2011年2月15日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート388

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート388」だ。

諸君、いよいよフィナーレであります。

続いて司会子貢(しこう)、古舘伊知郎の声色を真似て曰く、「ブラボー! ブラボー! 御両人・・・店内のヤジ、バセイをものともせず、見事、歌い切りました。 ・・・御二人に盛大な拍手をお願いします!!」

店内から、万雷の拍手が起こる。

続けて司会子貢、古舘伊知郎の声色を真似て曰く、「本日は、『本音で語り合える対話処』居酒屋『ざ・論民』御来店誠にありがとう御座位ます。 ・・・御来店の皆様、我が孔子塾と論語は、空に太陽があるかぎり永遠に不滅です! ・・・只今、不肖子貢は、人生最高の幸せなひと時を感じております! ・・・我が恩師も子路(しろ)先輩も回(かい)さんも神北(かんぺき)君も同感でありましょう!」

神北曰く、「同感です!」

顔回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「回くんも寮母も同感で~す!」

子路曰く、「無論、異存はない!」

子曰く、「幸せだなぁ~! 僕は諸君といる時が一番幸せなんだ! 死んでも諸君を離さないぞ! いいだろう~!」

司会子貢、古舘伊知郎の声色を真似て曰く、「はい、ありがとうございます! ・・・『論語創作ものがたり』御読み頂きまして、誠にありがとうございました。 御名残惜しいですが、これにて御別れでございます! ・・・最後に皆様のご健康と益々のご発展をお祈りいたしまして、一本締めで締めさせて頂きます。 ・・・それでは皆様  ・・・よぉ~ぉ、パン!!  めでてぇなぁ~!!」

おわり


― * ― * ― * ― * ― * ― * ―

読者の皆様、一年四カ月に渡り、つたなきブログをお読み頂きまして誠にありがとうございます。

長編になりました「論語創作ものがたり」は、子路の顔回への嫉妬から始まった師と弟子との人間模様を論語を交えてパロディーとして天風先生のナレーションとコメントを添えて描きました。
嫉妬劇ではありますが、登場人物のそれぞれの思惑の中で、ストーリーは展開していきます。
その中に一貫して流れているものは、思いやりの心です。
今の日本社会は、人間同士が上辺(うわべ)だけをとりつくろっただけでお互いに無関心になり、心が殺伐とした社会になっています。
御存知の事でしょうが、社会に起きる出来事がそれを証明しています。
何故そうなってしまったのでしょうか?
それは、人と人をつなぐ思いやりの心、孔子先生の言うところの『恕』の心の欠如ではないでしょうか?

論語「衛霊公第十五―二十四」に、
子貢問いて曰く、一言にして以て終身(しゅうしん)これを行うべき者ありや。
子曰く、其れ恕(じょ)か。 己れの欲せざる所は人に施すこと勿(な)かれ。

弟子の子貢が「ほんの短くて、座右(ざゆう)の銘(めい)にできるような言葉はありませんか」と言うから、「そうさな、『思いやり』かね。 自分がされたくないことを人にしないってことだよ」と教えたよ。

と、あります。
論語が今でも古くならないのは、言い尽されてきていますが、論語の中に人間本来(真我、良心)としてもった当たり前のことを語っているからでしょう。
孔子先生の死から2500年過ぎた今、ますます『恕』の心が希薄な社会であります。
これからどんなに科学技術が進もうと、便利な社会になろうと、人がある限り、『恕』の心は、永遠に変わらない大切な真理です。

読者の皆様!
ブログ「天意天風ここにあり!」は、これで終わらせて頂きます。
天国におられる天風先生、長い間、御指導誠にありがとうございます。 感謝!
JM.Shimizuもこれでお別れです。
ありがとうございます。 感謝!

また新たな内容で清水浦安としてお会いしましょう!

では、諸君! ごきげんよう!
さようなら。


天意天風

2011年2月14日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート387

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート387」だ。

諸君、いよいよラスト前2であります。

司会子貢、古舘伊知郎の声色を真似て曰く、「店内から、『バカヤロー! キモチワルー! 男同士で恋なんか芽生えるか―! ヘンタ~イ! アホ―!』の罵声が飛び交っております。 ・・・どうやら自己陶酔しきっているご両人の耳には届いてないようです。 ・・・まったく幸せな御二人です!」

子 自己陶酔して曰く、「愛してる~う」

子路自己陶酔して曰く、「愛してる~う」

子、子路、互いに見つめ合い自己陶酔して曰く、「いつまでも~ぉ~ ・・・空に太陽があるかぎり~ ・・・君と僕は~ 君と僕は~、生命(いのち)の限り~」

司会子貢、古舘伊知郎の声色を真似て曰く、「皆様! 御両人は愛の坩堝(るつぼ)の中で極限状態にきております。」

子 自己陶酔して曰く、「愛してる~う」

子路自己陶酔して曰く、「愛してる~う」

子 自己陶酔して曰く、「愛してる~う」

子路自己陶酔して曰く、「愛してる~う」

司会子貢、古舘伊知郎の声色を真似て曰く、「御両人は愛の坩堝(るつぼ)の中で極限状態に達しました!! この愛は紛れもない究極の師弟愛です!! もう二人の間を裂くものは何も存在しません!! 私の師は常々、『人にして仁ならずんば、礼を如何(いかん)。 人にして仁ならずんば、楽(がく)を如何せん。』と・・・つまり、『愛情がこもっていなければ、いくら表面上うやうやしくしたって、礼義とは言えない! どれほど美声で歌っても情愛が伝わってこなけりゃ音楽とは呼べまいよ。』と・・・まさに至言!名言!です。」

子、子路、互いに見つめ合ったまま極言の陶酔世界に入って曰く、「空に~太陽が~あるかぎり~」

司会子貢、古舘伊知郎の声色を真似て曰く、「店内から、『愛してる! 愛してる! 愛してる!』の『くど過ぎ!』を超越した連呼のシュプレヒコールの嵐です!! まるで店内が愛のマジックにかかっているかのようです。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2011年2月13日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート386

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート386」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子 満面の笑顔で曰く、「愛してる~」

子路(しろ)相変わらず顔を真っ赤にして直立不動で曰く、「愛してる~」

子、子路、互いに見つめ合って曰く、「いつまでも~ ・・・空に太陽があるかぎり~ ・・・君と僕は~ 君と僕は、二人で一人~」

回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「ダメ、ダメ、イヤダ~、ヤメテ~! 二人はどういう関係? ・・・私の方を見て歌ってよ~!」

子、子路を見つめて曰く、「愛してる~」

子路、子を見つめて曰く、「愛してる~」

子、子路を見つめて曰く、「愛してる~」

子路、子を見つめて曰く、「愛してる~」

子、子路、互いに見つめ合って曰く、「空に太陽があるかぎり~」

司会子貢、古舘伊知郎の声色を真似て曰く、「店内特設会場から、『ブラボー! ブラボー!』の歓声が聞こえております。 ・・・ご両人はお互いを見つめあい、陶酔の世界に入っています! 誰にも裂くことが出来ないロミオとジュリエットのようです。 ・・・店内特設会場の皆様、手拍子をお願いします。 では、2コーラス目は皆様ご一緒に歌いましょう~!」

子 自己陶酔して曰く「愛してる~」

子路自己陶酔して曰く「愛してる~」

子 自己陶酔して曰く「心(こころ)~」

子路自己陶酔して曰く「心(こころ)~」

司会子貢、古舘伊知郎の声色を真似て曰く、「店内特設会場から手拍子と共に歌声が響いております! ・・・中国古来より『歌うアホウに聞くアホウ』と申します。 同じアホなら歌わにゃソンでしょうか?」

子、子路、互いに見つめ合って曰く、「愛してる~」

子、子路、互いに見つめ合って曰く、「愛してる~」

子、子路、互いに見つめ合って曰く、「瞳(ひとみ)~」

子、子路、互いに見つめ合って曰く、「瞳(ひとみ)~」

司会子貢、古舘伊知郎の声色を真似て曰く、「ご来店の皆様、隣に居合わせたのも神様、仏様、御先祖様の御縁です! 隣にいる方同士、互いに見つめ合って歌ってみてはいかがでしょうか! きっと恋が芽生えるでしょう!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月12日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート385

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート385」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「子貢(しこう)さん! 歌の司会、やって下さる? ・・・寮母のお願い!」

子貢曰く、「はい、かしこまりました。 不肖子貢! 歌の司会を務めさせて頂きます。 先生!先輩! 狭いところですが、こちらのステージの方へどうぞ! ・・・歌の準備はよろしいでしょうか? ・・・準備が出来たようですね! ・・・はい、それでは、皆様、改めまして、歌の司会進行役を務めさせて頂くことになりました、古舘伊知郎こと子貢です。 どうぞよろしく。 ・・・『歌は世に連れ、世は歌に連れ』と申します。 ・・・中国が産んだ大天才! プロフェッサー孔子の名言を交えて・・・私の師匠孔子と大先輩の子路(しろ)が寮母に愛を込めて歌います! 曲目は、『空に太陽があるかぎり』。 では、ご両人、よろしくお願い致します~ぅ。 神北(かんぺき)君!ミュージック、スタート!」

子路顔を真っ赤にして曰く、「俺が先生の後について歌います! ・・・先生、よろしくお願いします。」

子 満面の笑みで曰く、「そうか私の後についてきなさい! フォローミ~!」

子 満面の笑みでカラオケの伴奏にのせて曰く、「愛してる~」

子路顔を真っ赤にして直立不動で曰く、「愛してる~」

子 相変わらずの笑顔で曰く、「とっても~」

子路相変わらず顔を真っ赤にして直立不動で曰く、「とっても~」

子 相変わらずの笑顔で曰く、「愛してる~」

子路相変わらず顔を真っ赤にして直立不動で曰く、「愛してる~」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「子路ちゃ~ん、先生ぇ~、し・び・れ・る~ぅ。」

子曰く、「本当に~」

子路曰く、「本当に~」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「寮母! しっしんする~ぅ!」

司会子貢、古舘伊知郎の声色を真似て曰く、「皆様! 観客席から、熱狂的ファンの絶叫をお聞き頂けたでしょうか? ・・・先ほどから、私の司会の声も含めまして、先生と子路先輩の歌声が店内スピーカーより響いております。 ・・・これは、『本音で語り合える対話処』居酒屋『ざ・論民』のバイザー京華(きょうか)こと早少女(さおとめ)京華嬢の御好意でしょうか?」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月11日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート384

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート384」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)曰く、「これで、皆さん一人一人のわだかまりもとけたところで、今一度、今宵の先生に感謝して、改めて乾杯しませんか?」

子曰く、「いいね! 子路(しろ)も回(かい)も神北(かんぺき)もこれでわだかまりがとけたかね・・・」

子路うなずきながら曰く、「はい!」

顔回(がんかい)うなずきながら曰く、「はい!」

神北うなずきながら曰く、「はい!」

子曰く、「子貢もわだかまりがとけたかね?」

子貢うなずきながら曰く、「はい!」

子曰く、「子貢よ、乾杯の音頭を取ってくれたまえ!」

子貢曰く、「はい、皆様、グラスを御取り下さい! それでは、気分一新改めまして、不肖子貢、乾杯の音頭を取らせて頂きます。 孔子先生のご健康とご長寿並び、益々の孔子塾の発展を願って、乾杯!!」

一同曰く、「乾杯!!」

子曰く、「諸君、ありがとう! 今夜はいつになく言い知れぬ幸せを感じている。 子路、回、子貢、今までよく私について来てくれた。 本当にありがとう! 神北! これからの君に大いに期待しております!」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「先生!先生! 子路ちゃんは本当はね、先生とデュエットしたいのよ! でも照れ屋さんだから、恥ずかしくて言えないの・・・ 代わりに寮母に言わせてね! ここらへんで『空に太陽があるかぎり』を寮母のために歌って頂けませんか?」

子曰く、「ああ、いいよ! ・・・子路、一緒に歌わないか?」

子路曰く、「先生から是非にと頼まれたんじゃなぁ~。 断るわけにもいかないから・・・まあ、リクエストにおこたえして、男(おとこ)子路!歌います!」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「キャ~ステキ~! 神北ちゃん!カラオケの準備できてる? 早く、早くしてちょうだい!」

神北曰く、「はい、準備は出来ています。 後は選曲するだけです。 ・・・寮母さん、ワイヤレスマイクを先生と子路先輩に渡して頂けますか。」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「ラジャ! 寮母了解!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを


天意天風

2011年2月10日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート383

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート383」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「道端に倒れていた私を親切な親子が、担ぎあげて自宅に連れて来てくれたんだ。 その家は隙間風の入るあばら家だった。 特に寒い日でありながら、親子は火に当らず、私を火の近くに寝かせてくれたんだよ。 ・・・意識を取り戻した私に、『気がつかれましたね! ・・・お腹がすいているでしょう。 何もないですが・・・。』と優しい言葉をかけてくれた。 私は、アツアツのインスタントの具の入ってないラーメンを御馳走になったんだ。 今でもその味をしっかり覚えている。 このかけラーメンは、間違いなく熱湯をかけてフタしただけの日清のチキンラーメンだ。 この一杯のかけラーメンのお陰で、私は人の情けを知ったのだ。 私は、この親子の思いやりの心を感じて恕の心の大切さが身にしみた。 ・・・私は一晩をその家で過ごさせて頂いた。 その時の私は苦学生で、感謝だけでお礼も出来なかった。 その時受けた御恩を返そうと、社会人になってお金を得るようになってから、その家へ行ってみたのだが、その家は取り壊されて、さら地だけになっていた。 私はその親子の消息を探したが・・・結局のところわからずじまいだ。 私はその時の受けた恩を忘れないために、年の暮になると2~3日何も食べない日をつくっている。 何のためかと言うと、苦学中でひもじかったその時受けた御恩を終生忘れないためだ。  その時出されたかけラーメンを食べている時に、この上ない幸せを感じたんだよ! そう、子路の言う『幸せの味』がしたんだよ! ・・・これが私の一杯のかけラーメンの話だよ!」

子路曰く、「先生! 何度聞いてもいい話ですねぇ~。 思わず泣いちゃいます。 ・・・俺は、先生のこの手の話ならよくわかるんですが・・・ つい、先生になった気になっちゃって・・・先生、ごめんなさ~い~。 ワァー!ワァー!ワァー!」

子曰く、「泣くな! 子路! 知ったかぶりはいかんが、良きものを真似ることは、良くなりたいという欲求の表れだ。 子路のした行為が、人の心に響けば幸いだ。」

子貢曰く、「私は、そんな話があった事を知りませんでした。 今夜はとても冷えますが、この話を先生から伺って心が温まりました。 先生、先輩、回さん、ありがとうございます。」

顔回嗚咽しながら曰く、「先生~! オエ・・・オエ・・・ 子路先ぱ~い! オエ・・・ありが・・・オエ・・・とうございます~・・・オエ。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月9日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート382

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート382」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「子路(しろ)よ! 『一杯のかけラーメン』の話とは・・・どこかで聞いたような?」

子路曰く、「はい、先生申し訳ありません! ・・・先生が貧しかった苦学中の頃のかけラーメンの話を聞いて、先生の受け売りで回(かい)にそのまま話したのだと思います。 ・・・昔のことなのではっきり覚えておりませんが・・・。」

顔回涙をぬぐって曰く、「あのかけラーメンの話は、先生のことだったんですか?」

子曰く、「寝食を忘れて勉学に励んでいた二十歳(はたち)ぐらいの頃だろうか・・・年(とし)も押し迫ったある日のことだ・・・その日は吐く息も凍ってしまうほどの厳しい寒さだったことを覚えている。 大学の講義を受けて帰る途中だった。 寒さと疲れと空腹と睡眠不足が重なって、気を失って道端に倒れてしまったんだ。 ・・・私は意識を取り戻し、周りを見渡してみると、囲炉裏端の一番暖かい所に寝かされていたんだよ。」

子貢あきれた顔をして小声で曰く、「『真の友情を誓い合おう!』と盛り上がったのに・・・もう友情にヒビが入っちゃったよ・・・」

子路曰く、「うるせ~ぇ! それは昔の話だ!」

子曰く、「まあまあ・・・回よ! 受け売りの話にせよ、子路のかけラーメンの話から、少なからず幸せを感じ取る事が出来たのだ。 ・・・ここは子路に感謝だよ! ・・・それも良き思い出として、今もその光景を思い出すたびに、また幸せを感じることが出来るのだから、回にとって子路はまさに幸せの天使に相違ないよ!」

顔回曰く、「はい先生! おっしゃる通りです。」

神北(かんぺき)曰く、「先生! 意識が戻られてからどうなったのでしょうか?」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月8日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート381

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート381」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)マジ顔になって曰く、「それは本当の事ですか!」

子路(しろ) マジ顔になって曰く、「本当の事だ! 嘘だと思うなら先生に聞いてくれ!」

顔回マジ顔になって曰く、「先生! 先輩の言われてことは真実でしょうか?」

子曰く、「昔の事でうろ覚えだが、そんな事があったかと思う・・・。」

顔回泣きそうな顔をして曰く、「では、先輩!・・・その時に私に『おい、新入り! 腹が減っていれば味わって食べやしないだろうよ! とりあえず腹の中に押し込むのが先決だからな! 高いもの食わしたって、ものの味がわかりゃしねえってことだ! 出された物は、皿以外は何でもいいから感謝して全部残さず食えよ! いいな。』とこんな思いやりの言葉をかけてくれました。 私は今でもその光景を思い出すと、胸が熱くなって涙がこぼれてくるんです。 あの時の先輩の御言葉は、誠ですよね!」

子路曰く、「なにせ昔のことなので、俺もうろ覚えで定かではないが、その時の回(かい)が俺のひもじい頃にダブって見えたんだろう! とにかく、腹いっぱい食わせたかったんだろうな・・・。」

顔回涙ぐんで曰く、「先輩! 私の食べているところを見て、『一杯のかけラーメン』の話をしてくれましたね。 あの話も嘘ではないですよね! ・・・私は、生涯あの時のかけラーメンの味を忘れることが出来ません。 その時先輩は、『幸せの味がする』と言ってくれましたよね! 幸せって何だかわからなかった私が、そのときのかけラーメンを食べている時に、幸せの味がしたんです。 その時、幸せって何だかわかったような気持になれたんです。 このことがあってから私は変わりました。 私が愚直なまでに本音で通して来たのも、その時の御恩を受けてからです! 私は、それ以来ずっと先輩を敬愛しているんです!」

子路困った顔をして曰く、「おい、回! 泣くなよ! ・・・これで涙を拭きな! 鼻はかむなよ!」

神北(かんぺき)曰く、「あっ、金糸ロゴのシャネルのハンカチだ! 先輩、おしゃれ~ぇ!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月7日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート380

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート380」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「回(かい)! その時、俺はお前に怨まれることをしたのか?」

顔回(がんかい)曰く、「先輩!違いますよ。 今でも感謝しても感謝しきれない御恩を感じています。 ・・・私は、その当時の先輩の思いやりの気持ちが嬉しいんです。 それが、私の他の人を思う時の恕の心のものさしになっているんです。」

子路曰く、「そういえば・・・お前、痩せこけて小さい割によく食う奴だったなぁ~。 俺はその位の事しか覚えてないよ。」

顔回曰く、「私は今でもその当時と変わらず貧しい暮しですが、無一文で、食いに行こうと言われても、病院代も払えませんので、返事も出来ずにいました・・・。 そんな私の事を察したのか、先輩は『おい、新入り、金の心配はするな! この子路様が、お前に腹いっぱい食わせてやる。 すぐ出かけるからさっさと起きろ!』と言ってくれました。 私は、人様からこんなに優しい言葉をかけてもらった事が無かったので、思わずベットの布団をかぶって泣いてしまいました。」

子路曰く、「おい、急に湿っぽくなってきたなぁ~。」

顔回涙にむせびながら曰く、「私は、布団から顔を出して、『先輩! まだ先生の講義中じゃないですか。 帰らなくては先生に叱られますよ!』と言いました。すると先輩は、『どうせそんな体で講義を受けても身に入らなきゃ力も出せないだろうよ! 講義は、またの機会もある。 今、飯を食わなきゃ講義どころじゃないぜ。 いいから俺に任せてついて来い!』 ・・・それで、バーミヤンに行ったんです。」

神北曰く、「先輩と回さんとの間には、そんな泣かせる過去があったんですか!」

子路曰く、「神北! そんな美談じゃないぜ! ・・・こいつが、腹が減り過ぎて倒れたものだから、先生が『医者に連れて行け!』と言うので、しょうがねぇ、仕方なく俺が連れて行ったんだ。 ・・・その時先生から、『これで病院代を払ってくれ』と金を渡された。 ・・・俺はその時『どうしようもない新入りが来たなぁ』と思ったが、先生が俺に『子路!顔回は、腹が減っているようだ。 病院の帰りに食事に連れて行き、腹いっぱい食べさせてやりなさい! お金が足りなければ子路が立て替えて、後で私の所へ取りに来てくれ。』と言われたんだ。 その時の先生とのやり取りはよく覚えている。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月6日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート379

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート379」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「子路(しろ)ちゃ~ん、ステキ~、カッコイイ~、ヒューヒュー」

子貢(しこう)曰く、「先輩! 不肖子貢、この仲間との終生変わらぬ友情を良心に誓います。」

神北(かんぺき)曰く、「先輩! 私も同感です。」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「あらあら、男同士の友情っていいわねぇ~・・・寮母もみなさんの仲間に加えてくれないかしら?」

子路曰く、「寮母はダメ!」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「子路ちゃんのいけずぅ~。 も~お~、明日っから子路ちゃんのご飯作ってあげないからね! プンプン!」

子路曰く、「回(かい)! いつまで寮母の真似やってるんだ! お前の存念はどうなんだ!」

顔回曰く、「先輩! 不肖顔回、もうとっくに良心に誓っております。」

子路曰く、「おい回! 隠し事は無しだぜ! 本音で言えよ!」

顔回曰く、「私はいつも本音で話しています。 先輩! 私が弟子になりたての頃で先生の講義中に気を失って倒れた事がありました。 その時、子路先輩が抱きかかえて、近くの病院に連れて行ってくれました・・・。 先輩!その当時の事、覚えていますか?」

子路曰く、「おうよ! お前は、目だけギョロギョロした、痩せこけた貧相なガキだったな。 回よ、何が言いたいんだ?」

顔回曰く、「点滴を受けて寝ている私の側に来た先輩は、『お前、飯食ってないだろう! 腹が減り過ぎて気絶したんじゃないか? 点滴なんかしているより、これから飯でも食いに行かねえか?』。 そう言ってくれました。」

子路曰く、「ああ、思いだしたぜ! それから中華屋へ行ったんだったな! ・・・何という店だったかなぁ?」

顔回曰く、「バーミヤンです!」

子路曰く、「お前、どうでもいいことよく覚えているなぁ~。」

顔回曰く、「先輩! 私には、その時の事が、心に焼き付いて忘れられないのです!」
 
この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月5日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート378

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート378」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「・・・それでなくてさえ、ただ一心に良心に順(した)がい、心の力を信念精進すれば、諸君の霊に宿る巨神は、つまり内座神のことだが、その威力を振い、天の摂理に順応し、自己心中にすくう悪魔も妖怪(ようかい)も、否一切の汚(けが)れしものを巨神の膝下(ひざした)に跪(ひざまず)かせ、諸君を正念(しょうねん)の彼岸に必ずや導いてくれる。 ・・・諸君! かくして人生を虐(しいた)げ人生を悩ます人間世界の煩悶と苦患(くげん)は、立ちどころに雲散霧消し、われらの世界はここに一新される。 諸君の心と霊魂と霊体は燦として輝き元気溌剌(はつらつ)として生気躍動する尊貴至上の人生が顕現(けんげん)されるのだ。 ・・・私の話は以上だ。 御清聴ありがとう。」

子貢(しこう)曰く、「そのようになれるよう努力精進いたします。 先生、御教授誠にありがとうございます。」

子路(しろ)曰く、「俺は、先生の言っていることがまだまだわかっちゃいないが、一つだけは言える。 お互いに目的を一つとする仲間がいることだ。 俺は決めた。 俺の良心に誓う! 俺は終生お前らを俺の弟として、守ってみせるぜ! お前らが何と言おうとな!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月4日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート377

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート377」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「子貢(しこう)! 的を射たいい質問だ! 最後に、それに答えることにしよう。」

顔回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「みなさん! 御静粛に! 今夜、最後の先生のお話ですよ! 聞き洩らさないようにして下さいね! みなさんの寮母より。 では、先生お願いします!」

子曰く、「諸君、そのようになるためには、そもそも自己を陶冶(とうや)することによってのみ目的を達成できうる。 陶冶とは、生まれついた性質や才能を鍛えて練り上げることの意味だが、どんなに生まれついた天の才能があろうと、それが他の人のために役に立たなければ意味を為さない! そのために鍛えて練り上げる必要があるんだ。 自己陶冶の力とは、自己の生命に内在している力だ。 われら、より良き優れし人生に活きるためには、先ずこの尊厳なる生命内在の力を発現することが肝要である。 この力を発現するには、良心に順じて自己の心の鏡を正しく、怠らず清く払拭(ふっしき)することによってのみ、その全能を発揮することができうる。 諸君は、心に心して常に心に良心に順ずる気高き理想と高級なる想像とを強烈に抱いてくれたまえ。 それはとりもなおさず、心鏡払拭に対する唯(ただ)一つの手段である。 ひたむきにただ想え、気高く強く一筋に。 諸君が、仮に人生行路の中途、滔(とう)々たる運命の濁流になげこまるるとも、また不幸病魔の擒(とりこ)となることありとも、夢にも悶(もだ)ゆる勿(なか)れ、怖るる勿れ。 宇宙の昭々たる摂理は、万象(ばんしょう)を恒(つね)に流転している。 されば今日の禍(わざわい)も、やがてまた明日の幸いを瑞祥(ずいしょう)するの兆(きざし)である。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月3日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート376

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート376」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「子路(しろ)ちゃん、イケメンの子貢(しこう)さん、単身赴任の神北(かんぺき)さん、遠慮せずにお飲みになって! 今夜は私がお勘定の半分を持つからね!」

子貢曰く、「回さん! マジに言っているんですか?」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「子貢さんたら失礼ねぇ~ 皆さんはもう知ってると思うけど、これに見覚えがあるでしょう! ・・・これよ!」

神北曰く、「あっ、これ・・・ こないだの一気飲みに成功したときに頂いた全飲食50%オフチケットですね!」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「だから、おあいその半分は私に任せてね! 皆様に日頃の御愛顧のお礼よ! 遠慮しないで召し上がって下さいな!」

子路曰く、「回! なかなか気が利くじゃないか! ・・・誰だ、KYの回と言ったやつは・・・」

子貢曰く、「回さん、申し訳ありません! 只今からは、『空気が読める心遣いの回』に改めさせて頂きます。」

神北曰く、「回さん、申し訳ありません! 私も、只今から、『空気が読める心遣いの回で、KYの回!』と改めさせて頂きます。」

子路曰く、「どっちもKYじゃないか! 紛らわしいなぁ~ ともかく、今夜は祝いの席だ! 大いに飲もうぜ! おい、寮母! ジャンジャン酒を持って来るように京華(きょうか)に言ってくれ!」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「はい、かしこまりました! 子路ちゃん、調子でてきたようね!」

子路曰く、「おうよ~!」

子貢曰く、「先生、せっかくの宴席でご教授頂いて申し訳ありませんが、先ほどの先生のお言葉の中で『根源神なるものは、誠と愛の満ちたる絶対調和の精気である。 従ってこの信念が確固不抜のものとなり得れば、わが命は、求めずとても愛と誠と調和という精妙なる雰囲気の中に活きることになる。 期せずして、愛と誠と調和という聖なる精気は、私の命の隅々まで漲(みなぎ)り溢(あふ)れてくるのだ。』と言われましたが、今一つどのようにしたらその信念が確固不抜のものとなりえるのでしょうか? 最後に教えて頂けますか?」

顔回寮母の声色を真似て曰く、「子貢さん、相変わらず難しい話が好きねぇ~!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月2日水曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート375

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート375」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「神北(かんぺき)よ! 君の心の中の更に内奥にある良心が、表に出ようとしているんだ! 自分を偽ることが出来なくなったのも良心の発露した表れなんだよ!」

神北曰く、「私の良心が表(おもて)に出て来たんですね・・・」

子曰く、「その通りだ。 およそ現象の世界にその生命を生かしつつあるものは、何れも全てが『見えざる実在の力』に依って、その命を保たれて居るんだよ! しかもこの『見えざる実在の力』こそは、世の人の言う『神』又は『仏』にして、また私が言うところの『天』であり、『根源の存在』であるんだ。」

子路(しろ)曰く、「先生! 俺には、さっぱりおっしゃっていることがわかりません!」

子曰く、「子路よ! 知ったかぶりするより、今はわからなくともよい! 何を語っているかわからずともいずれ腑に落ちる気付きが訪れるだろう。 ・・・諸君、人にして若しこの真理に正しく目醒めれば、その人生は、刹那直ちに堅固なる礎(いしずえ)の上に屹然として立てる万里の長城の如き、豪壮なる強さをもつに至るのだ。 かかる自覚こそは、人の命の本体である尊い霊魂の核である根源の光の一雫を、万物一切の根元をなす根源神と、確実に結びつけることになるがためである。 根源神なるものは、誠と愛の満ちたる絶対調和の精気である。 従ってこの信念が確固不抜のものとなり得れば、わが命は、求めずとても、愛と誠と調和という霊妙なる雰囲気の中に活きることとなり、期せずして、愛と誠と調和という聖なる精気は、私の命の隅々まで漲(みなぎ)り溢(あふ)れてくるのだ。 かくして私の心の中の一切の不純、一切の邪悪、一切の弱さと卑しさは、この聖なる気の流れで洗い清められるのだ。」

顔回(がんかい)から拍手がおこる。
「パチパチパチパチパチ・・・」

それにつられて子路、子貢、神北も拍手をする。
「パチパチパチパチパチ・・・」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年2月1日火曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート374

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート374」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子曰く、「諸君! 私は今、我が心の内奥に、この世の全てのものを正しく理解し得る、偉大なる『光り』あるものが宿り居ることを厳かに信ずる。 この『光り』こそは、この世に在る唯(ただ)一つの絶対たる根源神が、わが霊魂の内に与え給(たま)いし慈悲の光の一雫(しずく)である。 又、この「光り」こそは、わが命と根源神を、確実に結びつくるくろがねの鎖(くさり)である。 と、同時に更に天の摂理、人生真理の扉(とびら)を開く秘密の符牒を知るゴールデンキーである。 この『光り』が、わが心の中に燦然(さんぜん)として輝けば、尊しや、根源神は、世の人々のいう『神の啓示』なるものを、量多くインスピレーションによってわれに与えたまう。 そして、その能(あた)わざるなき力を以(もっ)て、、迷いに眩(くら)むわれ等の心の眼(まなこ)を正しく開かせたもう。 この『光の一雫』こそが、人の良心である。 吾は今、この厳(おごそ)かなる法則を、虔(つつま)しやかに行わんがために、心の歩みを根源神と良心に従わせて、ひたすら真と善と美のみの上に運ばせるのだ。 そして、ひたむきにこの『光り』の発現に努めるのだ。 さすればこの妙なる『光り』は、やがてわが心の中に美しき悟りと言う名の気付きの花を咲かせ、その稔(みの)りを豊にして、わが命は常におののく如き歓びに満たされていくのだ。」

神北(かんぺき)曰く、「先生! ますますわからなくなりました・・・ でも、わからないなりに私の胸が何かを感じております。」

子曰く、「そのうずきが、良心のうずきなんだ!」

神北曰く、「はい、良心のうずきを感じます。 ・・・泣きたくもないのに、何かいいしれぬ喜びがわきあがってきます。 ・・・何故かうれしくって涙が出そうです!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月31日月曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート373

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート373」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「神北(かんぺき)! これは先生の受け売りだが、俺に誓うのは筋違いだぜ! お前の中の本当のお前に誓うんだ。 本当のお前に誓えるか?」

神北曰く、「本当の私に誓うとは・・・?」

子路曰く、「俺もそこらへんのことがいまだに良くわからないんだ! ・・・先生に伺ってくれよ・・・俺も先生に尋ねたかったんだ!」

顔回(がんかい)寮母の声色を真似て曰く、「皆さん、ずいぶんと難しい話をされているのね!寮母、話の中に入れな~い!」

子貢曰く、「先生がよくおっしゃるもう一人の本当の自分とは、真我(しんが)とも神我(しんが)とも内にある神とも呼んでおられるものですね!」

子曰く、「そのとおりだ! わかりやすく言えば、諸君や私の中に宿る良心のことだよ!」

神北曰く、「私の中に宿る良心のことですか!」

子曰く、「そうだ! 神北の心の中に在る良心に誓いを立てるということだよ。」

神北曰く、「もう少し御説明をお願いできますか?」

子曰く、「子路も良く聞きなさい! およそ人間の心の奥には、幽玄微妙(ゆうげんびみょう)はたまたおしはかることが出来ない一大心界があるんだ。 しかも、この心界は、森羅万象の創造の力と通じている。 人の多くは、この崇高なる心界が、まさか、我が命の中にあるとは気付いていないんだよ。 知らないものだから、徒(いたず)らに、心の一部に存在する低列低級なる心意にのみこの人生を委(ゆだ)ねているがために、二度と生まれ変わることのできないこの時をこころならずも価値なき苦しみと悶(もだ)えとを招いているのだ。 本当の我とは、心でもない、肉身でもないんだ。 つまり、人の霊魂だ。 これは、皆もすでに知っていることと思う。」

神来て曰く、「さきほど、先生は、『もう一人の本当の自分は良心だ。』と言われましたが、霊魂が良心なんでしょうか?」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月30日日曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート372

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート372」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

神北(かんぺき)曰く、「お見それしました! では、もう先輩は、私の氏素性を全て知っていた上で、今までお付き合いをしていてくれたということですか?」

子路(しろ)曰く、「お前がそういう目的でここに来たかは、俺は知らなかった。 お前の氏素性など俺にとってはどうでもいいことだからな! ただし、私利私欲で、また公のためと言えども、先生を利用したり、コケにしたり、ないがしろにする輩(やから)は俺は絶対許さない!」

神北曰く、「はい、先輩を側で見ていて、大切にされていることが良くわかりました。 回(かい)さんも子貢(しこう)さんも同じ気持ちでいることもよくわかりました。 私は、孔子塾を見くびっていました。 ・・・先生は、慈愛の心で門弟と接し、弟子は先生を尊敬と同時に親しみを持っております。 師弟がお互いに信頼の絆で結ばれておられる・・・ 私もその仲間に入りたいのです。 もうこれ以上自分を偽ることが出来なくなりました。 カミングアウトではありませんが、偽らざる本心です。 先輩! 私を先輩の友人のはしくれに加えて頂けませんか? 私は、先生、先輩、回さん、子貢さんのこの四人とどこでどうなろうとも真の弟子として、真の友人として終生の契りを結びたいのです。」

子路曰く、「俺は、口先だけの奴は大嫌いなんだ。 口ではなんとでもお上手が言える。 いざ、生死がかかると保身を考え、人を簡単に裏切るものだ! おい、神北よ! お前、先生のために、俺たちのために命をかけられるか? どうだ、本音で答えてみろ!」

神北曰く、「先生の述べられている御言葉を拝借するならば、『朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可(か)なり。』です。 私は、朝、真の友人を共に得ることが出来るならば、昼間に真の友情の絆を確かめ、その日の夕方に死んでも本望です。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月29日土曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート371

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート371」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子路(しろ)曰く、「そうかい! それがどうしたんだ。」

神北(かんぺき)曰く、「はい! 私は、衛の国の内務大臣である祝鮀(しゅくだ)の命を受けて、孔子先生に近づきました。 その目的は、内々で先生に祝鮀の政治顧問になって頂く事です。 そして、孔子塾の弟子の中でこれはという人物をピックアップして、まず一人、内務大臣の側近として送りこんで頂くことが祝鮀の希望です。 その命を仰せつかり、孔子塾の弟子の中で最も実力と影響力のある子路先輩に近づいたのです。 この店で最初に出合った時に先輩と私の利害と思惑が一致して、私は運良く子路先輩の口利きで、弟子になり、塾に潜入することができました。 先生と面識を得ることができましたが、神北は先輩に付けて頂いた名前ですが、先生やお弟子の方々が素晴らしい方なので、このまま騙し続けることに良心の呵責(かしゃく)を感じていました。 この場で先輩を騙していたことを謝りたいのです。」

子路曰く、「おい、神北! いや、祝! 俺を見くびるなよ。 俺は、貴様の素性はとうに知っていたぜ! ・・・貴様を先生に紹介した日に、お前は、カッコつけて宮中で仕える者の衣装を身につけてきたことはおぼえているよな!」

神北曰く、「はい、おぼえています!」

子路曰く、「あんなド派手な格好しやがって・・・ 普通の者なら、あんな真似はしやしないぞ! ・・・『神北、うさんくさい奴だ。 よし、お前の正体を暴いてやろう』と思って、次の日、俺はお前と二人でここで飲んだ後、お前の後をつけたんだよ! ・・・お前はある商家の裏口から入って行ったの見て、次の日に、その商家の主(あるじ)に会いに行ったんだ。 ・・・『孔子塾の門人で子路というものだ。』と名を名乗ったら、主人は俺のことは、噂で知っているらしく、快く応接してくれた。 そして、主人と二人で世間話も含めて、お前のことを聞いたら、他言無用ということで話してくれたぜ! お前、祝鮀の娘婿だってな。 周りの者から大臣の娘の婿養子に間違われることが、ことの他嫌がっているそうじゃないか。 その話が出ると急に顔色が変わって不機嫌になると主人が話してくれたぜ!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月28日金曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート370

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート370」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

子貢(しこう)が人形の後ろにあるスイッチを入れる・・・オルゴールの音で曲がゆっくり流れる・・・

神北(かんぺき)曰く、「これ、どこか懐かしい感じがしますね! ・・・懐メロですか?」

子貢(しこう)曰く、「先輩これ、男性歌手の・・・『ひろみ郷』ですか?」

子路(しろ)曰く、「・・・無言。」

子曰く、「これはね・・・『空に太陽があるかぎり』という曲名で、浜口庫之助が作詞作曲してものです。 かれこれ40年も前に『にしきのあきら』が歌って大ヒットした曲だね。 私も20代で、居酒屋の帰り道、この歌をよく口ずさんだものです。」

神北曰く、「へぇ~、ずいぶんおくわしいですね!」

子曰く、「最近はカラオケ店に行ってはいないがね! 私のカラオケのレパートリーの一つで、私の中ではこの曲は、昭和の歌謡史に残る名曲の一つにあげている。 『スターあきらにしきの』になりきって歌ったものですよ!」

顔回(がんかい)曰く、「子貢君! 神北君! せっかくだから先生と先輩で一緒に歌ってもらいましょうよ!」

子路急に赤い顔になって曰く、「・・・無言。」

子貢曰く、「まだ先輩も我々も飲みが足りませんから、先輩の調子が出てきましたら後で歌を御披露してもらいましょうよ!」

神北曰く、「そうですね! もう少し飲めば先輩もいつもの調子に戻りますよ!」

子貢曰く、「そうそう! ・・・神北君、先輩に話があるんでしょう? この際ここでカミングアウトして下さいよ! ・・・回さんも聞いていないでしょうから・・・」

神北曰く、「はい・・・それでは、告白します。 ・・・私は、神北ではありません。 ・・・本名は、歓迎(かんげい)、名字は祝(しゅく)です。 衛(えい)の国から来ました。 どうぞよろしく!」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風

2011年1月27日木曜日

論語と算盤と天風哲学と電卓~論語創作ものがたり パート369

諸君元気ですかい、天意天風であります。
本日の一日一話。
天風人語のテーマは「論語(ろんご)と算盤(そろばん)と天風哲学(てんぷうてつがく)と電卓(でんたく)〜論語創作ものがたり パート369」だ。

諸君、昨日の引き続きであります。

顔回(がんかい)曰く、「先輩! 『“こ”の一番』はただの下足札です。 私が預かっただけで、先輩の靴が入っている下足札ですから、渡しただけです。 『“こ”の一番』の札に何のいみもありません。」

子貢(しこう)曰く、「・・・それでは先生、プレゼントを開けて下さいませんか・・・私も早く見てみたいです。」

子曰く、「そうだな! ・・・では、開けることにしよう!」

先生は、プレゼント用のリボンのひもをほどき、四越の包み紙を破らないように丁寧に開けた。
中の箱をテーブルに置いた。

続けて子曰く、「では、あけますぞ! 心の準備はよろしいか・・・ スリー、トゥ、ワン、オープン!」

顔回どんぐりまなこを大きく開いて曰く、「これは・・・新型ガンダムですか?」

子貢曰く、「回さん! これは男性の人形ですよ! しかもオルゴールが付いています。」

子、人形を箱から取り出してテーブルに置いて曰く、「子路(しろ)、プレゼントをありがとう! この人形は、若い頃の私の顔に似ているようだ。」

子路曰く、「・・・無言。」

神北(かんぺき)曰く、「この人形は、かなりイケメンにできてます! 先生も若い頃はイケメンでカッコよかったんですね!」

子曰く、「自慢じゃないが、かなりイケてたと思うよ!」

子貢曰く、「先生、人形に何か書いてありますよ!」

子曰く、「私は老眼だ。 ・・・子貢、ここへ来て読んでくれないか。」

子貢曰く、「はい・・・不肖子貢代表して読ませて頂きます。 ・・・ンン(咳払いの音)・・・それでは・・・愛してる(愛してる)、とっても(とっても)・・・愛してる(愛してる)、本当に(本当に)・・・愛してる(愛してる)、いつまでも・・・空に太陽がある限り・・・君と僕は、君と僕は二人で一人・・・愛してる(愛してる)、愛してる(愛してる)、空に太陽があるかぎり・・・以上です。」

この続きは明日また・・・。 
今日一日、真我とともにあらんことを

天意天風