2010年4月15日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート82

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート82」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「実は回(かい)さん、子路(しろ)先輩にも先生は『回を見習うように』と顔を合わせるたびに言われるとグチっていたんですよ。」

回小声で曰く、「先生は、そんなに私を評価してくれたんですか。 非常に嬉しいです。 光栄です。」

子貢小声で曰く、「回さん、喜んでばかりいられませんよ。 ズバリ、子路先輩は、回さんに嫉妬しているんですよ!」

回思わず大きな声で曰く、「ええ~! 私に嫉妬ですか!? それは本当ですか?」

子貢小声で曰く、「回さん、声が大きいですよ!」

回小声で曰く、「ああ… 私としたことが! つい取り乱してしまった。 子貢君すまん!」

子貢小声で曰く、「常に冷静な回さんじゃないですか。」

回小声で答えて曰く、「子貢君、これを聞いて冷静にしていられますか。 あの子路先輩が私に嫉妬している? 信じられないことですよ!」

子貢小声で答えて曰く、「でも、本当に嫉妬しているんですよ。 本人が私にそう答えたんですよ。」

回小声で曰く、「先輩は、『詩経』邶風(はいふう)の雄雉(ゆうち)の詩の最後の二句を人生訓として、自身のモットーとしていると私に語ったことがあります。 君も聞いて知っている通りですよ。」

子貢小声で答えて曰く、「ええ、よく存じ上げております。 『忮(そこな)わず求(むさぼ)らず、何をもってか臧(よ)からざらん』 この詩ですよね!」

回小声で曰く、「そうです。 それです。 つまり、『人を恨まず 人をねたまず かくしてこそ わが身もよし』という意味です。 この詩が大好きで日々誦句(しょうく)していると御本人から伺っていますよ」

子貢小声で曰く、「そういえば子路先輩に先生が『子路、その程度の理想で満足しているようでは、まだよしとは到底言えないぞ。』と言っておられましたね。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月14日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート81

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート81」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

回小声で曰く、「人ごととはいえ、じ~んとくるいい話だねぇ~。 私も思わずじ~んと胸が熱くなったよ!」

女子店員ビールと料理を運んできて曰く、「お待ちどうさま! チンタオプレミアム生ビール(大)2ツと北京ダックの炭火焼で~す。」

子貢小声で曰く、「回さん、改めて乾杯しましょうよ。」

回小声で曰く、「そうだね!」

子貢小声で曰く、「司会典礼役、不肖子貢、改めて孔子先生に感謝します。 では回さん、乾杯!」

回小声で曰く、「孔子先生と不肖子貢君に感謝で乾杯! ゴクッ ゴクッ ゴクッ これはうまいねぇ~ 最高!」

子貢小声で曰く、「確かにコクと切れがあって喉越しスッキリですね!」

回小声で曰く、「子貢君は、どこのメーカーのビールが好きですか?」

子貢小声で曰く、「そうですね、この店には置いてないようですが、実は私、ユウヒビールのスーパードライが一番好きなんですよ。 その次はキリンエビスラガービール、その次はキリンエビスビールの三番しぼりが好きですね!」

回小声で曰く、「子貢君、そこまで聞いていないですよ! 君は何であれ気遣いのコメントが上手ですね!」

子貢小声で答えて曰く、「おそれいります!」

回小声で曰く、「それで、子貢君の話を聞いて子路先輩の反応はどうでしたか?」

子貢小声で答えて曰く、「回さん、この話の続きは怒らずに聞いてくれますか?」

回小声で曰く、「もちろんだよ! 私は常に冷静ですよ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月13日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート80

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート80」だ。

諸君、ここは続けて居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「『よいしょ』じゃありませんよ。 本心からです。 回(かい)さんは一を聞いたら十を知る天才ですよ。」

回小声で曰く、「子貢君、謙虚で率直で正直な本音、痛み入る。 それから先生は何とおっしゃったんだい。」

子貢小声で曰く、「先生から『子貢よ、おまえは率直に自己分析して、どの程度だと思っているのかい?』とまた問われたんですよ。」

回小声で曰く、「はい、それで君は何と返答したんですか?」

子貢小声で曰く、「『はい、先生。 私は回先輩と比べればせいぜい一を聞いて二を知る程度です。』と答えたんですよ。」

回小声で曰く、「子貢君、先生の前で君は『よいしょ』も上手いが、いい子ぶりっ子もうまいもんだねぇ~。 感心!感心!」

子貢小声で曰く、「回さん、妙なところで感心しないで下さいよ! 子貢は、先生に媚(こび)売ってるといわんばかりじゃありませんか!」

回小声で曰く、「子貢君、先生は以前に授業の中で、『君子は、言論や弁舌が上手であるだけを評価はしない。 またそれだけでその人物を登用することはしない。 しかし、妥当で適切な意見であれば、どんな低い地位にある人物の発言にも、素直に耳を傾けるものだ。』と言っておられた。 君も承知の通り君の意見が妥当で適切であれば正当な評価をなさるはずですよ。」

子貢小声で曰く、「はい、回さんそうなんですよ。 先生は私に、『子貢よ、実は私もお前と同様なんだよ。』 『え~、先生も私と同じでせいぜい一を聞いて二を知る程度だとおっしゃるんですか?』 『そうだその通りだ。 何も私が先生とはいえ、回より人間ができているということではないんだよ。』 『先生、そうなんですか。』 『そうだよ。 子貢よ、だからこうして一緒に共に学んでいるんじゃないか。』 『先生ぇ~。 ありがとうございます。』 思わずじぃ~んときて、うれしくて涙がとめどなくながれたんですよ。 この先生とのやりとりを子路(しろ)先輩に話したんですよ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月12日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート79

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート79」だ。

諸君、ここは相も変わらず居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

女子店員料理をお運びして曰く、「はい、おまたせいたしました。 フカヒレ餃子と海鮮春巻き、上海ガニのショウロンポウです。 北京ダックの炭火焼は少々お待ち下さい!」

子貢(しこう)小声で曰く、「イチゴ大福のおねえさん、チンタオプレミアム生ビール(大)ジョッキを2ツオーダーね! それと、シーザー海鮮サラダ一ツとチンジャオロースのピーマンぬき1ツ追加でたのむよ!」

女子店員曰く、「はい、かしこまりました。 少々お待ち下さい!」

回(かい)小声で曰く、「そういえば、子貢君は大のピーマンぎらいだったね!」

子貢小声で曰く、「はい、子供の頃、夢の中でピーマンのお化けの大軍に追いかけられましてね! それからピーマンが怖くなって食べられなくなったんですよ!」

回小声で曰く、「君も若い頃からずいぶんと苦労したんだねぇ~。」

子貢小声で曰く、「私のピーマン嫌いはどうでもいい話ですよ。 それより、回さん、温かいうちに食べましょうよ!」

回小声で曰く、「そうだね。 やっぱり自分の鼻をつまむよりも美味しい料理に舌鼓を打つほうがいいからね。」

子貢小声で曰く、「そりゃそうですよ。 それにしても回さん、相変わらずエダマメ好きですね。」

回小声で曰く、「私は小学校3年生の頃、枝豆のお化けに憑依(ひょうい)されてから枝豆が大好物になったんだよ! 子貢君、それより肝心の話をしてくれたまえ! ズバリ君は孔子先生に何と返答したんだい!」

子貢小声で曰く、「ああ、はい、そうでしたね! 『はい先生、私などは回先輩には、とても及びもつきません。 先輩は一を聞いて十を知る人です。』」

回小声で曰く、「子貢君、君は相変わらず『よいしょ』が上手だね!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月11日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート78

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート78」だ。

諸君、ここはお馴染み居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。
子貢(しろ)小声で曰く、「回(かい)さん、そう言えば以前子路(しろ)先輩から妙なことを聞かれたんですよ。」
の続きからですね!

子貢小声で曰く、「実は回さん、数か月前に孔子先生から問われたことを子路先輩に話したんですよ!」

顔回(がんかい)小声で曰く、「不肖子貢君、先生から何を聞かれたんだい?」

子貢小声で曰く、「回さん、もう『不肖』はとって下さいな!」
 
回小声で曰く、「ああ、そうだね! 不肖回! 失礼いたした。 すまぬ! それで子貢君、改めて何を聞かれたんだい?」

子貢小声で曰く、「『子貢よ、〈仁〉の道とは、万物の霊長たる人間としての歩むべき誠と愛と調和の道だ。 時代性の変遷(へんせん)と共に人間の価値観も移り変わる。 然(さ)れど人の本質は変わらぬ。 〈仁〉の道とは、人格の生長及び形成に最も大切な徳行の道でもあるのだよ。 子貢よ、回はその徳の道に至りつつあるんだ。 私はそう感じている。 子貢よ、おまえは回と自分とを比べてみて、徳の道を行くにおいて、どちらが上だと思うかね? どうだろうよ?』と聞かれたんですよ。」

回小声で曰く、「それで子貢君は何と答えたんだね?」

子貢小声で曰く、「まあまあ、一息入れて飲みましょうよ! 回さん、ちっとも飲んでないじゃないですか! グラスのビールを空けて下さいな! その次はチンタオプレミアム生ビール大ジョッキでたのみますから。」

回小声で曰く、「ああ、そうだね。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月10日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート77

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート77」だ。

諸君、居酒屋「ざ・論民」の女子店員のイチゴ大福orお多福ねえさんが、「い」の一番だね!
何故かってかい?
そりゃそうだろうよ、子貢(しこう)と神北(かんぺき)のイケメン両者からチップをゲットしたからね!
結局のところ一番いい思いしたよな!
何だかんだと言ってこの女子店員さんは明るく愛想がよい人柄が功を奏したんだね!
これも生きてく上での才能の一つだね。
孔子先生、女性と子供の扱いについて「論語」の中でこんなことを言っている。

「子曰く、ただ女子と小人とは養い難しとなす。これを近づくれば不遜なり、これを遠ざくれば怨む。」

「女と小人は始末におえないよ~。 目をかけてやればつけあがるし、さりとて放り出せばめそめそするし、扱いずらいものだ。」とボヤいているんだ!
察するに孔子先生は女性と子供の扱いは苦手のようだね!
この扱いが上手いのは何と言っても子貢君と神北君だね!

改めて、ここは居酒屋「ざ・論民」、「先進の間」であります。

子路(しろ)曰く、「おい、神北よ! 口と金でものを言わせて、さらにイケメン。 おまえも子貢みたいなやつだな。 しらけて酔いが冷めてきちまったぜ。」

神北曰く、「先輩、誤解しないで下さいよ! 私思うに、子貢さんの弁論能力は孔家門人一だと思いますよ。 子路先輩、私は子貢さんに負けたくないんですよ!」

子路曰く、「神北よ、本音は早く帰りたいんだろ! 無理してつき合わなくてもいいんだぜ!」

神北曰く、「先輩! このところ毎晩ここで飲んでいるじゃないですか。 明日は早めに出て、孔子先生の講義を受けたいんですよ。」

子路曰く、「神北、じゃもう1杯飲んだらおひらきとしようぜ!」

神北曰く、「そうですね。 明日、先輩も講義に顔出したほうがいいんじゃないですか?」

子路曰く、「そうだな! 明日は参っている顔回(がんかい)の顔でも見物に行くとするか!」

神北曰く、「先輩、それはさておき隣の部屋の客は飲みに来たにしちゃあやけに静かじゃないですか? 話声がまるきり聞こえませんよ。」

子路曰く、「そういえばそうだな。 やけに静かすぎるな?」

神北小声で曰く、「おねえさんがもうすぐビールのおかわり持って来ますから、隣の客のこと聞いてみましょうか?」

子路曰く、「神北よ、お多福にチップやったんだから、隣の客のこと上手く聞き出せよ!」

神北曰く、「了解!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月9日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート76

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート76」だ。

諸君、阿多福(おたふく)とは辞書を引くと、「額の部分が広く前方に出ていて、頬(ほ)がふくれ、鼻の低い女の顔の面を言う」とある。

女子店員怒って曰く、「そんな言い方、ひどいじゃないですか! 子路(しろ)さん、隣のお客様は二人とも若くてハンサムなイケメンですよ。 そのお一人の方が、『おねえさんは中身は選りすぐった赤いイチゴでしかもみずみずしくキュートだよ。 それでいて、上品な甘さのアンが絶妙にマッチングしている。 そのアンをモチモチした白い生地で優しく包んであるとびきりのスイーツだ! そのままのものだ。』と言ってくれましたよ。」

子路大声で答えて曰く、「そいつは天下の大嘘つきだ。 それじゃなきゃ目がくさってんだ。」

女子店員大声で答えて曰く、「隣のお客様は天下の大嘘つきじゃありませんよ。 『本心良心に誓って誠にきれいな方だよ!』と言ってくれましたよ。 それに気前のいい方ですよ。 私に『多少だけど…』と言ってチップまでくれましたよ。」

子路大声で答えて曰く、「何~ぃ! 口と金にものを言わせる… まるで子貢(しこう)みたいなやつだな!」

神北(かんぺき)曰く、「まあ まあ お姉さん! 子路先輩は口は悪いが、心根は正直な方だ! おたふくねえちゃんは言い過ぎだね! 私が謝るから許しておくれ。」

女子店員曰く、「やっぱり神北さんも私のことおたふくだと思ってる~!」

神北曰く、「おねえさん、いやいやそうじゃない。 世間が言うことや辞典に載っていることを鵜呑みにしちゃぁいけないよ。 お多福とはね、福が多く徳のある女性のことをさして言うんだよ! まさにおねえさんは福徳のある顔立ちだよ。」

女子店員曰く、「うぇ~ん。 とってつけたような言い方だ! まるでティファールのなべみたい。 うぇ~ん!」

神北、口が滑って曰く、「おねえさん、チップをあげるから、泣かないで許しておくれな!」

子路溜息をついて曰く、「神北、おまえもか…」

女子店員曰く、「はい、チップくれるなら、許してあげます!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月8日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート75

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート75」だ。

諸君、ここはご存知居酒屋「ざ・論民」二階「学而(がくじ)の間」の隣の「先進(せんしん)の間」であります。

子路(しろ)曰く、「神北(かんぺき)ちゃん、チンタオプレミアム生ビールを2杯注文してくれ!」

神北曰く、「まだ飲むんですか? 先輩、飲みすぎですよ!」

子路曰く、「いいから、今日は機嫌がいいんだ! たのんでくれ!」

神北大声で女子店員を呼んで曰く、「おねえさ~ん! オーダーだよ! パン パン パン(手を叩いて女子店員を呼んでいる音です。)」

子路酔っぱらって大声で女子店員を呼んで曰く、「おーい、おたふくねえちゃん! ビール持ってこ~い! パン パン パーン!」

女子店員答えて曰く、「はーい、ただいま! お客様、生ビールの追加ですか?」

子路大声で答えて曰く、「そうだよ、おたふくねえちゃん! 生ビールおかわり2つ!」

女子店員曰く、「子路さん、私って『おたふく』なんですか?」

子路大声で答えて曰く、「そうだ、ねえちゃんはおたふくだ!」

女子店員答えて曰く、「まあひどい! 隣の『学而の間』のお客様は『おねえさんはきれいとかわいいが一体となったイチゴ大福だ』ってそうおっしゃいましたよ!」

子路大声で曰く「うそつけぇ~、そいつは目がくもってんだ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月7日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート74 

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート74」だ。

諸君、ここはご存知、居酒屋「ざ・論民」、二階「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「回(かい)さん、久しぶりのキリンエビスビールの味はいかがですか?」

顔回(がんかい)小声で曰く、「君のおごりなら、僕は孔子先生のお好きなチンタオプレミアム生ビール大ジョッキが飲みたかったよ。」

子貢小声で曰く、「これを飲みほしましたら、お好きなものを注文してくださいな。」

「ああ、遠慮なくそうさせてもらうよ。」

「それで回さん、隣の子路(しろ)先輩と神北(かんぺき)君はいったい何の話をしていたんですか? 回さん、盗み聞きして聞いたんですよね?」

顔回曰く、「子貢君、人聞きの悪いこと言わんでくれたまえ。 君の来るのを首を長くして待っていたら、隣の部屋に客が来て、しばらくすると高笑いが聞こえてきたんだよ。」

子貢小声で曰く「回さん、何を聞いたんですか?」

顔回小声で曰く、「隣の部屋からのその声は、子路先輩と神北君の声にそっくりなんだ。」

子貢小声で曰く、「そっくりで… それから?」

顔回小声で曰く、「二人の声をよく聞きとろうとパーテーションに直(じか)に耳をつけて聞いたんだ。 その時、子路先輩と神北君らしき人から『回さんはずいぶん参っているようですよ、子路先輩。』 『顔回の奴、ざまあみろ!』と、私の名前を言っていたんだよ。 私は二人のやり取りが信じられなくて、あ然として耳を疑ったんだ。 とても信じがたい話をしていたんだよ。」

「それから、それから、彼らは何を話していたんですか? もったいを付けないで下さいよ!」

顔回小声で曰く、「私のことを神北君は『気の毒』とか言っていたんだよ。 そして子路先輩は『回のやつ先生の前ではいい子ぶりっ子しやがって! 同情する必要なんかない。 神北、おまえ、回に同情したのか?』と聞こえたんだ。」

子貢小声で曰く、「回さん、本当にそう言っていたんですか?」

顔回小声で曰く、「子貢君、本当にそう言っていたんだよ。 しかし、私には二人の話の内容がかいもく理解できないんだよ。 この頃のあからさまな無視する態度にはいささか腹も立ったが、『火の無いところに煙は立たない』の昔からのことわざもある。 無視される原因が私にあるだろうと自らを謙虚に振り返ってみてもまったく心当たりがないんだ。」

子貢小声で曰く、「回さん、そう言えば以前、子路先輩から妙なことを聞かれたんですよ…」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月6日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート73

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート73」だ。

諸君、「食不語。 寝不言。」とある。
「孔子先生は、食事の時はこむずかしい話をしなかった。 『さあ、寝るぞ。』と決めて床に就いてからは、しゃべらなかった。」

「食不語」とは、自分の好きなものを食べて、陽気に明るく楽しい会話をすることで、より一層神経作用が消化機能を促進し、栄養物が本来の滋養効果として、十分吸収されるんだ。
ご存知だろうが、「寝不言」とは、眠りに就くまでの間、何にも考えないで眠りに入るのが本当の理想なんですよ。
思ったり考えたりすることがパターン化して固定観念となって、良くも悪くも個人の習慣の言葉として表現されるんだね!
諸君も夜の寝際、出来るだけ昼間関係した消極的なことを思い出さないようにすることが肝心だ。
もの言えば、くちびるがさむくなるからじゃないんだよ。
孔子先生も寝際はしゃべらなかったということは、多分何も考えずに寝ると決めていたんだろう。

「人間の夜の寝際の心は、『特別無条件同化暗示感受習性』という状態になっていて、ちょいとでも、考えたことはパーッと潜在意識にインプレス(刻印)されちまうんだ。 だから、昼間どんな腹の立つことや悲しいことに関係した場合であろうとも、夜の寝際の心の中は断然それを持ちこんじゃいけないの。」と生前の天風が語っている通りですよ。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年4月5日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート72

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート72」だ。

「では回(かい)さん、『三個の礼』を執り行います! それでは、いつもの手順でいきますよ。 では、まず、テーブルの真ん中にグラスを1個置きます! 回さんに1個、そして不肖子貢(しこう)こと私の手前に1個置きます。 これで3個のグラスがテーブルにならびましたね。」

「はい!」

「回さん、真ん中のビールグラスをとって下さい!」

「はい、了解! 子貢君、Mr.マリックの手品に参加しているみたいだね! ドキドキするよ!」

「回さん、お言葉ですが、これは不肖子貢にとっては神聖な儀式ですよ!」

「ああ、すまん!」

「では改めまして、お集まりの目には見えない縁(ゆかり)の方々のために… トック、トック、トック!(ビールをグラスに注ぐ音ですよ。)」

顔回(がんかい)小声で曰く、「グラスをテーブルの真ん中に戻しますよ!」

「はい、戻しましたね! 回さんのグラスに典礼役の子貢から… トック、トック、トック!」

顔回小声で曰く、「はい、ありがとう! さすがに君はビールの注ぎ方が手慣れてるね!」

子貢小声で曰く、「はい、おそれいります。」

顔回小声で曰く、「では、典礼役不肖子貢君のために私から… トック、トック、トック!」

「これで、全部のグラスにビールが注がれましたね!」

「はい。」

子貢小声で曰く、「それでは、典礼役の子貢から乾杯の音頭をとらせていただきます。 『お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、ご先祖様、孔子先生様、ならびに今日お集まりの目に見えない関係各位の皆様方、万物の霊長たる人間として生まれさせて頂きまして誠にありがとうございます。 では、ご一緒にどうぞ!』  乾杯!!」

「乾杯!!  君は相変わらず、司会進行が上手だね!」

「おそれいります。」

諸君、子貢の言う「いつもの儀式」とは、孔子先生が習慣としていた「お初穂取り」だったんだ。
それを真似て、孔家門弟たちは居酒屋でも、万物の霊長である人間として生まれたことを感謝していたんだね!

良き習慣だね。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを



天意天風

2010年4月4日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート71

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート71」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」二階「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「回(かい)さん、隣のことはまずはさておき、とりあえず乾杯しませんか?」

顔回(がんかい)小声で曰く、「そうだね、別に隣の話を盗み聞きにきたんじゃないからね!」

子貢小声で曰く、「そうですよ、回さん! 二人してお互いに忌憚(きたん)のない楽しい話をしようということが目的ですから・・・」

「そうだ、そのとおりだ。」

子貢小声で曰く、「せっかく飲みごろに冷えているビールが、燗(かん)ビールになってしまいますから、まずは一杯やりましょうよ。」

「そうだね! 子貢君、それがいい!」

子貢小声で曰く、「え~っと、グラスは3個用意されているね!」

顔回小声で曰く、「子貢君、いつもの儀式をやるのかい?」

子貢小声で曰く、「ええ、これをやらないと始まらないですからね! では不肖(ふしょう)子貢が司会典礼役をやらせて頂きますよ。 回さん、よろしいですね?」

回小声で曰く、「いいよ、不肖子貢君、君に任せるから。」

諸君、実はこれはいつも黒子君が「ザ 儀式」とよんで何年も習慣にしている感謝行の一つなんですよ。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月3日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート70

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート70」だ。

諸君、ここでは、孔子先生の食生活について、郷党篇に述べてあるので御紹介しよう。

食(し)は精(せい)を厭(いと)わず。膾(なます)は細きを厭わず。食の饐(い)して餲(あい)し、魚の餒(たい)して肉の敗れたるは食らわず。色の悪しきは食らわず。臭の悪しきは食らわず。飪(じん)を失いたるは食らわず。時ならざるは食らわず。割正(きりめ)しからざれば食らわず。その醤(しょう)を得(え)ざれば食らわず。肉は多しといえども、食気(しき)に勝たしめず。ただ酒は量なし、乱に及ばず。沽酒市脯(こしゅしほ)は食らわず。薑(はじかみ)を撤せずして食らう。多くは食らわず。

解説すると、ご飯はなるべくよく精米したものを食べた。
つまり、玄米を搗(つ)いて白米にすることだね。
昭和の戦前戦中までは特に、白い「おまんま」のことを「銀舎利(ぎんしゃり)」と呼んで尊(たっと)んだ。
物のない時代であったから余計に、皆、銀舎利を腹いっぱい食べてみたいと思ったんだよ!
孔子先生は銀舎利を食べていたとは、その当時としてはけっこうな贅沢(ぜいたく)をしていたんだね。
生ものはなるべく薄く切ったものを食べた。
ご飯が少しでも饐(す)えていたり、魚や肉が少しでも鮮度がおちて、傷んでいれば口にはしなかった。
また、色つやの悪いもの、悪臭を放ったもの、よく火の通っていないもの、季節はずれのもの、切り方が間違っているもの、味付けやソースが料理に合っていないものは食べなかった。
肉類はどんなに多くとも、ご飯より多くは口にしなかった。
また、お酒の方は、別に定量はなかったが、乱れるほどは飲まなかった。
酒も干し肉も売買される市場の市販のものは口にしなかった。
出どころがはっきりしているいただきものか、自分の口に合う安全安心の自家製のものを孔子先生おかかえの孔門酒家で作らせて飲食していたんだね。
また、添えてある薬味のショウガは肉と一緒に食べた。
総じて食事の量は多くはなかったとある。
暴飲暴食を慎み、命取りになりかねない食中毒や毒殺等の警戒を怠らなかったとも言われている。
食の安全に対して有意注意していたことが推測できるね。
諸君らでも、もしや人間を食材として切りきざんでじっくり煮込んで、さらに濃い味付けのソースでごましてしまえばかいもく何を食べているか聞かされなければ、「おいしい!おいしい!」と言って食べているかもしれないね。
どんな材料で、何を食しているのか? 料理方法はどうか? などなどかなり造詣(ぞうけい)が深かったことがうかがえる。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月2日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート69

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート69」だ。

女子店員、子貢(しこう)におだてられていい気分になって曰く、「では、もう一つだけ聞いて下さいな!」

子貢、女子店員に問うて曰く、「隣の部屋の方は、子路(しろ)、神北(かんぺき)と互いの名を呼び合っていなかったかい?」

「はい、となりの『先進(せんしん)の間』のお客様は子路さんと神北さんです!」

顔回(がんかい)小声で曰く、「やはり、子路先輩と神北君か!」

子貢小声で曰く、「ありがとう! きれいでかわいいイチゴ大福のおねえさん!」

女子店員曰く、「お客さんも孔家門人の方ということですね!」

子貢、顔回ともに「無言・・・」

女子店員曰く、「お客様! 隣の間の子路さんはとても気前がいいんですよ!」

「ほう、そうかい」

「さっきから無口でうなづいてばかりいるどんぐりまなこのお客様、おつまみ、お料理の御注文はございませんか?」

顔回小声で答えて曰く、「お女中! 私は鼻をつまんでおくから構わんでくれたまえ!」

「お客様、それではお店の主人に叱られます!」

子貢曰く、「わかってるよ! ではイチゴ大福のおねえさん! 今日のおススメ料理は何だい?」

「はい、今日のおススメは、フカヒレ餃子と海鮮春巻きと上海ガニのショウロンポウとあひるの本場、神田産の北京ダックの炭火焼です!」

子貢曰く、「回さん、何がいいですか?」

顔回曰く、「私は枝豆がいい!」

子貢曰く、「回さん、相変わらず質素で遠慮深いですね! 誘ったのは私ですから、勘定は私に任せておいて下さいな!」

顔回曰く、「私は無一文。 支払いは子貢君におゆずりする!」

子貢曰く、「はい、ぜひ私にゆずって下さい! それではイチゴ大福のおねえさん! 待たせたね。 今日のおススメ品をとりあえず全部持って来てくれたまえ!」

女子店員曰く、「えっ、全部持って来ていいんですか?」

子貢曰く、「金は私が払う。 全部持って来てくれたまえ!」

女子店員、「はい、かしこまりました。」

子貢曰く、「ちょっと、おねえさん! これは多少だがおねえさんにチップだ! 受け取ってくれ。 先ほどこちらから聞いたことは内緒にしてくれるかい?」

女子店員曰く、「はい、もちろんですよ。 内緒にしておきます。」  

子貢曰く、「ありがとう。 あっ、それと、枝豆二人前と自家製ザーサイを一人前たのむよ。」

女子店員、「はい、少々お待ち下さい!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月1日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート68

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート68」だ。

女子店員曰く、「それでお客様の『ちょっと聞きたいこと』って何ですか? ひょっとして私を口説くつもりですか?」

「いやいや、そうではない! 隣の客はよく柿食う客だ! 違うか。 もとい、隣の客はよく飲みに来る客かい?」

「はい、常連さんです!」

「どこの方かわかるかい?」

「はい、孔家の門人の方です。」

顔回小声で曰く、「やはり、そうか!」

子貢、女子店員に問うて曰く、「もう一つだけ聞いていいかい? かわいいおねえさん!」

「あら、いやだ。 今度は『かわいい』ですか?」

「そうだ。 おねえさんはきれいとかわいいのイチゴ大福だね!」

「お客様、きれいとかわいいのイチゴ大福って何ですか?」

「おねえさん、それはね、中身は選りすぐった赤いイチゴでしかもみずみずしくキュートだ。 それでいて、上品な甘さのアンが絶妙にマッチングしている。 そのアンをモチモチした白い生地で優しく包んであるとびきりのスイーツだ! つまりおねえさんは、きれいとかわいいが一体となったイチゴ大福なんだよ!」

「私って、きれいとかわいいが一体となったイチゴ大福なんですか?」

「そうだよ! そのままのものだよ!」

諸君、子貢の会話は実に流暢(りゅうちょう)で見事だね!
ちなみに孔子先生はと言うと、居住地での私的生活、つまり自宅でくつろいでいるときは身の回りの世話をする者たちにも逆らわず、従順であまりにおとなしく、無口でろくすっぽ人と話も出来ないふうであったとか。
ところが一たび、公の場に出れば、人がうって変わって、見違えたように筋道を立てて、テキパキと意見を述べ、それでいて慎み深かったとか。
私の生前の晩年は何となく孔子先生と似たところがあったね!

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月31日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート67

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート67」だ。

店員曰く、「お客様、キリンエビスビールをお持ちしました。 グラスは3つですね!」

子貢(しこう)、蚊の鳴くような小声で曰く、「ああ、結構だ。 ありがとう!」

店員も小声になって曰く、「お客様、どうしてそんなに小声で話すんですか?」

子貢、蚊の鳴くような小声で曰く、「おねえさん! それはね! 隣の部屋の客はひょっとして私達の知り合いかもしれないんだよ! 部屋同士がパーテーションだけの仕切りじゃないか。 これじゃ互いに会話がまるぎこえだからね!」

天意天風曰く、おねえさんですから、居酒屋の店員さんは女性だったんだね!

女子店員、平常の声で曰く、「お知り合いでしたら、小声で話す必要はないじゃないかしら?」

子貢、相変わらず小声で曰く、「それがねえ・・・ おねえさん! 私達の大先輩でね! 私と彼が隣にいるとわかると大先輩に対していろいろ気を使わにゃならんことになるんだよ! そこんとこわかるよね?」

女子店員曰く、「はあ、まあ。 お客様のご事情がおありでしょうから、好きにして下さいな!」

子貢、女子店員を手招きで誘う。

耳元でささやいて曰く、「きれいなおねえさん! ちょっと聞いてもいいかい?」

女子店員曰く、「まあ、きれいなおねえさんだなんて、お客様、お口がお上手ですね!」

「いや、そんなことはない、本心良心に誓って誠(まこと)にきれいな方だよ!」

諸君、子貢君は私と一緒で女性を口説くことで「弁舌の才」が磨かれたんではなかろうか。
おっと、これは冗談の本音ですぞ!

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年3月30日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート66

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート66」だ。

子貢(しこう)、店員に注文して曰く、「グラスは3個用意してくれたまえ!」

「はぁ~? お二人様なのにグラス3個ですか?」

「理由は聞くな!」

「は~い、復唱します。 キリンエビスビール中ビン2本とグラス3個ですね?」

「そうだ、よくできたね! 賢いぞ! では頼む!」

「さて~と、下駄箱はと・・・ おっ、『“こ”の二番』しか空いてないのか! 俺は孔子の弟子、ナンバー2ということかね! 『“こ”の二番』の札を取ってと・・・ どこだ、どこだ?『学而(がくじ)の間』は?  どこの部屋もずいぶんと安っぽちくできてるな。 仕切りがパーテーションで、入口はのれんだけかよ! せめてフスマぐらいつけろよ! 隣の話声がまる聞こえじゃないか。 ああ、ここだ!ここだ!」

子貢、『学而の間』ののれんをくぐって曰く、「回(かい)さん、お待たせしてすみません!」

顔回(がんかい)曰く、「し~いっ! 声が大きいよ! 静かに!」

「はぁ~? 回さん、何やってんですか?」

「子貢君、お静かに! 声を出さないでくれたまえ!」

「はい!」

「声を出さないでと言っただろ!」

そのあと子貢、しばらく無言・・・

「子貢君! 隣に子路(しろ)先輩と神北(かんぺき)君が飲んでいるようだ! 僕らが隣にいることがバレたらまずいんだ。 とにかく、小声で話してくれたまえ!」

「ああ~、そうですか! ラジャー! 了解しました。」

二人とも蚊の鳴くような声でささやきあった。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月29日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート65

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート65」だ。

諸君、子貢(しこう)は、なぜ二人なのに「グラス3個」と言ったんだろうね。

「疏食菜羹瓜(そしさいこうか)といえども祭る。 必ず斉如(さいじょ)たり。」


「論語」の十の郷党(きょうとう)篇の中にあるものだ。

この郷党篇は、他の篇と異なって、ことばの記録ではなく、公私ともの孔子先生の行動のひとつひとつの生活を具体的に記録したものである。
上記を訳すと、「くだけた米の飯や菜葉のような粗末な食物でも、かならずお初穂取りをして、食(しょく)した。 その態度は敬虔(けいけん)そのものであった。」とある。
孔子先生のこの「お初穂取り」とは、食事の前に、食物の一部を皿の外に置き、初めてその食物を食べることを考えついた人やその食材の調理法を考案した方々に敬意と感謝の念慮(ねんりょ)を捧げることを習慣とされた。
この師の習慣がいつの間にか弟子に伝わり、先祖の供養もかねて、天地自然の恵みに感謝、先祖や先達の知恵の恩恵に感謝、見えざる存在の力に対して万物の霊長たる人間としての感謝を捧げることが、孔家門弟をあげての礼儀の在り方として、日常の習慣となっていたんだ。

その年に初めて獲れた穀物や野菜や果物や木の実などを神仏にお供えしておまつりをするこの風習は「お初穂」といって昔から日本各地にありますね。
また御先祖様に毎日炊きたてのご飯をお供えする家もありますね。
それから手を合わせて感謝して「いただきます」と言って食事をする。
これは、皆様方も特別なことではない、当り前の生活習慣となっている方もおられますよね。

日本に限らずどの人種においても、どこの国の民でも、どの宗教でも、食べられることへの感謝と喜びを言葉と形で表す習慣は人間の本性からくるものなんですね。
人間の本性に合わせた感謝を形に表現したものが「礼」の在り方なんですよ。
この「礼」の在り方を孔子先生は「礼」のエキスパートであるからして自ら率先し、よく実践したんだね。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月28日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート64

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート64」だ。

子貢(しこう)、顔回(がんかい)のいる居酒屋へ急いで駆けて行った。
ここは、居酒屋「ざ・論民」の顔回のいる二階の小部屋であります。
子貢の誘いによって、思いがけないところで二人の話を聞いてしまった回でありました。

回、心の中で叫んで曰く、「回よ、落ち着け! 回よ、冷静になれ! 回よ、泰然自若たれ!」
自分の心に言い聞かせる!
しかし、こみあげてくる憤りの感情は強く、なんとか理性で押さえてはいるが自分を冷静に保つのが精いっぱいの回でありました。
こんなとき天風式クンバハカ法を知っていれば何てことないんですがねぇ~。

子貢曰く、「ハァ、ハァ、ハァ~ もうPM8:00になる。 ずいぶんと待たせちまったな。」

ガラ ガラ ガラ~(居酒屋「ざ・論民」玄関のドアを開ける音)

「いらっしゃいませ。 何名様ですか?」

「先に来て一人寂しく二階で待っている者の連れだ。」

「はい、お連れ様ずいぶんお待ちですよ!」

「二階のどこの部屋に待っているのかね?」

「はい、二階の『学而(がくじ)の間(ま)』です。 お客様、履物を脱いで、下駄箱に入れて下さいな。 ふたを閉めて、下足札を抜いて、席までお持ち下さいませ。」

「ああ。 懇切丁寧な説明、いたみいる。 では、親切ついでにキリンエビスビールの中ビンを二本持って来てくれたまえ!」

「は~い、かしこまりました。」

「グラスは3個用意してくれたまえ!」

「はぁ~? お二人様なのにグラス3個ですか?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月27日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート63

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート63」だ。

諸君、子貢(しこう)は弁舌に長(た)けた秀才で、頭の切れ味は孔門弟子の中でも群を抜いていた。
しかし、子貢にとって顔回(がんかい)だけはどんなに努力しても越えるに越えられないライバルであったんだ。

「子貢よ、それがわかっていたら、出来ない約束はするものではないぞ。 以前に話したことがあるな! まず、恕(じょ)の心だ。 恕(じょ)の心とは、他人の心をもって自分の心とすること。 要するに他人の立場に立って考えなさいよということだ。 そして人からされたくないことは、自分からも人にしないことだ。」

「そのとき子貢は、私にこう言ったんだよ!」

子貢曰く、「われ人のことをわれに加うるを欲せざるや、われもまたこれを人に加うることなからんと欲す。」

子曰く、「賜(し)やなんじの及ぶところにあらず。」

「先生、私も同感です。 人からされて嫌だと思うことを人にしない。 私は、是非こうありたいと思っています。」

「子貢よ、どんなに口巧者(くちごうしゃ)に語っても、実践はむずかしいものだ。 おまえにそれができるかな? 私はそう答えたね! 子貢よ、この会話、覚えているな!」

子貢答えて曰く、「はい、先生。 覚えております。 申し訳ありません。 先生のおっしゃる通りでした。 以後、有意注意して重重(じゅうじゅう)気をつけます。」

子曰く、「ちょっとしたことだが、常々何を大切にして考えているかの人なりが他人に伝わってしまうものだ。 子貢よ、それに気づけばよい!」

「はい、先生。 明日、改めて用向きの御報告にあがります。 では、お先に失礼いたします。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風