2010年6月17日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート145

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート145」だ。

諸君、バイザー京華(きょうか)の口舌(こうぜつ)態度の豹変(ひょうへん)ぶりに店内のお客が唖然として沈黙してしまったんだ。
よく「口は禍(わざわい)の門である」といいますね。
また「沈黙は金、雄弁は銀」とも言います。
渋沢翁も「論語と算盤」の中でこんなことを言っている。

 余は平素多弁の方で、よく種々(いろいろ)の場合に口を出し、あるいは演説なぞも処嫌わず、頼まれればやるので、知らず識らず言い過ぎることなぞあって、人からしばしば揚げ足を取られたり、笑われたりすることがある。 しかし、如何に揚げ足を取られようが、笑われようが、余はひとたび口にして言う以上は、必ず心にもないことは言わぬという主義である。 したがって、自分自身では妄語(もうご)したとは思っておらない。 あるいは世人には、妄語と聞こえる場合がないでもなかろうが、少なくとも自分は、確信のある所を口にしたつもりでいる。 口舌は禍の門であるだろうが、ただ禍の門であるということを恐れて一切口を閉じたら、その結果はどうであろう。 有要な場合に有要な言(げん)を吐くのは、できるだけ意思の通ずるように言語を用いなければ、折角のことも有邪無邪中(うやむやちゅう)に葬られねばならぬことになる。 それでは禍の方は防げるとしても、福の方は如何にして招くべきか、口舌の利用によって福も来るものではないか。 もとより多弁は感心せぬが、無言もまた珍重すべきものではない。 唖(おし)はこの世の中において、如何なる用を弁じ得るか。
 余のごときは多弁の為に禍もあるが、これによってまた福も来るのである。 例えば、沈黙していいては解らぬのであるけれども、一寸(ちょっと)口を開いたために、人の困難な場合を救ってやることができたとか、あるいはよく喋ることが好きだから、何かのことにあの人を頼んで口を利いて貰ったら宜しかろうと頼まれて、物事の調停をしてやったとか、あるいは口舌のあるために、種々の仕事を見出すことができたとかいうように、すべて口舌が無かったら、それらの福は来るものではないと思う。 して見れば、これらは誠に口舌より得る利益である。 口は禍の門であるとともに、福の門でもある。 芭蕉の句に「ものいへば唇寒し秋の風」というのがある。 これも要するに、口は禍の門ということを文学化しかものであろうけれども、こういう具合に禍の方ばかり見ては消極的になり過ぎる。 極端に解釈すれば、ものを言うことができないことになる。 それではあまり範囲が狭過ぎるのである。
 口舌は実に禍の起こる門でもあるが、また福祉の生ずる門でもある。 ゆえに福祉の来るためには、多弁あえて悪いとは言われぬが、禍の起こる所に向かっては言語を慎まねばならぬ。 片言隻語(へんげんせきご)といえども、決してこれを妄(みだ)りにせず、禍福の分かるる所を考えてするということは、何人にとっても忘れてはならぬ心得であろうと思う。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風
  
  
妄語(もうご) ― うそをつくこと。 不実な言葉。

2010年6月16日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート144

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート144」だ。

諸君、顔回(がんかい)ついにチャレンジに見事に成功しました。

バイザー京華(きょうか)マイクを持って曰く、「完飲です! 店内の皆様、ピッチャーの一気飲み完飲しました。 チャレンジに成功です! コングラチュレーション! おめでとうございます! チャレンジャーは放心状態のようでありますので、同門の子路(しろ)様、一言コメントをお願いします。」

子路、差し出されたマイクを両手につかんで号泣して曰く、「感動した、回(かい)! 感動したよ! お前は孔家門弟の鑑(かがみ)だ。」

バイザー京華、子路の持ったマイクを無理やり取り上げて曰く、「はい、子路様、ありがとうございます。 回さん、お尻の穴にじょうごをさされてビールを流されなくて良かったですね! はい、では、もうお一人方、同席の御友人に一言コメントを頂きましょう。」

子貢マイクを向けられて曰く、「カメラはどこ?」

バイザー京華あきれ顔で曰く、「さっきも言ったでしょう。 音声放送だけです。 カメラはありませんよ。」

子貢、バイザー京華のマイクを取り上げて曰く、「えー、本日は、私の友人回君のピッチャー一気飲みチャレンジパフォーマンスショウにお越しいただき誠にありがとうございます。 チャレンジャーと私は、孔家の門下生で親友であります。 えー、ともに師の言われる『道に志し、徳に拠(よ)り、仁に依(よ)り、芸に游(あそ)ぶ。』を目指しております。 えー、わかりやすく言いますと、万物の霊長たる人間としての正しい道の悟りを目標とし、人徳を身につけ、仁の心を実践し、幅広く教養をひろめていくと誓い合った同志であります。 えー・・・」

バイザー京華、子貢のマイクを取り上げて曰く、「こら! ボケ! 勘違いすんな! 結婚式の友人代表のあいさつじゃねえんだ! 一言と言っただろう。 あんたの話はめんどくさくって、くどくって、なげえんだよ! 『回さん、チャレンジ成功おめでとう!』これだけでいいんだよ。」

店内急にシーンとなる。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年6月15日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート143

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート143」だ。

諸君、顔回(がんかい)チャレンジ成功なるか?

独身の顔回の日常生活は、日々疏食(そし)を飯(く)らい、水を飲み、肱(ひじ)を曲げて手枕でごろ寝する。
こんな貧乏ぐらしの中にも、顔回の楽しみがあった。
その楽しみは、素直な気持ちで心の中のスクリーンに思い切り理想を描くことであった。
決まって心のスクリーンに描くイメージは、顔回の「お決まりのシーン」があった。

憧れの地、ここはハワイ!
それもダイヤモンドヘッドが見えるワイキキビーチ!
その砂浜にいるのは二人だけ。
そう「顔回君」と「サキちゃん」である。
暑い太陽の日差し、そして青い海と潮風、砂浜をビキニ姿で走るサキちゃんを追いかけるアロハシャツに海パンの顔回。

二人は互いに顔を見つめあい、こう呼びあう。
「サキちゃん!」、「顔回君!」
そして二人のお決まりのセリフを言い合う。
「仁者はハワイがお好き!」
「サキちゃん、違うだろ! 仁者は山が好き!」
「あなた相変わらずかたいのね!」

諸君、「論語」雍也(ようや)篇に「知者は水が好きだ。 仁者は山が好きだ。」とある。
顔回はこの孔子先生の言葉から「仁者は山が好き。」と答えたんだね。

そして二人の乾いた喉を潤してくれるのは、サキちゃんが決まってトロピカルドリンク。
顔回君のお決まりは、ピッチャーに入った生ビールである。
顔回君はイメージの中では、ピッチャーに入った生ビールを10本のストローを口にくわえて一気飲みする一発芸であったんだ。
これもサキちゃんを喜ばせるためなんだね。
そう「人の喜びをわが喜びとする」をモットーにしている顔回君の愛情表現なんだ。
そして顔回の理想イメージの中では「一気飲み」の失敗はただの一度もなかったんですよ。

諸君、話が長くなりました。
顔回君、残りのビールを巨大ストローをイメージして、一気にすいこんだ。
完飲の瞬間である。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月14日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート142

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート142」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

パーテーションをはさんだ先進の間から、神北(かんぺき)曰く、「イッキ!イッキ!回(かい)さん、もうすぐだ。 がんばれ回さん! ファイト~一気!」

バイザー京華(きょうか)マイクを持って曰く、「店内の皆様、チャレンジャーの目に生気が戻ってきました。 マラソンで例えればスタートした競技場の中へ戻ってきたというところでしょうか? さあこのチャレンジ、成功なるか? 実況アナは早少女(さおとめ)京華です。」

諸君、顔回の生気が戻ってきた訳は、ハワイ旅行の目録という響きの言葉であったんだね。
顔回が少年の頃、友達の家で見たテレビCMに強い衝撃を受けたことが第一原因なんだ。

「芸能人は歯が命」
「芸能人はハワイがお好き」
諸君の中にも記憶にある方もおられると推察する。
顔回の潜在意識の中にこのCMがまるごとインプレスされていたんだ。
その記憶が呼び覚まされたことで潜勢力が働いて生気が戻ってきたという訳なんですよ。

店内より、「回! 回! 回!」コールが響く。

子貢大声で曰く、「回さん、聞こえますか? みんな回さんの成功を待ち望んでいますよ!」

顔回(がんかい)、まばたき3回でエールの言葉にこたえた。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風
昨日午前10:00にアップいたしました「第141話」は、再考の上加筆いたしました。

2010年6月13日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート141

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート141」だ。

諸君、昨日の引き続きです。
できた人物の顔回(がんかい)であるが学びたいという欲求は人一倍強かった。
孔子先生も含めて皆、万物の霊長たる人間として生まれて、活きていく以上欲を捨てることはできない相談である。
人間の世界が常に進化し、向上しようとするのも、ある意味から言えば大自然のもう一つの大きな欲望だ。
人間を作った大自然がすでにこの大きな欲望を持っているんだ。
その大きな欲望を持ってるもの(神、仏、宇宙霊等々と呼んでいる根源存在)の力で生まれた人間に、よろしいかい、いろいろの欲望があるのは当然じゃないですか!
諸君は率直にどう思われますかな?
子罕(しかん)篇に孔子先生が顔回を追憶してこのように語っている。

子、顔淵(がんえん)を謂(い)いて曰く、惜しいかな、われその進むを見る。 いまだその止まるを見ず。

「まったく惜しい人物を死なせたものだ。 真理、道理を求めて止まることを知らず、前へ前へと前進する若者だったが。」

子曰く、賜(し)や、始めて与(とも)に詩を言う可(べ)きのみ。諸(これ)(子貢)に往(おう)を告げて、来(らい)を知る者なり、と。

前述のこの文章は、察するに顔回を失ってからの孔子先生の言葉であろう。
子貢に対しての師弟の別をおいて、「お互いに真から分かりあえるのは君だ、賜君(しくん)分かっている君となら詩を談じあえる。 君は話を一度聞くと、その先のことがみえる力がある。 君は、今は亡き回(かい)についてこう言ったね。 『回さんは一を聞いて十を知る方です。』と! 今の君はまさしく回と同じ心的状態だね。 君のような弟子を持てて私は実にうれしい。」と子貢の成長を評価して誉めたんだね!

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月12日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート140

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート140」だ。

子曰く、回やそれ庶(ちか)きか。 しばしば空し。 賜(し)は命(めい)を受けずして貨殖(かしょく)す。 億(おもんばか)れば、しばしば中(あた)る。

諸君、孔子先生は先進篇で「顔回(がんかい)の人格はほぼ完全に近い。」、つまり「人間が出来ている。」と語っている。
その証に「回(かい)は赤貧の中でも天命を楽しんでいるからだ。」と述べている。

かたや「子貢(しこう)は天命に甘んじないで、金もうけに浮身をやつしているがそれでも遠い見通しを誤るような人物ではない。」とも評価している。
また学而篇の中では、子貢をかなり評価もしている。

子貢曰く、貧にして諂(へつら)うこと無く、富みて驕(おご)ること無くんば、如何(いかん)、と。 子曰く、可(か)なり。 未だ貧にして楽しみ富みて礼を好む者には若(し)かざるなり、と。 子貢曰く、詩(「詩経」)に云(い)う、切(せつ)するが如く、磋(さ)するが如く、琢(たく)するが如く、磨(ま)するが如し、と。 其(そ)れ斯(これ)の謂(い)いなるか、と。 子曰く、賜(し)や、始めて与(とも)に詩を言う可(べ)きのみ。諸(これ)(子貢)に往(おう)を告げて、来(らい)を知る者なり、と。

このことについて「論語と算盤」の書中に渋沢栄一翁がこのように解釈して述べている。

門人の子貢が老(孔子)先生におたずねした。
「貧乏であってもどんな術(て)を使ってでも物を求めようなどとはせず、金持ちになっても物力(ぶつりょく)で偉そうにしたりしない。 そういう生き方はいかがでしょうか」と。
すると老先生はこうお答えになった。
「まあまあというところだな。 貧しくとも人間の生き方を考えたり、豊かであっても世の道理を求めようとする者には及ばない」と。
子貢は〔物質の増加でなくて精神を鍛(きた)えることのほうが上と分かって〕こう申し上げた。
「詩(「詩経」)にあります、〈(石を)切るごと、磋(と)ぐ(研ぐ)ごと、琢(う)つ(打つ)ごと、磨(す)るごと(心をみがけ) 〉と。 それをおっしゃりたいのですね」と。
老先生はお褒めになられた。
「賜(し)君、(詩を使えるな。)分かっている君となら詩を談じあえる。 話を一度聞くと、その先のことが見える力がある」と。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月11日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート139

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート139」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

子路(しろ)、バイザー京華(きょうか)の制止を振り払い、チャレンジャー顔回(がんかい)の体面に鎮座して曰く、「回(かい)! もしお前が失敗しても安心しろ! お前のかたきは、この子路大先輩がとってくれるわ!」

無念無想の境地に入っているはずの顔回であったが、実は苦しくて白目になり、血の気が引いて顔色は青ざめ、酸欠状態で意識がもうろうとしていただけであった。
それでも無意識下で顔回の霊魂の固有性能の一つであるフロンティアスピリッツが働いていたのか、ピッチャーだけは口をつけたまま握って離さなかった。

顔回に向かって子路大声で曰く、「回! しっかりしろ、もう一息だ!」

顔回、子路の一喝がきいたのか、どんぐりまなこがまばたいた。

バイザー京華マイクを持って曰く、「チャレンジャー、回さん、かなり苦しい様子です。 完飲までもう少しです! もう少しが進みません! 回さん、私の手元にハワイ旅行の目録があります。 これですよ! 意識をしっかり持って気合を入れなおして下さいな!」

顔回、意識がもうろうとする中でバイザー京華の力強い励ましとハワイ旅行の目録という言葉に我を取り戻した。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月10日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート138

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート138」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。
ついに子路(しろ)と子貢(しこう)、そして顔回(がんかい)が学而の間で御対面しましたな。

子貢曰く、「子路先輩! 店内放送で聞いて知っておられるでしょうが、今、回(かい)さんはチャンレンジ中です! 集中してますから邪魔しないでくださいよ!」

子路大声で曰く、「子貢、勘違いするな! 俺はチャレンジを邪魔しに来たんじゃないぞ。」

子貢大声で曰く、「じゃあ、何しに来たんですか? 先ほどから『チャレンジに失敗したら孔家一門の名折れ! 一門のメンツがたたんぞ! 失敗したら腹を切れ!』 大袈裟すぎますよ! 生ビールの一気飲みに失敗したくらいで、孔家のメンツはつぶれませんよ! 先輩、ただのお遊びですよ!」

子路大声で曰く、「何を言うか! このチャレンジは回の永年の夢だというじゃないか? あの回がそこまで思いつめているんだ! 俺は大先輩として回に何が何でも一気飲みに成功して初一念を貫徹してもらいたいんだ!」

子貢大声で曰く、「子路大先輩! そうむきにならないで下さいよ!」

バイザー京華(きょうか)マイクを持って曰く、「店内の皆様、早少女(さおとめ)京華です。お二人の会話お聞きになりましたか? 孔家の門人様でした。」

子路、子貢、同時に口をついて曰く、「おたふく、だまってろ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月9日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート137

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート137」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

子路(しろ)が学而の間ののれんの手前で大声で「回(かい)!回! よく聞け! もうお前一人の失敗じゃ済まされないぞ! 孔家一門の名折れぞ! 成功しなければ、一門のメンツがたたんぞ! 貴様、失敗したら責任をとって直ちに腹を切れよ! いいな、回!」

これを聞いていたのは顔回(がんかい)本人ではなく、子貢(しこう)であった。
顔回は無念無想の境地に入っていたので周りのどんな悪口雑言罵声も声援も聞こえていなかった。
子貢、子路の怒鳴り声を聞いて心中でつぶやいて曰く、「子路先輩だぜ! ややこしいことになってきたな。 俺たちがここにいること、バレてたのか。」

バイザー京華(きょうか)マイクを持って曰く、「子路さん! 入って来ちゃダメ! ここは別のお客様の部屋よ!」

子路大声で曰く、「うるせぇ、おたふく。 生ビールの返礼の御礼の挨拶にまかりこしたんだ。 入るぞ!」

バイザー京華マイクを持って曰く、「店内のお客様、隣の先進の間のお客様のお一人が学而の間のイベント会場に乱入してまいりました。 孔家一門の方でチャレンジャーの方のお知り合いのようです。 『このチャレンジに失敗したら一門のメンツがたたぬ! 直ぐに腹を切れ!』と叫んでおります。 面白いことになってきましたね! こちらイベント会場より実況中継です。 お相手は早少女(さおとめ)京華です。」

子貢大声で曰く、「シロ、シロ、子路先輩どうしたんですか?」

子路大声で曰く、「落ち着け、子貢! 俺は犬じゃない! どうしたんですか? それは俺が言いたいセリフだぁ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月8日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート136

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート136」だ。

諸君、昨日の引き続きです。

松下幸之助氏曰く、「子路(しろ) は一本とられたわけである。  もちろん、孔子は決して勇気というものを否定しているわけではない。 別の機会には、「仁者は必ず勇あり」ともいっているのである。 ただ、その勇気は一つの道というか正義に基づく大きな勇気であって、単なる向こう見ずの勇気ではない。 というより、そういったものは勇気とはいえないということだと思う。 実は私白身こういったことで人から教えを受けた経験がある。 事業を始めて数年たったころ、競争相手の会社が非常に無茶な安売り競争を始めた。 こちらも若かったから、『よし、こうなったら徹底的に安売り競争をやってやろう。 やる以上は絶対負けない』と考え、それをあるお坊さんに相談した。 そうするとその人は、『そりゃ面白いですな。 あなた一人だったら大いにやるのもいいでしょう。 しかし、今のあなたには大勢の社員もいるし、その人たちには家族もいる。 あなたは大将です。 この際ひとつやってやろうというのはいわば匹夫の勇でしょう。 大将は自分一個の怒りにかられて、そういう匹夫の勇をふるってはいけません』というのである。 それを聞いて、私もなるほどその通りだと考え直し、安売り競争に巻き込まれず、自分の是とする道を行き、結果的にはそれがお得意先の信用もまし、成功に結びついたのであった。 だから、指導者は勇気を持たなくてはいけないが、それは単なる匹夫の勇、無鉄砲な勇気であってはならない。 つねに何が正しいか、何をなすべきかということを考えつつ、その正しいこと、なすべきことを行なっていくについては、たとえ千万人といえどもわれ往かんというような真の勇気、大きな勇気を持つことが大切なのである。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年6月7日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート135

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート135」だ。

諸君、昨日の引き続きです。

孔子先生は、「子路(しろ)よ、素手で虎に立ち向かったり、歩いて黄河を渡る無謀極まりない命知らずはごめんだね。 無鉄砲な行為だと気付かずに勇猛果敢であると錯覚している大バカ者だ。 自分だけ勝手に一人死ぬのはかまわぬが、約3万7500人もの三軍の兵を引きて犬死させる訳にはいかないのは論を待つまでもない! 己を知らず無茶をすることを勇気とするそんな者より臆病なほど有意注意を思慮深く、確実に勝つための成功率を上げていく、さりとて犠牲を最小限に食い止めるべく周到綿密な計画を立てる参謀の方が頼りになるよ!」と答えたんだね。
これと同じ「論語」を教訓とされて松下幸之助さんも指導者の条件としてこう述べられているね。
参考までに記載しよう。

「勇気を持つ」というタイトルで、サブタイトルに「指導者に必要なのは匹夫(ひっぷ)の勇でなく正義に立った大勇である」が付されている。
後はそのままを抜粋することにする。

「孔子がある時門弟たちと話をしていて、顔回(がんかい)という弟子の徳を非常に褒めた。 するとそれを聞いていた子路という武勇に優れた弟子が『それでは先生は軍隊を率いて戦おうと言う時、誰と一緒にいきますか』とたずねた。 暗に、『体の弱い顔回じゃだめでしょう。 私のような勇敢な者でないと』というつもりである。 ところが孔子は、「虎に素手で立ちむかったり、大河を徒(かち)で渡ったりして、まかりまちがえば命を捨てるような無鉄砲なことをする人間とは、私は行動を共にしない。 綿密に計画して、慎重にそれを遂行するような人間でなくてはだめだ。」と答えたという。」
 
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月6日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート134

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート134」だ。

諸君、子路(しろ)の横紙(よこがみ)を破るような無理をおしとおすところは、頑(かたく)なであるが、子路なりの信条があったんだね。
「論語」「述而(じゅつじ)篇」の中にこう述べている。

子、顔淵(がんえん)に謂(い)いて曰く、「これを用うれば行ない、これを舎(す)つれば蔵(かく)る。 ただ、われとなんじとこれあるかな」。 子路曰く、「子、三軍を行なわば、たれとともにせん」。 子曰く、「暴虎馮河(ぼうこひょうが)、死して悔いなき者はわれともせず。 必ずや事に臨みて懼(おそ)れ、謀(はか)りごとを好んで成す者なり」。

この対話の意味は、
孔子先生が顔淵(顔回)に向かって言った。
「一旦召(め)し抱(かか)えられ、役職に登用されれば、職務に全力を発揮するが、認められぬときはジッと時を待ち静観している。 こう言う境地に安住できるのは、孔家の中でも私と回ぐらいのものだろうな。」
これを聞いた子路は憤慨し、黙っていなかった。
「それならもし先生が大国のたとえばイギリスのネルソン提督や第二次世界大戦中、連合軍総司令官としてノルマンディー上陸作戦を指揮したアイゼンハワーや連合艦隊司令長官として日本海海戦を指揮した東郷平八郎元帥らの立場になられた場合は、どんな人物を頼りにしますか?」と孔子先生に問い詰めた。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月5日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート133

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート133」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

バイザー京華(きょうか)マイクを持って曰く、「店内のお客様、お聞きになりましたか? この高感度マイクに興奮されたお客様の下品な声が入ってしまいました。 大変失礼いたしました。」

子路大声でどなって曰く、「どけどけ、どけ~い。 手足の骨へし折られたくなかったら道をあけろ!」

バイザー京華マイクを持って曰く、「先ほどの下品な言葉を叫んでいたお客様が学而の間特設イベント会場に乱入して来ました! ここはさながらプロレス会場のようです!」

顔回(がんかい)は無念無想の境地に入っているかの如く周りの雑音騒音にも惑わされず残り1/5というところまで飲み進んだ。
もう先が見えてきたそのとき・・・

子路学而の間ののれんの手前で大声で曰く、「回(かい)!回! よく聞け! もうお前一人の失敗じゃ済まされないぞ! 失敗すれば孔家一門の名折れぞ! 成功しなければ、一門のメンツがたたんぞ! 貴様、男なら失敗したら責任をとって直ちに腹を切れよ! 山鳩(やまばと)ちゃんと大沢(おおさわ)ちゃんみたいにやめりゃいいってもんじゃないぞ! いいな、回!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月4日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート132

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート132」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。

子路(しろ)曰く、「何だよ神北(かんぺき)、含みをもたせやがって何が言いたいんだ?」

神北曰く、「先輩が出ていけば驚かせるし、孔家を代表する大先輩の子路さんですよ。 それこそ事が大袈裟になって、おさまるものもおさまらないじゃないですか!」

子路曰く、「理屈では貴様の言う通りだ。 だが俺は感情的には我慢の限界だ。 俺は行くぜ!」

神北曰く、「もお止めはしませんよ! 後はどうなっても知りませんからね! お好きにしてくださいよ!」

子路、神北の忠告も聞かずに鼻息も荒く小部屋を出て隣の学而の間に向かったが、そんな距離はない隣だがヤジウマ客の人だかりで通路が通れなくなっていた。

子路曰く、「おいおい、どけどけ! 俺は隣の客だ、そこをどけ! 道をあけろ!」

バイザー京華(きょうか)マイクを持って曰く、「学而の間の通路はお客様が見に来ておられて大変混雑しております。 すごい熱気に包まれております。 なにやらひときわ大声を出してどなっているお客様がおられます。」

子路通路で大声で曰く、「おーい、チャレンジャーのバカ者! 失敗しやがったら、お前の体を逆さづりにして、ケツの穴にじょうごをさしてビールを流しこむぞ! わかったか!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月3日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート131

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート131」だ。

諸君、オーナー亭主の孫逸郎(そんいつろう)というのは、私の若い頃アメリカのコロンビア大学で医学博士の学位をもらったときの支那人の名前なんですよ!
それにしても稲盛和夫氏、孫正義氏の両氏は現経済界の中で群を抜く積極的(せきぎょくてき)精神の持ち主だね。

あらためてここは居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。

子路(しろ)店内放送を隣で聞いて曰く、「記念品が半額券と思いきやハワイ旅行とはな! ずいぶんとあおってくれるじゃねえか!」

神北(かんぺき)曰く、「ちょっとやりすぎですよね! 回さんもギブアップしたいのに引くに引けなくなってるんじゃないですか?」

子路曰く、「神北! 同門のよしみだ、お前隣に行って回に気合入れてこい!」

神北曰く、「先輩、回さん驚いて飲んでるビールふき出しちまいますよ!」

子路曰く、「ここまで事が大きくなると孔家一門の名誉がかかっているからな。 成功しなければ一門のメンツがたたん!」

神北曰く、「そんな大げさなことではないでしょうに! ちょっとした遊び心で言ったことがひくに引けなくなったんじゃないですか?」

子路曰く、「お前が行かないなら俺が直々(じきじき)に行ってくる! お前そこどけ!」

神北曰く、「先輩それはよしましょうよ! 回さんそれこそ・・・」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月2日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート130

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート130」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

バイザー京華(きょうか)マイクを手にして曰く、「一時は止まっていましたが、またゆっくりと飲み始めました。 只今3/4を完飲したところでしょうか? 当店亭主が記念撮影用カメラと記念品目録を持ってラストスパートをかけているチャレンジャーにエールをおくろうと現場に来ております。 では居酒屋『ざ・論民』フランチャイズチェーンオーナーで当店亭主の孫逸郎(そんいつろう)さんにお言葉を頂きましょう! では孫オーナーどうぞ!」

オーナー亭主、店の宣伝を兼ねて曰く、「え~、オーナー亭主の孫です。 同じ孫でもソフトバンクの孫正義オーナーの親戚ではありませんのであしからず! 『本音で語り合える対話処』居酒屋『ざ・論民』毎度御ひいきをあずかっております。 え~、このたびチャレンジャーが成功しました暁には、記念品として何と! JTBで行く『おもいっきりハワイ満喫6泊8日の旅』をプレゼントいたします。 清水の舞台から飛び降りまして、奮発しました。  もう少しでおます! ぜひおきばりやす。」

バイザー京華曰く、「店内放送をお聞きのお客様、お聞きになりましたか? 記念品は何と海外旅行ですよ! ぜひお客様もこの機会を逃さずにハワイ旅行をGETして下さいませ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年6月1日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート129

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート129」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

バイザー京華(きょうか)マイクを手にして曰く、「チャレンジャーは冷静です。 慌てずゆっくりゆっくりゆっくり飲み進めています。 すでにピッチャーの半分をクリアーしたところです。 マラソンで言えば折り返し点のターニングポイントでありましょうか? 実況アナバイザー京華、私事ですが、マイクを握る手が興奮のあまりかなり汗をかいております。 まさに手に汗握るとはこのことでしょうか? 店内の皆さま、では、ここでお仲間のお連れ様にコメントをいただきましょう。 こちらのお客様は木村拓哉さんとペ・ヨンジュンさん、イ・ビョンホンさんと明石家さんまさんを足して合計してクォーターにした精悍(せいかん)なお顔立ちでスタイリッシュな方ですよ! 一言でまとめればイケメン王子そんなニックネームがピッタリの方です。 では一言お願いします。」

子貢(しこう)、バイザー京華にいきなりマイクを向けられコメントを求められて曰く、「あ、あ、カメラさんどこ?」

バイザー京華曰く、「カメラはありません! 音声だけですよ!」

子貢曰く、「まさかのまさか、このチャレンジが長年の夢とは知りませんでした。 彼には是非成功してこの栄誉を歴史に留めて欲しいです!」

バイザー京華曰く、「どうもご友人に熱いエールのコメントありがとうございます。 チャレンジャー、2/3をクリアしたところで止まってしまいました。 このルールではジョッキに口を離さないでビールが唇に触れていれば、一気飲み状態は継続中と見なされますので
止まっても失敗ではありません。」

諸君、顔回(がんかい)、どんぐりまなこで童顔ではあるが、実はアルコールの方もめっぽう強い!
孔門一、二の酒豪である。
顔色一つ変えない。
とりわけ今宵はまるでバッカス神が取り憑いた如くである。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月31日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート128

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート128」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。

子路 (しろ)曰く、「神北(かんぺき)、アンケート用紙なんかもらったか?」

神北答えて曰く、「もらってないすよ~。」

子路曰く、「バイザー京華(きょうか)! 誰もアンケートなんか答えちゃいねえのに、いい加減なこと言いやがって、あのアマくせもんだぜ!」

神北答えて曰く、「でも、先輩、面白いじゃないですか! 先輩は、回(かい)さんに成功して欲しい? 失敗して欲しい? 本音はどっちですか?」

子路答えて曰く、「俺の腹は決まってるぜ! お前はどうなんだ?」

神北答えて曰く、「僕ですか? 僕は同門のよしみで是非成功してほしいです!」

子路答えて曰く、「おまえ、回に惚れたのか?」

神北答えて曰く、「よして下さいよ! 何故か回さんはとっつきづらいところがありますが、憎めないんですよ!」

子路曰く、「確かにとっつきづらいが、可愛いところもあるからな。」

神北曰く、「先輩、今まで回さんに嫉妬していたくせにどうしたんですか?」

子路曰く、「うるせえや~い! なんかバカバカしくなってきちまったぜ!」

神北曰く、「ところで先輩、本音はどっちですか?」

子路答えて曰く、「本音? もちろん回に成功してほしいよ!」

神北曰く、「え~、うっそ~。 それって偽りのない本音ですか?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月30日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート127

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート127」だ。

諸君、この「論語創作ものがたり」の始まりは、子路(しろ)の嫉妬がそもそもの物語の発端であったね。
子貢(しこう)も「本音で答えて曰くアンケート」に顔回のチャレンジ「失敗」の方に心の中のアンケート用紙に本音でマルをした。
やはりここでもライバルの顔回には負けたくないんだ。
「論語」の中に子貢と孔子先生とのやりとりがある。

子貢問いて曰く、「賜(し)やいかん」。 子曰く、「なんじは器なり」。 曰く、「なんの器ぞや」。 曰く、「瑚璉なり」。

子貢が孔子先生に問いかけた。 「先生、先生から見た私を率直にご批評願います。」 「子貢お前は器(うつわ)だ。」 「器と申しますと?」 「瑚璉(これん)だよ。」

この対話を推測するに「孔門に子貢あり」と孔門内外から言われだしてきていたんだろう。
その噂を子貢も聞いていて、そこで師の率直な評価を聞きたいということだね。
孔子先生は、「お前は器だ。君子などではないぞ! つけあがるな。」と皮肉たっぷりに言っておきながら、「しかし、君子ではないが宗廟の祭りにあわときびを盛って神前に供えるための貴重な祭器で最高のものだ。」と返答をした。
こんなやりとりからも「同門のよしみとしてはチャレンジにぜひ成功してほしいが、ライバルとしては失敗してほしい。」。
「顔回には負けたくない」という抑えがたい感情情念がそうさせるんだな!

改めて、諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。

店内放送が入る。

「チャレンジの火ぶたがいよいよ切って落とされました。 チャレンジャー、かなり気合が入っていますが、落ち着いています。 額にうっすら汗がにじんでおります。 ではここで店内でアナウンス中にお配りしました『ピッチャー一気飲み本音で答えて曰く、成功 or 失敗アンケート』を早急に集計いたしました。 ここでアンケートの集計結果をお伝えします。 アンケート者数は来店のお客様と当店従業員の総数から亭主と私ジャッジのバイザー京華、そして一部のお客様を除きまして、『成功』と答えた方は全体の10%でした。 一気コールで盛り上がっている割に『失敗』と答えた方は意外に90%でした。」

子路 (しろ)曰く、「本音で答えて曰くアンケート? 何じゃそりゃ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月29日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート126

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート126」だ。

諸君、居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

顔回(がんかい)、2~3回深呼吸をして両肩の力を抜き、肛門を締め、丹田に気を込めた。
バイザー京華(きょうか)のチャレンジスタートの合図で右手でピッチャーの取っ手をグッと握りしめ、軽く持ちあげピッチャーの底に左手を添えて、少し手前に傾け口からお迎えをしてゆっくり飲み始めた。

バイザー京華マイクを持って曰く、「チャレンジの火ぶたがいよいよ切って落とされました。 チャレンジャー、かなり気合が入っていますが、落ち着いています。 額にうっすら汗がにじんでおります。 ではここで店内でアナウンス中にお配りしました『ピッチャー一気飲み本音で答えて曰く、成功 or 失敗アンケート』を早急に集計いたしました。 ここでアンケートの集計結果をお伝えします。 アンケート者数は来店のお客様と当店従業員の総数から亭主と私ジャッジのバイザー京華、そして一部のお客様を除きまして、『成功』と答えた方は全体の10%でした。 一気コールで盛り上がっている割に『失敗』と答えた方は意外に90%でした。」

子貢(しこう)心の中でつぶやいて曰く、「『本音で答えて曰く、成功or失敗アンケート』何だぁ? いつの間に配られたんだ。 俺は答えてないぞ!」

バイザー京華マイクを持って曰く、「チャレンジャー、ピッチャーをななめにして、泡を飲まないようにゆっくりゆっくりと飲み進んでいます。 ただいま1/3をクリアーしました。 初めてのチャレンジとは思えないほどの順調なペース配分です。」

子貢(しこう)心の中でつぶやいて曰く、「『本音で答えて曰くアンケート』、『失敗』にマル!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年5月28日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート125

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート125」だ。

諸君、顔回(がんかい)は第一義と第二礼を重んじる。
孔子先生の薫陶を受け頑(かたく)なにその教えを固持した。
「論語」の子路篇にこうある。

「子曰く、剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁に近し。」

「剛直で木訥な人間は仁者に近い。」とある。

飾り気はなく話し下手ではあるが、心が強く、信念を曲げない人間は、仁者に近い。
顔回のことでもあるが、子路のことでもある。
二人に共通の一面を述べていたのだと思う。
この一面は融通がきかないと見られがちであるが、人間真理から論断すれば、まさしく終始一貫積極的な心の態度で信ずるところの信念を曲げない者は仁者に近いと言える。
孔子自身も「信は万事のもと」と言っている。

諸君、居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。

子路曰く、「偏屈で融通がきかないあの顔回がピッチャーの一気のみだと? 皆様のご期待にそえるよう気合を入れてガンバリますだぁ~? 何を猪口才(ちょこざい)なことを言いおって・・・」

居酒屋「ざ・論民」、一階、二階、「イッキ!イッキ!」の大合唱の熱気に包まれる。

神北(かんぺき)、その「イッキ!」の熱気に思わずつられて曰く、「イッキー! 回さん! イッキー! 回さん! イッキー! 回さん!」

子路曰く、「神北、お前もか!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月27日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート124

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート124」だ。

諸君、居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。

神北(かんぺき)小声で曰く、「子路(しろ)先輩、そんな殺生な! 間違いなく二人の一人は子貢(しこう)さんですよ! 顔を合わせたくないんです。」

子路小声曰く、「四の五のぬかしてないで行ってこい! 俺の命令だ!」

このタイミングで店内放送が入る!

「こちら実況中継女子アナ兼当店ジャッジを務めさせていただきます早少女(さおとめ)京華です。 どうぞよろしく! 本日は店内学而の間より実況します。 一気飲みにチャレンジして頂くチャレンジャーのお客様、ぜひ今の心境をどうぞ‼」

子路、神北、店内放送を聞いて思わず同時に口をついて曰く、「何だ! 何だ! 何だぁ~! 早少女京華!」

このタイミングで店内放送が入る!

「御声援、ありがとうございます。 皆様のご期待にそえるよう気合を入れてガンバリます。 本日は本音で語り合える対話処居酒屋『ざ・論民』御来店誠にありがとうございます。」

子路、神北、店内放送を聞いて思わず同時に口をついて曰く、「顔回(がんかい)だ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月26日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート123

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート123」だ。

諸君、居酒屋「ざ・論民」「先進の間」であります。

店内放送が流れる。
ピンポンパンポン。
「ああ! マイクのテスト中! ああ! マイクのテスト中! 本日は晴天なり! 本日は晴天なり! 本日『本音で語りあえる対話処』居酒屋『ざ・論民』ご来店誠にありがとうございます。 只今2階学而の間のお客様が生ビールピッチャーの一気飲みにチャレンジします。 成功されれば只今ご来店のお客様全員にもれなく明日以降より1カ月間当店のみで使える生ビール(中)ジョッキ又はホッピー1杯無料券をプレゼントします。 ピッチャー一気飲みにチャレンジし、見事成功されたお客様には、記念撮影と記念品を差し上げます。 さらに明日以降から1カ月間当店のみで使える飲食半額券をプレゼントします。 他のご来店のお客様も是非この機会にピッチャー一気飲みにこぞってチャレンジしませんか! フェアプレーの精神にのっとり、当店従業員が一気飲み成功か失敗かジャッジしますので同席させて頂きます。 ご了承下さい! なおチャレンジの模様を店内放送にて実況中継いたします。 ピンポンパンポン。」

子路(しろ)、神北(かんぺき)二人思わず顔を見合わせて同時に口をついて曰く、「なんじゃこりゃ!」

子路曰く、「俺はもうがまんならん。 神北、お前隣に行って、やつらのツラを確かめてこい!」

神北曰く、「いやですよ! 俺はがまんできますから。」

子路曰く、「お前が隣に生ビールを持っていかせたんだろうが。 言い出した責任上お前返礼の挨拶してこいよ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年5月25日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート122

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート122」だ。

諸君、居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

バイザー京華(きょうか)曰く、「それでは手打ちということで、三方丸くおさまりました。 不肖バイザー京華、お店を代表して、ジャッジさせて頂きます。 よろしいですか?」

顔回(がんかい)小声で曰く、「京華さん、よろしく頼みます!」

子貢(しこう)小声で曰く、「ムムムムム・・・。」

バイザー京華店内放送専用ワイヤレスマイクのスイッチをオンにして曰く、「こちら実況中継女子アナ兼当店ジャッジを務めさせていただきます早少女(さおとめ)京華です。 どうぞよろしく! 本日は店内学而の間より実況します。 一気飲みにチャレンジして頂くチャレンジャーのお客様、ぜひ今の心境をどうぞ‼」

バイザー京華にワイヤレスマイクを向けられて顔回曰く、「御声援、ありがとうございます。 皆様のご期待にそえるよう気合を入れてガンバリます。 本日は本音で語り合える対話処居酒屋『ざ・論民』御来店誠にありがとうございます。」

バイザー京華曰く、「まあ、お店の宣伝まで、ありがとうございます。 チャレンジャーはどんぐりまなこのナイスガイですよ! では、いよいよチャレンジです。 それでは、店内のお客様、大変長らくお待たせをしました。 チャレンジャー準備はよろしいですか!」

顔回右手の親指を立ててオーケーサインを送る。

バイザー京華曰く、「店内のお客様、イッキ!イッキ!イッキ!コールをお願いします!」

店内の客から、イッキイッキイッキコールと手拍子が響く。

バイザー京華曰く、「では、チャレンジ! スタート!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年5月24日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート121

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート121」だ。

諸君、既に文献等で御存知であろうが、孔子先生になんだかんだと言われても先生の死に水を取ったのは子貢であった。
孔子先生亡き後の一番の門弟で一番の理解者は子貢であったと言える。
孔子七十才で長男の鯉(り)が先立つ。
七十一才で高弟顔回(がんかい)病死。
七十二才で弟子の中で「論語」に出てくる回数が最も多いい子路が衛の高官となるも、反乱で落命した。
BC479年、死期を悟った孔子は、その時出張の旅に出ていた子貢の帰りを「一日千秋の思い」で門前で待ち続けていたという。
ようやく帰った子貢を大きな体で抱いて、「遅かったではないか! 何を道草してたんだ。」と言って泣いたと言う。
子貢が帰って七日目の朝、孔子は弟子たちに見守られて静かに息を引き取ったとされている。
七十三才の生涯であった。
鯉、顔回、子路亡き後、一番頼りにしていたのは間違いなく子貢であった。

諸君、あらためてここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

バイザー京華(きょうか)曰く、「それでは回(かい)様は御了解ということでよろしいですね!」

顔回小声で曰く、「オフコース! ベイビー!」

バイザー京華曰く、「チャレンジャーの回さまが御了解ですので、お連れのお客様も御同意でよろしいですか?」

子貢小声で曰く、「回さんの好きにすればいいじゃないですか!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月23日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート120

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート120」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

女子店員曰く、「どんぐりまなこのお客様が、ピッチャーの一気飲みにチャレンジすることが長年の夢であるとこちらの部屋に入る時に聞いてしまいましたものですから、それで是非一気飲みに成功して頂きたいと思いまして、学而の間のお客様のこの話を店主に伝えましたところ、『それはいい話をお聞きした。 お客様の積極的チャレンジ精神にエールをおくりましょう! この機会にぜひ悲願を達成して頂きたい!』ということにあいなりまして店内放送で店主が話していたことの通りなんですよ! 事前に了承をとらなかったことはお客様に大変失礼いたしました。 店主に成り代わり、不肖スーパーバイザー早少女(さおとめ)京華(きょうか)、通称バイザー京華、謹んでお詫び申し上げます。」

子貢(しこう)小声で曰く「回(かい)さん、もうすっかりバカらしくなってきましたよ。 案の定この店のPRに使われたんですよ! このチャレンジやめましょうよ!」

顔回(がんかい)小声で曰く、「お女中! お女中は早少女京華というお名前ですか! お顔とグッドマッチした実に美しいお名前だ! 非礼をあらため、素直に詫びる早少女京華さんの態度に不肖、顔回感激しました。 店主殿の熱い御声援に報いるためにも、是非このチャレンジ成功してみせます!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年5月22日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート119

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート119」だ。

諸君、居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

ここでグッドタイミングで店内放送が流れる。

ピンポンパンポン

FCオーナー亭主店内放送で曰く「ああ! マイクのテスト中! ああ! マイクのテスト中! 本日は晴天なり! 本日は晴天なり!」

子貢(しこう)小声で曰く「亭主! 言いたいことがあるなら早よう言えや!」

FCオーナー亭主店内放送で曰く「本日『本音で語りあえる対話処』居酒屋『ざ・論民』ご来店誠にありがとうございます。 只今2階学而の間のお客様が生ビールピッチャーの一気飲みにチャレンジします。 成功されれば只今ご来店のお客様全員にもれなく明日以降より1カ月間当店のみで使える生ビール(中)ジョッキ又はホッピー1杯無料券をプレゼントします。 ピッチャー一気飲みにチャレンジし、見事成功されたお客様には、記念撮影と記念品を差し上げます。 さらに明日以降から1カ月間当店のみで使える飲食半額券をプレゼントします。 他のご来店のお客様も是非この機会にピッチャー一気飲みにこぞってチャレンジしませんか! フェアプレーの精神にのっとり、当店従業員が一気飲み成功か失敗かジャッジしますので同席させて頂きます。 ご了承下さい! なおチャレンジの模様を店内放送にて実況中継いたします。 ピンポンパンポン。」

子貢これを聞いて曰く、「なんじゃこりゃあ! 事前の了承もなく俺たちを店の宣伝に使ったのか?」

女子店員曰く「お客様! とんでもございません。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年5月21日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート118

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート118」だ。

諸君、巷で使われているピッチャーの容量は、グラスビール250mlの7杯分位(くらい)だそうだ。
合計すると1750mlということだね。
たいしたことないな。
もちろんピッチャーにも(大)(中)(小)があるんだろうがね。
居酒屋「ざ・論民」のピッチャーの容量はビール大ビン5本分に相当する量なんですよ。
ビール大ビン1本が633ml、その5倍ですね。
生ビールは泡がふくまれるから大ビン4.5本分くらいと推定して下され!
これを一気飲みするとイメージして下さいな!

引き続き居酒屋「ざ・論民」「帳場」であります。

FCオーナー亭主曰く「なぁ、京華(きょうか)はん、学而の間のお客はんに了承もらわんとあきまへんな!」

バイザー京華曰く「そんな暇ありませんよ! 私のほうから今すぐお客様に伝えてきますのでオーナーさんは店内放送しちゃって下さい!」

FCオーナー亭主曰く「京華はん、そないな乱暴なことして大丈夫でっしゃろか? お客様に叱られませんか?」

バイザー京華曰く「オーナーさん、私に策があります。 出たとこ勝負! 後は野となれ山となれ! 取り越し苦労は心と体によくありませんよ!」

FCオーナー亭主曰く「京華はんは強気やなぁ! ほな、頼みます!」

諸君、舞台は変わってここは学而の間であります。
顔回(がんかい)今まさにピッチャーの取っ手を右手で持って軽く持ちあげピッチャーの底に左手を添えて
少し手前に傾け口からお迎えをしていた。
まさにチャレンジが始まろうとしていたすんでのところに入ってきたのがバイザー京華女子であります。

バイザー京華曰く、「ちょっとちょっとお客様、お待ち下さいな!」

顔回小声で曰く、「お女中、積年の夢!! 止めて下さるな!」

バイザー京華曰く、「止めは致しません! 只今店内放送が流れます。 それをお聞きになってからチャレンジして下さいな!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月20日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート117

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート117」だ。

諸君、ここは「本音で語り合える対話処」居酒屋「ざ・論民」「帳場(ちょうば)」であります。
帳場とは商店、旅館、料理屋などで帳簿をつけたり、お会計をする場所のことですぞ。

バイザー京華(きょうか)大声で曰く「オーナー! オーナー! これから面白いものが見られますよ!」

居酒屋「ざ・論民」FCオーナー亭主曰く「バイザー京華はん! そんなに慌てはって何ぞあったんですかいな?」

バイザー京華息を切らして曰く「オーナーさん! 学而の間のお客様のお一人がこれから生ビールピッチャージョッキの一気飲みにチャレンジするそうですよ! これお店の宣伝に使わない手はありませんよ!」

FCオーナー亭主曰く「それはほんまですか?」

バイザー京華曰く「ほんまですよ! いますぐにでも始まりますから急いで来て下さいな!」

FCオーナー亭主曰く「まあまあ、落ち着きなはれ、京華はん! お店の宣伝にどう使いますのんか。 そこんとこはっきりしてくれまへんとなぁ!」

バイザー京華曰く「オーナーさん! たとえば店内のお客様に『只今より学而の間のお客様がピッチャーの一気飲みにチャレンジします。 成功されれば只今ご来店のお客様全員にもれなく明日以降より1ヶ月間有効当店のみで使える生ビール(中)ジョッキ又はホッピー1杯無料券をプレゼントします。(他のサービス券との併用はできません。) 成功したお客様には記念撮影と記念品を差し上げます。 さらに明日以降から1カ月間有効の当店のみの飲食半額券をプレゼントしちゃいます。 他のご来店のお客様もピッチャーの一気飲みにチャレンジしませんか! ただし、当店従業員が一気飲みか否かジャッジしますので同席させて頂きます。 チャレンジの模様を店内のお客様にはマイク放送にて実況中継します。 ご了承下さい!』と店内放送するんですよ!」

FCオーナー亭主曰く「さすが本部から派遣されたスーパーバイザーはんどすなぁ~。 おっしゃることに説得力がありますしなぁ~。 感心しますなぁ。 思い立ったら吉日! すぐやりまひょ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月19日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート116

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート116」だ。

諸君、ここは「本音で語り合える対話処」居酒屋「ざ・論民」「先進(せんしん)の間」であります。

子路(しろ)曰く、「なに~ぃ! 隣の部屋の一人は子貢(しこう)だと!」

神北(かんぺき)曰く、「本当ですよ! 間違いなく子貢さんの本人の声でしたよ!」

子路曰く、「それでお前、ゲストルームから出るに出られないでいたんだな。」

神北曰く、「はい、そうなんですよ!」

子路曰く、「子貢が孔門弟子ナンバーワンスターだと! ナマ言ってんじゃねえよ!」

神北曰く、「先輩、それは自称ですからね!」

子路曰く、「それでも気に入らねえな! 生意気の上に己を知らなさすぎるぜ。 天にかわって子路様がおしおきしてやろうか!」

神北曰く、「そう言えば先輩、隣に生ビールを届けさせたんですが、挨拶はありましたか?」

子路曰く、「神北よ、この生ビール見ろよ。 贈ったものが贈られてきたんだ。」

神北曰く、「それはどういうことですか?」

子路曰く、「おたふく、いや、バイザー京華が、隣からの返礼だと言って持って来やがったんだ。 それもおたふくを介して『お隣のよしみ、ありがたく頂きました。』と伝えてくれとのことだ。」

神北曰く、「それがこの生ビールですか。 え~え、それではこちらから逆に挨拶に顔を出さなきゃならないはめになったということですか?」
  
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月18日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート115

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート115」だ。

諸君、ここは「本音で語り合える対話処」居酒屋「ざ・論民」「先進(せんしん)の間」であります。

子路(しろ)曰く、「お前改まって何だよ! 遅くなったのは訳がある? 何もったいつけてんだよ。 ここんとこ子路先輩と飲み過ぎて腹の調子が下痢ピーか? または実は何をかくそう慢性の便秘のため腹が痛くなった。 本音は早く帰りたくてゲストルームにたてこもってストライキしていたんだろう!」

神北(かんぺき)曰く、「違いますよ! そんなことじゃないですよ! 確かにゲストルームに入っていましたよ。 入るには入ったが、出るに出られなかったんですよ!」

子路曰く、「万有引力の法則が働いているはずだが口からいれたが下から出るものが出ない。 ほらみろ、やっぱり便秘じゃねえか!」

神北曰く、「先輩、冗談はよして下さいよ! 実は私がゲストルームに先に入っていましたら、その後に有名な与謝野鉄幹作詞の『人を恋うる歌』を口ずさみながらトイレに入ってきた男客がいたんですよ。」

子路曰く、「ほぉ~。 おもしれぇじゃねいか! それからどうしたんだよ! 早く話せよ!」

神北曰く、「『〝妻をめとらば才たけて みめ美(うる)わしく情ある 友を選ばば書を読みて 六分(りくぶ)の侠気(きょうき)四分(しぶ)の熱  恋の命をたずぬれば 名を惜しむかな男ゆえ 友の情けをたずぬれば 義のあるところ火をも踏む″ よっ! 子貢君、名調子! 自称孔門弟子ナンバーワンスターは子貢君です。 自分で自分をほめてやりたい!』 先輩、隣の沈黙の部屋の二人のうちの一人は『一を聞いて二を知る』子貢さんだったんですよ。」
  
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月17日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート114

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート114」だ。

諸君、それにしても女子店員のおねえさんが本部派遣のスーパーバイザーとは驚きましたね。
ここの「ざ・論民」はフランチャイズ店(FC)だったんだね!
ここは居酒屋「ざ・論民」「先進(せんしん)の間」であります。

女子店員曰く、「こらぁ子路(しろ)! スケバン バイザーじゃない! スーパーバイザーだ!」

子路曰く、「お姉様、どう見ても京華(きょうか)というイメージじゃないんだがな! 何か鈴木京香に失礼じゃないか!」

女子店員曰く、「何言ってるの! それは私に失礼よ! いいか子路! 私のモットーは笑顔と愛嬌は0円(零円)よ! つまり無料ということよ。 笑顔と愛嬌がバイザー京華のウリなんです。 悪しからず。」

子路曰く、「お前、本当はマック・ドナルドダックバーガー本部からのまわし者じゃないのか?」

そこに神北がトイレからやっとこ戻ってまいりました。

子路曰く、「神北おまえ、ずいぶんと遅かったな! トイレで迷子になったのか?」

神北曰く、「おねえさんの大声が聞こえたもんで恐くて部屋に入ってこられませんでしたよ!」

女子店員曰く、「神北様、それは御迷惑をおかけ致しました。 子路様、隣のお客様からのメッセージをお伝えしましたからね! それでは長々、失礼致しました。 ではごゆっくりしていって下さいませ。」

神北曰く、「先輩、実は遅くなったのには、訳があるんですよ!」
  
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月16日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート113

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート113」だ。

諸君、私も姦通罪廃止について生前に述べていたんですぞ。
仏教では女は「外面似菩薩(げめんじぼさつ)、内心如夜叉(ないしんにょやしゃ)」と言って、どこの国の宗教も女を一人前の人間と見ていなかったんだ。
戦前からこれは言語道断、残念千万と憤慨していた。
天命に従って男も女も万物の霊長たる人間に生まれたんだから、男が上で女がしたと言うことはないはずだ。
「天は女の上に男をつくらず。 女の下に男をつくらず!」
この意味勘違いしないでくれよ!
私だけなんだよ、人間真理から論断して女を一人前に見て、ご夫婦でも、女も男も同格にしようと主張したのはね。
中村天風述「盛大な人生」で述べておりますよ。
興味のある方は是非読んで参考にしてくれたまえ。
その中に載っていますよ。
私、終戦後すぐにね、現行憲法制定委員の一人で初代最高裁判事になった岩松三郎君にね「あれだなぁ、日本の法律には国辱(こくじょく)があるそ。
男だけはうわきしてもいいけど、女が浮気したら間男で懲役に入れる。 そんな間抜けなやつがあるから言うんだ。 男だって女だって、好きなものに変わりはないだろう。 だから、もしも女を罰(ばっ)するなら、男も女をこさえたら、やっぱり女の姦通罪とおなじように懲役にやったらどうだ。」と言ったら、岩松君がその時に「そんなこと言ったら私なんか一番先に懲役になる。」
「そんならひとつ、女も自由な立場においといてやれ。」
ま~そんな、会話をしたんですよ。
今時の「不倫は文化」の御時世では考えられないことだろうけどもね。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年5月15日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート112

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート112」だ。

諸君、約二千五百年前の中国の時代は男尊女卑だったんだ。
もちろん日本国のついこないだの大東亜戦争の終戦以前も同じことであったんだね。
「婦人参政権」つまり女性が政治に参与する権利のことだが、世界でも19世紀後半から欧米で婦人参政権獲得運動が活発化し、19世紀末から20世紀初頭に欧米各国で実現。
諸君の日本では1945年(昭和20年)の戦後の選挙法改正で初めて認められたんですぞ。
女性の普通選挙の参加が認められたのも終戦後の昭和20年であったことは御存知でありましょうよ。

話は変わるが、戦前までは、男だけは浮気してもいいけれど
しかし、女が浮気したら間男(まおとこ)で懲役に入れるという法律があったんだ。
かたや男の浮気は罪にならないんだ。
すればするほど男に甲斐性があるとされたんだ。
御丁寧に女が三つピラミッド状に並んでいる。
「姦通罪(かんつうざい)」と言うんだがね。
男が三つピラミッド状に並んでいる漢字はないんだぜ。
この姦通罪てのは、夫のある女性が夫以外の男性と姦通することによって、その女性と相手方について成立する犯罪なんです。
今じゃ朝の通勤電車のラッシュ時間には女性専用車両があるほど女性が守られているがね。
戦後の昭和22年に廃止になりました。
今時のご時世に、この法律が適用されれば、テレビでお馴染みのあの人もこの人も「テレビキャスターのあのおねえさんも捕まっちゃったね。」、なんてすごいことになるな。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月14日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート111

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート111」だ。

諸君、昨日の引き続き子路とおねえさんの対話です。
いちご大福おねえさんただものじゃないね。
いよいよその正体が明かされますぞ。

女子店員大声で大見得を切って曰く、「女から生まれた男の中の男のくさった子路(しろ)。 いちいちうるせえんだよ! お前は何者だ! お前は何者だ! 私者女だよ! 女の中の女だよ! 女をなめるんじゃないぜ! 聞いてりゃ仁者や君子でないものが口巧者(くちごうしゃ)に『仁者だ! 君子だ!』偉そうに語るな! 今どきゃ、女をばかにしたりないがしろにしたりしたら選挙に落ちるわよ! 政治家なんて半分は女の票で成り立ってんじゃないの! 女人禁制? 偉そうに言わないで欲しいわね! これからこの国をしょって立つ総理大臣は女から出るのよ! 孔子が男から生まれたんならいざ知らず、女から生まれといて女と子供のグチ言っているようじゃ君子でも仁者でもないわね! イエス・キリスト様だって女のマリア様から生まれたって言うじゃないか。 イエス様が男のヨセフから生まれたって聞いたことないわよ。 ボケ!」

子路脂汗(あぶらあせ)をたらして曰く、「おねえさん、わかった! おねえさんの言う通りだよ! 孔子先生も女からうまれたんだよ、きっと。 そうむきになるなよ! 気を静めて! 穏やかに話そうじゃあ~りませんか!」

女子店員曰く、「子路もなかなか殊勝な心になったとみえるわ。 では許してあげましょう!」

子路胸をなでおろして曰く、「きれいでかわいいおねえさん、本当にあなた様はどなた様でございますか?」

女子店員大見得を切って曰く、「なんだかんだと問われてみれば、自ら名乗るもおこがましいが、ズバリ!」

子路生つばを飲みこんで曰く、「ズバリ! 何?」

女子店員曰く、「私の正体は、泣く大人も黙る『ざ・論民』FC本部所属派遣社員お客様係本部指導官兼任本部派遣スーパーバイザー、人呼んでバイザー京華(きょうか)とはあたいのこったぁ~!」

子路驚いて曰く、「ずいぶんなげえ肩書だな! お前、スケバン バイザーだったのか?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月13日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート110

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート110」だ。

諸君、居酒屋「ざ・論民」のお店のコンセプトは「本音で語り合える対話処」なんだ。
あらためてここは居酒屋「ざ・論民」「先進(せんしん)の間」であります。

女子店員凛(りん)として曰く、「子路(しろ)様」

子路反射的に答えて曰く、「あらたまって、何だよ?」

女子店員慈愛を込めて曰く、「子路様は、男からお生まれになったんですか? それとも女からお生まれになったんですか?」

子路自信たっぷりに答えて曰く、「あたり前だい。 俺の母親は女に決まってんじゃねえか! 俺は女から生まれたんだい!」

女子店員熱く慈愛を込めて曰く、「その決まってる女性から生まれた子路さんは、男ですよねぇ~?」

子路さらに自信たっぷりに答えて曰く、「あたぼうよ。 俺は男の中の男だ!」

女子店員さらに熱く慈愛を込めて曰く、「では孔子先生は男からお生まれになったんですか?」

子路急に醒めて曰く、「さあなぁ~? 女人禁制、女を受け入れないところをみると、もしかしたら男から生まれてきたかもしれんなぁ~?」

女子店員急に醒めて曰く、「嘘おっしゃい! 孔子先生もお母さんからお生まれになったんですよ! 男も女も母親から生まれてくるんです。 それが天の摂理というものです。」

子路あっけにとられて曰く、「一体全体、おねえ様はどこのどなた様でございますか?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月12日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート109

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート109」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「先進(せんしん)の間」であります。

子路(しろ)ブツブツつぶやいて曰く、「それにしても神北(かんぺき)のやろう、ずいぶんと遅いなぁ! 便所の中で一夜を過ごす気かよ。 このままじゃ夜が明けちまうじゃねえかぁ!」

女子店員ビールを持って入って来て曰く、「はい、子路様、同じプレミアム生ビール(大)ジョッキお隣からの返礼だそうですよ。 『お隣のよしみ、ありがたく頂戴いたしました。』と伝えて下さいとのことですよ! あら、神北様いらっしゃいませんねぇ。」

子路小声で曰く、「神北はトイレだよ。 おい、おたふく! 話が違うじゃねえかぁ! あのときねえちゃんは何と言ったかよ! え~っ? 『必ず隣のやつに挨拶して下さるように念を押しておきますからね!』 こう言ったんだぞ。 これじゃ逆にこっちから先に挨拶に顔を出さなきゃならなくなっちまったじゃねえか!」

女子店員曰く、「はい、子路様、私は確かにお隣の間のお客様に『ご挨拶して下さいな!』と念を押してきましたよ。 どうなさるかは、隣のお客様のご自由ですから。 お客様に向かって『あいさつしろ! あいさつ子路!』なんてとても言えたものじゃありませんよ! 子路様それが礼儀というものじゃありませんか?」

子路曰く、「え~い、いまいましいおなごだ。 こう言えばああ言うし、まるで『おんな子貢』だ。 お前一体何者だ? この店の店員にしておくには実にもったいないが、 しかし、うちの孔子塾は女人禁制なんだ。 おねえちゃんが男なら是非孔子先生に引き合わせたいよ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月11日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート108

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート108」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「それじゃピッチャーの一気飲みなんかしている場合じゃないではありませんか。」

顔回(がんかい)小声で曰く、「子貢君、それは私の長年の夢です。 すぐにチャレンジします。 お手間はとらせませんよ!」

女子店員枝豆を持って来て曰く、「はい、おまちどうさまです。 枝豆大盛り2ツです。 遅くなりました。 どんぐりまなこのお客様、ピッチャーの一気飲みにチャレンジするんですか? すごい! カッコイイ~! 是非夢を叶えて下さいな!」

顔回小声で曰く、「子貢君、おねえさんに、私の枝豆に対する熱いアドバイスを正しく伝えてくれたんですか? 何やら枝豆の大盛りと言っておりますが。」

子貢小声で曰く、「回さんが枝豆がお好きなので、私のほうで大盛りにして持って来るようにオーダーしたんですよ!」

顔回小声で曰く、「子貢君、そういう問題じゃないですよ。 枝豆の並盛が小盛であるから、並盛は並盛で持って来ることが本来で本筋と申したまでです。」

子貢小声で曰く、「回さんそんなに目を大きく開いてむきにならないで下さいよ! 牛丼じゃあるまいし、どうでもいいじゃないですか?」

顔回小声で曰く、「孔子先生は『巧言令色(こうげんれいしょく)鮮(すく)なし仁。』と常々言っておられますよ。 子貢君も直接薫陶を受けておられるでしょう。」

子貢小声で曰く、「回さん、孔子先生の話と枝豆とどう結びつくんですか? それよりピッチャーの一気飲みチャレンジするなら早くお願いしますよ。 回さん、話が回りくどくていけません。」

諸君、ちなみに「巧言令色(こうげんれいしょく)鮮(すく)なし仁。」とは、「言葉を飾り立て、いかにもという顔で表情をとりつくろうとする手合いに限って『仁』には程遠い。」ということである。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月10日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート107

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート107」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而(がくじ)の間」であります。
前回は「枝豆の無料券」にこだわった顔回(がんかい)でありました。

顔回小声で曰く、「そうだ、子貢(しこう)君! いよいよ待ちに待ったピッチャーの一気飲みをチャレンジしまずぞ!」

子貢小声で曰く、「回さん、それにしてもここにある生ビールのジョッキ2ツは何ですか?」

顔回小声で曰く、「それはお隣の客から、『隣になったよしみだから飲んでくれ』と言って、子貢君がトイレに行って長居をしている間におねえさんが持って来たんだよ。」

子貢小声で曰く、「隣って、子路(しろ)先輩と神北(かんぺき)君の部屋ですね!」

顔回小声で曰く、「そうなんですよ! その二人から何を思ったのか差し入れなんですよ!」

子貢小声で曰く、「こちらの様子伺いか、私達の素性がバレたんでしょうか? 差し入れなんておかしいですよ。」

顔回小声で曰く、「私もそう思うんだよ。 それでおねえさんに聞いたんですよ。 『私達のことは話していませんよね!』と。 するとおねえさんは『イケメンのお兄さんが静かに呑んでいますよ。』と言ったそうだ。 あとは余計なことは話していないそうです。 そして『お隣のよしみですから、ぜひ挨拶して下さい。 それが礼儀というものでしょ。』と言われたんですよ!」

子貢小声で曰く、「何か変ですよね。 何か企んではいませんか?」

顔回小声で曰く、「私もそう思ってね。 挨拶なんて出来る訳ないから、どうしようかと思いあぐねているとおねえさんが間髪いれずに、『同じものを飲んでいますから、同じものをお持ちして、返礼したらどうですか。』と提案されてね。 『そうすればこちらから顔出して挨拶しなくてもすむじゃないですか。』とおねえさんが御丁寧におっしゃるものだから・・・ 子貢君が『支払いは心配しないで下さいね。』と言ってくれましたから、ここは不肖顔回、子貢君の男気を買って遠慮せずに隣に同じものを返礼させて頂いた次第ですよ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月9日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート106

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート106」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而(がくじ)の間」であります。

女子店員ビールを持って入って曰く、「はい、おまたせ生ビールピッチャー1ツ大ジョッキ1ツですね。 すぐに枝豆大盛り2ツ持って来ますね!」

子貢(しこう)小声で曰く、「ちょっと待ってよ。 おねえさんに聞きたいことがあるんだ。」

女子店員曰く、「はい、何でございましょうか?」

子貢小声で曰く、「トイレの貼り紙に『一回で的に命中したお客様はお申し出下さい。 大当たり賞として粗品を進呈いたします。 嘘偽りない自己申告制。 ただし、来店一度につき一回の有効』と書いてあるが、実はその的に一回で命中したんだ。」

女子店員曰く、「それはそれは、おめでとうございます。」

子貢小声で曰く、「おねえさん、それで大当たり賞の景品は何をくれるんだい?」

女子店員曰く、「はい、大当たり賞は枝豆1ツ無料券ですよ!」

子貢小声で曰く、「何だよ! 枝豆かよ!」

女子店員曰く、「今回は使えませんよ。 次回、来店されたときは使えますからね。 ただし有効期限は本日より1カ月間ですよ。」

子貢小声で曰く、「おねえさん、せっかくだが、そのサービス券はいらないよ!」

女子店員曰く、「はい、承知しました。」

顔回(がんかい)小声で曰く、「ちょっと、ちょっと、待って下さい、うさぎさん! その券、私がもらっておきます。」

子貢小声で曰く、「回さん、また飲みに来るんですか?」

顔回小声で曰く、「今日の子貢君との記念に天井に貼っておきたいんですよ。」

子貢小声で曰く、「まるで、千社札ですね。 好きにして下さい。」

顔回小声で曰く、「おねえさん、私も命中したらもう一枚サービス券いただけますか?」

女子店員曰く、「はい、さしあげますよ!」

顔回小声で曰く、「それを聞いて安心したよ!」

女子店員曰く、「どんぐりまなこのお客様は神経質なんですね!」 

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月8日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート105

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート105」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)トイレからご機嫌で戻ってきて小声で曰く、「回(かい)さん、お待たせしました。」

回小声で曰く、「ずいぶんと長いトイレですねぇ。 出した小水でダムでもできるんじゃないですか? 溜め過ぎるのは体によくありませんよ。」

子貢小声で曰く、「いや、そうじゃないですよ。 回さんちょっと聞いて下さいよ! ここの小便器の下方中央部にアーチェリーの的にそっくりな絵が描いてありましてね。 その横に貼り紙がしてあるんですよ。 これがまた面白いこと書いてあるんですよ!」

回小声で曰く、「常に冷静沈着な君が珍しく興奮していますが、そんなに面白いことですか?」

子貢小声で曰く、「はあ、回さんにそう言われるとそれほどでもないかも。」

回小声で曰く、「恕(じょ)の心です。 聞いて差し上げるから遠慮せず申してごらんなさい!」

子貢小声で曰く、「回さんは謙虚でありながら何か上目線なんだよなぁ~。 まあいいか! 回さん、アーチェリーの的に小水が一回で的中すると粗品がもらえるんですよ。 それで私、気合を入れて的に集中して小水を放水しましたら、見事一発で命中したんです。 すごいでしょ!」

回小声で曰く、「子貢君、そういえば君、六芸(りくげい)の一つの弓(ゆみ)は得意ではなかったんですよね!」

子貢小声で曰く、「はい、そうなんですよ。 いつも的にまともに当らないのに、こんなところで日頃の練習の成果が出るとは思いませんでしたよ!」

回小声で曰く、「日頃の訓練の成果が出せて良かったですね。 おまけに粗品ももらえて、これは喜びもひとしおでしょう。」

子貢小声で曰く、「はい、ありがとうございます。」

回小声で曰く、「ところで粗品は何をいただけるんですか?」

子貢小声で曰く、「粗品は何でしょうかね? いちご大福ねえさんに聞いてみます。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年5月7日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート104

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート104」だ。

諸君、昨日の達巷(たつこう)村の村人が孔子先生について語っている続きからだね。

達巷の村人が「『セレモニーのプロ集団である孔子典礼社(こうしてんれいしゃ)』代表取締役社長の孔子さんは諸事万事長(た)けておられる天才ですねぇ。 微から細さいに渡って詳細に御存知だ。 それに様々な事情を考慮してお客様のニーズに合わせた儀式や周礼にのっとった冠婚葬祭に関する御予算に合わせた各種セレモニーの請負業、為政者向けコンサルタント業、塾の講師兼経営者、何でもござれ悩み人生相談のカウンセリングとアドバイス等々、いったい何が本職本業なんだろうねぇ~!」と、孔子典礼社社員に聞いたんだ。
これを内弟子から伝え聞くと、代表孔子先生、門人たちにこう言った。
「何が本職本業かと言われても困るね。 何でもやるからねぇ・・・。 まあ六芸の中であげるとすれば、馬術と弓術ということだが、まあ馬が好きだから馬術と言うことにしておこうかねぇ・・・。」
諸君、この話、何が面白いかと言うとね、ジャイアント馬場、チェ・ホンマン等の体のあまりにも大きい人は、小さい人より動きが遅いようにも感じるんだがね。
馬が本職であるということは馬を操ることにかけてはプロということになるね。
プロバレーボール選手やプロバスケットボール選手のように大柄の体には似合わないほど動作が機敏であったんだろうね。

話は変わるが、孔子先生は門弟から塾料や月謝をとっていなかった。
それでは食えないし、内弟子(うちでし)を養ってもいけない。
何を生業(なりわい)として食べていたかというと、ズバリ葬儀屋さんがメインだったんだ。
達巷の村人のお偉いさんが亡くなったおりに孔子典礼の葬儀部が担当して達巷に赴いて葬儀一式を執り行った際の村人の中の責任者が孔子門弟であり、葬儀部の従業員に聞いたいきさつがここにあるんだ。
孔子典礼社の代表が孔子先生であり、一部の門弟はそこの従業員ということだね。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月6日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート103

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート103」だ。

諸君、余談だが、本当かどうかは知る由(よし)もないが、孔子先生はプロレスラーで故人となったジャイアント馬場より背が高かったという一説もある。
身長は9尺6寸で、春秋時代の1尺(22.5㎝)で計算すると2m16㎝の長身となる。
ジャイアント馬場2m9㎝、格闘家のチェ・ホンマン2m18㎝である。
諸君の先生がジャイアント馬場やチェ・ホンマンの体格で講義をしているとイメージしてもらえば威圧感はすごいものがあるだろう。
そんな孔子先生から孔子塾の門下生は何を習っていたかというとすでに御存知であろうが、中国の周代の士としての必修科目とされていたと言われる『六芸(りくげい)』を学んでいた。
『六芸』とは「礼・楽・射(弓)・御(馬術)・書・教(計算・会計)」である。
孔子塾は、周の王室を尊んで、その良き治世の在り方を理想として体現し再興したいと願っていたんだね。
それにはまず、国を治める者が必要とする実利を伴った『六芸』に秀でた人材を養成して民のためにより良き治世をつくっていく為政者のタマゴの弟子を諸侯の家臣に取り立てさせようと働きかけていた。
理想の実現には、まず何をおいても「人を創る」ことが肝心だったんだ。
そのための孔子為政塾だったんだな。
いつの時世も同じですな!
またそんな反面!
「論語」子罕(しかん)篇に面白いことが記載されているんだ。

達巷(たつこう)党の人曰く、「大なるかな、孔子。 博(ひろ)く学びて名を成すところなし」。 子これを聞き、門弟子に謂(い)いて曰く、「われ何をか執(と)らん。 御を執らんか、射を執らんか。 われは御を執らん」。

とある。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月5日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート102

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート102」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而 (がくじ)の間」であります。

顔回小声で答えて曰く、「おねえさん、ずいぶんとあらぬ解釈ならび解説いたみいる。 今、連れがトイレに入っているから、戻ってきたらどうするかは決めることにします!」

女子店員曰く、「ご事情がおありでしょうが、やはり人としての礼義というものがあるんじゃないですか? 隣ですから挨拶ぐらいしてもへるもんじゃありませんよね!」

顔回小声で答えて曰く、「いや、それは十分わかっておる。 こちらもそうもいかん事情があってな!」

女子店員曰く、「そうでしたら名案があります!」

顔回小声で答えて曰く、「おねえさん、何かいい方法があるんですか?」

女子店員曰く、「はい、ございますよ! この生ビールはせっかくの好意ですから頂いておいて、隣の方は同じビールの中ジョッキを飲んでおられますから、こんどはお返しに同じものをお届したらいかがでしょうか?」

顔回小声で答えて曰く、「おねえさん、賢いねぇ。 それは名案ですね!」

女子店員曰く、「それほどでも・・・ どんぐりまなこのイケメンのお客様、どうせお連れさんがお支払になるんですから、この際遠慮されずに隣に同じものを持っていけば、挨拶する必要はありませんですよ。 私のほうから『隣のお客様が〝ありがたく頂きます。“と申しておられました。 その上で、〝頂くばかりではいけませんので、そちらさまも同じものを飲んでおられるとか・・・ ぜひ返礼返杯させて頂きます。“ということでお隣のお客様から仰せつかりました。』と言ってお届けしますからね! そうすれば『礼儀』に欠けずに無理に挨拶しなくともよいし、向こうから挨拶してくるかもしれませんがねぇ。 それはそれでこの場はとりあえずおさまるというもんじゃございませんか?」

顔回小声で答えて曰く、「おねえさんの言う通りだ。 それなら『礼』を逸せずどちらも立つというものです。 ぜひそのようにして下さい!」

女子店員曰く、「では早速にそうさせて頂きます。」

諸君、顔回は「礼」という言葉にいたく過敏であるんだ。
おねえさんに「礼儀にはずれる。」と言われてしまうと、即座に「パブロフの犬」のごとく条件反射してしまうんだね。


この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月4日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート101

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート101」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」「学而 (がくじ)の間」であります。

顔回(がんかい)小声で答えて曰く、「おねえさん、隣のお客というのは先ほどおねえさんらしき人がカナキリ声をあげていたとなりの部屋の客であるのか?」

女子店員曰く、「はい、さようでございます。 せっかくの御好意の差し入れですよ。 よかったら隣の方にご挨拶して下さいな。」

顔回小声で答えて曰く、「あのカナキリ声の主がおねえさんであればもしかしてお隣さんに私達の話はしなかったであろうね!」

女子店員曰く、「してませんよ。 ただ隣の子路(しろ)さんと神北(かんぺき)さんに聞かれたものですからね!」

顔回小声で答えて曰く、「何を聞かれたんですか?」

女子店員曰く、「『回りはうるさいのに隣の客だけは、いるのかいないのかわからないほどしずかだねぇ。 本当にいるのかい?』」

顔回小声で答えて曰く、「それでおねえさんは何と答えたんですか?」

女子店員曰く、「はいもちろん、『気前よくチップを下さったイケメンでステキな若いおにいさんがいらっしゃいますよ!』と言っておきました。」

顔回小声で答えて曰く、「それだけですか?」

女子店員曰く、「はい、それだけですよ。 子路(しろ)さんや神北(かんぺき)さんは、『隣の方はきっとお通夜の帰りで、大切な友人を亡くされて、亡くなった方を静かに飲みながらしみじみ偲んでおられるのだろう。 人事ではない。 さもあらん。』とそう勝手に思われての差し入れじゃないですかねぇ・・・ これって孔門の門人の方々がよく口にする『仁義』というんですかねぇ?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月3日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート100

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート100」だ。

諸君、トイレの個室はインスピレーション(霊感)がはたらきやすい場所の一つであることは御存知のことでありましょう。
昔はトイレ(便所)のことを厠(かわや)とか雪隠(せっちん)とか手水場(ちょうずば)とか呼んでいたんだ。
今時は死語になりつつあるがね。
トイレなどで本や新聞等を読む方もあるね!
えっ、「私はもっぱらマンガ本。」「私は週刊誌。」・・・、そうかいそうかい、やはりトイレは落ち着ける絶好の読書等の場所でもあるんだね。

話は変わるが、昔から便所には「便所神(べんじょがみ)」がいるとされていた。
「厠の神」とも呼んでいたんだがね。
辞典によると、厠を守護する神様で、民間の信仰では水の神やお産と関係して信仰され、男女一対の土人形をまつったり、新築の際に便壺の下に紙製の人形を埋めたりしてまつる所もあるそうな。
居酒屋「ざ・論民」の便壺の下にも千社札みたいに便器の底にトイレの神様のお札が貼ってあったのかもしれないね。

神北(かんぺき)個室より出でて曰く、「ああ、やっと解放されたな。 子貢(しこう)君はいないな! 急いで子路(しろ)先輩に伝えなきゃ。」

場所は変わって、子貢不在のまま、顔回(がんかい)が一人で飲んでいる「学而の間」であります。

女子店員曰く、「はい、お客様! プレミアム生ビール(大)ジョッキ、お隣様からのプレゼントですよ。 お隣様が、今夜隣となった隣としての御縁で一献差し上げたいとおっしゃるんですよ。 今、飲まれているものをお持ちするように仰せつかってお持ちしましたよ。」

 この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月2日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート99

君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート99」だ。

諸君、引き続き、居酒屋「ざ・論民」2階トイレ内であります。

引き続き子貢(しこう)つぶやきながらエアータオルの前に立って曰く、「エアータオルなんて便利なものができたねぇ・・・ エコだねぇ・・・ でも俺、ペーパータオル派なんだよな。 なんか手を洗ったら拭かないとすっきりしないんだよねぇ。」

諸君は、エアータオル派ですか? or ペーパータオル派? それともロールタオル派ですか?

神北(かんぺき)個室内で出るに出られず、子貢の独り言を聞いて曰く、「俺ってひょっとしてロールタオル派かも・・・ 何故って言うと、エアータオルは手についた水が吹き飛んだときに外にはねるんだよねぇ。 さりとてペーパータオルはエコじゃないしねぇ。 それにひきかえロールタオルはなんか両手でタオルの端をつかんでバランス良く下にさげた後に次の人も使うことを考えながら手を拭くんだ。 互いに次の人に回しながら、一つの同じロールタオルで皆が手を拭いているんだ。 互いに知らない者同士がこのロールタオルを介してつながっているんだ。 何故か人と人の絆結ぶ『愛』を感じるんだよなぁ!」

ちょっとしたことだけどロールタオルで人の縁(えにし)を感じるなんて、神北君、人恋しいのかな?
でもなかなか素敵だね。

神北(かんぺき)個室内で出るに出られずに曰く、「もう出て行ったかなぁ? 子貢君、まだ鏡の前で自己陶酔しているのかなぁ? 僕はもう迷っていられない。 『天は自ら助くるものを助く』 さあ、自らの人生の運命を拓くがごとく、トイレのドアを開くとしよう。 カチャ、ギィー(トイレのドアを開ける音です。)」

場所は変わって居酒屋「ざ・論民」「学而の間」であります。

学而の間で飲んでも飲んでも顔色一つ変えない顔回(がんかい)心の中でつぶやいて曰く、「小にしては子貢君、ずいぶんと長いねぇ・・・ ものすごく溜まっていたんだね。 大小は溜め過ぎると体によくないよね!」

 この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年5月1日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート98

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート98」だ。

諸君、引き続き、居酒屋「ざ・論民」2階トイレ内であります。

思いがけずに子貢(しこう)の独り言を個室において聞いてしまったのは他ならぬ神北(かんぺき)でありました。

神北心の中でつぶやいて曰く、「ひょっとして、子貢君! 隣のやつらの一人は間違いなく子貢だ! もう一人は誰だろうか?」

子貢、神北が個室にいることはつゆ知らず、おしっこを済ませ、手洗いの鏡に向かってつぶやいて曰く、「え~っと、清潔第一と。 せっけんをつけて、プシュー・・・ そして、よく手をもみ洗いして・・・と。 鏡に映る俺って相変わらずイケメンだねぇ。 自分で言っちゃなんだが、惚れ惚れするねぇ。 おいおい、鏡よ、鏡よ、鏡さん。 世界で一番いい男は誰だい? 教えてくれるかな?」

子貢さらに鏡の中の自分が答えているようにつぶやいて曰く、「はい、世界で一番いい男、それは子貢さんです!」

子貢鏡の中の自分と一人芝居をしてつぶやいて曰く、「やっぱな~。 でも鏡さんよ、そうズバッと本当のことを言われると照れるじゃないか! ま~、人は俺のことをナルシストと言うやつもいる。 しかしだ、孔子先生もかなりのナルシストだよなぁ。 かの中村天風師も相当なナルシストとか? そういえば天風門下生に『鏡の命令暗示法』を勧めていたよな。 これってすごい良い効果があるんだ。 では内緒で、不肖子貢が天風式『鏡の命令暗示法』について解説いたそう。 その要領は、鏡に映る自分のツラを見ながら、自分の欲する積極的精神状態を命令的言語を用いて語ること。 例えば『子貢は信念が強くなる!』というような言葉をマジで発声する。 発声は特に大声である必要はなく、自分の耳に聞こえる程度でよろしい。  必要なコツは、一回一事項に限ること。 命令したことが確実に自己の精神に具体化するまで同一命令をその度ごとに続行することである。 よろしいですか。」
 
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月30日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート97

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート97」だ。

諸君、居酒屋「ざ・論民」2階トイレ内であります。

子貢(しこう)、小便器の中央の的に集中して曰く、「まずは深呼吸して、フゥーウ! それから次は心を心の対応するものに捉わしめず、心に標的を完全に捕捉する。 ロックオン完了! 子貢、落ち着け! 発射の合図を待て! レディー、スリー、ツゥー、ワン、ファイヤー!」

子貢の発射したおしっこが小便器の的の中央を射抜くように命中する。 
子貢思わず感嘆して曰く、「的中! やった!」
しばらくして子貢冷静さを取り戻して曰く、「敵(てき)バルチック艦隊、旗艦上方甲板に命中せり!」

諸君、せっかくの機会であるから、ここで正しい集中の在り方について述べておきたい。
生前にも話してはいるが、改めて補足しておこう。
「心の前に現われた事物現象なり、または仕事やスポーツなどに、他意なく一心不乱に心が注がれる状態を精神統一というのではない。 それは精神統一の最も大切である条件である『集中』ではなく『傾注』であり、『執着』であり、極言(きょくげん)すれば『凝滞(ぎょうたい)』であり『放心』なのである。 つまり心がここになく他所にもっていかれている状態は『集中』ではなく『傾注』である。 真正の集中とは、事物事象を心の中に集約して一点に捉えることである。 心を心の対応するものに捉わしめず、心にそれを完全にロックオン(捕捉)することである。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年4月29日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート96

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート96」だ。

諸君、ご存知であろうが、孔子先生の奥方は幵官氏(けんかんし)と言う方だね。
幵官氏と結婚し、一男一女をもうけるとある。
長男の名は鯉(り)、長女の名はじょうとある。
孔子先生は妻の幵官氏には相当手を焼いていたと伝えられている。
本当のところは定かでないらしいが。
以前に「論語創作ものがたり」中に紹介した、孔子先生のボヤキがそれである。

「唯(ただ)女子と小人とは養い難しとなす。 これを近づくれば則ち不遜なり。 之(これ)を遠ざくば則ち怨む。」とグチをこぼしていたんだ。
そういえばソクラテスの細君も歴史に残る悪妻とされる。
御存知「クサンティッぺ」女子である。
夫ソクラテスを理解せず、常に夫を罵っていたという。
あまりにも近い身内は、屁もする、糞もする、よだれを垂らして寝ている夫を偉人とは思えないのであろうよ。
ただ偏屈な理屈こきのつまらない夫にしか見えなかったのでしょうな。
見る人の観点つまり主観によって評価は異なります。
幸いのことおかげさまで私は孔子先生の間逆でした。
こんな孔子先生の話を聞いた子貢(しこう)君は、偉大な先生でも細君の取り扱いには、先生にはいかんせんし難いことがあるとの反面教師としての教訓となったのである。
見てきたように語るね!
子貢君つい緊張がとけて、自分の女房はこうあったらいいなぁと「人を恋うる歌」をつい口ずさんでしまったんだろう。
子貢、居酒屋「ざ・論民」2階トイレの小便の便器の前に立って張り紙を見て曰く、「『もう一歩前へ! 的(まと)に狙いをさだめよ! 一回で的に命中したお客様はお申し出下さい。 大当たり賞として粗品を進呈いたします。(嘘偽りない自己申告制。 ただし、来店一度につき1回の有効)』なんだこれは? 小便器の中央にアーチェリーの的がある。 なるほど、ここを狙えということだな!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月28日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート95

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート95」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」2階のトイレ内であります。

神北(かんぺき)、子貢(しこう)より先にトイレに来て個室に入り、便座に座ってトイレの扉の張り紙を見つめて曰く、「なになに? 『本日は御来店ありがとうございます。 トイレをキレイに御使用頂きまして誠にありがとうございます。 特に孔家門人のお客様! いつもながら君子の礼節の弁(わきま)え誠に恐れ入ります。 居酒屋「ざ・論民」専属、便座の下に住んでいるトイレの神様より!』 何だこれは?」

神北心の中でつぶやいて曰く、「おいおい、俺の座っている便座の下に神様が住んでおられるのか? おそれ多いことだ。 ここで『大』をするのは初めてだから何か緊張するな!」

その次に入って来たのは、ほろ酔い気分の子貢(しこう)であります。

子貢、与謝野鉄幹(よさのてっかん)作詞の「人を恋うる歌」の一説等を口ずさみながら曰く、「妻をめとらば才たけて みめ美(うる)わしく情ある   友を選ばば書を読みて 六分(りくぶ)の侠気(きょうき)四分(しぶ)の熱   恋の命をたずねれば 名を惜しむかな男ゆえ   友の情けをたずねれば 義のあるところ火をも踏む   よッ! 子貢君名調子! 自称孔門弟子ナンバーワンスターは ウィッ 子貢君です。 自分で自分をほめてやりたい! なんちゃってネ! ウィッ・・・」

諸君、与謝野鉄幹氏の孫と言えば為政者の与謝野馨氏だね。
鉄幹氏の奥様と言えば晶子(あきこ)さんですね。
晶子さんは、この歌のセリフの通りの方なのでしょうね!
諸君の中で既婚者でとりあえず男性の方、あなたのワイフはいかがでしょかな?
 
この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年4月27日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート94

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート94」だ。

諸君、神北(かんぺき)君、独り言をつぶやきながらトイレに入りました。
トイレの場所はカギのかかる個室であります。

神北個室に入って便器の上に座って曰く、「ほっ・・・」

そして子貢(しこう)は学而の間ののれんをくぐり、隣の先進の間を一瞥してトイレへ向かって曰く、「あ~あ、相変わらず回(かい)さんは、何を考えているのかわからん御仁だ。 一を聞いて二を知るぐらいで俺はちょうど良かったよ。 一を聞いて十を知ったら回さんそっくりな奇人変人になっちまうからな。 お~恐っ! ブルブル。 つるかめ!つるかめ!」

そこですれ違ったのが店の亭主であります。

亭主すれ違って曰く、「ごきげんどすなぁ。」

子貢小声で曰く、「これこれ亭主、お女中はおらんか?」

亭主立ち止まって曰く、「何ぞご用でっしゃろか?」

子貢小声で曰く、「オーダーをしたい!」

亭主曰く、「御注文なら手前がお聞きしまひょ!」

子貢小声で曰く、「いや、亭主では用が足りん! お女中はおらんか?」

亭主曰く、「注文ぐらい私でも聞けますよ。 遠慮なさらんと、どんどんたのんでおくんなはれや!」

子貢小声で曰く、「そうか、では後ほどでよいからお女中に聞きたいことがあるので学而の間に来てくれるように伝えて下され!」

亭主曰く、「さようですか! 伝えときます。 で、ご注文は?」

子貢小声で曰く、「オーダーは、ピッチャー1ツに生ビール大ジョッキ1ツと枝豆大盛り2ツたのむ。」

亭主曰く、「へぇ~、復唱しますよ。 ピッチャー1ツに生ビール大ジョッキ1ツと枝豆大盛り2ツですな。 へぇ~毎度! かしこまりました、 それとお客はん、何でそない小声で話しはりますねん! 普通に話できませんのんか?」

子貢小声で曰く、「亭主、今は訳は聞かんでくれ! 仔細はいずれかの時に話すとしよう! 今のところは、これにてごめん!」

亭主曰く、「ま~、それにしても孔家の門人はんはけったいな方ばかりおらっしゃる!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月26日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート93

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート93」だ。

諸君、子路篇に
「子曰く、中行(ちゅうこう)を得てこれとともにせずんば、必ずや狂狷(きょうけん)か。 狂者は進みて取り、狷者はなさざるところあり。」
とある。
友人を選ぶなら中道を行く人と深交を結びたい。
自分が玉石混淆(ぎょくせきこんこう)の玉であれば、同じものはよく引き合い、お互いに御縁がもてるであろうが、只今そのような人物が見出せないのなら他の俗人俗物よりは、一つのことに異常とも思えるほど熱中する気魄(きはく)の人と交わりたい。
一つのことを極めようとする意志と情熱は、魂の王道に通ずる君子への道である。
その道の先には、あるがままの真理があるんだ。
つまり初一念を貫徹する意志の強さは一つのことに打ち込む『狂の人』とも通ずる。
どんな道でもその道の達人の方々は『狂の人』である。
また、『狷(けん)の人』とも交わりたい。
狷の人は、してはいけないことを知っている。
してはいけないこととは、物事の筋道に合わない道理に背(そむ)くことは、決してやらない。
つまり本心良心に悖(もと)ることは、決してしないのである。

神北(かんぺき)、学而(がくじ)の間に目を向けて独り言をつぶやいて曰く、「ここんとこ毎晩飲んでいるだけで成長がないよなぁ。 感動がないんだよなぁ。 狂の回(かい)さんや狷の子貢(しこう)さんと酒を酌み交わしとことん朝まで生テレビで討論を交わしたいものだ。 いずれ『刎頸(ふんけい)の交(まじ)わり』を持てるような、友や師を得たい! これが私の本心からの願望なんだ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月25日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート92

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート92」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「回(かい)さん、では生ビールと枝豆をオーダーしてからトイレで用を足してきますので本当に遠慮しないでどんどんと飲んでいて下さい!」

回小声で曰く、「ああ、子貢君、実は私一度試してみたいことがあるんですよ!」

子貢小声で曰く、「はい、回さん、何を試してみたいんですか?」

回小声で曰く、「誰にも言わないと約束できますか?」

子貢小声で曰く、「はい、もちろんですよ。 誰にも言いません!」

回小声で曰く、「孔子先生にも言いませんか?」

子貢小声で曰く、「はい、孔子先生にも言いませんよ!」

回小声で曰く、「そうですか。 安心しました。」

子貢小声で曰く、「回さん、こんなスペースとって、一体何が言いたいんですか?」

回小声で曰く、「私は一生に一度ピッチャーの一気飲みをやってみたかったんですよ!」

子貢小声で曰く、「回さん、そんなことですか。 体に良くありませんから無茶しないでくださいよ!」

回小声で曰く、「これは、私の小さい頃からの夢の一つですから! チャンスがめぐってきたのでぜひチャレンジさせて下さい!」

子貢小声で曰く、「そんなことが夢だったんですか。 人は見かけによらないものですねぇ。まー、回さんがそこまで思いつめているのでしたら夢の実現のお手伝いをさせて頂きますよ。 かの中村天風師も初一念貫徹による成功についてこのように述べておられます。 『東洋の豊臣秀吉、西洋のナポレオンは、わずかな年月の間に立派な兵馬の
権を手にして天下に君臨しております。 また、フランクリンやワットやエジソンのごとき偉大な発明や発見をあえてした人々はいずれも心の態度が積極的でありました。 ですから、どんな艱難辛苦(かんなんしんく)に遭遇しても、不撓不屈(ふとうふくつ)、その強い心で何事にも脅かされずに、よくこれを乗り越えて、そして初一念を貫徹したのであります。 否、初一念を貫徹する強い心があの人たちを成功させたのであります。』 是非、初一念貫徹して夢を叶えて下さいな!」

回小声で曰く、「子貢君もずいぶん誇張して大げさに語るねぇ・・・ それでもかたじけないこの場で初一念を貫徹させていただく。 君は恕(じょ)の心がわかる仁者だ!」

子貢小声で曰く、「まー、どちらが大げさかは読者の判断にお任せすることにして、すぐたのんできますから・・・」

回小声で曰く、「くれぐれもこのことは内密にして下され!」

子貢小声で曰く、「はい はい、バカバカしくて誰にも言えませんよ! 回さんと私の二人だけの秘密です。」

回小声で曰く、「二人だけの秘密ですか! 何かドキドキしますね。」

子貢小声で曰く、「回さん、漏れそうなので用を足してきます。 では、これにてごめん!」

回小声で曰く、「便器の前でも『前向き』に! もう一歩前に進んでよそ見をしないでこぼさないように有意注意して下さい。 ではいってらっしゃい!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年4月24日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート91

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート91」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「先進(せんしん)の間」であります。

子路(しろ)小声で曰く、「おい、神北(かんぺき)ちゃんよ、そんなことするならトイレに行くふりをして、『飲み過ぎちゃいましてねぇ! ウイッ! トイレと間違えました。 ウイッ! 失礼しました。 ウイッ! トイレはどこでしょうか?』とたずねながら隣のやつの顔をのぞいてくればいいんだ!」

神北小声で曰く、「それもそうですが、私、俳優志望じゃないので先輩やって下さいよ!」

子路小声で曰く、「何で大先輩の子路様がやらにゃならないのかよ。 当然、神北、やるのは若輩の貴様だ!」

神北小声で曰く、「先輩、ビール代を出したくないでしょ。 それなら、その分は私が持ちますからとりあえずここはおねえさんに頼みましょうよ!」

子路小声で曰く、「お前の好きにろ!」

神北小声で曰く、「では、おねえさん、待たせたね。 隣に生ビール2ツ持って行っておくれ。」

女子店員曰く、「はい、かしこまりました。 必ず挨拶して下さるように念を押しておきますからね。」

神北小声で曰く、「済まんがよろしく頼む! ところで先輩、俺少し飲み過ぎたようです。ホント冗談じゃなく催してきましたよ。 トイレに行ってきます。」

子路小声で曰く、「大か?小か?」

神北小声で曰く、「両方かも・・・」

子路小声で曰く、「『出物(でもの)腫物(はれもの)所(ところ)嫌(きら)わず』だ、早く済ませてこいよ!」

神北小声で曰く、「では失礼して用を足してきます!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月23日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート90

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート90」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「先進(せんしん)の間」であります。

神北(かんぺき)小声で曰く、「おねえさん折り入ってたずねたいことはね、隣の間の客なんだがね、こんなうすいパーテーションのしきりなのに、やけに静かなんだが、本当にいるのかね?」

女子店員小声で曰く、「はい、もちろんイケメンのお客様がお二人様いらっしゃいますよ!」

神北小声で曰く、「話声が聞こえないんだが、どこの御家中の方だい?」

女子店員小声で曰く、「さぁ? どなた様か知りません。 今日初めてのご新規さんですからね。」

神北小声で曰く、「おねえさん、さっきチップあげたじゃないか。 教えてくれよ!」

女子店員無言で右の手のひらを上にして差し出す!

神北小声で曰く、「何だよこの手は。 またチップくれと言うのか! 冗談じゃないよ!」

女子店員小声で曰く、「ケチ。 いけず。」

神北小声で曰く、「おいおい、どっちがケチだい。 もういいよ!」

女子店員小声で曰く、「神北さん、それより頭働かせたらどうですか?」

神北小声で曰く、「頭を働かせる? どういうことだい?」

女子店員小声で曰く、「隣のお客様はチンタオプレミアム生ビール(大)ジョッキを飲んでいますから、隣同士のよしみになったということでプレゼントしたらどうかしら?」

神北小声で曰く、「なるほど、そうすればゴチになった挨拶にむこうから来るということか。」

女子店員小声で曰く、「『隣のお客様にこちらのお客様からプレゼントですよ。 挨拶して下さいね。』と念を押しておきますから・・・」

神北小声で曰く、「おねえさん、賢いね!」

女子店員小声で曰く、「それほどでも・・・」

神北小声で曰く、「子路(しろ)先輩、隣に生ビール持って行かせますが、よろしいですか?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月22日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート89

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート89」だ。

諸君、日本では白い犬は「シロ」と呼んで、名前につけることがあるね。
クレヨンしんちゃんのアニメでお馴染みの野原家の愛犬もそう言われれば「シロ」だったね!
クレヨンしんちゃんに出てくるシロは、賢くて我慢強いワンちゃんだね。
かたや「論語」に登場する子路(しろ)は、勇気はとびぬけているが、無鉄砲で、荒っぽい気質で、かたくななところがあるように表現されている。
孔子先生は、「君子たるものは」と言う判断基準で人物を評価されるので、極めてハードルが高かかったんだ。
子路は何かと反面教師としての見本のようにとられがちだが、子路は元来弱い者を助け、強い者をくじき、義のためには命を惜しまないという任侠の徒であったんだね。
何と言っても孔門の十哲の一人です。
今時は死語になった「侠気(おとこぎ)」ですよ。
そんな子路の義侠心にあつい一面がこんなところに出ているんです。
子路は、孔子が愛弟子(まなでし)を引き連れての旅の途中の陳国で食糧が尽き、飢えと病に倒れる門人が続出した。
見るに見かねた子路は、憤(いきどお)りのあまり孔子先生に食ってかかったんだね。

陳に在りて糧(かて)を絶つ。 従者病みてよく興(た)つことなし。 子路慍(いか)って見(まみ)えて曰く、「君子もまた窮(きゅう)することあるか。」 子曰く、「君子もとより窮す。 小人窮すればここに濫(らん)す。」

子路怒って先生を睨(にら)みつけて曰く、「先生、君子ですよね? 君子でも困窮することがあるんですか?」

子、蹶然(けつぜん)として曰く、「当然のことだ。 君子も腹もへれば、糞小便もたれる。 無論、君子も困窮することがある。 だが君子はいついかなる時、所でも中村天風師がいつも言っている通り『人間の健康も運命も心一つのおきどころ』だ。 たとえ身に病があろうとも心まで病まさないのだ。 たとえ運命が悪かろうとも心まで悩まさないのだ。 君子はいついかなる出来事が起ころうと常に心が積極的方向に動くのだ。 だが困窮して取り乱すのは消極的な小人ばかりだ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月21日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート88

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート88」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、子路(しろ)、神北(かんぺき)のいる「先進(せんしん)の間」であります。

女子店員、「先進の間」にビールを運んで曰く、「子路様、神北様、お待たせしました。 チンタオプレミアム生ビール中ジョッキ2ツお持ちしました。」

神北小声で曰く、「おねえさん、シー シー シーずかに!」

女子店員小声で曰く、「どうされたんですか?」

子路小声で曰く、「きれいとかわいいが一体となったイチゴ大福のおねえさんよ! 小鳥がさえずる声で話してくれないかい。」

女子店員小声で曰く、「子路様、体のお加減が悪いんですか?」

子路小声で曰く、「おいおい、急に子路様ってのはどういうことなんだい。 気持ち悪いじゃないか! 隣の客に何か言われたのかい?」

女子店員小声で曰く、「子路様も急に優しくなっちゃって、何か変ですよ!」

子路小声で曰く、「おねえさんも急に変だぜ!」

女子店員小声で曰く、「私は神北様にチップをいただきましたから、『様』ぐらいサービスさせていただきますよ!」

神北小声で曰く、「おねえさん、『様』はいいから、『カンペキ』って呼んでくれよ。」

女子店員小声で曰く、「神北様も急に変ですよ!」

子路小声で曰く、「変じゃない! 変じゃない! おねえさん、これから俺のことも『子路おにいさん』と呼んでいいからさぁ! お互いフレンドリーでいこうぜ!」

女子店員小声で曰く、「二人とも急に変ですよ! 何か訳でもあるんですか?」

神北小声で曰く、「実はイチゴ大福のおねえさんに折り入ってたずねたいことがことがあるんだがね。」

女子店員小声で曰く、「はい、改まって神北さん、何ですか? 実は、私を口説くつもりですか?」

子路小声で曰く、「ない、ない。 絶対ない!」

女子店員小声で曰く、「シロ! おだまり! シロには聞いていません!」

子路小声で曰く、「俺は犬じゃないんだよ。 はい、黙ってます!」

神北小声で曰く、「いやいや、おねえさん、それはないよ!」

女子店員小声で曰く、「あらまぁ! 神北さま、それは残念ですね。 お互いにご縁がなかったということですね!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月20日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート87

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート87」だ。

諸君、子貢(しこう)君は、弁舌は上手で得意であることはもう知っておられるね。
それに関連して、今どきのテレビに出てくる評論家やコメンテーターのごとく人物評論の弁論大会が大好きなんだ。

子貢、人を方(たくら)ぶ。 子曰く、「賜(し)や賢なるかな。 それわれはすなわち暇(いとま)あらず。」

子貢が門弟と人物評に熱中していると、それを聞いていた孔子先生の皮肉交じりの君子たるものの観点よりの教訓をたれる。

「おまえは『誰は上で、誰それは下だ。』と人物の評を語るほど偉いんだね! 上も下も中ほども結局は子貢の目線から下に見て評価している観点だからね。 それを語れるお前はずいぶんと偉くなったものだねぇ! 私は自己を陶冶する、つまり自己の霊性を磨くことに精一杯で人の評価ランキングをつけるだけの気持ちに余裕はないよ。」

ま~子貢よ、おごったお前の人物評論は「愚者(ぐしゃ)賢者をはかりあたわず」と同じだと皮肉ったのでしょうな。

昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

子貢小声で曰く、「回(かい)さん、トレビアン! あなたの孔子先生の人物評は素晴らしい~です! 完璧です。 パーフェクトです。 さすが一を聞いて十を知る方だ。」

回小声で曰く、「子貢君に高い評価を受けても、何故か素直に喜べませんね! どうしてでしょうか? それよりピッチャービールと枝豆2ツ、早くオーダーして下さいよ!」

子貢小声で曰く、「はい、わかりましたよ。 トイレに行くついでにたのんできますから待ってて下さいな。」

回小声で曰く、「子貢君、イチゴ大福ねえさんに、隣の様子を聞き忘れないようにたのみますよ。 ああそれと、先ほどの枝豆の盛りが少なかったと口添えして下さい! これは、この店の評判を落とさないために、私からのアドバイスです。」

子貢小声で曰く、「それも恕(じょ)の心ですか? 御親切に。 いたみいります。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月19日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート86 

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート86」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

顔淵(がんえん)、喟然(きぜん)として歎じて曰く、これを仰げばいよいよ高く、これを鑽(き)ればいよいよ堅し。 これを瞻(み)れば前に在(あ)り、忽焉(こつえん)として後(うし)ろに在り。 夫子、循循然(じゅんじゅんぜん)として善く人を誘(いざな)う。 われを博(ひろ)むるに文をもってし、われを約するに礼をもってす。 罷(や)まんと欲すれども能(あた)わず、すでにわが才を竭(つ)くせり。 立つところありて卓爾(たくじ)たるがごとし。 これに従わんと欲すといえども、由(よし)なきのみ。

回(かい)、感嘆のため息をついて曰く、「孔子先生の霊性の徳性、つまり霊魂に備わった固有性能は、仰げば仰ぐほど高く尊く、霊性の徳性に精魂こめて切り込もうとすればするほど堅く強く感じるんだ。 
先進のために、行く道を指し示すかのように前に立っておられる。 
と、思えば、いつの間にか後進を後押しをするかのように後ろに立っておられる。 
それでいて先生は順序良く人を導いてくださる。 
私に先達に学ぶ為に書籍を読ませて見聞きを広めさせ、礼を実践しながら知識を集約して下さったのだ。
まるで生前の中村天風先生のようだ。
私は何度も学問を辞めてしまおうと思ったが、結局辞めることができなかった。
作家の宇野千代が「おはん」を書いた後の「書けない症候群」のスランプ状態の時のように自分の才能は枯渇しきったのだと感じて意気消沈する時があったが、さて先生は、と見ると、泰山(たいざん)のように、遥かな高みで毅然としてそびえ立っておられる。
先生に従って、積極的精神でついていきたいと思うのだが、時には雑念・妄念の雲が本当の自分を覆い隠してしまい、悲観し自己否定している消極的精神状態の心になっている自分があるのだ。
先生は絶対積極的の、私には達し難い高さにおられるのだ。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月18日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート85

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート85」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

回(かい)小声で曰く、「子貢(しこう)君、それより隣がやけにそうぞうしくないですか?」

子貢小声で曰く、「そうですね。 イチゴ大福のおねえさんのカナキリ声がしますね!」

回小声で曰く、「とにかくビールの追加オーダーのついでにおねえさんにそれとなく隣の様子をうかがってくれませんか。」

子貢小声で曰く、「そうですねチップも渡しましたからね。 聞いてみます。」

回小声で曰く、「子貢君、その時生ビールはピッチャーで持って来るようにぜひお願いしたい。」

子貢小声で曰く、「はぁ~? 大ジョッキでなくて、ピッチャーでですか?」

回小声で曰く、「はいそうです。 イチゴ大福ねえさんに何度も足を運ばせてはすまんことです。」

子貢小声で曰く、「回さん、生ビールがまずくなりませんか? それにおねえさんの職務で仕事で気を使う必要はないでしょう。」

回小声で曰く、「これが私流の思いやりの在り方、つまり恕(じょ)の心の表現です。」

子貢小声で曰く、「へぇ~、恕の心とはそんなものですかねぇ~? とにかく回さん、もったいつけずに孔子先生の人物評をお話下さいな。」

回小声で曰く、「それでは、子貢君の「是非に!」と言うしつこいリクエストにおこたえをしましょう。」

子貢小声で曰く、「回さん、生ビール、ピッチャーでたのみますから、もったいをつけずにさっさとお願いしますよ。」

回小声で曰く、「子貢君お気づかいいたみいる。 気づかいのついでに私の好物の枝豆を2ツたのみます。」

子貢小声で曰く、「はい、はい。 ついでじゃなくて、一緒にたのみますよ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月17日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート84

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート84」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

回(かい)小声で曰く、「子貢(しこう)君、私は私の在りのままを素直に行っているだけなんです。 先生に気に入られたいとか、身贔屓(みびいき)されたいがために、いい子ぶりっ子していることなど微塵もありません。」

子貢小声で曰く、「回さん、実は先生から回さんの人物評について自分と比較して問われる以前は、子路(しろ)先輩の言う通り、先生は身贔屓が過ぎると思っていました。」

回小声で曰く、「子貢君は案外正直だね!」

子貢小声で曰く、「恐れ入ります。 回さん、本音を言えば、先生に気に入られたくって、あえて自分を回さんより一目(いちもく)遜(へりくだ)って打算的に表現をしたんです。 しかし、先生は私の言を取って、さらに謙虚でむかえてくれました。 これで自分の驕(おご)りと自惚れがいかばかりか見えてきたんですよ。 せん越ながらいつからと申せば、そのことがきっかけでその時から先生と回さんの見方が変わったんです。」

回小声で曰く、「子貢君、君は実に実直な方だ。」

子貢小声で曰く、「先生は私と同様なのだと言ってくれました。 その上を行くのが回さん、あなたと言うことになりますよね! 師(し)自ら『回は上である。』と言うのであれば、ぜひ回さんから見た先生の人物評を忌憚(きたん)なく語って頂けませんか。 ぜひ、おうかがいしたい。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月16日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート83

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート83」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

回(かい)小声で曰く、「子貢(しこう)君、何故、子路(しろ)先輩は私に嫉妬するんですか?」

子貢小声で曰く、「それは、先生が『回よ、回!』と言って、回さんばかり可愛がるから面白くないんですよ。 それに、親子ほど歳の離れたまだ尻の青い後輩に先生から名指しで『回を見習え、回を見習え。』と言われたんじゃよけい面白くないですよ。 そこらへんは、私も子路先輩の気持ちもわからないではないですがね! 言われた本人はそりゃ面白くないですよ!」

回小声で曰く、「ひょっとして子貢君も、私に対して嫉妬しているんですか?」

子貢小声で曰く、「回さん、正直に言えば、私も以前はそうでしたよ。」

回小声で曰く、「以前はそうであったというなら、いつからそうではなくなったんですか? 是非、忌憚(きたん)のない話を受けたまわりたい。」

子貢小声で曰く、「はい、忌憚のない話がしたいと思っていおりました。 夕方、回さんの帰宅途中で会えたのも偶然ではないと思うのですよ。」

回小声で曰く、「ああ、そうでしたか。 私も子貢君にぜひ話がしたかったんですよ。」

子貢小声で曰く、「とにかく回さん、子路先輩は最古参で『孔子先生、命!』というぐらい先生が大好きなんですよ。 もちろん私も心底敬愛しております。 孔子先生を慕う心情においては孔家門人で一番だと自負しているのが子路先輩なんですよ。 その気持ちを先生が汲(く)んでくれないと誤解して回さんに向けて嫉妬の炎を燃やしているんですよ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月15日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート82

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート82」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「実は回(かい)さん、子路(しろ)先輩にも先生は『回を見習うように』と顔を合わせるたびに言われるとグチっていたんですよ。」

回小声で曰く、「先生は、そんなに私を評価してくれたんですか。 非常に嬉しいです。 光栄です。」

子貢小声で曰く、「回さん、喜んでばかりいられませんよ。 ズバリ、子路先輩は、回さんに嫉妬しているんですよ!」

回思わず大きな声で曰く、「ええ~! 私に嫉妬ですか!? それは本当ですか?」

子貢小声で曰く、「回さん、声が大きいですよ!」

回小声で曰く、「ああ… 私としたことが! つい取り乱してしまった。 子貢君すまん!」

子貢小声で曰く、「常に冷静な回さんじゃないですか。」

回小声で答えて曰く、「子貢君、これを聞いて冷静にしていられますか。 あの子路先輩が私に嫉妬している? 信じられないことですよ!」

子貢小声で答えて曰く、「でも、本当に嫉妬しているんですよ。 本人が私にそう答えたんですよ。」

回小声で曰く、「先輩は、『詩経』邶風(はいふう)の雄雉(ゆうち)の詩の最後の二句を人生訓として、自身のモットーとしていると私に語ったことがあります。 君も聞いて知っている通りですよ。」

子貢小声で答えて曰く、「ええ、よく存じ上げております。 『忮(そこな)わず求(むさぼ)らず、何をもってか臧(よ)からざらん』 この詩ですよね!」

回小声で曰く、「そうです。 それです。 つまり、『人を恨まず 人をねたまず かくしてこそ わが身もよし』という意味です。 この詩が大好きで日々誦句(しょうく)していると御本人から伺っていますよ」

子貢小声で曰く、「そういえば子路先輩に先生が『子路、その程度の理想で満足しているようでは、まだよしとは到底言えないぞ。』と言っておられましたね。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月14日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート81

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート81」だ。

諸君、昨日の引き続き居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

回小声で曰く、「人ごととはいえ、じ~んとくるいい話だねぇ~。 私も思わずじ~んと胸が熱くなったよ!」

女子店員ビールと料理を運んできて曰く、「お待ちどうさま! チンタオプレミアム生ビール(大)2ツと北京ダックの炭火焼で~す。」

子貢小声で曰く、「回さん、改めて乾杯しましょうよ。」

回小声で曰く、「そうだね!」

子貢小声で曰く、「司会典礼役、不肖子貢、改めて孔子先生に感謝します。 では回さん、乾杯!」

回小声で曰く、「孔子先生と不肖子貢君に感謝で乾杯! ゴクッ ゴクッ ゴクッ これはうまいねぇ~ 最高!」

子貢小声で曰く、「確かにコクと切れがあって喉越しスッキリですね!」

回小声で曰く、「子貢君は、どこのメーカーのビールが好きですか?」

子貢小声で曰く、「そうですね、この店には置いてないようですが、実は私、ユウヒビールのスーパードライが一番好きなんですよ。 その次はキリンエビスラガービール、その次はキリンエビスビールの三番しぼりが好きですね!」

回小声で曰く、「子貢君、そこまで聞いていないですよ! 君は何であれ気遣いのコメントが上手ですね!」

子貢小声で答えて曰く、「おそれいります!」

回小声で曰く、「それで、子貢君の話を聞いて子路先輩の反応はどうでしたか?」

子貢小声で答えて曰く、「回さん、この話の続きは怒らずに聞いてくれますか?」

回小声で曰く、「もちろんだよ! 私は常に冷静ですよ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月13日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート80

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート80」だ。

諸君、ここは続けて居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「『よいしょ』じゃありませんよ。 本心からです。 回(かい)さんは一を聞いたら十を知る天才ですよ。」

回小声で曰く、「子貢君、謙虚で率直で正直な本音、痛み入る。 それから先生は何とおっしゃったんだい。」

子貢小声で曰く、「先生から『子貢よ、おまえは率直に自己分析して、どの程度だと思っているのかい?』とまた問われたんですよ。」

回小声で曰く、「はい、それで君は何と返答したんですか?」

子貢小声で曰く、「『はい、先生。 私は回先輩と比べればせいぜい一を聞いて二を知る程度です。』と答えたんですよ。」

回小声で曰く、「子貢君、先生の前で君は『よいしょ』も上手いが、いい子ぶりっ子もうまいもんだねぇ~。 感心!感心!」

子貢小声で曰く、「回さん、妙なところで感心しないで下さいよ! 子貢は、先生に媚(こび)売ってるといわんばかりじゃありませんか!」

回小声で曰く、「子貢君、先生は以前に授業の中で、『君子は、言論や弁舌が上手であるだけを評価はしない。 またそれだけでその人物を登用することはしない。 しかし、妥当で適切な意見であれば、どんな低い地位にある人物の発言にも、素直に耳を傾けるものだ。』と言っておられた。 君も承知の通り君の意見が妥当で適切であれば正当な評価をなさるはずですよ。」

子貢小声で曰く、「はい、回さんそうなんですよ。 先生は私に、『子貢よ、実は私もお前と同様なんだよ。』 『え~、先生も私と同じでせいぜい一を聞いて二を知る程度だとおっしゃるんですか?』 『そうだその通りだ。 何も私が先生とはいえ、回より人間ができているということではないんだよ。』 『先生、そうなんですか。』 『そうだよ。 子貢よ、だからこうして一緒に共に学んでいるんじゃないか。』 『先生ぇ~。 ありがとうございます。』 思わずじぃ~んときて、うれしくて涙がとめどなくながれたんですよ。 この先生とのやりとりを子路(しろ)先輩に話したんですよ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月12日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート79

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート79」だ。

諸君、ここは相も変わらず居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。

女子店員料理をお運びして曰く、「はい、おまたせいたしました。 フカヒレ餃子と海鮮春巻き、上海ガニのショウロンポウです。 北京ダックの炭火焼は少々お待ち下さい!」

子貢(しこう)小声で曰く、「イチゴ大福のおねえさん、チンタオプレミアム生ビール(大)ジョッキを2ツオーダーね! それと、シーザー海鮮サラダ一ツとチンジャオロースのピーマンぬき1ツ追加でたのむよ!」

女子店員曰く、「はい、かしこまりました。 少々お待ち下さい!」

回(かい)小声で曰く、「そういえば、子貢君は大のピーマンぎらいだったね!」

子貢小声で曰く、「はい、子供の頃、夢の中でピーマンのお化けの大軍に追いかけられましてね! それからピーマンが怖くなって食べられなくなったんですよ!」

回小声で曰く、「君も若い頃からずいぶんと苦労したんだねぇ~。」

子貢小声で曰く、「私のピーマン嫌いはどうでもいい話ですよ。 それより、回さん、温かいうちに食べましょうよ!」

回小声で曰く、「そうだね。 やっぱり自分の鼻をつまむよりも美味しい料理に舌鼓を打つほうがいいからね。」

子貢小声で曰く、「そりゃそうですよ。 それにしても回さん、相変わらずエダマメ好きですね。」

回小声で曰く、「私は小学校3年生の頃、枝豆のお化けに憑依(ひょうい)されてから枝豆が大好物になったんだよ! 子貢君、それより肝心の話をしてくれたまえ! ズバリ君は孔子先生に何と返答したんだい!」

子貢小声で曰く、「ああ、はい、そうでしたね! 『はい先生、私などは回先輩には、とても及びもつきません。 先輩は一を聞いて十を知る人です。』」

回小声で曰く、「子貢君、君は相変わらず『よいしょ』が上手だね!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月11日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート78

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート78」だ。

諸君、ここはお馴染み居酒屋「ざ・論民」、「学而(がくじ)の間」であります。
子貢(しろ)小声で曰く、「回(かい)さん、そう言えば以前子路(しろ)先輩から妙なことを聞かれたんですよ。」
の続きからですね!

子貢小声で曰く、「実は回さん、数か月前に孔子先生から問われたことを子路先輩に話したんですよ!」

顔回(がんかい)小声で曰く、「不肖子貢君、先生から何を聞かれたんだい?」

子貢小声で曰く、「回さん、もう『不肖』はとって下さいな!」
 
回小声で曰く、「ああ、そうだね! 不肖回! 失礼いたした。 すまぬ! それで子貢君、改めて何を聞かれたんだい?」

子貢小声で曰く、「『子貢よ、〈仁〉の道とは、万物の霊長たる人間としての歩むべき誠と愛と調和の道だ。 時代性の変遷(へんせん)と共に人間の価値観も移り変わる。 然(さ)れど人の本質は変わらぬ。 〈仁〉の道とは、人格の生長及び形成に最も大切な徳行の道でもあるのだよ。 子貢よ、回はその徳の道に至りつつあるんだ。 私はそう感じている。 子貢よ、おまえは回と自分とを比べてみて、徳の道を行くにおいて、どちらが上だと思うかね? どうだろうよ?』と聞かれたんですよ。」

回小声で曰く、「それで子貢君は何と答えたんだね?」

子貢小声で曰く、「まあまあ、一息入れて飲みましょうよ! 回さん、ちっとも飲んでないじゃないですか! グラスのビールを空けて下さいな! その次はチンタオプレミアム生ビール大ジョッキでたのみますから。」

回小声で曰く、「ああ、そうだね。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月10日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート77

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート77」だ。

諸君、居酒屋「ざ・論民」の女子店員のイチゴ大福orお多福ねえさんが、「い」の一番だね!
何故かってかい?
そりゃそうだろうよ、子貢(しこう)と神北(かんぺき)のイケメン両者からチップをゲットしたからね!
結局のところ一番いい思いしたよな!
何だかんだと言ってこの女子店員さんは明るく愛想がよい人柄が功を奏したんだね!
これも生きてく上での才能の一つだね。
孔子先生、女性と子供の扱いについて「論語」の中でこんなことを言っている。

「子曰く、ただ女子と小人とは養い難しとなす。これを近づくれば不遜なり、これを遠ざくれば怨む。」

「女と小人は始末におえないよ~。 目をかけてやればつけあがるし、さりとて放り出せばめそめそするし、扱いずらいものだ。」とボヤいているんだ!
察するに孔子先生は女性と子供の扱いは苦手のようだね!
この扱いが上手いのは何と言っても子貢君と神北君だね!

改めて、ここは居酒屋「ざ・論民」、「先進の間」であります。

子路(しろ)曰く、「おい、神北よ! 口と金でものを言わせて、さらにイケメン。 おまえも子貢みたいなやつだな。 しらけて酔いが冷めてきちまったぜ。」

神北曰く、「先輩、誤解しないで下さいよ! 私思うに、子貢さんの弁論能力は孔家門人一だと思いますよ。 子路先輩、私は子貢さんに負けたくないんですよ!」

子路曰く、「神北よ、本音は早く帰りたいんだろ! 無理してつき合わなくてもいいんだぜ!」

神北曰く、「先輩! このところ毎晩ここで飲んでいるじゃないですか。 明日は早めに出て、孔子先生の講義を受けたいんですよ。」

子路曰く、「神北、じゃもう1杯飲んだらおひらきとしようぜ!」

神北曰く、「そうですね。 明日、先輩も講義に顔出したほうがいいんじゃないですか?」

子路曰く、「そうだな! 明日は参っている顔回(がんかい)の顔でも見物に行くとするか!」

神北曰く、「先輩、それはさておき隣の部屋の客は飲みに来たにしちゃあやけに静かじゃないですか? 話声がまるきり聞こえませんよ。」

子路曰く、「そういえばそうだな。 やけに静かすぎるな?」

神北小声で曰く、「おねえさんがもうすぐビールのおかわり持って来ますから、隣の客のこと聞いてみましょうか?」

子路曰く、「神北よ、お多福にチップやったんだから、隣の客のこと上手く聞き出せよ!」

神北曰く、「了解!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月9日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート76

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート76」だ。

諸君、阿多福(おたふく)とは辞書を引くと、「額の部分が広く前方に出ていて、頬(ほ)がふくれ、鼻の低い女の顔の面を言う」とある。

女子店員怒って曰く、「そんな言い方、ひどいじゃないですか! 子路(しろ)さん、隣のお客様は二人とも若くてハンサムなイケメンですよ。 そのお一人の方が、『おねえさんは中身は選りすぐった赤いイチゴでしかもみずみずしくキュートだよ。 それでいて、上品な甘さのアンが絶妙にマッチングしている。 そのアンをモチモチした白い生地で優しく包んであるとびきりのスイーツだ! そのままのものだ。』と言ってくれましたよ。」

子路大声で答えて曰く、「そいつは天下の大嘘つきだ。 それじゃなきゃ目がくさってんだ。」

女子店員大声で答えて曰く、「隣のお客様は天下の大嘘つきじゃありませんよ。 『本心良心に誓って誠にきれいな方だよ!』と言ってくれましたよ。 それに気前のいい方ですよ。 私に『多少だけど…』と言ってチップまでくれましたよ。」

子路大声で答えて曰く、「何~ぃ! 口と金にものを言わせる… まるで子貢(しこう)みたいなやつだな!」

神北(かんぺき)曰く、「まあ まあ お姉さん! 子路先輩は口は悪いが、心根は正直な方だ! おたふくねえちゃんは言い過ぎだね! 私が謝るから許しておくれ。」

女子店員曰く、「やっぱり神北さんも私のことおたふくだと思ってる~!」

神北曰く、「おねえさん、いやいやそうじゃない。 世間が言うことや辞典に載っていることを鵜呑みにしちゃぁいけないよ。 お多福とはね、福が多く徳のある女性のことをさして言うんだよ! まさにおねえさんは福徳のある顔立ちだよ。」

女子店員曰く、「うぇ~ん。 とってつけたような言い方だ! まるでティファールのなべみたい。 うぇ~ん!」

神北、口が滑って曰く、「おねえさん、チップをあげるから、泣かないで許しておくれな!」

子路溜息をついて曰く、「神北、おまえもか…」

女子店員曰く、「はい、チップくれるなら、許してあげます!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月8日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート75

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート75」だ。

諸君、ここはご存知居酒屋「ざ・論民」二階「学而(がくじ)の間」の隣の「先進(せんしん)の間」であります。

子路(しろ)曰く、「神北(かんぺき)ちゃん、チンタオプレミアム生ビールを2杯注文してくれ!」

神北曰く、「まだ飲むんですか? 先輩、飲みすぎですよ!」

子路曰く、「いいから、今日は機嫌がいいんだ! たのんでくれ!」

神北大声で女子店員を呼んで曰く、「おねえさ~ん! オーダーだよ! パン パン パン(手を叩いて女子店員を呼んでいる音です。)」

子路酔っぱらって大声で女子店員を呼んで曰く、「おーい、おたふくねえちゃん! ビール持ってこ~い! パン パン パーン!」

女子店員答えて曰く、「はーい、ただいま! お客様、生ビールの追加ですか?」

子路大声で答えて曰く、「そうだよ、おたふくねえちゃん! 生ビールおかわり2つ!」

女子店員曰く、「子路さん、私って『おたふく』なんですか?」

子路大声で答えて曰く、「そうだ、ねえちゃんはおたふくだ!」

女子店員答えて曰く、「まあひどい! 隣の『学而の間』のお客様は『おねえさんはきれいとかわいいが一体となったイチゴ大福だ』ってそうおっしゃいましたよ!」

子路大声で曰く「うそつけぇ~、そいつは目がくもってんだ。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月7日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート74 

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート74」だ。

諸君、ここはご存知、居酒屋「ざ・論民」、二階「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「回(かい)さん、久しぶりのキリンエビスビールの味はいかがですか?」

顔回(がんかい)小声で曰く、「君のおごりなら、僕は孔子先生のお好きなチンタオプレミアム生ビール大ジョッキが飲みたかったよ。」

子貢小声で曰く、「これを飲みほしましたら、お好きなものを注文してくださいな。」

「ああ、遠慮なくそうさせてもらうよ。」

「それで回さん、隣の子路(しろ)先輩と神北(かんぺき)君はいったい何の話をしていたんですか? 回さん、盗み聞きして聞いたんですよね?」

顔回曰く、「子貢君、人聞きの悪いこと言わんでくれたまえ。 君の来るのを首を長くして待っていたら、隣の部屋に客が来て、しばらくすると高笑いが聞こえてきたんだよ。」

子貢小声で曰く「回さん、何を聞いたんですか?」

顔回小声で曰く、「隣の部屋からのその声は、子路先輩と神北君の声にそっくりなんだ。」

子貢小声で曰く、「そっくりで… それから?」

顔回小声で曰く、「二人の声をよく聞きとろうとパーテーションに直(じか)に耳をつけて聞いたんだ。 その時、子路先輩と神北君らしき人から『回さんはずいぶん参っているようですよ、子路先輩。』 『顔回の奴、ざまあみろ!』と、私の名前を言っていたんだよ。 私は二人のやり取りが信じられなくて、あ然として耳を疑ったんだ。 とても信じがたい話をしていたんだよ。」

「それから、それから、彼らは何を話していたんですか? もったいを付けないで下さいよ!」

顔回小声で曰く、「私のことを神北君は『気の毒』とか言っていたんだよ。 そして子路先輩は『回のやつ先生の前ではいい子ぶりっ子しやがって! 同情する必要なんかない。 神北、おまえ、回に同情したのか?』と聞こえたんだ。」

子貢小声で曰く、「回さん、本当にそう言っていたんですか?」

顔回小声で曰く、「子貢君、本当にそう言っていたんだよ。 しかし、私には二人の話の内容がかいもく理解できないんだよ。 この頃のあからさまな無視する態度にはいささか腹も立ったが、『火の無いところに煙は立たない』の昔からのことわざもある。 無視される原因が私にあるだろうと自らを謙虚に振り返ってみてもまったく心当たりがないんだ。」

子貢小声で曰く、「回さん、そう言えば以前、子路先輩から妙なことを聞かれたんですよ…」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月6日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート73

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート73」だ。

諸君、「食不語。 寝不言。」とある。
「孔子先生は、食事の時はこむずかしい話をしなかった。 『さあ、寝るぞ。』と決めて床に就いてからは、しゃべらなかった。」

「食不語」とは、自分の好きなものを食べて、陽気に明るく楽しい会話をすることで、より一層神経作用が消化機能を促進し、栄養物が本来の滋養効果として、十分吸収されるんだ。
ご存知だろうが、「寝不言」とは、眠りに就くまでの間、何にも考えないで眠りに入るのが本当の理想なんですよ。
思ったり考えたりすることがパターン化して固定観念となって、良くも悪くも個人の習慣の言葉として表現されるんだね!
諸君も夜の寝際、出来るだけ昼間関係した消極的なことを思い出さないようにすることが肝心だ。
もの言えば、くちびるがさむくなるからじゃないんだよ。
孔子先生も寝際はしゃべらなかったということは、多分何も考えずに寝ると決めていたんだろう。

「人間の夜の寝際の心は、『特別無条件同化暗示感受習性』という状態になっていて、ちょいとでも、考えたことはパーッと潜在意識にインプレス(刻印)されちまうんだ。 だから、昼間どんな腹の立つことや悲しいことに関係した場合であろうとも、夜の寝際の心の中は断然それを持ちこんじゃいけないの。」と生前の天風が語っている通りですよ。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年4月5日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート72

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート72」だ。

「では回(かい)さん、『三個の礼』を執り行います! それでは、いつもの手順でいきますよ。 では、まず、テーブルの真ん中にグラスを1個置きます! 回さんに1個、そして不肖子貢(しこう)こと私の手前に1個置きます。 これで3個のグラスがテーブルにならびましたね。」

「はい!」

「回さん、真ん中のビールグラスをとって下さい!」

「はい、了解! 子貢君、Mr.マリックの手品に参加しているみたいだね! ドキドキするよ!」

「回さん、お言葉ですが、これは不肖子貢にとっては神聖な儀式ですよ!」

「ああ、すまん!」

「では改めまして、お集まりの目には見えない縁(ゆかり)の方々のために… トック、トック、トック!(ビールをグラスに注ぐ音ですよ。)」

顔回(がんかい)小声で曰く、「グラスをテーブルの真ん中に戻しますよ!」

「はい、戻しましたね! 回さんのグラスに典礼役の子貢から… トック、トック、トック!」

顔回小声で曰く、「はい、ありがとう! さすがに君はビールの注ぎ方が手慣れてるね!」

子貢小声で曰く、「はい、おそれいります。」

顔回小声で曰く、「では、典礼役不肖子貢君のために私から… トック、トック、トック!」

「これで、全部のグラスにビールが注がれましたね!」

「はい。」

子貢小声で曰く、「それでは、典礼役の子貢から乾杯の音頭をとらせていただきます。 『お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、ご先祖様、孔子先生様、ならびに今日お集まりの目に見えない関係各位の皆様方、万物の霊長たる人間として生まれさせて頂きまして誠にありがとうございます。 では、ご一緒にどうぞ!』  乾杯!!」

「乾杯!!  君は相変わらず、司会進行が上手だね!」

「おそれいります。」

諸君、子貢の言う「いつもの儀式」とは、孔子先生が習慣としていた「お初穂取り」だったんだ。
それを真似て、孔家門弟たちは居酒屋でも、万物の霊長である人間として生まれたことを感謝していたんだね!

良き習慣だね。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを



天意天風

2010年4月4日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート71

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート71」だ。

諸君、ここは居酒屋「ざ・論民」二階「学而(がくじ)の間」であります。

子貢(しこう)小声で曰く、「回(かい)さん、隣のことはまずはさておき、とりあえず乾杯しませんか?」

顔回(がんかい)小声で曰く、「そうだね、別に隣の話を盗み聞きにきたんじゃないからね!」

子貢小声で曰く、「そうですよ、回さん! 二人してお互いに忌憚(きたん)のない楽しい話をしようということが目的ですから・・・」

「そうだ、そのとおりだ。」

子貢小声で曰く、「せっかく飲みごろに冷えているビールが、燗(かん)ビールになってしまいますから、まずは一杯やりましょうよ。」

「そうだね! 子貢君、それがいい!」

子貢小声で曰く、「え~っと、グラスは3個用意されているね!」

顔回小声で曰く、「子貢君、いつもの儀式をやるのかい?」

子貢小声で曰く、「ええ、これをやらないと始まらないですからね! では不肖(ふしょう)子貢が司会典礼役をやらせて頂きますよ。 回さん、よろしいですね?」

回小声で曰く、「いいよ、不肖子貢君、君に任せるから。」

諸君、実はこれはいつも黒子君が「ザ 儀式」とよんで何年も習慣にしている感謝行の一つなんですよ。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月3日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート70

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート70」だ。

諸君、ここでは、孔子先生の食生活について、郷党篇に述べてあるので御紹介しよう。

食(し)は精(せい)を厭(いと)わず。膾(なます)は細きを厭わず。食の饐(い)して餲(あい)し、魚の餒(たい)して肉の敗れたるは食らわず。色の悪しきは食らわず。臭の悪しきは食らわず。飪(じん)を失いたるは食らわず。時ならざるは食らわず。割正(きりめ)しからざれば食らわず。その醤(しょう)を得(え)ざれば食らわず。肉は多しといえども、食気(しき)に勝たしめず。ただ酒は量なし、乱に及ばず。沽酒市脯(こしゅしほ)は食らわず。薑(はじかみ)を撤せずして食らう。多くは食らわず。

解説すると、ご飯はなるべくよく精米したものを食べた。
つまり、玄米を搗(つ)いて白米にすることだね。
昭和の戦前戦中までは特に、白い「おまんま」のことを「銀舎利(ぎんしゃり)」と呼んで尊(たっと)んだ。
物のない時代であったから余計に、皆、銀舎利を腹いっぱい食べてみたいと思ったんだよ!
孔子先生は銀舎利を食べていたとは、その当時としてはけっこうな贅沢(ぜいたく)をしていたんだね。
生ものはなるべく薄く切ったものを食べた。
ご飯が少しでも饐(す)えていたり、魚や肉が少しでも鮮度がおちて、傷んでいれば口にはしなかった。
また、色つやの悪いもの、悪臭を放ったもの、よく火の通っていないもの、季節はずれのもの、切り方が間違っているもの、味付けやソースが料理に合っていないものは食べなかった。
肉類はどんなに多くとも、ご飯より多くは口にしなかった。
また、お酒の方は、別に定量はなかったが、乱れるほどは飲まなかった。
酒も干し肉も売買される市場の市販のものは口にしなかった。
出どころがはっきりしているいただきものか、自分の口に合う安全安心の自家製のものを孔子先生おかかえの孔門酒家で作らせて飲食していたんだね。
また、添えてある薬味のショウガは肉と一緒に食べた。
総じて食事の量は多くはなかったとある。
暴飲暴食を慎み、命取りになりかねない食中毒や毒殺等の警戒を怠らなかったとも言われている。
食の安全に対して有意注意していたことが推測できるね。
諸君らでも、もしや人間を食材として切りきざんでじっくり煮込んで、さらに濃い味付けのソースでごましてしまえばかいもく何を食べているか聞かされなければ、「おいしい!おいしい!」と言って食べているかもしれないね。
どんな材料で、何を食しているのか? 料理方法はどうか? などなどかなり造詣(ぞうけい)が深かったことがうかがえる。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月2日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート69

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート69」だ。

女子店員、子貢(しこう)におだてられていい気分になって曰く、「では、もう一つだけ聞いて下さいな!」

子貢、女子店員に問うて曰く、「隣の部屋の方は、子路(しろ)、神北(かんぺき)と互いの名を呼び合っていなかったかい?」

「はい、となりの『先進(せんしん)の間』のお客様は子路さんと神北さんです!」

顔回(がんかい)小声で曰く、「やはり、子路先輩と神北君か!」

子貢小声で曰く、「ありがとう! きれいでかわいいイチゴ大福のおねえさん!」

女子店員曰く、「お客さんも孔家門人の方ということですね!」

子貢、顔回ともに「無言・・・」

女子店員曰く、「お客様! 隣の間の子路さんはとても気前がいいんですよ!」

「ほう、そうかい」

「さっきから無口でうなづいてばかりいるどんぐりまなこのお客様、おつまみ、お料理の御注文はございませんか?」

顔回小声で答えて曰く、「お女中! 私は鼻をつまんでおくから構わんでくれたまえ!」

「お客様、それではお店の主人に叱られます!」

子貢曰く、「わかってるよ! ではイチゴ大福のおねえさん! 今日のおススメ料理は何だい?」

「はい、今日のおススメは、フカヒレ餃子と海鮮春巻きと上海ガニのショウロンポウとあひるの本場、神田産の北京ダックの炭火焼です!」

子貢曰く、「回さん、何がいいですか?」

顔回曰く、「私は枝豆がいい!」

子貢曰く、「回さん、相変わらず質素で遠慮深いですね! 誘ったのは私ですから、勘定は私に任せておいて下さいな!」

顔回曰く、「私は無一文。 支払いは子貢君におゆずりする!」

子貢曰く、「はい、ぜひ私にゆずって下さい! それではイチゴ大福のおねえさん! 待たせたね。 今日のおススメ品をとりあえず全部持って来てくれたまえ!」

女子店員曰く、「えっ、全部持って来ていいんですか?」

子貢曰く、「金は私が払う。 全部持って来てくれたまえ!」

女子店員、「はい、かしこまりました。」

子貢曰く、「ちょっと、おねえさん! これは多少だがおねえさんにチップだ! 受け取ってくれ。 先ほどこちらから聞いたことは内緒にしてくれるかい?」

女子店員曰く、「はい、もちろんですよ。 内緒にしておきます。」  

子貢曰く、「ありがとう。 あっ、それと、枝豆二人前と自家製ザーサイを一人前たのむよ。」

女子店員、「はい、少々お待ち下さい!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年4月1日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート68

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート68」だ。

女子店員曰く、「それでお客様の『ちょっと聞きたいこと』って何ですか? ひょっとして私を口説くつもりですか?」

「いやいや、そうではない! 隣の客はよく柿食う客だ! 違うか。 もとい、隣の客はよく飲みに来る客かい?」

「はい、常連さんです!」

「どこの方かわかるかい?」

「はい、孔家の門人の方です。」

顔回小声で曰く、「やはり、そうか!」

子貢、女子店員に問うて曰く、「もう一つだけ聞いていいかい? かわいいおねえさん!」

「あら、いやだ。 今度は『かわいい』ですか?」

「そうだ。 おねえさんはきれいとかわいいのイチゴ大福だね!」

「お客様、きれいとかわいいのイチゴ大福って何ですか?」

「おねえさん、それはね、中身は選りすぐった赤いイチゴでしかもみずみずしくキュートだ。 それでいて、上品な甘さのアンが絶妙にマッチングしている。 そのアンをモチモチした白い生地で優しく包んであるとびきりのスイーツだ! つまりおねえさんは、きれいとかわいいが一体となったイチゴ大福なんだよ!」

「私って、きれいとかわいいが一体となったイチゴ大福なんですか?」

「そうだよ! そのままのものだよ!」

諸君、子貢の会話は実に流暢(りゅうちょう)で見事だね!
ちなみに孔子先生はと言うと、居住地での私的生活、つまり自宅でくつろいでいるときは身の回りの世話をする者たちにも逆らわず、従順であまりにおとなしく、無口でろくすっぽ人と話も出来ないふうであったとか。
ところが一たび、公の場に出れば、人がうって変わって、見違えたように筋道を立てて、テキパキと意見を述べ、それでいて慎み深かったとか。
私の生前の晩年は何となく孔子先生と似たところがあったね!

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月31日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート67

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート67」だ。

店員曰く、「お客様、キリンエビスビールをお持ちしました。 グラスは3つですね!」

子貢(しこう)、蚊の鳴くような小声で曰く、「ああ、結構だ。 ありがとう!」

店員も小声になって曰く、「お客様、どうしてそんなに小声で話すんですか?」

子貢、蚊の鳴くような小声で曰く、「おねえさん! それはね! 隣の部屋の客はひょっとして私達の知り合いかもしれないんだよ! 部屋同士がパーテーションだけの仕切りじゃないか。 これじゃ互いに会話がまるぎこえだからね!」

天意天風曰く、おねえさんですから、居酒屋の店員さんは女性だったんだね!

女子店員、平常の声で曰く、「お知り合いでしたら、小声で話す必要はないじゃないかしら?」

子貢、相変わらず小声で曰く、「それがねえ・・・ おねえさん! 私達の大先輩でね! 私と彼が隣にいるとわかると大先輩に対していろいろ気を使わにゃならんことになるんだよ! そこんとこわかるよね?」

女子店員曰く、「はあ、まあ。 お客様のご事情がおありでしょうから、好きにして下さいな!」

子貢、女子店員を手招きで誘う。

耳元でささやいて曰く、「きれいなおねえさん! ちょっと聞いてもいいかい?」

女子店員曰く、「まあ、きれいなおねえさんだなんて、お客様、お口がお上手ですね!」

「いや、そんなことはない、本心良心に誓って誠(まこと)にきれいな方だよ!」

諸君、子貢君は私と一緒で女性を口説くことで「弁舌の才」が磨かれたんではなかろうか。
おっと、これは冗談の本音ですぞ!

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年3月30日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート66

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート66」だ。

子貢(しこう)、店員に注文して曰く、「グラスは3個用意してくれたまえ!」

「はぁ~? お二人様なのにグラス3個ですか?」

「理由は聞くな!」

「は~い、復唱します。 キリンエビスビール中ビン2本とグラス3個ですね?」

「そうだ、よくできたね! 賢いぞ! では頼む!」

「さて~と、下駄箱はと・・・ おっ、『“こ”の二番』しか空いてないのか! 俺は孔子の弟子、ナンバー2ということかね! 『“こ”の二番』の札を取ってと・・・ どこだ、どこだ?『学而(がくじ)の間』は?  どこの部屋もずいぶんと安っぽちくできてるな。 仕切りがパーテーションで、入口はのれんだけかよ! せめてフスマぐらいつけろよ! 隣の話声がまる聞こえじゃないか。 ああ、ここだ!ここだ!」

子貢、『学而の間』ののれんをくぐって曰く、「回(かい)さん、お待たせしてすみません!」

顔回(がんかい)曰く、「し~いっ! 声が大きいよ! 静かに!」

「はぁ~? 回さん、何やってんですか?」

「子貢君、お静かに! 声を出さないでくれたまえ!」

「はい!」

「声を出さないでと言っただろ!」

そのあと子貢、しばらく無言・・・

「子貢君! 隣に子路(しろ)先輩と神北(かんぺき)君が飲んでいるようだ! 僕らが隣にいることがバレたらまずいんだ。 とにかく、小声で話してくれたまえ!」

「ああ~、そうですか! ラジャー! 了解しました。」

二人とも蚊の鳴くような声でささやきあった。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月29日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート65

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート65」だ。

諸君、子貢(しこう)は、なぜ二人なのに「グラス3個」と言ったんだろうね。

「疏食菜羹瓜(そしさいこうか)といえども祭る。 必ず斉如(さいじょ)たり。」


「論語」の十の郷党(きょうとう)篇の中にあるものだ。

この郷党篇は、他の篇と異なって、ことばの記録ではなく、公私ともの孔子先生の行動のひとつひとつの生活を具体的に記録したものである。
上記を訳すと、「くだけた米の飯や菜葉のような粗末な食物でも、かならずお初穂取りをして、食(しょく)した。 その態度は敬虔(けいけん)そのものであった。」とある。
孔子先生のこの「お初穂取り」とは、食事の前に、食物の一部を皿の外に置き、初めてその食物を食べることを考えついた人やその食材の調理法を考案した方々に敬意と感謝の念慮(ねんりょ)を捧げることを習慣とされた。
この師の習慣がいつの間にか弟子に伝わり、先祖の供養もかねて、天地自然の恵みに感謝、先祖や先達の知恵の恩恵に感謝、見えざる存在の力に対して万物の霊長たる人間としての感謝を捧げることが、孔家門弟をあげての礼儀の在り方として、日常の習慣となっていたんだ。

その年に初めて獲れた穀物や野菜や果物や木の実などを神仏にお供えしておまつりをするこの風習は「お初穂」といって昔から日本各地にありますね。
また御先祖様に毎日炊きたてのご飯をお供えする家もありますね。
それから手を合わせて感謝して「いただきます」と言って食事をする。
これは、皆様方も特別なことではない、当り前の生活習慣となっている方もおられますよね。

日本に限らずどの人種においても、どこの国の民でも、どの宗教でも、食べられることへの感謝と喜びを言葉と形で表す習慣は人間の本性からくるものなんですね。
人間の本性に合わせた感謝を形に表現したものが「礼」の在り方なんですよ。
この「礼」の在り方を孔子先生は「礼」のエキスパートであるからして自ら率先し、よく実践したんだね。

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月28日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート64

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート64」だ。

子貢(しこう)、顔回(がんかい)のいる居酒屋へ急いで駆けて行った。
ここは、居酒屋「ざ・論民」の顔回のいる二階の小部屋であります。
子貢の誘いによって、思いがけないところで二人の話を聞いてしまった回でありました。

回、心の中で叫んで曰く、「回よ、落ち着け! 回よ、冷静になれ! 回よ、泰然自若たれ!」
自分の心に言い聞かせる!
しかし、こみあげてくる憤りの感情は強く、なんとか理性で押さえてはいるが自分を冷静に保つのが精いっぱいの回でありました。
こんなとき天風式クンバハカ法を知っていれば何てことないんですがねぇ~。

子貢曰く、「ハァ、ハァ、ハァ~ もうPM8:00になる。 ずいぶんと待たせちまったな。」

ガラ ガラ ガラ~(居酒屋「ざ・論民」玄関のドアを開ける音)

「いらっしゃいませ。 何名様ですか?」

「先に来て一人寂しく二階で待っている者の連れだ。」

「はい、お連れ様ずいぶんお待ちですよ!」

「二階のどこの部屋に待っているのかね?」

「はい、二階の『学而(がくじ)の間(ま)』です。 お客様、履物を脱いで、下駄箱に入れて下さいな。 ふたを閉めて、下足札を抜いて、席までお持ち下さいませ。」

「ああ。 懇切丁寧な説明、いたみいる。 では、親切ついでにキリンエビスビールの中ビンを二本持って来てくれたまえ!」

「は~い、かしこまりました。」

「グラスは3個用意してくれたまえ!」

「はぁ~? お二人様なのにグラス3個ですか?」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月27日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート63

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート63」だ。

諸君、子貢(しこう)は弁舌に長(た)けた秀才で、頭の切れ味は孔門弟子の中でも群を抜いていた。
しかし、子貢にとって顔回(がんかい)だけはどんなに努力しても越えるに越えられないライバルであったんだ。

「子貢よ、それがわかっていたら、出来ない約束はするものではないぞ。 以前に話したことがあるな! まず、恕(じょ)の心だ。 恕(じょ)の心とは、他人の心をもって自分の心とすること。 要するに他人の立場に立って考えなさいよということだ。 そして人からされたくないことは、自分からも人にしないことだ。」

「そのとき子貢は、私にこう言ったんだよ!」

子貢曰く、「われ人のことをわれに加うるを欲せざるや、われもまたこれを人に加うることなからんと欲す。」

子曰く、「賜(し)やなんじの及ぶところにあらず。」

「先生、私も同感です。 人からされて嫌だと思うことを人にしない。 私は、是非こうありたいと思っています。」

「子貢よ、どんなに口巧者(くちごうしゃ)に語っても、実践はむずかしいものだ。 おまえにそれができるかな? 私はそう答えたね! 子貢よ、この会話、覚えているな!」

子貢答えて曰く、「はい、先生。 覚えております。 申し訳ありません。 先生のおっしゃる通りでした。 以後、有意注意して重重(じゅうじゅう)気をつけます。」

子曰く、「ちょっとしたことだが、常々何を大切にして考えているかの人なりが他人に伝わってしまうものだ。 子貢よ、それに気づけばよい!」

「はい、先生。 明日、改めて用向きの御報告にあがります。 では、お先に失礼いたします。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月26日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート62

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート62」だ。

諸君、舞台は変わってここは孔子書院の間であります。

子貢(しこう)曰く、「先生、申し訳ありませんが、すっかり話に夢中になってしまい、回(かい)さんとの待ち合わせ時間に遅れてしまいました。 大変貴重なお時間をありがとうございます。」

「それはいかんな!」

「回とはいつ約束をしたのだ!」

「はい、こちらへ赴(おもむ)くとき、道すがら、帰宅の途中の回さんを見かけました。」

子曰く、「それでどうしたんだ。」

「そのとき、いつもの回さんにしては、肩を落として元気がないようにお見受けしたものですから、こちらから声をかけました。 先生の帰参のご挨拶が済みましたら、留守中当番を回さんに代わっていただきましたお礼をこめて、久しぶりに二人して飲みませんかとお誘いしました。 回さんは、私の誘いを快く受けてくれましたので、居酒屋『ざ・論民』でPM7:00に待ち合わせをしましょうと約束をした次第です。」

子曰く、「そうか、待たせてはいかんな、早く行っておやりなさい。」

「はい、遅れるかもしれないので、回さんには、先に飲んでいて下さるように話しておきました。」

「子貢よ、いやいや、そうじゃないよ。 それはまずもっていかんな! 回は礼をわきまえている人物だ。 子貢がくるまで、だまって待っているのが回だ。」

「はい、そうです。 来るまで待っていると言っておりました。 律儀な方です。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月25日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート61

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート61」だ。

諸君、神北(かんぺき)の心がチクチク痛むのは、本心良心の呵責(かしゃく)なんだね。
気が咎(とが)めてくる心境のことですが、これを「気咎(きとが)め」と言って、私が生前、人の誠の大切さや本心良心の話をする中でよく話をしたことなんだがね。

子貢(しこう)を待ちながら、悶々としていた顔回(がんかい)であったが、隣の部屋から子路(しろ)と神北にそっくりな声がもれ聞こえてくる。

「あれ、はてな? ひょっとしてあの声は、子路先輩と神北君じゃないか! もしかして、二人して隣の部屋で飲んでいるのであろうか?」

顔回、パーテーションに近づく。
口の中にたまった唾液をゴクッと飲みこみ、息を殺して、パーテーションに自分の耳をピタッとくっけた。

「おい、それはそれとして、顔回のやつ、相当まいってるみたいだな!」

「かなりまいっている様子でしたよ!」

「おお、そうか、ざまあみろ!」

顔回、パーテーションから耳を離した。
奥歯をグッと噛みしめながら、両こぶしを力いっぱい握りしめた。

顔回心の中で叫んで曰く、「間違いない。 子路先輩と神北君だ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月24日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート60

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート60
」だ。

諸君、まさか、偶然、顔回(がんかい)が隣にいるとは・・・
悪いことは出来ないものだねぇ。

「ところで先輩、先生に何て言われたんですか?」

「定期講義に、俺もおまえも出てないものだから、注意されたんだ!」

「それだけですか、先輩。」

「それと、神北(かんぺき)には休まず講義に出席するようにと、子路(しろ)から伝えてくれとのことだ。 おまえ、明日から何もなかったかのように、平然として講義を受けるんだ。 いいな! 先生や回からいろいろ聞かれても余計なこと言うなよ!」

「はい、先輩は出席しないんですか?」

「俺か? 顔回と顔を合わせにゃならんからな… まー、そこらへんは上手くやるよ。」

子路曰く、「おい、それはそれとして、顔回のやつ、相当まいってるみたいだな!」

「かなりまいっている様子でしたよ!」

「おお、そうか、ざまあみろ!」

神北曰く、「先輩、何かだんだん顔回さんが気の毒になってくるんですよ!」

「神北よ、顔回に同情してるのか?」

「そう言う訳じゃないですが、回さんは、真面目だし、怒らないし、親切だし、努力家だし、先輩が嫌うような人物じゃないですよ!」

「神北よ! 何言ってんだ。 回は俺と違って、先生にズケズケ物は言わないし、くってかからないからな。 いい子ぶりっ子しやがって、先生に気に入られることばかり考えてんだよ。 そういうこすからいとこが俺は気に入らないんだ。」

「そうですかね~。 そんな風には見えませんがねぇ~?」

「おい、おまえはどっちの味方なんだ?」

「先輩、こう言っちゃ何ですがね、回さんの大きなどんぐりまなこで、さらに瞬(まばた)きしないで見つめられますとね、何か悪いことしてるのかなぁ?ってそんな気になってくるんですよ。 私のおむねが、チックチック痛むんですよ!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2010年3月23日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート59

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート59」だ。

諸君、孔子塾の教育方針には、四つの重点があったんですな。

子、四(し)をもって教う。 文(ぶん)、行(こう)、忠(ちゅう)、信(しん)。

文は読書のことだね。
行は実践することだね。
忠は本心良心に従って、真心をこめて物事に当ることだね。
信は信義のことだね。
つまり、自分の本心良心に対して偽ったり欺いたりせず、真実で正しい人の道を守ることだね。

子路(しろ)と神北(かんぺき)、居酒屋「ざ・論民」の二階の小部屋に入る。
顔回(がんかい)がいる隣同士の、パーテーションで仕切られた背中合わせの部屋である。

神北曰く、「子路先輩、突然先生に呼び出されたんですよね?」

「ああ、そうだ! ま~ともかく、神北君、おつかれちゃん、乾杯!」

「先輩もお疲れさま!」

「ゴク ゴク ああ、この生ビールうめえ~! 最高!!」

「先輩それで先生に感づかれたんですか?」

「感づかれちゃいないぜ! 心配するな。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月22日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート58

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート58」だ。


諸君、場面は、またまた居酒屋「ざ・論民」でありますぞ。
顔回と子貢の待ち合わせ時間のPM7:00はすでに30分以上も過ぎております。
PM7:30過ぎと言うことだね。
居酒屋「ざ・論民」玄関前であります。

子路(しろ)曰く、「おい神北(かんぺき)! 待たせたな。」

「子路先輩! 今私も来たばかりです。」

「おお、そうか。 いつもの部屋だ。 先にあがっていつものビールを頼んでおいてくれよ!」

「はい、チンタオのプレミアム生ビール(中)ですね!」

「そうだ、彼女に晩飯いらないって電話をしてくるから、すぐ上がっていくから先に飲んでいてくれ!」

「はい、わかりました。」

神北、つぶやいて曰く、「彼女もいないくせに先輩も見栄っ張りなんだよね! 彼女いるようなふりするんだからな。 孔子寮の寮母さんに晩飯いらないって電話しただけなのにねぇ~。 ま~、どうでもいいけど。」

ガラッ(居酒屋に入るドアの音です。)
「毎度、いらっしゃいませ!」

「亭主、二階のいつもの部屋を頼む!」

「どうぞどうぞ、ご用意してありますよ。 二名様ですね。 お二階にどうぞ!」

「おいおい、子路先輩のお気に入りの『“こ”の一番』の下駄箱がふさがっているじゃないか! 先輩、『”こ“の一番』にこだわるんだよな!」

「おい、亭主、だめだよ! 『“こ”の一番』の下駄箱は子路様専用にしておけって、この前も言っておいただろう!」

「お客様、そんな無茶なこと言われましても、ヨン様ならお店の宣伝になりますから考えてもみますが、世間一般のお客様のためだけには、ご用意できかねますので勘弁して下さいな!」

子路曰く、「おい、どうした神北!」

「先輩、今日は『“こ”の一番』が使われていますよ!」

「何にい! 『“こ”の一番』が使われているだと! 孔子大先生の一番弟子の子路様の『“こ”の一番』の下駄箱を勝手に使うふていやつはどこのどいつだ!」

「まあまあ、孔子一番弟子の子路様、ご機嫌直して下さいな。 お二人様にチンタオ生ビール一杯無料にしますから」

「亭主! 今何と言った? 孔子一番弟子の子路様と言ったかい?」

「はい、ナンバーワン弟子は、子路様以外他におりませんよ!」

「おおそうか。 まあ、しかたないな。 それで勘弁してやるか!」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2010年3月21日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート57

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)~論語創作ものがたり パート57」だ。


諸君、「論語と算盤」の中で渋沢栄一翁は、キリスト教の解くところの「愛」と論語の教うるところに「仁」とは、ほとんど一致していると述べているんだね!
キリスト教の方では、「己の欲する所を人に施せ」と教えてあるが、孔子先生は、「己の欲せざる所を人に施す勿れ」と反対に説いているのだ。
そこに、自動的と他動的との差はあるとしているが、この二者も終局の目的は遂に一致するものであろうと考えると述べておられる。
そうですよ、私天風からすれば、二者とも心一つのおきどころ。
それはね、どちらも端的に言って、「人の喜びをわが喜びとせよ!」これだね。

子貢(しこう)問うて曰く、「先生、二つ目は、孔門以外にも、職責の重い階級や、身分の高い階層の方々とお話をされる機会が多い先生は、私、子貢の感ずるに、いずれの時も相手に応じて的確に判断され、的を得た話をされるので、ただただ敬服しております。 まるで中村天風先生のようです。 先生は、当然のこと、もの知りなのはわかっておりますが、何か特別な秘訣でもあるのでしょうか?」

子曰く、われ知ることあらんや。 知ることはなきなり。 鄙夫(ひふ)あり、われ問うに、空空如(こうこうじょ)たり。 われその両端を叩(たた)きて竭(つ)くす。

子答えて曰く、「子貢よ、勉強好きという点では、私は誰にも負けないつもりだ。 だがここではっきりさせておくことにする。 私はもの知りだという評判は、実は間違っているのだ。 質問者があまりに無知で、何を聞きたいのかさえ要領を得ないんだよ。 そんな時、いろいろとこちらから聞き返して、質問者自身の疑問点を整理整頓をする。 本人が何が疑問なのかを理解におよぶように、はっきりさせてやるだけだよ。」

子貢曰く、「具体的な御教授、誠にありがとうございます。 精一杯努力いたします。」

この物語の続きは明日また・・・。
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風