の先生に慰労してもうらうのは、何かスジではないと思うのですが・・・ 先生、俺の言ってる事、おかしいですか?」

子曰く、「子路よ、ありがとうよ! 子路がそう思って暮れることは、非常に嬉しい! 最初に会った子路は、世をすねて私の言うことに反発ばかりしていたからね・・・ しかし、そんな子路は、私のそばに寄り添うようにいてくれた。 常に私を守ってくれたね・・・ 子路と私は、どこかに互いに人間としての腐れ縁があるんだろうね。」

子路曰く、「先生! 俺は理屈抜きに先生のことが好きなんです! 先生が君子でなくとも、仁者でなくとも、聖人でなくともいいんです! 今の俺は、そんなことどうでもいいんです。 先生の言うことなら、とにかく素直に聞いて、一つでもいいからやってみようと思えるようになった! そんな俺にしてくれた先生で十分なんだ。 俺は、後は何も要りませんよ・・・先生を命がけで守りたい理由など、俺にとってはそれで十分です!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月24日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート366

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート366」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「それでは、皆、グラスを手に取ってくれたまえ・・・ 子路(しろ)、長い間、私を公私ともに支えてくれてありがとう! 子貢(しこう)の言う通り、子路がいなかったら私も孔子塾もこれまでにはなっていないだろう。 私は子路のことを門弟ではあるが、忌憚(きたん)なく話が出来る真の友人と思っている。 これからも力になって欲しい・・・ 回(かい)よ! これからは、私に代わって門弟を取りまとめていかねばならぬ! ここに集った子路や子貢、神北(かんぺき)は、私の目から見てもかなり優秀な者たちだよ! 必ず回の力になってくれる! 回同様、私の可愛い愛弟子だ! 他の門弟ともよく話し合って力になってもらいなさい。 回よ、いいかい!・・・ お年寄りには安心され、友人からは信頼され、年少者からは慕(した)われるような者になれば、私の跡目を立派にやっていける。 私の亡き後の孔子塾を頼むぞ!・・・では、諸君! 諸君の健康とこれからの益々の活躍を楽しみにしています。 では・・・乾杯!」

一同曰く、「乾杯!」

顔回曰く、「先生、ありがとうございます。 先生のお言葉を心に刻みつけて、努力精進致します。」

子路曰く、「先生、俺! 俺! 先生のためなら・・・ワァー‼ ワァー‼ ワァー‼・・・」

子貢曰く、「先輩は、ホント涙もろいですね! ・・・すぐ泣くんですから・・・しかし、さっきまでの緊迫感は何だったんでしょうか・・・」

神北曰く、「空気が読めない回さんにここは感謝ですね!」

子貢曰く、「そうだな! 空気が読めないおかげで、深刻にならずに済んだからね! まぁ~そいうところが、常人でははかれない回さんの魅力と徳があるんだろう!」

顔回曰く、「皆さん! いよいよ先生がプレゼントを開けます! 心の準備をお願いします!」

子貢曰く、「こりゃ、だめだわぁ~! 人の話を聞いていないね・・・ KYの回! ここまでくると国宝ものだわぁ・・・ ハハハハ~」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月23日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート365

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート365」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「子路(しろ)ちゃん、そんなつまんないことより、先生のプレゼントは何かしら・・・とても気になっちゃうの。 先生にプレゼントを開けてもらったらいかがかしら?」

子路曰く、「それはだめだ! 先生の自宅で開けてもらいたい!」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「寮母! 先生へのプレゼント見てみた~い!」

子貢(しこう)曰く、「私も見てみたいです!」

子曰く、「それでは、とりあえず全員揃ったところで、乾杯をして、その後プレゼントを開けることにする! 子路いいかね!」

子路曰く、「・・・無言。」

子曰く、「では、子貢、お酒と料理をたのむ!」

子貢曰く、「はい、すぐに!」

子曰く、「神北! 子路に話しておかねばならぬことがあるんじゃないのか・・・」

神北曰く、「はい、実は、先輩に隠していたことがあるんです! 聞いて頂いた上で、謝りたいんです。」

子路曰く、「何だよ。 改まって、気持ち悪いぜ。 『実は、私、子路先輩のことをず~っとお慕い申し上げておりました♡』なんてこと言うなよ! 今さらそんなこと言われても俺はそっちの趣味はないからな!」

神北曰く、「先輩、カミングアウトじゃありませんよ・・・ 実は、私の本当の素性を先輩に明かしたいんです。 それから先輩に折り入ってお願いがあります。」

子路曰く、「今さらお前の素性がわかったからってどうということはないぜ! 話したかったら勝手にしろ!」

子貢曰く、「ビールが来ましたので、とりあえず乾杯しませんか? 今夜は、先輩の慰労会でもありますから、一杯飲んで一息入れていただけませんか。」

子曰く、「そうだな、今夜は私が開いた宴であるから、私が乾杯の音頭をとらせてもらうよ。皆も異存は無いね!」

子路、回(かい)、子貢、神北、同時にうなづく。

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2011年1月22日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート364

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート364」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「子路(しろ)よ! 他でもない、今夜は私の一存で、急きょここにいる皆に集まってもらったんだよ! 子路の永年の慰労も兼ねての回(かい)の襲名祝いの宴を持ったんだよ!」

子路曰く、「それなら何故、寮母を使ってまで芝居がかったことをなさるんですか?」

子曰く、「私は寮母のことは知らなかった。 それは子路に対して大変無礼な事をした。 これこの通り、謝る。 すまない! 子路にどうしてもここに来てもらうための、子貢(しこう)と神北(かんぺき)の苦肉の策なんだ。 前もって知らせなかったことの責任は私にある。 しかし、こうして子路が来てくれたことが何より嬉しい! まあ、今夜は私が子路をもてなしたくてね! 寮母のことも、一つの余興として水に流してくれまいか。」

子路曰く、「しかし、よくもまぁ、こんなたちの悪いことを思いついたものです! 神北! お前の策略だろうが・・・」

神北曰く、「先輩、申し訳ありません! どうしても先輩にお越しいただいて、お詫びしたいことがあるんです。」

子路曰く、「回! 子貢! 俺をこけにしているんじゃないだろうな?」

子貢曰く、「いいえ、めっそうもないことです。 先輩にどうしても来て欲しかったのです。先輩を抜いて孔子塾は存在しません。 私は、改めて子路先輩の影響力を感じました。」

子路曰く、「今さら俺を持ちあげてもだめだぜ! 腹の中は煮えくりかえっているんだからな・・・ おい回! 寮母を真似て俺をおちょくりやがって、今度やったら首根っこへしおるぞ!」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「あらまぁ~、子路ちゃん、こわ~い。 子路ちゃんは、か弱い女に乱暴するの? ・・・それが男の中の男かしら?・・・でも子路ちゃんの気持ちもわかるわ! 子路ちゃんは、乱暴なところもあるけど、純粋で一途なところが、私とても好きなの・・・」

子路曰く、「回! それ以上言うと、切り刻んで塩辛にするぞ!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月21日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート363

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート363」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「子貢(しこう)!神北(かんぺき)! 子路(しろ)が暴れ出すぞ! 取り押さえなさい!」

子貢、神北曰く、「はい!」

子貢と神北は、子路を押さえつけようと後ろに回った。

子路大声で曰く、「おい、何するんだ! 俺は正気だ。 子貢、神北手を放せ! 俺に触るな!」

顔回(がんかい)曰く、「先輩! その大きな包みはなんでしょうか?」

子貢曰く、「回さん! それどころじゃないですよ! 回さんが空気読めないから、子路先輩を余計に怒らしてしまったんじゃありませんか。 先輩に謝って下さいよ。」

顔回曰く、「先輩! その大きな包みはなんでしょうか?」

子路曰く、「おい、手を放せ! これは、先生へのプレゼントだ!」

顔回曰く、「本当は寮母さんへのプレゼントじゃないんですか?」

子路曰く、「うるせ~い! これは先生のために特別に用意した俺のささやかな気持ちだ。」

子曰く、「まあ、まあ、まあ! 子路! 回! 落ち着いてくれ。 子路よまず腰をおちつけて座りなさい!」

子路曰く、「先生! こんなことされて落ち着いていられますか。」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「子路ちゃん! さっき約束したばかりでしょう。」

子路曰く、「俺はお前に約束したおぼえはないわ!」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「子路ちゃん、ひどい! 襖を開ける前に、『私を見てびっくりしないでね! 驚かないで!』と約束したでしょう?」

子路曰く、「俺は寮母から電話があって、俺に『相談にのってほしい。 PM7:30にここで待ってるから必ず来てね!』と頼まれたからここに来ただけだ!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月20日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート362

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート362」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)心の中で呟いて曰く、「回(かい)さん、お願いだから、もう少し空気をよんで下さいよ!」

子貢(しこう)心の中で呟いて曰く、「KYの回! またやってくれましたね。 どうなっても私、知りませんから・・・」

子心の中で呟いて曰く、「回らしいね!・・・」

子路(しろ)の体が、急にブルブル震え出し、青ざめていた顔が急に紅潮しだした。

子曰く、「子路! そこは寒いであろう。 風邪をひいてもいかん。 さあ、そこへお座りなさい!」

子路つんざけるばかりの大声で泣き叫んで曰く、「ワァー‼ ワァー‼ ワァー‼・・・」

顔回(がんかい)曰く、「先輩! 恋というものは、儚(はかな)いものなんですね!・・・」

子路つんざけるばかりの大声で泣き叫んで曰く、「ワァー‼ ワァー‼ ワァー‼・・・」

神北心の中で呟いて曰く、「生傷に塩をすりこむような惨(むご)い真似はやめて下さいよ!回さん、先輩が可哀そうでもう見てられません!」

子貢心の中で呟いて曰く、「あ~あ! 俺、本当にどうなっても知りませんから・・・ ここまで回さんもバカだとは、ホトホト呆れましたよ!」

顔回曰く、「先輩! でも恋をするって・・・きっといいものなんでしょうね! 私は先輩がうらやましい!」

子路つんざけるばかりの大声で泣き叫んで曰く、「ワァー‼ ワァー‼ ワァー‼・・・」

顔回曰く、「先輩! でも失恋するって・・・きっといい人生勉強になるんでしょうね! 私も失恋してみたい!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月19日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート361

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート361」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

寮母の声色(こわいろ)を真似た顔回(がんかい)曰く、「・・・少し風邪気味で・・・」

子路(しろ)曰く、「そうか、それはいかんな! では、入るぞ!」

寮母の声色を真似た顔回曰く、「ちょっと待って・・・子路ちゃん、私を見てびっくりしないでね!」

子路曰く、「何を今さら・・・ 寮母の顔なんかしょっちゅう見てるじゃないか! 何も驚きはしないよ!」

寮母の声色を真似た顔回曰く、「本当ね! 驚かないって約束してね!」

子路曰く、「ああ、約束する! では、あけるぞ。」

寮母の声色を真似た顔回曰く、「ちょっと待って・・・本当に驚かないでね!」

子路曰く、「おい、くどいぞ! いい加減にしろ!」

子路は、襖戸を力いっぱい開けた。

「ピシャ!(襖の戸を開けて、襖がぶつかった音)」

子曰く、「子路! よく来てくれたね。 待っていたよ・・・」

子路、中に入って呆然と立ち尽くす。

子路曰く、「無言・・・」

子路は依然立ち尽くしたままである。

神北(かんぺき)曰く、「先輩! 先輩! 大丈夫ですか?」

子路曰く、「無言・・・」

子貢(しこう)曰く、「先輩! 先輩! 大丈夫ですか?」

子路曰く、「無言・・・」

寮母の声色を真似た顔回曰く、「子路ちゃん! 子路ちゃん! 本当に来てくれたのね、嬉しい! 待ってたわ! そこで立っていては寒いでしょ・・・さあ、お座りになって・・・。」

子貢、神北の顔が青ざめていた。
依然子路はたたずんだままであった。

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月18日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート360

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート360」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

論民従業員曰く、「いらっしゃいませ~!」

バイザー京華(きょうか)曰く、「いらっしゃいませ、子路(しろ)様!」

子路曰く、「ああ、いらっしゃいました。」

バイザー京華曰く、「今夜はバッチリ決めて一段といい男ね! ほれぼれしちゃう!」

子路曰く、「おい、お多福! お世辞はいいよ。 俺の連れが来ているんだが?」

バイザー京華曰く、「はい、素敵な方が30分ほど前より2階の先進の間でお待ちですよ!」

子路曰く、「そうか! ありがとう。」

バイザー京華曰く、「子路様、顔が赤くなりましたよ!」

子路曰く、「おい、いい大人を茶化さないでくれたまえ、京華君!」

子路は2階に上がって行った。

子路独り言を呟いて曰く、「あれ! ・・・『“こ”の一番』の下足箱が空いている。 下足札がついてない? ひょっとして寮母が気を利かせて、空けておいてくれたんだな・・・やっぱり俺に『ほの字』だ!」

子路は、靴を『“こ”の一番』に入れて、先進の間に向かった。

先進の間の襖の前で子路曰く、「俺のいとしのベイビー! 待たせてごめんよ、入ってもいいかい?」

子貢(しこう)小声で曰く、「皆さん、子路先輩が来ましたよ! ・・・どうしますか?」

顔回(がんかい)小声で曰く、「僕が寮母さんの声色(こわいろ)を真似ますので、皆さんお静かにお願します。 ・・・『子路ちゃん! 本当に子路ちゃん私のために来てくれたのね! ありがとう。』」

先進の間の襖の前で子路曰く、「寮母、待たせたね! ・・・寮母! 風邪でもひいたのか? いつもの声と違うね?」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月17日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート359

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート359」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)は、ひとまず孔子寮に帰った。
いつもなら寮母のいる食道に必ず顔を出す子路であったが、寮生に見られないように自室に戻り、ヒゲをそり、お気に入りのシャネルのオーデコロンをつけ、三つ揃いのスーツに着替えて、プレゼントを抱えて、そそくさとして、目的地の居酒屋に出かけて行った。

子路、居酒屋「論民」に向かう道すがら、歌を口ずさみながら曰く、「『愛してる、寮母・・・とっても、寮母・・・愛してる、寮母・・・いつまでも・・・君と僕は、君と僕は二人で一人!・・・』 でもこの歌詞はおかしいな・・・ 二人で一人なら、半人前ということだな・・・ まあ、いいか・・・ それより、俺とひと時も離れずにいる真我は、俺の事見ているということは、俺は、のぞき見されているのか? 先生は、『子路よ、真我と共にありなさい! 子路よ、真我と一つでありなさい!』・・・これって真我と俺は、二人で一人ということ? ・・・二人で一人になったらどうなっちゃのかなぁ~? ・・・まぁ、いいや。 いずれ先生に聞いてみよう! ・・・おう、もう『論民』だ! 寮母のやつ、俺の来るのを待ちわびているだろうなぁ・・・ しかし、今夜は、やけに冷えるなぁ~ ブルブル。」

子路、「論民」の玄関を開けた。

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月16日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート358

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート358」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)独り言を呟いて曰く、「プレゼントを用意したぞ! あとはバッチリ決めていくとするか・・・ おれも独身生活が長かったからなぁ~ いよいよ年貢の納め時か? この俺が所帯を持つとはお釈迦様でも信じないだろうよ! 結婚式には、先生にスピーチしてもらって、回(かい)は友人代表で、子貢(しこう)は司会だ。 神北(かんぺき)は受付だな・・・ 後輩には余興を披露してもらおう・・・ そうだ! その前にプロポーズのセリフを考えなきゃなぁ・・・ やはり、ズバリ『僕と結婚して下さい!』 いきなりはだめだな。 やはり改めてデートに誘って・・・ 食事をしながら・・・ そうだ、『スターあきらにしきの』のディナーショウの半額チケットがあったんだな・・・ 何ぃ~、半額で2万5千円! 二人で5万円!・・・ しかし、これで老後の未来が決まるとすれば安いかもなぁ・・・ 『スターあきらにしきの』の『空に太陽があるかぎり』のこの歌詞は、なかなかいいねぇ~ 『愛してる、とっても・・・愛してる、本当に・・・愛してる、いつまでも・・・空に太陽がある限り・・・君と僕は、君と僕は二人で一人!・・・』 いいねぇ~ そういえば、先生がこう言ったなぁ~ (子)『子路よ! お前の中にもう一人の本当のお前がいるんだよ!』 (子路)『えっ、もう人の自分ですか? お言葉ですが、私以外にもう一人いるんですか?』 (子)『そうだよ! もう一人の本当の自分がいるんだ。 私は真我とも良心とも呼んでいる。』 (子路)『その真我が私に何をおっしゃりたいんですか?』 (子)『子路よ! 真我は何も言はない! 真我は声無き声だ!』 (子路)『先生は、時どきわからない事をおっしゃる。 真我は唖(おし)ですか?』 (子)『真我は、良心だよ。 心に感じるものだ! 決して言葉は喋らないが、子路とひと時も離れずに、子路の事を見ているんだよ。』」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風